200gで32,400円の超高級コーヒーを飲んだり、自分で焙煎(ばいせん。生豆を焼くこと)も行うコーヒーブロガー山口が、可否茶館(かひさかん)で「マンデリン」を飲んでみたので感想を正直に述べます。
こちらのお店は、焙煎したての高品質な豆を取り扱っていることで知られ、焙煎したて・挽きたて・淹れたてのコーヒーをその場で飲めることでも有名です。
コーヒーの味を決める超重要な要素である焙煎ですが、こだわりの直火焙煎が行われているそうで、僕の期待は大きく膨らんです。
小樽に焙煎工場を持つ「可否茶館」は僕の住む函館にはないが、札幌駅や札幌近辺にあるイオンなどに入っているので、北海道に住んでいたり頻繁に旅行に来る方は一度くらい目にしたことがあるかもしれません。
可否茶館 イオン苗穂
僕が今回訪れたのはイオン苗穂に入っている可否茶館。こちらのお店はコーヒー豆の販売と合わせて、テイクアウトコーヒーの提供も行っている。
▲お店の席数は10席ほど。
出典:食べログ
数種類のストレートコーヒーが用意されている。僕は初めて訪れるお店でコーヒーを飲む時は自分の一番好きなコーヒーを飲むようにしています。
僕にとってマンデリンは一番飲んでいる銘柄であり、もっとも味を知っている銘柄なので、マンデリンを飲めばそのお店のコーヒーの全体像が浮かび上がってくる。
可否茶館のマンデリン
電動ミルで中挽きにされた可否茶館のマンデリンが、ハリオV60ドリッパーにセットされ、カリタのコーヒーポットで丁寧にハンドドリップされます。
注文したマンデリンは熱したカップに注がれ、熱々の湯気を立てて運ばれてくる。
僕はカップを覗き込むように香りを嗅ぐと、苦味を思わせる香ばしさと、酸味を思わせる香りが立っている。
マンデリンの風味を5段階でみる
味の感想
さっそく一口飲んでみると、あっさりとした味わいで苦味はやや強め。酸味や甘み、コクやボディ感といった要素があまり感じられません。
正直、満足度が極めて低いコーヒーで「豆を購入して自宅でも楽しみたい」という気持ちにならなかった。
よく言えばすっきりしたコーヒー、悪く言えばただの薄いコーヒー。にもかかわらず後味に少しクドさが残るのも気になりました。
飲みやすいといえば飲みやすいが、特に豆を購入する理由は見当たらない。
単純に、使ってるコーヒー豆の量が少ないのかも知れませんが、可否茶館のマンデリンを美味しいコーヒーだとは感じません。
豆本来の風味などもほとんど感じられず、熱風式焙煎された豆にありがちな中身のないスカスカ感。
可否茶館では直火焙煎をしているそうですが、直火特有のスモーキーで芳ばしい香りも感じられなかったのが残念でした。
豆を購入して一番おいしかったコーヒーは?
僕はこれまで、冒頭でも述べたようにコーヒー豆200gで32,400円という常軌を逸した値段のコーヒーを飲んだり、セブンイレブンの超激安レギュラーコーヒーなど、いろいろと飲んできた。
そんな僕が自信を持っておすすめできるコーヒー豆は、別記事にランキング形式でまとめたので、おいしいコーヒー豆選びの参考にしてもらえるとうれしい。
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