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ミカフェート表参道で32,400円のコーヒーを飲んでみた

2017年9月15日

1日最高14件のカフェをハシゴしたコーヒーブロガー山口が、全国各地のおいしいコーヒーを求め、表参道にあるMi-Cafeto(ミカフェート)へ。

ミカフェートといえば、40年以上かけて世界50ヵ国以上のコーヒー農園を2000以上をわたり歩き技術指導をしたり、まだ世の中で知られていない隠れたおいしいコーヒーを探し求めるコーヒーハンター川島良彰さんが手がける超高級コーヒーが飲めることでも有名。

雑誌やテレビにもよく出ているお店なので見たことがあるかもしれない。

じつは僕もミカフェートや川島良彰さんの存在を、函館の蔦屋書店で読んだコーヒー関連の雑誌で知った。

その雑誌には、シャンパンボトルに入ったコーヒー豆が載っていて、フルボトルで1本32,400円という驚愕の値段におどろいた。

「こんなコーヒー豆、買う人いるの?」と、誰もが思うのではないだろうか。もちろん僕もそう思った。

そんな超高級コーヒー豆を世に出しているミカフェートや、川島良彰さんの存在は僕にとって大きな衝撃だったらしく、寝ても冷めても忘れることができなかった。

そしてつねに頭の片隅にあった「ミカフェートのコーヒーを一度飲んでみたい」という気持ちはしだいに大きくなり、ついに表参道へ足をはこんだ。

ミカフェート表参道の外観

豆販売とテイクアウト中心のコーヒービーンズ&カフェです。表参道ヒルズの裏に位置しているので、お買い物や散歩途中の休憩にご利用ください。

ミカフェートは全国各地に10数店舗あるが、今回はコーヒー豆の販売がメインの「ミカフェート表参道」に行ってみた。

豆だけを買って家で極上の一杯を楽しみたかった。

家でコーヒーを淹れると1杯で好きなだけのコーヒー豆が使えるし、好きなドリッパーやコーヒーフィルターも使える、落ち着いてゆっくり飲めるなど僕にとってはメリットが多い。

さて、実際に足を運んでみたもののミカフェート表参道店は、僕が想像していたお店の雰囲気とはかなり違っていて「普通のカフェじゃん」というのが正直な感想。

とても32,400円のコーヒーを置いているお店には見えなかったのだが、いまさらそんなことを言っても始まらないので入店する。

席は全部で14席。晴れた日はテラス席でコーヒーを楽しむのが良さそう。

ミカフェート表参道の内観


▲店内にはペットボトルに入ったコーヒー豆が並ぶ。コーヒー豆の鮮度を保つためにはこの容器がもっとも適しているとのこと。


▲気軽に楽しめるドリップパックも。紅茶やハーブティーのようなかわいいパッケージが印象的。写真の上にあるシャンパンボトルが一本数万円の高級コーヒー豆。

ミカフェート表参道ではブルーマウンテンが飲める


▲ブルーマウンテンをストレートで飲める機会は多くないので、さっそくご注文。

うお!?まじかこの値段…さすが東京。さすがオシャレなカフェが集うまち表参道。

これだけのお金があれば「あのカフェでトラジャが46杯のめるなぁ…」「マンデリンなら65杯のめるのかぁ…」なんて思いが頭のなかでグルグルと回っている。

しかし、ここまできてそんなこと言ってても仕方ないので、フルボトルでご注文。

コーヒーハンター川島良彰さんの使命は世界のおいしいコーヒー豆を探すことだが、僕は本当においしいコーヒー豆の存在をあなたにお伝えするのが使命だ。


画像提供:ミカフェート

ミカフェートにおけるブルーマウンテンの品質は、ピラミッドの頂点「グランクリュカフェ」に君臨する最上級のもの。

ちなみにこのグランクリュカフェ、JALのファーストクラスでも提供されている。


▲家に帰ってゆっくり飲む予定だったが、買ったらすぐ飲みたくなっていまい、カフェで一杯いただくことに。

中挽きになったブルーマウンテンのコーヒー粉をKalita(カリタ)のガラスドリッパーにセットし、ゆっくりとお湯が注がれる。サーバーの下の光も幻想的だ。

セットしたコーヒー粉の真ん中に500円玉ほどの円を描くようにお湯が注がれると、花を思わせる華やかな良い香りがお店中に広がり、心地よい気分に。

ミカフェート表参道のブルーマウンテンの風味は?


▲ブルーマウンテン ジュニパーピーク農園(グランクリュカフェ)

一口飲むと花を思わせる華やかな香りが鼻から抜け、心地よく優雅な気分になる。

全体的に主張が少なく、あっさりとした口当たりで苦味はほとんど感じない。

どちらかと言えば酸味ベースのコーヒーだが、モカ系の風味とも全然ちがう独特の酸味感と味の立体感、そして力強さが特徴のコーヒー。

コクやボディ感といわれる舌触りはかなり軽いが、意外にも静かな余韻が長く続く。しつこさやクセはなく品のある味わいという印象。

ただ、この32,400円もする超高級ブルーマウンテンを飲んで、あなたが僕と同じ感想や印象を抱くかと言われると正直自信がない。

まず値段が高すぎる。仮にハーフボトルで買ったとしてもコーヒー豆100gあたり16,200円。

100gで700円でもちょっと高級と言われるのに、それの23倍ものお金をはらって飲んだブルーマウンテンにそれだけの価値をあなたが見出すかどうか…。

正直、僕は別のコーヒー豆屋さんで他のコーヒー豆を買うことをおすすめしたい。

まとめ

  • 花を思わせる華やかな立体感のある風味と、意外なほどの力強い余韻が楽しめるブルーマウンテン ジュニパーピーク農園。
  • 苦味はほとんどなく酸味ベース。コクやボディ感は軽め。
  • 値段と満足感のバランスを考えると、別のコーヒー豆屋さんで買うのがおすすめ。

店舗情報

ミカフェート (Mi Cafeto)表参道店

住所:
東京都渋谷区神宮前4-18-6 イスルギビル 1F

※表参道駅A2出口より徒歩5分ほど。

営業時間:
11:00~19:00
定休日:
なし
席数:
14席
駐車場:
なし


  • この記事を書いた人

フラペチーノ山口(山口 誠一郎)

日本安全食料料理協会(​JSFCA)認定コーヒーソムリエ / 焙煎士。1,000種以上の通販コーヒーを飲む。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。TV出演。

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