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スタバのフラペチーノの歴史|フラペチーノという名前は別の会社が考案したもの

2019年8月14日

こんにちは、年間365杯以上スタバで飲んでいるブロガーの山口です。

僕がスタバでおもに飲むのは「フラペチーノ」ですが、実はこの「フラペチーノ」という名前を考案したのは、スタバではない別の会社です。

 

本記事では、

  • スタバの「フラペチーノ」の歴史(フラペチーノはどうやって誕生したのか?)
  • フラペチーノという名前を考案した会社とは?

上記にフォーカスします。

 

結論から言うと、フラペチーノはアメリカ・ボストンの「ザ・コーヒーコネクション」という会社を買収した際、同社から引き継いだフローズンドリンクです。

ただ、ドリンクの中身は全く異なるもので、現在スタバで売られているフラペチーノは、「ドリンクの味はスタバが開発して作り出したもの」、「フラペチーノという名前はザ・コーヒーコネクションが考案したもの」と組み合わさって完成しています。

 

なので、「フラペチーノという名前はスタバが考案した」と一部で伝えられていますが、これは違います。

スタバの商標登録商品であることは確かですが、フラペチーノはスタバが考案した造語ではありません。

 

まずは、フラペチーノの歴史や、ザ・コーヒーコネクションについて、そして上記のフラペチーノの名前についても掘り下げていきます。

スタバのフラペチーノの歴史

先ほどもお伝えしたとおり、スタバのフラペチーノは、もともと「ザ・コーヒーコネクション」というボストンのコーヒーチェーンが1992年に発明したドリンクです。

この会社をスターバックスは1994年に買収していて、フラペチーノも同時に引き継ぎました。

 

フラペチーノの名前ですが、もともとは「フラプチーノ」という名前で、これは"フラップとカプチーノとの融合"が名前の由来になっています。

 

フラップとは、ファミマなどで売られている、あの「フラッペ」のことです。

フラッペは、牛乳に甘味料などを加えて作る「ミルクセーキ」にアイスクリームを添えたフランス生まれのスイーツです。

これにちなんで、当時のアメリカでは、かき氷にアイスクリームや果物などを添えたものを「フラップ」と呼んでいました。

このフラップと、イタリア生まれのカプチーノが融合したフローズンドリンクが「フラプチーノ」です。

 

日本ではフラペチーノと呼ばれますが、アメリカなどでは現在も「フラプチーノ」と呼ばれ、むしろこちらが正式名称となります。

ただ、ややこしいので、ここからは「フラペチーノ」に統一して書きます。

スターバックスの経営陣はフラペチーノを販売したくなかった

「本当に美味しい深煎りコーヒーを顧客に提供することがスターバックスの使命のひとつ」と考えていたスタバの経営陣はフラペチーノのことを"ファーストフード店のシェイクのようなもので、コーヒー愛好家に喜ばれないドリンク"だと考えていました。なので、

「夏場にも売れるフローズンドリンクを開発して欲しい」とスターバックスの社員は経営陣に要求していたのですが、これに応じませんでした。

スタバの競合店では「グラニータ」がバカ売れ

要求却下された社員が勤めるカリフォルニアのスタバ周辺では「グラニータ」という、凍らせたコーヒー+砂糖+アイスコーヒーで作る冷たいドリンクが暑い時期に飛ぶように売れていました。

グラニータはイタリア・シチリア生まれのスイーツで、コーヒーだけでなくジュースなども凍らせて楽しまれます。

 

当時、スタバにはアイスコーヒーなどはあるものの、グラニータのようなフローズンドリンクは提供していませんでした。

なので、スタバに来るお客さんは「スタバにはグラニータのようなドリンクがない」と分かると、別の競合店に流れていってしまったのです。

 

もし、僕が上記のような光景を毎日見ていたら、やはり「この店舗でもグラニータのような冷たいドリンクを売りたい」と強く感じると思います。

 

ですが先ほどもお伝えした通り、スターバックスの経営陣からは、グラニータのようなドリンクの開発は反対されます。

特に強く反対したのが、スタバの元CEOハワードシュルツでした。

しかし、「顧客のニーズがある以上、フローズンドリンクの開発に取り組むべきだ」と周囲の声も強くあったため、シュルツは渋々開発を許可します。

後に、「これは正しい判断だった」とシュルツ自身、語っています。

スタバのフラペチーノはこうして生まれた

今では、発売と共に長蛇の列ができるほど売れているスタバのフラペチーノですが、開発当初は「飲めたもんじゃない」ドリンクだったといいます。

というのも、記念すべき最初のフラペチーノは「コーヒーフラペチーノ」だったのですが、このドリンクの開発をしていた当初は液体のコーヒーではなく粉末のコーヒーを使っていました。

なので、「粉っぽくて最悪の食感だった」と、スタバの元CEOは述べています。

 

