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函館のコーヒー焙煎室ハンドピックでおすすめの豆を3つ紹介!

2017年9月1日

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函館のコーヒー焙煎室ハンドピックでおすすめの豆を3つ紹介!

2017年9月1日

函館のコーヒー焙煎室ハンドピックでおすすめの豆を3つ紹介!

焙煎には、コーヒーの生豆に熱風を当てて全体をムラなく煎ることができる「熱風式」や、ガスを利用し直接生豆に火を当てつつ、同時に熱風でもムラなく煎ることができる「半熱風式」など、生豆に火を通すにはいくつかの方法がある。

いまではスマホを使った焙煎機も誕生しており、焙煎のテクノロジーは日々進化を遂げている。

そんな中、函館の小さな焙煎室「Hand Pick」では、日本全国でも比較的珍しい「炭火焙煎」を採用しており、コクの深い上質なコーヒー豆を手がけている。

今回は、日本でも人気のコーヒー豆「グァテマラ」「コロンビア」「マンデリン」をレビューしていく。

著者のプロフィール

コーヒーマニア 山口誠一郎

山口 誠一郎
バリスタ / 焙煎士

1,000種以上の通販コーヒーを飲む。TV出演、文藝春秋(文春オンライン)などにコラムを掲載。日本中の様々なコーヒーを味わうマニア。

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コーヒー焙煎室ハンドピックの特徴

函館の自家焙煎店「Handpick」は、冒頭でもお伝えしたとおり、全国でも珍しい「炭火」を使ってコーヒー生豆を焙煎しているお店だ。

取り扱うコーヒー豆は10種類ほどで、値段は100g570円から販売されている。

焙煎度合いはシティロースト(中深煎り)、フルシティ(深煎り)、フレンチロースト(極深煎り)がメインで、どれも基本的に酸味が少ない。酸っぱいコーヒーが苦手な人におすすめのお店だ。

Hand Pickでは、コーヒーの風味を悪くしてしまう「欠点豆」をひとつひとつ丁寧に手作業で取り除いており、雑味のない純粋なコーヒーそのものの味を堪能できるのが特徴だ。

グァテマラを飲んだ感想

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▲グァテマラ100g ¥590

まず初めにおすすめしたいのは、フルシティロースト(深煎り)焙煎されたグァテマラ。

炭火焙煎ならではのスモーキーな風味を楽しむことができて、キレの良い苦味とすっきりした後味が楽しめる。

函館のコーヒー焙煎室ハンドピックでおすすめの豆を3つ紹介!

ペーパードリップで飲むと、シャープな苦味が感じられる。どっしりとした味というよりは、すっきりとキレが良い。

だがブラジル豆のような苦味とは少し違い、ほどよい甘さと酸味が含まれていてバランスが良く上品な口当たりだ。

香りは、キャラメルやチョコレートのような甘さを感じる匂いではなく、ナッツを思わせる香ばしい匂い。そして炭火焙煎ならではのスモーキーさが印象的。

コクもほどよく重たすぎないので目覚めの一杯、食後の一杯、おやつのお供など色んなシーンで飲むことができるコーヒー。

ギフトとして送っても喜ばれそうなオールラウンドな豆。冷めてきても酸味が強く出たりせず旨さは変わらない。後味もすっきりしていて飲みやすいため、あっという間に飲み干してしまった。

次はネルドリップで抽出して飲んでみよう。もう少し濃厚な口当たりに作るのが狙いだ。

函館のコーヒー焙煎室ハンドピックでおすすめの豆を3つ紹介!

