コーヒーブロガー山口です。(@yamaguchicoffee)
ジャコウネコの糞から採取したコーヒー豆や、40年以上寝かせた「オールドコーヒー」など色々飲んでいるコーヒーマニアです。
lucaffe今回は、エスプレッソの本場イタリアのコーヒーマシン「La Piccola(ラ・ピッコラ)」と、イタリアのローストカンパニー「(ルカフェ)」のカフェポッドのレビューです。
目次
カフェポッドとは?
レビューに入る前に、まずカフェポッドについて簡単に解説します。
カフェポッドとは、エスプレッソ抽出を簡単にしたシステム「カフェポッドシステム ESE(Easy Serving Espresso)」で使用するコーヒー粉パックのことです。
「ドリップバッグのエスプレッソ版」といえばイメージしやすいでしょうか。
※カフェポッドは、エスプレッソポッド・コーヒーポッド・PODとも呼ばれます。
カフェポッドは、コーヒーのプロであるバリスタが持つ専門知識(焙煎、豆の挽き具合・粉の詰め具合など)を凝縮したパックと言えます。
本場イタリアンバールで親しまれる本格的なエスプレッソや、カプチーノを誰でも手軽に楽しめるのが、カフェポッドの特徴です。
カフェポッド対応マシンは次のメーカーから出ています。
- La Piccola(ラ・ピッコラ)
- De'Longhi(デロンギ)
- illy(イリー)
- Caffe Tiziano(カフェ チジアーノ)
- deviceSTYLE(デバイスタイル)
- Melitta(メリタ)
- T-fal(ティファール)
- 象印
- Cuisinart(クイジナート)
- TIGER(タイガー)
▲メーカーによってマシンのデザインが異なりますが、なかでも一番最後のLa Piccola(ラ・ピッコラ)は洗練されたビジュアルです。
また、これまでmark ; font-weight:bold;">カフェポッド専用マシンだけを作り続けてきたメーカーでもあります。
La Piccola(ラ・ピッコラ)とは?
「La Piccola(ラ・ピッコラ)」というメーカーは、イタリアでも珍しい「カフェポッド専用マシン」だけを作り続けてきたメーカー。
そのため、技術的にも優れた専用マシンをいくつも製造しています。
また、「100% Made In Italy」にこだわり、コーヒーマシンとしての機能はもちろん、その美しいデザインはまるで美術工芸品を思わせます。
La Piccola社を代表するマシン「Piccola(ピッコラ)」は、名前のとおり小さくて可愛いボディが特徴。
サイズ
- 高さ28cm
- 横幅16cm
- 奥行き31cm
- 重さ4.5kg
- タンク容量1.0L
数あるコーヒーマシンの中でも業界最小サイズに作られています。
僕が今まで使ってきたコーヒーマシンの中でも圧倒的なコンパクトさです。
▲大きさはティファールの電気ケトルよりちょっと大きいくらい。
隣のKarita製コーヒーミルの半分程度で、かなり小さいことが分かるかと思います。
また、水タンクをガラスボトルにするなど、イタリア人の遊び心が感じられるデザインで、ここも個人的にはとても魅力的に感じました。
そんなピッコラは、楽天などの通販サイトで30,000円以上で販売される高級マシンです↓
ですが、ピッコラは無料レンタル可能です
コーヒーショップ「Lucaffe(ルカフェ)」で、カフェポッドを注文すると、マシンの無料レンタルが可能です。
マシンとポッドを個別で買うよりも14,190円お得です。
Lucaffe(ルカフェ)とは?
