
今まで飲んできたコーヒーの一部
忖度のないレビューを消費者目線で行う「山口的おいしいコーヒーブログ」です。
今回は、スーパーやコンビニなどで購入できる「市販のコーヒー」を実際に飲んで、どれが一番美味しかったか?ランキング形式で紹介します。
また、安いコーヒー豆をちょっと美味しく飲む裏技も紹介します。安くておいしいコーヒーを探している人の参考になるかと思います。
あくまで個人的な感想ですが、市販のコーヒーは同じくらいの値段のものでも、商品によっては酸っぱくて飲みにくいものがあったりして、品質の差が大きい印象でした。
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目次
飲みやすくて美味しい市販のコーヒー豆・粉を選ぶコツ
まずは初心者の方に向けて、飲みやすくて美味しい市販のコーヒー豆・粉を選ぶコツをお伝えします。
酸味が少ないコーヒーが好きなら「深煎り」がおすすめ
市販のコーヒーのパッケージに「中煎り」「深煎り」「フルシティロースト」などと書いてあるのを見たことがあるかもしれません。
また、「苦味」「酸味」などの強さを「★★★★☆」のように星印で記して、味の特徴をわかりやすく記載しているメーカーもあります。
酸味が少ないコーヒーが好きなら「深煎り」もしくは「苦味」に振り切っている商品を選ぶのがおすすめです。
市販のコーヒーで「バランスの良い味わい」「苦味★★★☆☆、酸味★★★☆☆」「マイルド」などと記載されているものを選ぶと、思った以上に酸味が強くて飲みにくいことがあります。
理由は後ほど解説しますが、酸っぱくないコーヒーを飲みたい人は、「深煎り」「酸味★☆☆☆☆」「ストロング」「苦味とコク」などと記載された商品を選ぶと失敗が少ないです。
苦くないコーヒーが好きなら「中煎り」がおすすめ
逆に、苦くないコーヒーが好きなら「中煎り」「マイルド」などと記されたコーヒーを選ぶのがおすすめです。
ただし、先ほどもお伝えしたように中煎りのコーヒーは、いざ飲んでみると思っていたより酸味が強いことがあります。
その場合は、ミルクを入れてカフェオレにするなどして酸味を和らげてください。
市販のコーヒーに美味しさを求めるなら「豆の状態」で買うのがおすすめ
粉の状態に粉砕済みの「コーヒー粉(レギュラーコーヒー)」は、ドリッパーにフィルターと粉をセットして、お湯を注ぐだけで飲める手軽さが魅力です。
ミルを持っていなくても淹れたてのコーヒーが素早く味わえますが、粉の状態で販売されているコーヒーは、購入した時点ですでに酸敗(おいしく飲める期限が過ぎていること)していることも珍しくありません。
鮮度が落ちると香り・風味が控えめになる
コーヒーは粉の状態になると表面積が増えて、香り成分が豆の状態より何倍も早いスピードで揮発していきます。
香り成分が喪失すると、口に含んだ際に感じられる「風味」もなくなり、どこか物足りない味のコーヒーになります。
また、表面積が増えることで、空気に触れる部分が多くなります。これによってコーヒーに含まれる油脂分(コーヒーオイル)が酸化し、味が変化します。
そのため、市販品で美味しいコーヒーを飲みたい場合は、できれば豆の状態で購入し、飲む直前に豆を挽くことをおすすめします。(本当に味が全然違います)
ミルは手挽きの安いもので十分です。まとめて2杯以上淹れる人は、数千円のコニカル式の電動ミルで大丈夫です。なるべく豆の状態のコーヒーを買いたいところです。
市販で飲みやすい粉コーヒーを買うなら、やっぱり「深煎り」がおすすめ
コーヒーに含まれる油脂分が酸化すると、酸味が強く感じられることがあります。
「浅煎り」「中煎り」または「マイルド」「味のバランスが良い」などと記載された市販のコーヒーが酸化すると、もともと含まれている酸味と合わさって、さらに酸味が増して飲みにくくなります。
しかし、苦味が強い「深煎り」のコーヒーはもともと酸味が少ない(あるいは全くない)ので、「酸っぱくて飲みにくい」ということが少ないです。