ネルドリップすると、ハリオV60ドリッパーで淹れた時よりも、甘みと酸味をより濃く抽出することができた。

よって苦味は控えめに感じられ全体的な味のバランスが整った。

コクもより深く感じられ、ハリオで淹れた時よりも濃厚でまろやかな口当たりに。これは僕の好みの味わいであり、まさに狙い通りの抽出だ。

Hand Pickの「グァテマラ」を、少しもったりと重ため飲みたいシーンではネルドリップが良い。

味のバランスもより整って満足感のある一杯に仕上げることができる。

もしペーパードリップの環境しかないなら、160ccの抽出に21gの豆を使えばおいしく濃厚な一杯に作ることができる。

最後はエアロプレスでの抽出だが、今回は一般的に用いられている抽出方法ではなく「インヴァート法」と呼ばれる抽出方法で、深みのある一杯に作ってみよう。

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▲エアロプレス本体を逆さ向きに立てて使う。

通常の使い方だと、初期段階の蒸らし用に注いだお湯がフィルターをドボドボと突き抜けてしまいコーヒーの味が薄まってしまうのだ。

それを解決するのが、このインヴァート法。

エアロプレス本体を逆さにして使うことで、最初に注いだお湯が下に逃げていかない。

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▲赤いゴムの部分にコーヒーの粉とお湯が溜まる仕組み。完全密封状態なのでお湯がいっさい下に落ちることなく、十分な蒸らしが行える。

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▲コーヒーの粉を入れる

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▲お湯を半分(80cc)注いで蒸らしを行う

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▲濃厚に仕上げるためにお湯とコーヒーの粉をゆっくり混ぜ合わせる。今回は5回混ぜてみた。

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▲残り80ccのお湯を注ぐ。

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▲フィルターをセット。

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▲フィルターの上に、マグカップをセット

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▲コーヒーをこぼさないよう、素早くひっくり返す

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▲上からプレス。濃厚に混ざり合ったコーヒーがカップに注がれていく

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▲最後まで押し込んで、フィニッシュ

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▲慣れれば、ペーパードリップより短い時間でコーヒーを淹れることができる

エアロプレスでグァテマラを飲んでみたところ、HARIOで淹れた時の口当たりに似ているが、全体的にバランスが取れていて後味はよりすっきりとキレが良くなった印象だ。

また、ナッツのような香味がより強く感じられ、ペーパードリップとは一味違った風味を楽しめるのが面白い。

マンデリンを飲んだ感想

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▲マンデリン 100g 590円

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ハンドドリップでじっくりと抽出してる間、キャラメルのような甘い香りが広がっていて心地よい。

一口飲むと豊かな甘みを最初に感じる。そのあと苦味と、ほのかな酸味が口に広がる。

マンデリンが持つ芳醇な味わいを十分に感じられて、幸せな気持ちだ。

焙煎度合いはフルシティロースト(深煎り)のため、かなり強い苦味を予想していたが、それほど苦みを感じない。

十分な甘みと酸味が、苦味をつつみこむようにバランスよく合わさっており、口当たりがマイルドになっている。

一般的にマンデリンはスパイシーな口当たりが特徴と言われているが、Hand Pickさんの豆はまろやかで優しい味わい。

少し冷めてきたが味はほとんど熱い状態と変わらずにおいしい。

身体に深く沁みわたるようなコクが印象的で、マンデリン特有の濃厚でまろやかな重厚感のある一杯。

そのため後味すっきりとは言えず、喉にはキャラメルを食べた後のような甘い感じとほのかな苦味を酸味が残る。

もし、この感じがあまり好きじゃないなら抽出に使うコーヒー豆の量を減らすか、カリタの3つ穴ドリッパーを使えば、すっきりしたコーヒーを作ることができる。エアロプレスも有効だ。

函館のコーヒー焙煎室ハンドピックでおすすめの豆を3つ紹介!