Lucaffe(ルカフェ)は1996年にイタリアで誕生したローストカンパニーです。
コーヒーマシンの製造から豆の焙煎まで、すべてイタリア国内の自社工場で行っています。
はじめはガルダ湖畔にある小さな焙煎所でしたが、創業から20年経過した現在は多くのレストランや家庭で愛され、1ヶ月で200万杯以上も飲まれています。
そして、今では世界60カ国以上で愛されるまでに成長しました。
イタリアの名門・ACミランで活躍された本田圭佑選手も、ルカフェのコーヒーを愛飲していることで知られています。
カフェイン中毒の僕がミラノで見つけた身体に最も優しいエスプレッソ。シェフがカフェインを取るのを嫌がってるのを何とかクリアしたのがLucaffe!!https://t.co/huOnlItHvs
KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) February 20, 2018
【ルカフェのカフェポッドの特徴】
<ul
>
- 酸化しない
(長期保存しても味や香りが落ちない)
- 身体に影響がない紙製ポッドを使用
(一般的なカプセル型ポッドはプラスチック)
- ポッドの密封にコーンスターチを使用
(普通は糊付けするので味・香りに影響が出る)
通常、コーヒー豆は粉にした瞬間から「味」「風味」が急速に落ちていきます。
しかし、ルカフェのポッドは独自の焙煎技術によって味や風味が一切落ちないのが特徴。
ではここから、ルカフェのコーヒーマシン(ピッコラ)の使い方と、カフェポッドの感想を書いていきます。
ルカフェのコーヒーマシン(ピッコラ)カフェポッドの使い方と感想
ルカフェでカフェポッドを注文すると、無料レンタルした「ピッコラ」と一緒に、小さな箱で届きます。
箱がすでに本場イタリアの雰囲気を醸し出していて、開封前からワクワク感でいっぱいになります。
値段
10,800円
※カフェポッド100個(100杯分)
※送料無料
カフェポッドの種類
- 100%アラビカ
- コロンビア
- ヘーゼルナッツ
- クラシック
上記4つから選べます。
※限定キャンペーン中につき、今だけ全種類のカフェポッドが飲めます。
コーヒーマシン「ピッコラ」の使い方
▲ガラスのタンクに水を入れます。浄水器でも良いし、普通の水道水でもOK。
▲タンクに水を入れたらマシンの後ろにセットします。
カフェポッドを開封して、マシンにセットします↓
セットしたら、ハンドルをグッと下げます。
はじめは、どれくらい下げたら良いのか分からないかも知れません。
次の写真を参考にどうぞ↓
↓↓
これくらいまでグッと下げます。
▲ハンドルを下げたら、マシンの上の抽出ボタンを押してお湯を出します。
すると、お手軽マシンとは思えないほど、濃厚なクレマが出てきます。
▲これで完成。120ml抽出で1分程度という速さには正直、感動しました。
そしてマシンのシンプルな操作性も、個人的に気に入ったポイント。
マシンの説明書をほぼ読まなくても、操作できるシンプルさが非常に良い。
朝の忙しい時間でも、ストレスなく抽出できるのは嬉しい。
抽出が終わったらカフェポッドを取り外して捨てるだけ。
周りにコーヒー粉が散らばったりしないので、掃除も手間も必要なし。
コロンビアの感想
まずは、お湯を120ml注ぎ、アメリカーノにして飲む。
※アメリカーノとは、エスプレッソのお湯割りのこと。ドリップコーヒーよりもすっきりした味で、甘みが際立つのが特徴。
アメリカーノにしたコロンビアを飲むと、爽やかな酸味とナッツのような風味が感じられて、ドリップコーヒーとは全く異なる旨味が感じられます。
じつは、僕は自宅にエスプレッソマシンを導入するのは初めてですが、これは本気で導入して良かったと心から感じた。
粉を挽く必要もないからグラインダーの音も出ないし、音も非常に静か。
なので、早朝だろうが夜中だろうが時間を気にせず飲める。
正直、粉のコーヒーに味をそこまで期待していなかったのですが、予想を遥かに上回る美味しさです。
一般的なドリップバッグでは感じにくい味の深み、コク、香り、鼻から抜ける風味、ふくよかな甘みなど、コーヒーにおいて重要な要素がしっかり感じられます。
僕は毎日ネルドリップコーヒーを点滴抽出しており、日々おいしく挿れる方法を研究していますが、そんな研究はやめて、このままピッコラ+ルカフェに乗り換えようかと本気で考えてしまう。
ハンドドリップコーヒーも美味しいが、ピッコラ+ルカフェのエスプレッソには、それほどの魅力が詰まっています。
次は100%アラビカを飲んでみます。
100%アラビカの感想
100%アラビカは、次のコーヒー豆がブレンドされています。
- ブラジル
- グァテマラ
- コロンビア
- メキシコ
- ジャマイカ
- モカ
- マンデリン
- コスタリカ
ピッコラで抽出すると、モカ特有のフルーティーで華やかな香りが感じられ、飲む前からワクワクさせてくれます。
実際に飲むと、苦味と酸味のバランスが上品に整っていて洗練された味わいが感じられます。
僕はこの100%アラビカが一番好きです。
