スターバックス

スタバのコーヒー豆「ハウスブレンド」をオススメしない理由を正直に述べる

投稿日:2018年3月1日 更新日:


スターバックスより長いあいだ販売され「多くのファンに愛されている」かどうかは別として、スタバで売っているコーヒー豆の中では一番人気の「ハウスブレンド」。僕はスターバックスでほぼ毎日コーヒーを飲んでいるので、ハウスブレンドを飽きるほど飲んできた。

ただ店舗に設置されているマシンで抽出するのとハンドドリップ(スターバックスではプアオーバーと呼ぶ)では味わいのなめらかさや口当たり、舌への馴染み方が大きく異なるので、今回はこのハウスブレンドをコーヒー豆の状態で購入して自宅で淹れてみた。

ただ淹れるだけでは面白みに欠けるので、4つの抽出器具のなかでどの器具がもっとも美味しく飲めるのかも検証してみた。あなたの手持ちの器具では「こんな味になるのかな」と参考にしてもらえればうれしい。

スターバックス一番人気のコーヒー豆「ハウスブレンド」


▲価格 1,050円(250g)
※100gあたりの価格は420円

創業当初から販売されているブレンド豆で、ナッツやココアの味わいが感じられると公式サイトには記されている。焙煎度合いは「スターバックスロースト(中深煎り)」。味わいのバランスを重視したブレンドらしいブレンドコーヒー。

生産地:ラテンアメリカ
加工方法:水洗式
キーワード:RICH(豊かな)
LIVELY(いきいきとした)
風味 酸味:MEDIUM
コク:MEDIUM

出典:スターバックスコーヒー

全体の4分の1にもおよぶ驚愕の欠点豆

さっそく袋からコーヒー豆を取り出すと、粉々に砕け散ったコーヒー豆や割れたり欠けたり風味を損ねる欠点豆が尋常じゃない量、混入している。僕が普段買うコーヒー豆屋さんでは、正直欠点豆が入っているのを見たことがないので、ハンドピックに大変な時間と労力を要した。


▲欠点豆をすべて取り除くと実質、抽出に使用できるコーヒー豆は187.5g。

100gあたりの価格は560円と平均的な豆の値段だが、ほかのコーヒー専門店で購入すればハンドピックをしなくて済む。加えてスターバックスは現状、日本に焙煎設備がないのでアメリカで熱風焙煎したものを船便で運んでくる。焙煎から1ヶ月は経過した豆なので鮮度面でも決してオススメできる豆ではない。

ハウスブレンドを4つのコーヒー器具で飲みくらべ


▲(右から)ハリオV60ドリッパー
・ハリオ製ウッドネック ネルドリッパー
・bodum製フレンチプレス
・カリタ3つ穴ドリッパー

今回は、まずペーパードリップの定番であるハリオV60で抽出して飲んでみて、さらに美味しく面白く飲むために、ほかの3つの器具を厳選した。

こんな感じで豆を挽いたりしました

焙煎度合い:スターバックスロースト(中深煎り)

豆の挽き具合:やや細挽き(カリタ・ニューカットミル:ダイヤル2にセット)

豆と湯の量:16g 160cc

お湯の温度:85℃

その他コーヒー器具:タカヒロ製コーヒードリップポット雫 0.9L

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ハリオV60ドリッパーで抽出

スターバックス ハウスブレンドの風味を5段階でみる

カリタニューカットミルでやや細めに挽いたスターバックスのハウスブレンドに、タカヒロ製ドリップポット雫を使ってお湯を静かに落としていく。

すると、ナッツのような芳ばしい香りとキャラメルのような甘い香りがほんのり感じられる。丁寧にハンドピックを行った甲斐あって香りは悪くない。

さっそく一口飲んでみると、苦味や甘み、酸味といった味の要素が均一のレベルでバランスが取れた味わい。スターバックス一番人気のブレンドというのも頷ける納得の味わいだ。

クセがなく飲みやすいといえば飲みやすいが、特徴のない味わいなので100gあたり560円というお金を出して買う理由はとくに見つからない。

コクも浅めで飲みごたえにいまひとつ欠け、ハンドピックで欠点豆は取り除いているので雑味こそ目立たないが、旨味も今のところ見つからない。

ひとまず次にカリタ3つ穴ドリッパーで抽出してみよう。あっさり目の味わいに抽出しつつ旨味を引き出すことに優れている有能なドリッパーだ。

カリタ3つ穴ドリッパーで抽出

スターバックスのハウスブレンドをカリタ3つ穴ドリッパーで抽出すると、嫌味のないすっきりした味わいに。

もし、ギフトなのでこのハウスブレンド貰ったなら、ハリオよりもカリタドリッパーで抽出したほうが穴の数が多い分、お湯が落ちるスピードも早いためスッキリ目の飲みやすい一杯に作れる。