それからスターバックスは開発を重ねて、粉末コーヒーから液体コーヒーに変えます。

さらに、フラペチーノをフローズンドリンクサーバーを使用して販売するか、ミキサー(ブレンダー)で作って販売するかを南カリフォルニアの12店舗で実験します。

さらに、実験範囲を拡大して市場調査を行ったところ、圧倒的にミキサーで作ったフラペチーノの人気が高く、シュルツ自身も「おいしい」と述べています。

こうして、現在のようなミキサーで攪拌するコーヒーフラペチーノが誕生しました。

補足:スタバで使っているミキサーは「VITAMIX(バイタミックス・ヴィタミックス)サイレントブレンダー」

スタバで使っているミキサーは、VITAMIX(バイタミックス・ヴィタミックス)サイレントブレンダーというもので、型番は「VM0145」という業務用モデルになります。

楽天なので販売されているのは家庭用ですが、上記は消音仕様にカスタムされています。

なので、値段も上記は300,000円前後とかなり高額ですが、家庭用は値段をグッと安く抑えてあるので、日本でもめちゃめちゃ売れています。

ザ・コーヒーコネクションが発明したフラペチーノは、今のフラペチーノとは別物

ザ・コーヒーコネクションが発明したフラペチーノは、半シャーベット状の冷たい飲み物で、下記のようなフローズンドリンク用のサーバーに入った商品でした。

よくファミリーレストランなどで見かけるドリンクサーバーですよね。

ザ・コーヒーコネクションが発明したフラペチーノは、上記のようなドリンクサーバーに入って売られていました。

現在のスタバのフラペチーノとは異なる商品ですが、それでも美味しいと大人気だったので、ザ・コーヒーコネクションはフラペチーノ発売後、約2年で店舗数を約2倍の23店舗まで拡大させるまでに成長しました。

そして、このタイミングでスターバックスから買収を持ちかけられます。

スタバの元CEOは「フラペチーノ」という名前にかなり惚れ込んでいた

スタバの元CEOハワードシュルツは、ザ・コーヒーコネクションのフラペチーノについて、「フラペチーノという製品自体は気に入らなかったが、名前は素晴らしい」と述べています。

フラペチーノの名前は先ほどお伝えした通り、フラッペとカプチーノを組み合わせた造語ですが、イタリアのエスプレッソ文化を心から愛していたシュルツにとって「フラペチーノ」という言葉の響きに、かなり強い思い入れがあったのではないかと思います。

 

製品が気に入らなかった理由については繰り返しになりますが、シュルツはコーヒー1本でスタバ運営をやっていく気だったからです。

そんなシュルツにとってフラペチーノは邪道なドリンクに思えたのだろうと。

ザ・コーヒーコネクションのフラペチーノをスタバが改良したわけじゃない

ここも混同されそうなので補足しておくと、スタバがフラペチーノ開発に取り組んだのは1993年です。

ザ・コーヒーコネクションを買収したのは1994年6月なので、「ザ・コーヒーコネクションのフラペチーノをスタバが改良して世に出した」わけではないです。

ザ・コーヒーコネクションのフラペチーノは、現在のフラペチーノに至るきっかけを与えた可能性はありますが、「ザ・コーヒーコネクションのフラペチーノをスタバが改良したわけじゃない」ことは、お伝えしておきます。

結論、フラペチーノはスタバとザ・コーヒーコネクションが生み出したもの

と言えます。

スタバが改良に改良を重ねてフラペチーノを美味しくしたから、今みんなに愛されているフラペチーノになりました。

そして、スタバの元CEOが言うように「フラッペの冷たい感じとカプチーノのコーヒーらしさが融合した見事な名前」です。

フラペチーノという名前は覚えやすいし、一度聞いたら忘れない、耳に残る特別な名前だと個人的には感じます。

フラペチーノの存在は、コーヒーに興味がない人もコーヒーを知るきっかけに

コーヒーに興味がないと多分「アラビカ種100%」と言われても、ピンと来ないと思います。

僕もコーヒーについて、あまり深く学んでいなかった時は「アラビカ種」「ロブスタ種」の違いもよくわかりませんでした。

なので、スタバは「エスプレッソアフォガートフラペチーノ」などを通じて、コーヒーを上手にみんなに広めていると感じています。

 

「エスプレッソアフォガートフラペチーノ」の商品情報などを読んでいると、コーヒーに興味なくても、コーヒーの事を少しは知るきっかけが生まれますし、エスプレッソやリストレットなんて言葉も出てきます。

コーヒーが好きな僕としては、こうしてコーヒーの話題が世間に広まっていくことを嬉しく思います。

 

そして、今後はコーヒーの「味」について多くの人がこだわる時代に突入していくと僕は予想しています。

まずいコーヒーを美味しいかの誤魔化して消費者を欺くようなお店は淘汰され、本物しか残らない。。

そんな時代が来れば、必然的に美味しいコーヒーを飲める確率はアップするので、イチ消費者としては嬉しい限りです。

まとめ

最後に少しコーヒーの話になりましたが、まとめます。

  • Q:スタバの「フラペチーノ」の歴史(フラペチーノはどうやって誕生したのか?)
    A:ドリンクの味や作り方は、1993年よりスタバが開発を進め、現在のフラペチーノに至る
    A:フラペチーノという名前は「ザ・コーヒーコネクション」というコーヒーチェーンより1994年に引き継ぐ
  • フラペチーノという名前のドリンクを発明した会社とは?
    A:ボストンにあるコーヒーチェーン「ザ・コーヒーコネクション」

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