100%アラビカはアメリカーノで飲んでも品のある味わいが楽しめます。
30mlのエスプレッソ、60mlのルンゴ(エスプレッソの倍のお湯で薄める飲み方)で飲めば、フルーティーで、ジューシーな味わいが堪能できます。
30mlのエスプレッソで飲むと、旨みとコクが凝縮された強い味わいが印象的。
後味にチェリーのような余韻が残り、クセになる美味しさがある。
僕はいつも食後の1杯に100%アラビカを飲むが、爽やかな気持ちに誘ってくれます。
しかし、同じカフェポッドで2度、3度と異なる味わいが楽しめるのは非常に面白いです。
次はクラシックを飲んでみます。
クラシックの感想
ルカフェのクラシックはアラビカ・ロブスタ種の最高級品質の豆をブレンドしています。
※ロブスタ種とは日本の缶コーヒーなどに使われるコーヒー豆。
まずはアメリカーノで飲むと、妙に飲みなれた味わいが感じられます。
そう、これは昨日セブンイレブンで抽出したコーヒーに近い味が感じられます。
これまで飲んだ2種類とはテイストが異なり、すっきりした口当たり。
ただ正直いうと、若干の物足りなさがある。
今度はエスプレッソで飲んでみます。
30mlのエスプレッソで飲むと、なんと味が激変します。
カップに顔を近づけると、チェリーのような華やかな香りが鼻から抜けていきます。
一口飲むと、まるでチェリーの果肉を味わっているかのような、ジューシーな旨味が口いっぱいに広がります。
なんてことです。
どうせ「濃いコンビニコーヒーが抽出されるだけだろう」と予想していたが、そんな予想をあっさり覆す一杯に仕上がります。
最後にヘーゼルナッツを飲んでみます。
ヘーゼルナッツの感想
ルカフェのヘーゼルナッツを開封した瞬間、ナッツの甘く芳ばしい香りが広がります。
キャラメルマキアートや、ヘーゼルナッツラテを思わせる香りで個人的には大好きです。
さっそく一口飲むと、コーヒーの苦味や酸味は控えめで、香り高さと甘い風味が印象的。
フレーバーコーヒーが好きなら、きっと気に入るだろう味わい。個人的にはとても好みです。
もともと甘めの味わいですが、お砂糖を入れて飲むと、ヘーゼルナッツの甘い香りとマッチして、より一層美味しくなる。
僕は目覚めの朝に、コーヒーシュガーをたっぷり入れたヘーゼルナッツを飲む。
糖分も摂取できるし、カフェインもサクッと摂取できるので忙しい朝におすすめです。
ラ・ピッコラを使っていて感じたこと
自動電源オフ機能はない
これは僕の不注意がいけないのですが、電源を消し忘れてしまった場合、自動的に電源オフにならない。
ラ・ピッコラの本体裏面に電源ボタンがある。これを押すとお湯を温めたりしてくれます。
抽出後にボタンを押し忘れると、電源はそのまま入りっぱなしなので、電気代がかかってしまう。
自動電源オフ機能がついていないのが、唯一のデメリットです。
ただ、ラ・ピッコラは極力シンプルな構造にして、メンテナンスの必要がないように作られています。
実際使っていて、僕が普段やっているメンテナンスは
- 排水トレーの水を捨てる
- たまにマシンを拭き取る
これくらいなので、ほぼノーメンテで使える点は、忙しい人にとっても大きなメリットかと思う。
無料レンタル中にマシンが故障したら?
仮に無料レンタル中にマシンが故障した場合、初回導入より最長5年間の保証がついています。
ラ・ピッコラの無料レンタル方法
ラ・ピッコラを無料レンタルするには、ルカフェでカフェポッドを6回定期注文するのが条件です。
しかし、先ほどお伝えしたとおりAmazon等でマシンとポッドを買うより約14,000円お得です。
※詳しい値段の比較はのちほど解説します。
まずは、ラ・ピッコラの無料レンタル方法を解説します。
▲ルカフェ公式サイトの「お申し込みはこちら」をタップ
▲好きなカフェポッドを選ぶ。個人的には「100%アラビカ」がおすすめ。
▲注文内容を確認して「ご注文手続きへ」をタップ
定期便のお届け頻度や、お届け日を指定可能。
毎日1杯飲むなら、2ヶ月ごとの定期注文でもOK。
2ヶ月目でカフェポッドが少なくなってきたら、20個の追加注文も可能です。
▲ヘーゼルナッツやコロンビアなど、好きなコーヒー20個を追加注文できます。
以上の手順で、ラ・ピッコラを無料レンタルできます。
楽天などでマシン+カフェポッドを買った方が安い?
結論から言うと、カフェポッドを6回注文するなら、ルカフェのほうが約14,000円安いです。
僕が比較検討した時に使った表がこちら↓
楽天(最安)でラ・ピッコラを買い、カフェポッドを6回ヨドバシ(最安値)で購入すると、総額約79,000円です。
一方、ルカフェでラ・ピッコラを無料レンタルして、カフェポッドを6回ルカフェで定期注文すると総額64,800円(約14,000円お得)
レンタル期間が終わったらマシンを返却して、得したお金で新しいマシンを導入するのもアリですよね。
ルカフェのマシン無料レンタルは、
- カフェポッドをお得に試したい
- エスプレッソマシンはオシャレなものを使いたい
- 操作がシンプルなマシンが良い
- とにかく費用を抑えたい
このような人におすすめです。