市販のコーヒー豆・粉おすすめランキング10選
ここから、実際に飲んでおいしかった市販のコーヒー豆・粉おすすめランキング10選を紹介します。
1位.小川珈琲店 小川プレミアムブレンド(豆)
Amazon価格 | 内容量 | 100g単価 | 1杯(10g)単価 |
583円 | 180g | 324円 | 32円 |
豆の原産地 | 焙煎度 | ||
ブラジル、メキシコ、コロンビア、エチオピア | 浅煎り〜深煎りのブレンド |
今回検証した市販のコーヒー豆&粉の中で、もっとも香りと風味があり、雑味が少なかった「小川プレミアムブレンド」。
味のバランスの整っていて、クセや嫌味もなく、スーパーなどで購入できるコーヒーの中では一番クオリティが高い商品でした。
▼コーヒー豆を5段階評価
香り 3
コク 2
苦味 2
甘み 2
酸味 4
小川プレミアムブレンドをドリップすると、フルーティーな香りが広がります。
ひとくち飲むと、花のような香りが感じられ、酸味が口に広がります。やや酸味が前面に出ている印象ですが、ほどよい苦味、甘味もあり、バランスの良い味わいが楽しめます。
エチオピア・モカのような「華やかなフレーバー」が好きな方におすすめです。
ただし、冷めてくると渋みが強く感じられ、口の中がキシキシします。
そのため、75mlだけ抽出し、残り75mlは加水する「コーヒーのお湯割り」のような飲み方がおすすめです。(この煎れ方だと本当に雑味が少なくなります。おすすめです)
また、20℃まで冷めると味も香りもなくなってしまうので、アイスコーヒーには不向きです。
いずれにせよ、市販のコーヒー豆のなかでは香りが感じられて飲みやすく、おすすめ度が高いコーヒー豆でした。
こんな方におすすめ
- 安くて美味しいコーヒーを飲みたい方
- 華やかな香りのコーヒーが好きな方
- バランスの良い味のコーヒーが好きな方
▼実際に飲んだ方の感想・口コミ
とても美味しい、香ばしさがたまりません。
やはり豆から挽いていただくコーヒーは絶品です。Amazonからなら近くのスーパーより少しお安く購入できます。引用:Amazonレビュー
パッケージされた珈琲豆の中では上位
パッケージされた豆としては香りも高く、味わいもコクがあって美味しい。引用:Amazonレビュー
買いに行かなくても、クオリティの高いコーヒーを飲めるのがとてもいい。
頼んで翌日届くのが、とても嬉しいし。
普段飲むにもこれだけ質のいいコーヒーをこの値段で飲めるのなら買いだと思います。引用:Amazonレビュー
コーヒーは嗜好品なので、自分がおいしいと感じたものを買えば良いと思いますが、スーパーやコンビニで売っているコーヒー豆に限定するなら、小川プレミアムブレンドをおすすめします。
市販のコーヒーと同じ値段で専門店の美味しさを味わうなら、「珈琲きゃろっと」の初回限定セット(100g 356円)がおすすめです。
▲コーヒー豆3種 初回限定セット 2,138円(600g)送料無料
グァテマラ、コスタリカ、マンデリンの3種類を飲み比べられるセットで、1杯単価36円とは思えない品質の高さです。
詳しいレビューは「珈琲きゃろっと コーヒー豆3種 初回限定セット」をご覧ください。
2位.三本珈琲 吟煎(ぎんせん)粉
Amazon価格 | 内容量 | 100g単価 | 1杯(10g)単価 |
756円 | 230g | 329円 | 33円 |
豆の原産地 | 焙煎度 | ||
ペルー、コロンビア(レインフォレスト・アライアンス認証)、ブラジル産アラビカ豆 | 深煎り |
三本珈琲の吟煎(ぎんせん)は、あまり知られていないコーヒーかも知れませんが、実はモンドセレクションで8年連続金賞を受賞している名品です。
市販の中では、かなり飲みやすいコーヒー粉です。
▼コーヒー豆を5段階評価
香り 2
コク 2
苦味 3
甘み 1
酸味 2
吟煎(ぎんせん)は雑味が少なく、キレの良い苦みと、ほどよいコク、ナッツのような風味が味わえます。
