200gで32,400円という値段の超高級コーヒーを飲んだり、おいしいコーヒーを飲むために焙煎(ばいせん。生豆を焼くこと)も行うコーヒーブロガー山口が、コメダ珈琲店で販売されているプレミアムなブレンドコーヒー「コメ黒」を飲んでみたので、感想を正直に述べます。
このコメ黒は、2018年2月から登場した新しいドリンクメニューで値段は500円(店舗によっては520円)と、普通のカフェ並み。
コーヒーフレッシュと砂糖の両方をいれて飲むコメダ伝統の「ブレンドコーヒー」に対し、「コメ黒」はブラックで飲むコーヒーとして作られている。
お店のメニュー表には「そのままストレートでお飲みください。」と書かれており、飲み方のレクチャーも。
使われているコーヒー豆は、ブラジル豆の最上級グレードをベースに、華やかで香り高いキリマンジャロの豆がブレンドされ、上品な酸味と深いコクに、華やかな甘い香り、そしてすっきりとした後味を、絶妙なバランスに仕上げたそうです。
そんなコメダ珈琲店の「コメ黒」をさっそく注文してみました。
コメダ珈琲店の「コメ黒」を飲んでみた
「コメ黒」の風味を5段階でみる
コメダ珈琲店で注文した「コメ黒」が熱々の湯気を立て、店員さんの手によって運ばれてくる。
テーブルに置かれた瞬間、黒蜜のようや甘みを含んだブラジル豆の芳ばしい香り、キリマンジャロのフルーティーで華やかな香りが広がります。
その香り高さは思わず「うわ、いい匂い」と言葉を発してしまうほど。
飲んだことがある人はわかると思うが、通常のブレンドと比べて香りが格段に良く、コーヒーの色も濃厚な仕上がりです。「コメ黒」は見た目からして美味しそうなオーラを放っている。
さっそく一口飲んでみると、ほどよい苦味と黒蜜のような優しい甘みが口に広がり、ほのかな酸味が味全体に厚みを加えている。
ほどよいコクもあり、パンにも負けない強いボディ感がある。まるでネルドリップで抽出したようなまろやかさを感じます。
一口、また一口と飲むたびに豆本来のフルーティーで華やかな香りが鼻から抜けていき、心地良い気分に浸ることができる一杯です。
濃厚な味ながらも後味のキレがよく、しつこさやクドさを感じさせない。
普段モカやイルガチェフェなどのフルーティーなコーヒーを飲んでいる人にも、ブラジルやコロンビア、マンデリンなどを骨太で重厚な味のコーヒーを飲んでいる人にも愛されそうな味。
そして、この「コメ黒」はモーニングセットの厚切りパンとバターとの相性が抜群に良いので、午前11時までに入店して一度試してほしい。
正直、コメダ珈琲店でここまで感動するとは僕も予想していなかったが、コメ黒はなかなか美味しいコーヒー。
ただ、この豆だけは販売されていないのが非常に残念でならない。
コメダ珈琲店で飲める通常のブレンドコーヒー豆は欲しいとは思わなかったが、この「コメ黒」は自宅でネルドリップやフレンチプレスで飲みたいと思わされる風味豊かな味わいでした。
僕がこれまで飲んできた、コメ黒のようなおいしいコーヒーを別記事にランキング形式でまとめたので、豆選びの参考にしてもらえるとうれしい。
優れた焙煎技術でローストされ、豆の品質が本当に高いコーヒーは、ドリップした時にお部屋に広がる香りの良さも全然違い、口に含んだ時の幸福感は言葉にできない。
コーヒーチェーンで飲むものと比べても、10倍は満足感が違うはずです。
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