フレンチローストとは2番目に苦い焙煎度|カフェオレやエスプレッソにおすすめ
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フレンチローストとは、8段階あるロースト(焙煎度合い)の中から、2番目に深い焙煎度を指します。
焙煎度合いが深くなるほど苦味が強くなるため、フレンチローストは2番目に苦い焙煎度といえます。
フレンチローストは8段階中、2番目に深い焙煎度合い
ローストの深さ(焙煎度合い)は、
- ライトロースト
- シナモンロースト
- ミディアムロースト
- ハイロースト
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
までの8段階に分類され、焙煎度合いによって酸味や苦味、風味、香りがそれぞれ異なります。
焙煎度合いが浅いほど酸味が強くなり、焙煎度合いが深いほど苦味が強くなります。
フレンチローストのコーヒーの味わいですが、酸味はほとんど感じられず、強い苦味と深いコクが楽しめます。
ミルクを加えた「カフェオレ」を楽しむのに、フレンチローストは最適な焙煎度合いです。
▲世界でもっとも希少とも言われ、「伝説コーヒー」とも言われるリベリカ種はカフェオレが圧倒的に美味かった。
さらに焙煎度合いが深い「イタリアンロースト」でカフェオレを作る場合、コーヒー液の量を減らしてミルクを多めに調節すれば、ほどよく苦味が残って大人向けの味わいが楽しめます。
フレンチローストの特徴的な強い苦味も、濃厚なミルクを加えることでまろやかな味わいになり、コクも増して一層おいしく飲むことができます。
もちろん、苦味が好きな方はそのままブラックで飲んでも美味しく飲むことができます。
なお、コーヒー豆を購入する際、土居珈琲など豆の販売店によっては、焙煎度合いの指定が可能です。
▲土居珈琲のグァテマラ カペティロ農園はハイローストからイタリアンローストまでの5段階の焙煎度合いを指定できる。
これまでの内容を参考に、焙煎度合いを指定することで、より自分好みのコーヒーを楽しむことができます。
フレンチローストはエスプレッソやアイスコーヒーにもおすすめ
濃厚なコーヒーを抽出するエスプレッソでは、フレンチローストやイタリアンローストのコーヒー豆が使用されます。
また、アイスコーヒーを抽出する際にも、フレンチローストやイタリアンローストのコーヒー豆が使用されます。
氷が溶けてコーヒーの味が薄くなっても、しっかり苦味が感じられるように、あえて極深煎りのコーヒー豆を使用します。
フレンチローストにぴったりのコーヒー豆
マンデリンやコロンビアなどはフレンチローストにすると甘く香ばしいコーヒーが楽しめます。
また、本来酸味を楽しむ「エチオピア モカ」などのコーヒー豆をフレンチローストにすると、華やかな香りと香ばしい風味の両方を楽しむことができます。
モカ特有のフルーティーな酸味はほとんど感じられなくなりますが、花のような香りも素晴らしい特徴のひとつ。
本来、浅煎りで飲まれることが多いコーヒー豆を敢えてフレンチローストにすることで、新しい味の発見が楽しめるのもコーヒーの魅力です。
なお、写真の「森彦のNo.4深モカ」は、チョコレートのような甘くビターな香りと、オレンジのような味わいが楽しめます。
レビュー記事:森彦(Morihico)の名物「No.4深モカ」を飲んでみた感想を正直に述べていく
フレンチローストは苦味と深いコクが楽しめる
苦いコーヒーが好きな方やカフェオレが好きな方に、フレンチローストはおすすめの焙煎度合いです。
酸味がほとんど感じられないので、シャキッと目を覚ましたい朝や、濃厚なエスプレッソを淹れるときにフレンチローストの豆を選んでみて下さい。
コーヒー豆のローストや焙煎度合い・焙煎方式ごとの味の違いについては、こちらをご覧ください。
コーヒー豆のローストや焙煎度合い・焙煎方式ごとの味の違いを解説
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