特別感のある味ではないものの、酸味が控えめでクセもなく安定感のある味わいが吟煎の特徴です。
こんな方におすすめ
- クセのないコーヒーが好きな方
▼実際に飲んだ方の感想・口コミ
すごく気にいっていて何度もリピしている商品です。
さすがにモンド・セレクション5年連続受賞品。美味しいです。
値ごろ感にも納得。職場の人にも紹介し気に入って貰いました。
引用:Amazonレビュー
3位.スターバックス ハウスブレンド(豆)
Amazon価格 | 内容量 | 100g単価 | 1杯(10g)単価 |
997円 | 250g | 399円 | 40円 |
豆の原産地 | 焙煎度 | ||
グアテマラ・コロンビア | 深煎り |
3位はスタバを代表するコーヒー「ハウスブレンド」。
スタバの店舗で飲むような「スモーキーな味わい」がしっかりと感じられます。
一般的に、市販のコーヒーには「ロブスタ種」という安価な豆を使いますが、スタバの豆は高品質な「アラビカ種」を100%使用していて、20℃まで冷めても味がまずくならない点が高評価でした。
スターバックスはネガティブな評判もありますが、市販のコーヒーの中で比較すると非常にクオリティが高いです。酸味が少なくて、苦味のあるコーヒーが好きな人はこれ一択でしょう。
▼コーヒー豆を5段階評価
香り 2
コク 2
苦味 5
甘み 1
酸味 0
いざ飲むと、店舗で飲むようなスモーキーなコーヒーが味わえます。
こちらは日本のコーヒーロースター「ハマヤ」が焙煎していますが、スターバックスの店舗の味を忠実に再現していると感じました。
※ハマヤは日本のシアトルズベストコーヒーを9店舗運営。そのほか大阪の百貨店を中心にイートインスペースを併設するカフェなどを運営。
スーパーで売っているスタバの豆は、店頭品と異なるような口コミもありましたが、個人的には大きく変わらない印象です。
苦味が強いので好みは分かれそうですが、カフェオレにしてもミルクに負けない力強い味がします。
先述の通り、アラビカ種を100%使用しているだけあって、冷めても煎れたてと変わらない味が楽しめる点は感動ものです。
20℃まで冷めた時の美味しさは、このコーヒー豆が1位です。
こんな方におすすめ
- カフェオレがお好きな方
- 冷めてもおいしいコーヒーを飲みたい方
▼実際に飲んだ方の感想・口コミ
店頭販売品と比較すると。。
HOUSEBLEND MIDDLE ROAST 250gram です。
STARBUCKS 店頭品との違いはまず包装デザインがこちらは店頭品のデザインの一部はそのままですが周囲を大きく銀色で囲んでいるので直ぐにわかります。
豆の原産地は同じですが店頭品は焙煎が米国内でSTARBUCKSが輸入者という表示ですがこちらは日本国内業者による焙煎で販売者としてネスレが表示されています。
2種類の豆が使用されていますが表記の順番の違いからブレンド比率と焙煎の違いが香りと味に大きく影響しているようです。
店頭品の方は香りがよく味もはっきりとした透明感もある印象ですがこちらの商品は香りが弱く店頭品のような自己主張が感じられず僕にとってはつまらないない
別物のコーヒーでした。さらに店頭品は別物としてもそれなりのものがあればよいのですがはっきり言ってまずいので捨てるわけにもいかず飲用以外に転用しました。
引用:Amazonレビュー
スタバの店で買うとアメリカから来た鮮度の悪い豆ですが、なんとこの製品は日本でハマヤが焙煎したものです。
ちょうどアマゾンで在庫切れだった状態で発注したものが届いたのですが、焙煎日は記載がありませんがおそらく賞味期限が6か月の記載なので逆算して、焙煎後5日のものが家に届きました。
店で買うより新鮮さを感じました。 店で買うより多少安いですし今後店で買う理由は0%です。
鮮度は良いですが、味自体はちゃんと同じものでした。
ハウスブレンド自体の味は良くも悪くもスターバックスの味で、ほかの店には無い味です。
引用:Amazonレビュー
