テーラードコーヒー函館での豆購入で気をつけたい2つのこと
投稿日:2017年6月28日 更新日:
コーヒーブロガー山口が日本全国のコーヒーを飲み歩いてレビューしていく企画。
今回は函館でコーヒー豆を売っているお店、テーラードコーヒー(TAILORED COFFEE)さんで僕の好きなグァテマラ産の豆を購入して飲んでみました。
テーラードコーヒーさんでは今回のグァテマラを含めて4銘柄を飲んでいるのですが、ある2つの特徴があります。
豆を買って失敗しないために、お店に行く前にこの記事を読んでおいてください。
テーラードコーヒーとは
テーラードコーヒーはスペシャルティコーヒー専門店です。
本店は2014年にオープン。
2017年4月には「シエスタハコダテ」のB1Fに2号店となる「テーラードコーヒーブリュワーズ」をオープン。
コーヒー豆の品揃えは本店、2号店ともに10種類ほどです。
スペシャルティコーヒーとは
スペシャルティコーヒーとは、日本スペシャルティコーヒー協会の公式サイトで次のように説明されています。
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。
つまり、僕たち消費者が「美味しい」と満足するコーヒーのこと。
また、スペシャルティコーヒーと呼ばれるものには、
- 爽やかな酸味
- 甘み
が感じられるものと定義されています。
さて、ここからはテーラードコーヒーで購入した豆「グァテマラ サンアントニオ」を飲んでいきます。
テーラードコーヒーの豆をKINTO器具で抽出
今回はKINTO(キントー)の磁器ドリッパーを使い、ペーパードリップで抽出。
磁器ドリッパーはプラスチックと比べて保温性が高く、コーヒーが冷めにくいのが特徴。
陶器よりも耐久性が高いのもポイントです。
▲左:KINTO BREWERドリッパー
右:KINTO SLOW COFFEE STYLEサーバー
▲ハリオやコーヒーと同じ、円すい型ドリッパー。
湯が落ちるスピードが早いので、すっきりとした味のコーヒーが作れます。
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グァテマラの風味
グァテマラを一口飲んでみると、苦味が際立っている印象。
しかし、豆の生焼け特有の酸味が感じられます。
こちらのグァテマラはフルシティロースト(深煎り)なのですが、焙煎にはある程度の時間をかけないと豆の中まで火が通らず、生焼けのコーヒー豆になってしまいます。
コーヒーの生豆は、かじると青臭くて酸っぱいのですが、こちらのグァテマラは、生豆のような青臭い酸っぱさがあります。
コーヒーの温度が熱いうちは酸味が目立ちませんが、冷めてくると渋みを含んだ酸味が出てきて、ノドにいつまでも残ります。
「日本スペシャルティコーヒー協会が定義するスペシャルティコーヒーとは異なる風味である」
というのが僕の正直な感想です。
テーラードコーヒーの2つの特徴
テーラードコーヒーでは数種類のコーヒーを飲んできましたが、
- 深煎りされた豆でも酸っぱい
(豆が生焼け) - 焙煎直後の豆を販売しているため風味に角がある
(酸味がより強調されている)
上記2つの特徴があります。
テーラードコーヒーの深煎り豆はどれも酸っぱいので、酸味のあるコーヒーが苦手なら別のお店で購入するほうが後悔しないでしょう。
ちなみに焙煎の目的は、
- 豆を煎って化学反応で風味を出す
- 豆に含まれる水分を飛ばす
上記2点です。
天候によっては焙煎にかける時間が長くなったり、湿度によっても仕上がりが変わります。
「いつもと同じように」といかないのが焙煎の難しいところ。
テーラードコーヒーの今後に期待です。
美味しいコーヒー豆が買える2つのお店
美味しいコーヒー豆が買える2つのお店ですが、まずは
- スペシャルティコーヒー専門店の堀口珈琲
こちらは東京の世田谷のコーヒー専門店です。
おすすめは1800円で6種類(各50g)のコーヒーが飲める「お試しセット」。
浅煎りから深煎りまでバランスよく飲めて、どれを飲んでも満足できる品質です。
2つめのお店は、
- 創業40年の土居珈琲(ドイコーヒー)
こちらのお店のコーヒーは、チョコレートのような甘い風味と深いコクが特徴です。
3年連続コンテスト優秀賞を受賞したグァテマラと、コンテスト3位受賞のエルサルバドル産の豆が100gずつ入っている「人気銘柄セット」がおすすめ。
焙煎歴40年以上の土居博司さん(創業者)が研究に研究を重ねた、技の結晶のようなコーヒー2銘柄です。
まとめ
テーラードコーヒーのグァテマラ豆は、オーソドックスな苦味がありつつも余韻にしつこい酸味が残ります。
どの深煎り豆も酸っぱいので、酸味が苦手なら別のお店で買うのが無難。
また焙煎直後の豆を販売しているため味に角があり酸味がより強調されていました。
もし、お店で豆を購入する場合は焙煎日を確認し、焙煎直後であれば3日間ほど寝かせてから抽出してください。
下記では、1,000種類以上の中から、おすすめコーヒー豆を紹介しています。
店舗情報
TAILORED COFFEE(テーラードコーヒー)
住所:北海道函館市本町7番13号(行啓通り)
営業時間: 9:00-20:00
駐車場:なし
アクセス:バス停 五稜郭公園前入口より徒歩2分
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