コーヒーの歴史
投稿日:2017年6月28日 更新日:
コーヒーの起源にはいくつかの説があるのですが、9世紀頃のヤギ飼いの少年カルディの説は有名なのでご存知の方も多いかと思います。
カルディは東アフリカのエチオピアに住む少年で、ある日飼っていたヤギ達が妙に興奮していることに気づいたそうです。興奮は夜になっても治まらず、調べてみると丘に生えている赤い実を食べたからだとわかる。
↑これを食べて覚醒したヤギさん。カルディも食べてみたところ、やはり覚醒した。
お寺で修行をする僧侶たちが、この話を聞いてたちまち赤い実を食べたところ、やはりヤギやカルディと同様の効果が見られ、夜の修行が辛くなくなったそうです。
なるほど、コーヒーをはじめ海外の輸入食品を扱うお店「KALDI」の名前の由来はここから来てるようですね。
赤い実が生えるコーヒーの木を日本では「コーヒーノキ」と呼びますよね。赤い実に限らず紫の実や黄色い実も生やし、この実の種がコーヒー豆です。(実の色が違っても味は一緒です)基本的には栽培のしやすさを考えて2メートルくらいに育てるのですが、野生のものだと10メートルになるものもあります。
以前、コーヒーを種から育ててみたいと思って調べてみたのですが、30度以上の環境で育てることが必須!みたいなことを聞きました。僕の住む北海道では30度以上になることはそうないので育ててません(汗)
ちょっと脱線しましたが、ヤギ飼いのカルディのお話と同じ時期の9世紀ごろ、もう一つ歴史があるとされていて、アラビアの医師が文字による記録を残していたそうです。コーヒーの薬理効果が記されており、コーヒーの種(豆)の煮出し汁を患者に飲ませたところ、消化を助ける作用、心臓の働きを促進する作用、利尿作用があったと記録されていたそうです。
日本に初めてコーヒーが入ってきた時期の詳細は不明なのですが、1700年頃に長崎の出島にあったオランダ商館に持ち込まれたのが最初では?と言われています。