4位.UCC 上島珈琲 香り炒り豆 ロイヤルブレンド(豆)
Amazon価格 | 内容量 | 100g単価 | 1杯(10g)単価 |
566円 | 270g | 210円 | 21円 |
豆の原産地 | 焙煎度 | ||
ブラジル、コロンビア他 | 深煎り |
UCC上島珈琲が手がける「ロイヤルブレンド(豆)」。
酸味が少ないコーヒーで、かつ苦味もマイルドで飲みやすいコーヒーが好きな人におすすめです。
▼コーヒー豆を5段階評価
香り 3
コク 2
苦味 4
甘み 1
酸味 1
カップに顔を近づけると、コーヒーらしい香ばしさが鼻から抜けていきます。
ひとくち飲むと、さっぱりした苦味が感じられます。コク、甘味は控えめで軽やかな口当たりのコーヒーという印象です。
コーヒーが冷めてくると、徐々に酸味も感じられます。20℃まで冷めると、コーヒーの味と香ばしさは抜けてしまうので、熱いうちに飲むのがおすすめです。
味のランクとしては、KALDIのコーヒー豆と同等という印象。市販のコーヒー豆としては悪くない品質だと思います。
▼実際に飲んだ方の感想・口コミ
定期便で購入して3回。UCCのHPでamazonをリンクしているので、信頼できるかと思ったが、期待外れだった。
賞味期限の1年前が焙煎日と仮定して計算した焙煎日から到着までの日数は43日〜189日 平均112日。
HPで回転が早く、置いてある豆が新鮮なのが良い店と書いてあるが、これではダメでしょ。
香りがないのも当然です。定期便なら納品日が予測できるから良い豆がくること期待していたのに残念です。
今後も同じような日数ならamazonでの購入は取りやめます。
引用:Amazonレビュー
こちらの商品を3,4回購入してのレビューになります。
日ごろ専門店で購入するブレンドやスペシャルティと比べたら、香りやコクはほぼ感じられません。
しかしこの価格にしては全体的にバランスを保っていると思います。酸味があまりなく苦味もほどほどです。
あまりお金をかけたくない人が常飲する無難なコーヒーとしては良い選択肢だと思いました。
フライパンで1分ほど軽く焙煎してから淹れると多少は風味がでるので、興味がある人はやってみるといいかもしれません。
引用:Amazonレビュー
万人向けで安定した品質
とがった味ではなく飲みやすいと思いました。(悪く言えば、苦みや酸味に個性がないともいえますが・・・)
あと、ローストは少なくともパッケージの写真の濃さよりは濃いと思います。
全国津々浦々に商品が並ぶUCCの製品で、100g当たり200円台であることを考えれば、香り高いといえると思います。
引用:Amazonレビュー
5位.ラバッツァ エスプレッソ VP(粉)
価格 | 内容量 | 100g単価 | 1杯(10g)単価 |
897円 | 250g | 359円 | 36円 |
豆の原産地 | 焙煎度 | ||
ブラジル、コロンビア、他 | 深煎り |
ラバッツァ エスプレッソ VPは、ナッツのような香味が特徴的な粉コーヒーです。
▼コーヒー豆を5段階評価
香り 2
コク 2
苦味 2
甘み 1
酸味 1
最初にお伝えしておくと、こちらはエスプレッソ用のコーヒーです。
そのため、ペーパードリップでは抽出に時間がかかりますが、日本の市販コーヒーではあまり感じられない「アーモンドを思わせる香ばしさ」が楽しめます。
酸味も控えめで飲みやすく、ミルクやシロップを加えて飲むのにもおすすめです。
こんな方におすすめ
- 香ばしいコーヒーが好きな方
- カフェオレが好きな方
▼実際に飲んだ方の感想・口コミ
エスプレッソを淹れる機械が無いため、 普通のコーヒー粉と同じ様にドリップして飲んでいます。
ドリップに少々時間はかかりますが、 スーパーに売っている1g1~1.5円のコーヒー粉とは別次元の美味しさです。
引用:Amazonレビュー
マキネッタでやってみたのですが、思ったほど濃厚に抽出できなかったので、試しにドリップしてみたら想像以上に上手く抽出されビックリ!
