今回は、ノルウェーのオスロにある「Tim Wendelboe(ティム・ウェンデルボー)」というお店のコーヒー豆「 Caballero(カバジェロ)」を通販でお取り寄せして飲んだ正直な感想をレビューします。
Tim Wendelboeとは、2004年のワールドバリスタ・チャンピオンシップの優勝者です。
今回レビューするのは彼が焙煎したコーヒー豆です。
実際に飲んでみて「 Caballero」はどんな方におすすめなのか?
値段に見合った価値を感じられるか?
などを忖度なしで述べます。
※Caballero含むTim Wendelboeのコーヒー豆3点セットを半額以下の3500円で譲ります。各200gちょっと、計600g以上あります。4月下旬に届いた豆です。欲しい方は連絡ください。
たくさんのお問い合わせありがとうございました。お譲りが決定しました。
この記事を書いた人:山口 誠一郎
イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋にコラムを掲載。1,000種以上の通販コーヒーをレビュー。
タップできる目次
Caballeroとは
今回レビューするコーヒー豆を手がけるMarysabel Caballero(マリサベル・カバジェロ)さんは、ホンジュラスの老舗農園「El Puente農園(エル・プエンテ)」のオーナー。
彼女はホンデュラスで4代続くコーヒー生産者の家に生まれ、幼い頃よりコーヒーの栽培に携わってきました。
2006年から高級品種ゲイシャ種の栽培をスタートし、2016年のカップ・オブ・エクセレンス(COE)では、ゲイシャ種で見事優勝。
実際に優勝したゲイシャを以前飲みましたが、どっしりとしたフレーバーと強烈なコクが印象的でした。
Caballeroさんは30以上の農園を所有し、ゲイシャ、カトゥアイ、ジャバなどを生産。
日本では丸山珈琲や27 Coffee Roastersなどでも販売されていました。
コーヒー豆の基本情報
レビューするコーヒー豆「 Caballero」の基本情報は次のとおり。
コーヒー豆の産地 | ホンジュラス(El Puente農園) |
コーヒー豆の品種 | アラビカ種(カトゥアイ種) |
農園の標高 | 1,500m〜1,680m |
精製方法 | 水洗式(ウォッシュド) |
豆の等級・グレード | 記載なし |
値段は日本円で2,143円/250g(送料1,600円)
コーヒー豆の値段は日本円で2,143円、送料1,600円でした。
コーヒー豆は250g入っています。スタバと同じ量です。
100g単価 | 857円 |
配送料 | 1,600円 |
【参考】有名店のコーヒー豆の値段一覧
商品名 | 値段/100g | 鮮度 | 欠点豆の割合 |
スターバックス 東京ロースト |
537円 | ▲ | 10% |
カルディ プレミアムブレンド |
429円 | ▲ | 7% |
猿田彦珈琲 猿田彦フレンチ |
900円 | ◎ | なし |
珈琲きゃろっと 初回限定600gセット |
356円(最安) | ◎(注文後焙煎) | なし |
Tim Wendelboe Caballero |
857円 | ▲ | なし |
- 鮮度が良いほど香りが強く、風味が感じられます。
- 欠点豆が多いと、コーヒーの味に悪影響を及ぼすことがあります。
焙煎度合いは浅煎り
「 Caballero」は酸味やフルーティーさが感じられる「ミディアムロースト」。
ミディアムローストは「アメリカンロースト」と呼ばれることもあります。
アメリカンコーヒーのように、コーヒーらしい苦みがほとんどなく、フルーティーな紅茶を飲んだ時のような甘酸っぱさがミディアムローストの特徴です。
煎りムラも少なく、全体的に均一に焙煎されています。
海外輸送された豆なので割れたり欠けたりしているかと予想していましたが、国内の通販コーヒー豆と変わらず綺麗です。
粒も揃っています。
Caballeroの感想・レビュー
ここから、コーヒー豆を飲んだ感想・レビューを行います。
今回はペーパードリップで抽出。
使用するコーヒー器具
- CAFEC スリーフォードリッパー
- CAFEC アバカ ペーパーフィルター
- 月兎印ホーロー製ポット
- みるっこDX R-220
抽出の環境・条件
- 使うコーヒー豆:15g
- 豆の挽き具合:中挽き
- お湯の量:150cc
- お湯の温度:85℃
- コーヒー粉の蒸らし時間:1分
- コーヒーの抽出時間:1分(トータル2分)
コーヒー豆を5段階評価 | |
![]() |
香り:4.3 |
コク:4.1 | |
苦味:2.1 | |
甘味:3.8 | |
酸味:4.4 |
Caballeroをペーパードリップして飲んでみると、チェリーのような甘みとチョコレートのような甘い香りが絶妙に絡み合っています。
フルーツ感のある酸味が効いた味なので、爽やかかと思いきや、どっちりとしたコクと甘みがある。
かなり満足感の高いコーヒーという印象。
苦味はほとんどなく、酸味と甘み、コクが強い。しかし後味は爽やかで、舌にへばりつくようなしつこさが無い。
カップに顔を近づけるとチョコレートやココアのような香りと、シナモンのような香りが感じられます。
冷めても美味しさは変わらず、あっという間に飲み干してしまう。
しっかりとフレーバーが感じられるが、後味がすっきりしているのでカップに何度も口をつけてしまいます。
浅煎りコーヒーとは思えない重量感のある味わいが特徴的です。
Caballeroは通販コーヒーの中でも非常にクオリティが高い逸品だと感じました。
このコーヒー豆がおすすめな人・おすすめしない人
こんな方におすすめです。
- 甘くフルーティーなコーヒーが好きな方
- 世界的に有名なバリスタが焙煎したコーヒー豆を試してみたい方
- COE優勝農園のコーヒーを飲んでみたい方
おすすめしない人
- 酸味のあるコーヒーが苦手な人
FAQ(よくある質問)
Q:コーヒー豆が美味しく飲める期間はどれくらいですか?
A:コーヒー豆は焙煎して3日後から2週間が最も「香り」「風味」が強く感じられる傾向にあります。時間が経つと香り成分が揮発しますが、品質上は2ヶ月ほど経過しても全く問題ありません。
Q:ほかのコーヒー豆でおすすめはありますか?
A:「【2023年版】本当に美味しいコーヒー豆おすすめランキング20選」で紹介しています。
忖度なしで感想をまとめると
「Tim Wendelboe」というお店のコーヒー豆「Caballero」を飲んだ正直な感想をレビューしました。
総評すると、浅煎りコーヒーとは思えない重量感のある味わいが印象的でした。
チェリーのような甘酸っぱさとチョコレートのような甘い香りとコクが飲んだ瞬間、口いっぱいに広がります。
お世辞抜きで本当においしかったです。
値段は100gあたり857円、送料は約1600円。値段以上のクオリティです。
Tim Wendelboeでコーヒー豆を買うなら、まずはCaballeroがおすすめです。
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