今回は、台湾のブランドが手がける「POURX OURA(ポアエックス オーラ)」というスマートコーヒースケールを使った感想をレビューします。
このコーヒースケールの特徴は、抽出を音とライトでガイドしてくれる「ライトガイドモード」という機能を備えていること。
お湯を注ぐタイミングをスケールが教えてくれるので「誰でも簡単に美味しいコーヒーが淹れられる」のが大きな特徴といえます。
いつもHARIOのコーヒースケール「jimmy」を使っていた僕の感想ですが、POURX OURAはスケールとしての機能も申し分なく「使っていてワクワクするコーヒースケール」です。
起動時のエフェクトも非常に格好良く、デザイン性や使用時の楽しさはjimmyを超えているかもしれません。
ここから、POURX OURA(ポアエックス オーラ)を実際に使ったレビューと、このスケールの特徴をお伝えします。
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POURX OURA(ポアエックス オーラ)を使ってみた感想
さっそく、POURX OURAを実際に使ったレビューをお伝えします。
向かって左側のボタンを押すと「ライトガイドモード」がスタートし、右側のボタンを押すと「スケールモード」がスタートします。
高精度なスケールモードでは0.1g単位まで正確に表示し、センサーが思いのほか高感度で重量を即座に検知します。
タッチボタンを押した際の反応速度もjimmyと変わらないくらい早い。直感的に操作できるのでストレスが一切ありません。
このコーヒースケールは抽出をサポートしてくれるのが大きな特徴ですが、個人的にはスケールとしての機能も非常に重視しています。理由は単純明快で豆のグラム数が1g変われば味も大きく変わってくるからです。
最初にお伝えしておくと、POURX OURAはモノを置く場所によって微妙にグラム数が変わります。例えば、真ん中で15g計測だったものが端っこに寄せると14.7gになったりします。
最大でどれくらいの誤差が生じるのか何度も試しましたが、誤差は0.2g、0.3gほど。
実際に15gぴったりに計量したコーヒーと14.7g計量のコーヒーを飲み比べましたが、さすがにこれしか差がないので味に大きな違いがあるとは僕は感じませんでした。
そして、基本的にコーヒーを淹れる時は計量カップを真ん中にセットし、カップの中に豆を入れるという動作をするはずので「カップの位置を変える」という動作を行うことは極めて少ないかと思います。
計量が終わったら、今度はハンドドリップモードに切り替えます。
ハンドドリップモードでは、タイマーと重さを同時に表示します。 ここは一般的なコーヒースケールと同じです。
お湯を注ぎ始めると自動でタイマーが起動するので、 抽出時間と液量を確認しながらハンドドリップできます。
コーヒー液がサーバー内に落ちた瞬間にタイマーが作動します。反応が非常に早いです。ここでも一切のストレスがなくドリップできます。
次は、POURX OURA最大の特徴である「ライトガイドモード」を使ってみます。
ライトガイドモードを起動すると、起動音とともにPOURX OURAの外側が白く光ります。このエフェクトが個人的に大好き。
ライトガイドモードとは、その名の通り音とライトでドリップをガイドします。赤と緑のライトに従うだけで、誰でも美味しいコーヒーが淹れられます。
コーヒースケール本体の左右2つのボタンを同時押しすると、コーヒーの味を次の3種類から選べます。
- すっきりとした酸味(***)
- バランスのとれた風味(**)
- コクのある苦味(*)
※設定が完了すると、スケール本体にカッコ内の星マークが表示されます。
外側が白色に光ると準備・完了の合図。さっそくお湯を注いでいきます。
ちなみに、ライトガイドモードの場合は容器の重さを検出して自動でゼロに戻してくれます。そのため本体のボタンを何度も押して重量をリセットする必要がありません。
ライトが白く光ったらすぐにドリップを始められるので本当に楽です。
外側が緑色に光っている間は「お湯を注いでください」という合図。
緑のライトがゆっくりと光っている間はお湯を「注ぐ量を減らしてください」という合図で、光るスピードが早くなったら「お湯を注ぐ量を増やしてください」とガイドしてくれます。
抽出をここまでサポートしてくれるのは正直「すごい」の一言に尽きます。
この機能を使えばタイマーも不要なので、本当に誰でも美味しいコーヒーが淹れられます。
POURX OURAが赤く光ったら「お湯を注ぐのをストップしてください」という合図。
ドリッパーの中にある程度お湯が溜まったら赤く光ります。 溜まったお湯がサーバー内にある程度落ちたら再び本体が緑色に光り、抽出をガイドしてくれます。
なお、次のステップに進む時は3秒前に「ピー」という音で知らせてくれます。
以上の手順で抽出が完了します。実際に飲んでみると、いつもタイマーで計測しながら淹れる渾身の一杯と遜色ない美味しさ。
POURX OURAは、タイマーとにらめっこしながらドリップする必要がないので、一般的なコーヒースケールを使ったドリップよりも気楽なのが個人的にポイントが高い。
ちょっと疲れている時に「今日は気楽にドリップしたいなぁ」なんて時にPOURX OURAを使いたくなって、実際に使い続けたら他のスケールを使わなくなりました。これ一台で良いです。
ずばり、何も考えないでぼーっと抽出していてもコーヒーが美味しく入れられるのが、POURX OURAの大きなメリットだと僕は感じました。
専用アプリで使い方がもっと広がる
なお、POURX OURA専用アプリを使えば3種類のフレーバーモードを自由に取り替えることも可能です。
自分の好きなフレーバーをアプリから探して本体へダウンロードをしておけば、次回からはアプリを開かずに、すぐドリップを始められます。
さらに専用アプリを使えば、二次元コードを通して自分のドリップレシピを誰かとシェアしたり、バリスタや友人からシェアしてもらったレシピで抽出できる点も面白いです。
公式サイトから有名バリスタのドリップレシピをダウンロードすることもできます。
自分で試してみて「美味しかったドリップデータ」をアプリに保存することもできます。
この機能を使えば次回も同じお気に入りのコーヒーが安定して淹れられます。
コーヒーが完成したら、アプリがフィードバックしてくれるのも面白いです。抽出に使ったドリップデータと、実際のドリップがどのくらい再現できたかを数字で表示し、どこに誤差があったのかグラフで確認できます。
再現度も○○%と表示してくれます。この機能を使えばハンドドリップの技術が間違いなく向上しそうです。
POURX OURAは抽出をサポートしてくれるだけでなく、ハンドドリップ講座のような側面も持ち合わせています。
POURX OURA(ポアエックス オーラ)のスペック
ここから、POURX OURA(ポアエックス オーラ)のスペックを紹介します。
- 本体サイズ:15 x 15 x 2.1cm
- 本体重量:375g
- 電池:USB充電式電池(連続使用時間 8時間)
- 待機時間: 145時間(理論値)
- スケールの精度:0.1g
- 最大耐荷重:2kg
- 表示画面:LED
- 付属品:マイクロUSB充電ケーブル1本
- アプリ対応:iOS10以上、Android7.0以上のバージョンが必須
- 言語:日本語、中国語、英語
ちなみに、POURX OURAはアプリを使わなくてもライトガイドモードなどが使えます。
シンプルに使いたい人は本体を操作するだけでも十分です。
POURX OURAは今ならMakuakeで割引価格で購入できます。
定価25,900円のところ15,680円(税込、送料込み)なので、約40%割引とかなり安くなっています。
詳しくはMakuakeの商品ページをご覧ください。
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