味は、苦みがはっきりしていてキレが良く、全体的にサッパリしていると思います。
沢山飲んでも胸につかえる事もなくガバガバ飲むのに良いと思います。
引用:Amazonレビュー
6位.AGF ちょっと贅沢な珈琲店 モカブレンド(粉)
Amazon価格 | 内容量 | 100g単価 | 1杯(10g)単価 |
382円 | 320g | 120円 | 12円 |
豆の原産地 | 焙煎度 | ||
エチオピア、ブラジル、他 | 中煎り |
「AGF ちょっと贅沢な珈琲店 モカブレンド」は、粉のコーヒーの中では雑味が少なく、飲みやすかったです。
スーパーやコンビニ限定で、モカを使った粉コーヒーを買うなら、このブレンドはおすすめ度が高いです。
▼コーヒー豆を5段階評価
香り 2
コク 2
苦味 2
甘み 1
酸味 3
モカ特有の「華やかさ」が控えめで、多くの人にとって飲みやすいコーヒーです。
カルディのモカブレンドに近い風味で、良くも悪くも「モカらしさ」は無いように感じます。
しかし嫌味が少なく、後味のキレもよいため飲みやすさを重視して作られている印象を受けます。
渋みも少なく、市販のコーヒー粉のなかではコスパが良い商品といえます。
モカとロブスタ種をブレンドしているので、20℃まで冷めると缶コーヒーの味になります。
▼実際に飲んだ方の感想・口コミ
モカではなく、モカ・ブレンドという名称ですから、どんな味であっても苦情を言う筋合いではないことは承知しておりますが、モカという冠を被せている以上、モカの絶対的な特徴である【酸味】、そしてほのかな【甘味】は必要だと思います。
ただ、普通のブレンドコーヒーとしては、必須の【香り】も起ち、美味しいコーヒーだと思います。
また、豆の膨らみも良く、気持ちが良くコーヒーが抽出されます。
引用:Amazonレビュー
まずい
モカブレンドが好きなので、いろいろ買っているのだが、このコーヒーはだめだ。
モカの香りなんてとんでもない。ロブスタ種の独特の匂いが強い。
値段を抑えたくてロブスタ種の割合を増やしたのだろう、昔はこんなんじゃなかった。
引用:Amazonレビュー
ちなみに「ロブスタ種」とは、安価なコーヒーの種類のことです。缶コーヒーや市販のコーヒー豆・コーヒー粉に使われます。
▼ロブスタ種の生豆(焙煎する前のコーヒー豆)

ロブスタ種のコーヒー生豆
こちらが、ロブスタ種のコーヒー生豆です。
専門店などで使われる高品質な「アラビカ種」と比較して、カビ豆、虫食い豆、発酵豆など、味・香りに重大な影響を及ぼす欠点豆が多く、風味が劣ります。
これが、ロブスタ種(市販のコーヒー)が安い理由です。
ちなみに、「モカ」はアラビカ種です。
下記は市販コーヒーにブレンドされる「グレードが低いモカ」の生豆です。
スーパー、コンビニなどで使われる「市販コーヒー用のモカ」なので、多少カビが生えた豆や、虫食い豆などの欠点豆があります。
しかし、先ほどお見せした「ロブスタ種」と比較して、明らかに欠点豆が少ないことが分かります。
ロブスタ種とアラビカ種は、見た目もこのような違いがあり、味や香りもアラビカ種は優れています。
通販で買ってみて本当においしかったコーヒー豆も紹介しています。
■【レビュー】本当に美味しいコーヒー豆おすすめランキング10選
実際に飲んだ1,000種類以上のコーヒー豆から厳選。
初回限定356円(64%割引)というお得なコーヒー豆もあります。
7位.AGF ちょっと贅沢な珈琲店 スペシャルブレンド(粉)
価格 | 内容量 | 100g単価 | 1杯(10g)単価 |
382円 | 320g | 119円 | 12円 |