コーノ名門ドリッパーで入れてみると、一般的なカフェのブレンドコーヒーほどの濃さになって飲みやすくなり、苦味や甘みが喉にあまり残らなくなった。

しかも、ただコーヒーが薄くなっただけじゃなく、深い味わいや重厚感は損なわれていない。

Hand pickさんのマンデリンが良質な豆であるのも確かだが、KONO製品はネルドリップのようなまろやかで濃厚なコクに加え、豆本来の旨味を最大限に引き出せる器具のひとつ。

深みがありつつ後味すっきりのマンデリンというのも面白い。

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最後にネルドリップしてみると、甘みがHARIOで作った時よりも薄くなったため苦味が際立つ味わいになったが、身体に沁みわたるような深いコクは健在だ。

豆の品質が良いため、どんな抽出方法で飲んでも美味しく満足のいく一杯だった。

コロンビアを飲んだ感想

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▲コロンビア 100g 570円

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コーヒー粉をハリオV60ドリッパーセットし、お湯を注ぐと黒蜜のような甘い香りが広がる。

さっそくコロンビアを飲んでみると濃厚で深い味わいが印象的。

苦味が中心のコーヒーではあるが、黒蜜のような甘みが口当たりをまろやかに、やわらかくしていて旨味を十分に感じられる。マンデリンを彷彿とさせる味の豊かさ。

熱が冷めてくると少し酸味が浮き出てくるが、全体的な味わいは最初の一口目からほとんど変わらない。

後味はマンデリンよりも少しあっさりしているが、濃厚なコーヒーを飲んだあとに残りがちな苦味と甘みが、のどに奥に居座る感じが若干ある。

マンデリンを普段飲むなら、この後味は気にならないかも知れないが、もう少しあっさり飲みたいシーンもあると思う。

すっきりさせることを狙って、次はカリタ3つ穴ドリッパーで抽出してみよう。

函館のコーヒー焙煎室ハンドピックでおすすめの豆を3つ紹介!

カリタのドリッパーで飲むと、一口目の濃厚感はハリオでの抽出時と比べて大きな違いはないが、苦味がやや抑えられ、代わりに酸味がやや増した味わいになった。また、後味は明らかにさっぱりした。

ハリオV60での抽出時には、のどにわずかな苦味と甘みが残ったのに対しKalita3つ穴ドリッパーで抽出すると、のどに味が残らずキレが良い。

ちなみに、Hand pickさんが経営する函館のカフェ「Drip Drop」でもKalitaの3つ穴ドリッパーを使いコーヒーを抽出している。

豆をフルシティローストで焙煎し、濃厚で深い苦味とコクを楽しませつつ、後味すっきりと飲んで欲しい、というのがHand Pickさんの想いなのでは?と思わせるほどコクとキレのバランスが良い。

またKalitaドリッパーでの抽出はHARIOドリッパーでの抽出に比べて、豆本来のナッツ感ある味をより楽しむことができる。

最後は、KINTOの磁気ドリッパーで抽出してみよう。このドリッパーもコーヒーをすっきり仕上げられるのが特徴だ。

函館のコーヒー焙煎室ハンドピックでおすすめの豆を3つ紹介!

KINTOの磁気ドリッパーで抽出すると、これまでの2つのドリッパーと比べて一番すっきりとした味わいに。

マンデリンを思わせるような濃厚な苦味や甘みが抑えられ、酸味が少し目立つ口当たりになったが、バランスが整って飲みやすくなったとも言える。

ほのかで爽やかなこの酸味は、飲み心地を軽快にしている。

後味のすっきり感だけで言えば、KINTOドリッパーがもっとも優秀な抽出結果となったが、個人的にはKalita3つ穴ドリッパーで抽出した時のほうが、全体的な味わいの深さと後味のキレの良さのバランスが絶妙でおいしいと感じた。

 

まとめ

今回は、函館の函館のコーヒー焙煎室ハンドピックでおすすめの豆を3つ紹介してきた。

どれも美味しいが、キレの良い味わいでバランスが良いのはグァテマラ。どっしりとした味わいが好きならマンデリン。濃厚な甘みと爽やかな後味を楽しむならコロンビアがおすすめだ。

コーヒー焙煎室 Hand Pick(ハンドピック)公式通販ページ

 

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[豆の店頭販売] cafe DripDrop(カフェ ドリップドロップ)
住所:函館市末広町4-19 函館市地域交流まちづくりセンター内
電話:0138-22-9700
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜


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