残念ながら甘みや旨味といった喜びの要素はほとんど感じられない。先述したとおり品質の良いコーヒー豆ではないので過度な期待はできないが、とことん買う理由が見つからないコーヒー豆。

店頭でも残り一つの在庫を購入してきたのだが、何故こんなに売れるのか正直、不思議だ。リワードチケット消化のために無理やりハウスブレンドを選んでいるのだろうか。

旨味などの要素がないので飲み進めていても面白くなく味に飽きてしまう。通常であれば温度変化によって別の味の要素が浮き出てきたり、コーヒーが冷めて甘みが増したりするのだが、スタバのハウスブレンドにはそういう嬉しい楽しい要素が感じられない。

キャラメルのような香りがドリップ時には感じられただけに残念な気持ちでいっぱいだ。

より面白い味わいを求めて、次はフレンチプレスで抽出してみよう。パイクプレイスローストのような野性味あふれる風味に化けることを期待してみる。

フレンチプレスで抽出

スターバックスのハウスブレンドをフレンチプレスで抽出すると、ローストナッツやアーモンドの風味が強く感じられ、豆本来の旨味を最大限に引き出してくれる。

ペーパードリップでは感じなかったコーヒー豆の奥に潜む旨味がしっかりと抽出され、今までで一番飲みごたえのある一杯になった。

正直、美味しいか不味いかと言われれば後者だがスターバックス店舗で飲む一杯よりかは格段に美味しい一杯といえる。

良くも悪くも豆本来の味わいを最大限に抽出するフレンチプレスを、もしまだ持ってなければ値段も手頃なのでひとつ持っておくことをおすすめする。

カップの底に溜まったコーヒーオイルや微粉が入り混じった最後の一口はフレンチプレスならではの醍醐味。ペーパードリップでは絶対に味わえない一口で僕はこれが大好きなのだ。


▲フレンチプレスはこの最後の一口が醍醐味。ザラついた舌触りは好みが分かれるが僕はこれが大好きだ。

最後にネルドリップで抽出してみよう。全体的にあっさり目の抽出でここまで来たので、少しまろやかに仕上がれば狙い通りだ。

ネルドリップ抽出

スターバックスのハウスブレンドをネルドリップ抽出すると、濃厚でまろやかな口当たりの一杯に。

ペーパードリップで抽出したときよりも舌によく馴染み、なめらかな口当たりになる。

わずかながら旨味も抽出されるため、この結果からスターバックスのコーヒー豆はペーパードリップで飲むのには向いていないと感じた。

あっさり目のコーヒーを楽しみたいなら別のコーヒー豆をおすすめしたい。スターバックスのコーヒー豆をあっさりと抽出して飲むと本当にペラペラの薄い味わいで何の楽しみも感じないだろう。

まとめ

スターバックス一番人気のコーヒー豆「ハウスブレンド」を豆本来の風味を楽しみながら飲むにはフレンチプレスを使った抽出がおすすめ。コーヒーオイルや微粉がもたらす旨みやザラついた特有の舌触りはペーパードリップでは感じられない体験ができる。そして4つの抽出方法のなかで一番飲みごたえのある一杯だった。

また濃厚な味わいでなめらかな口当たりの一杯を楽しみたければネルドリップ抽出を行うといい。こちらはすっきり目でクリアな味わいに仕上げながらも濃厚でまろやかな一杯を楽しめる。

しかしハンドピックの手間や風味の品質を考えると、やはり100g560円という価格は妥当と言い難い。

いきなり100g数千円の豆を購入しろとは言わないが、スターバックスのハウスブレンドにお金を出すのは賢明といえない。僕がおすすめするコーヒー豆は全国各地の様々なコーヒーを飲んできた中で厳選したものだ。

そんな美味しいコーヒー豆たちを、わかりやすくランキング形式で別記事にまとめたので、美味しいコーヒー豆選びの参考になればうれしい。


コーヒーブロガー山口が厳選する本当に美味しいオススメのコーヒー豆


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プロフィール

こんにちは!

1日に最大14件のカフェをハシゴするくらい、コーヒーやカフェ巡りが好きなコーヒーブロガー山口です。

上の写真のとおり焙煎経験もありますが、僕はカフェオーナーでもなければ、カフェでのバイト経験すらありません(笑)

ただのコーヒー好きです。

いろんなコーヒーを飲んできた僕の経験が少しでも多くの人のためになればと考えて当ブログを開設しました。

コーヒー豆の通販サイトで買える「100gで16,200円もする超高級コーヒー豆」や「100gで700円以上のチョット高級なコーヒー豆」などのレビューをしています。

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また、北海道をはじめとする全国にあるカフェのレビューや、コーヒー関連のニュースも配信中。