豆の原産地 | 焙煎度 | ||
ブラジル、ベトナム、他 | 深煎り |
スーパーやコンビニでよく見かける「AGF ちょっと贅沢な珈琲店 スペシャルブレンド」は、嫌味が少なかったです。
旨味もありませんが、渋みや刺さるような苦味も少ないので、飲みやすい格安コーヒーといえます。
▼コーヒー豆を5段階評価
香り 2
コク 2
苦味 3
甘み 1
酸味 1
ドリップすると、深煎りコーヒーらしいスモーキーな香りが感じられます。
ひとくち飲むと、すっきりとキレの良い苦味が楽しめます。
有名な「KEY COFFEE スペシャルブレンド」よりも、はるかに飲みやすく、明らかに雑味が少ないことが飲み比べて明確になりました。
すっきりしたスーパーのコーヒーを飲みたい方は、このAGFスペシャルブレンドはおすすめ度が高いです。
ただし、こちらもロブスタ種が入っているので20℃まで冷めると、缶コーヒーの味になります。
こんな方におすすめ
クリアな味のコーヒーが好きな方
▼実際に飲んだ方の感想・口コミ
レビューでまあまあとかガブ飲み用の最低限はクリアとかまず過ぎて捨てたとか言われていますが、僕が色々飲み比べて(見つけれた範囲で)Amazonで買える粉状態の1kgの中では1番美味しいと思います。
これより美味しい物があればとても興味があります。
否定するだけでは信憑性がないので、美味しいと思った銘柄を書いて下さい。
引用:Amazonレビュー
レビューの数が多いので購入しましたが、コーヒー素人の僕でも分かるくらい不味いです。
コーヒーのにおいがする何か?だと感じます。そのにおいも焦げたにおいで味も苦いだけ。
これって本当にコーヒーなんですかね?我慢して4杯飲んだとこで全部捨てました。
引用:Amazonレビュー
8位.KEY COFFEE モカブレンド(粉)
価格 | 内容量 | 100g単価 | 1杯(10g)単価 |
718円 | 200g | 359円 | 36円 |
豆の原産地 | 焙煎度 | ||
グアテマラ | 浅煎り |
エチオピアのアラビカ種を使った「KEY COFFEE モカブレンド」は、香りの良さが印象的でした。
▼コーヒー豆を5段階評価
香り 3
コク 2
苦味 3
甘み 1
酸味 4
カップに顔を近づけると、モカ特有の華やかな香りが辺りに広がります。
ひとくち飲むと、フルーティーなフレーバーが鼻から抜けていきます。同じKEY COFFEEのスペシャルブレンドと比較して酸味、渋みが若干少なく、飲みやすい印象を受けます。後味も比較的キレがよく、嫌味が口にそこまで残りません。
ただし、冷めてくると強烈な渋みが口に広がり、飲みにくくなります。そのため、アイスコーヒーには適していません。熱いうちに飲んでしまうことをおすすめします。
▼実際に飲んだ方の感想・口コミ
酸味強めですが安ければ買う価値あり。
僕はコーヒーには旨味やコク、甘みを求める方なのですが、こちらは僕の舌の判断だと、少し酸味が強めの甘みとコクが感じられる豆だと思いました。
プレミアムスペシャルブレンドと名の通り一定以上のお味です。これなら400円台で購入できれば価格は大満足です。
ただ僕には好みの味ではありませんでしたので、星2つとさせていただきます。
引用:Amazonレビュー
個人的に酸味が苦手なためモカは好ましく思っていませんでした。
スッキリした酸味とのことでしたので試して見たところ、そこらのダサいコーヒーの様に舌根に纏わり付く酸味と違い酸味と認識した纏わり付く様な感じもなくスッキリと味わえます。
酸味も刺す様な刺激ではなくフルーツの様な棘のない酸味で、コーヒーの酸味を初めて美味いと思った
引用:Amazonレビュー
封切の一回目から香りが感じられない、泡のたちぐあいも少なくドリップしている間の香りが立ち込めるといったシーンはない。
飲んでみて、モカ独特の味わいが感じられない、なぜなんだろうと考えてみた。
賞味期限は問題ないのでもしかして商品の保管に問題があったのではないかと思ってしまった。残念でした。
引用:Amazonレビュー
番外:コスパの良い専門店のコーヒー豆

コーヒー豆3種 初回限定セット 5940円→2,138円(600g)送料無料
価格 | ¥2,138 (通常価格5940円:64%OFF) |
内容量 | 200g×3種類 |
100g単価 | ¥356 |
1杯単価 | ¥36 |
鮮度 | ★★★★★(最高評価:受注後焙煎) |
豆の産地 | グァテマラ・コスタリカ・インドネシア |
焙煎度合い | 中深煎り・中煎り・深煎り(ハイロースト〜フルシティロースト) |
豆の品種 | アラビカ種(パカマラ種・カトゥーラ種・スマトラ種) |
▼コーヒー豆を5段階評価
(スライドで3種類のチャートを確認できます)
Yahooニュースなどのメディアにも取り上げられている有名店で、焙煎の全国大会のチャンピオンに輝いた、北海道の自家焙煎店「珈琲きゃろっと」。
同店の初回限定セットは、なんと100gあたり356円。カルディ並の値段で専門店の味わいが楽しめます。
この初回限定セットは、2種類のコーヒー豆がそれぞれ200gずつ(合計400g)入って2,138円(全国 送料無料)

お湯を落とすと、粉がドーム状に大きく膨らむ。鮮度が良いことを示している。
注文時に「くるべさ定期便」というサービスの仮申し込みをすると、「マンデリン」が200g付いてきます。
これで合計600gになります。公式通販ページにも記載されていますが、この定期便は即キャンセルできるため、実質無料で200gのコーヒーが手に入ります。
万が一、定期便をキャンセルし忘れたとしても、後から返品・返金できます。
市販のコーヒーと同じくらい安くて美味しいコーヒーなら、現状このセットが最もおすすめです。
番外:市販のノンカフェイン・カフェインレス・デカフェコーヒー
価格 | 内容量 | 100g単価 | 1杯(10g)単価 |
795円 | 180g | 442円 | 44円 |
豆の原産地 | 焙煎度 | ||
コロンビア、グァテマラ | 中深煎り |
今回のランキングで1位を獲得した小川珈琲のカフェインレスコーヒー。深煎りのコロンビア産コーヒーを中心にブレンドされていて、香ばしさが感じられます。体に害がなく風味を損ねない「水抽出法」でカフェインを97%カットしていて、カフェインレスとは思えないクオリティです。
市販の美味しいカフェインレスコーヒーが飲みたいなら、まずはこれがおすすめです。
市販のコーヒーのおいしい淹れ方
美味しいコーヒーの淹れ方については諸説ありますが、僕は次のように淹れています。
- 水道水を電気ケトルで沸騰させる
- 沸騰した湯を常温のコーヒーポットに移し変える(これで85度前後まで温度が下がります)
- お湯を粉全体になじませ、1分蒸らす
- 150mlを1分で抽出
抽出レシピ
- コーヒーをいつもより2割ほど多く使う
(豆・粉 10g→12g) - 抽出量をいつもの半分にする
(150ml→75ml) - あとの半分はお湯だけを注ぐ
上記は、「濃いコーヒーのお湯割り」ですが、雑味が一切なくクリアな味わいになります。
市販のコーヒーを美味しく飲むために役立つ器具
美味しいコーヒーを飲むための器具ですが、細口のコーヒーポットとドリッパー、サーバーがあればOKです。
サーバーの代わりに直接マグカップなどに注いでも大丈夫ですし、100円ショップの計量カップでも代用可能です。
▲カリタ ペリカンポット 1.0L
ホーロー製のコーヒーポットは金属の匂いがお湯やコーヒーに移らないので、味や香りにこだわる方に向いています。
ニトリの1Lのホーローケトルなら1000円で買えるので、比較的お手頃かと思います。我が家にも1台あり、活躍しています。
▲ドリッパーは各社からいろいろと販売されており、それぞれで味の仕上がりが異なります。
個人的にはカリタ、三洋産業がおすすめです。
コーヒーのおいしさを保つ保存方法
コーヒー豆をどう保存すれば鮮度を長く保てるのか?
いろいろな方法を試した結果、鮮度を保つには冷凍保存するのが1番だとわかりました。
ただし、ジップロックに入れて保存すると「冷凍庫の匂いが移る」という問題が発生し、結局は常温で保存していました。
そこで見つけたのが「バルブ付きのアルミバッグ」です。
色々な容器に入れて「鮮度キープ力」を試していましたが、アルミバッグに入れて冷凍保存するのが鮮度・味の両方で最も優れていました。
▲袋の内側がアルミになっていて直射日光を通さず、匂い移りもしません。
詳しいレビューは次の記事をご覧ください。
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-
コーヒー豆の冷凍におすすめの保存容器はこれ|解凍は必要なし
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まとめ
最後にランキングをまとめます。
- 1位.小川珈琲店 小川プレミアムブレンド(豆)
- 2位.三本珈琲 吟煎(ぎんせん)粉
- 3位.スターバックス ハウスブレンド(豆)
- 4位.UCC 上島珈琲 香り炒り豆 ロイヤルブレンド(豆)
- 5位.ラバッツァ エスプレッソ VP(粉)
- 6位.AGF ちょっと贅沢な珈琲店 モカブレンド(粉)
- 7位.AGF ちょっと贅沢な珈琲店 スペシャルブレンド(粉)
- 8位.KEY COFFEE モカブレンド(粉)
- 番外.珈琲きゃろっと 初回限定セット
- 番外.小川珈琲店 カフェインレスブレンド(粉)
スーパーなどですぐに購入できる品なら、1位の「小川プレミアムブレンド」がおすすめです。
酸味がないコーヒーなら、スタバのハウスブレンドがおすすめ。
安くておいしいコーヒーを飲みたい方には、珈琲きゃろっとの「初回限定セット」がおすすめです。
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総額100万円以上を使っている自腹レビューです。100g 700円前後のコーヒー豆を中心に紹介しています。
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【通販で買える】美味しいコーヒー豆おすすめランキング10選!1000種類飲んだマニアがレビュー
また、コーヒー豆が安く買える「コーヒー豆の定期便(サブスク)ランキング」もまとめました。
サブスクは「縛り」があったりして、正直ぼったくりみたいな豆もありますが、ちゃんとお店を選べばかなりお得です。
まともな豆で初回限定50%OFF(縛りナシ)という良心的なお試しセットもあるので、詳しくレビューしています。
ちょっとでも安くコーヒー豆を買いたい人におすすめの内容です。
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