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ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

投稿日:2017年8月10日 更新日:


 

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

これまで1,000種類を超えるコーヒー豆を購入し、ハンドドリップで淹れ続けてきたコーヒーブロガー山口です。(@yamaguchicoffee

現在は、コーヒー専門家として各メディアに取材協力もしています。

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

 

本記事では、ネルドリップで淹れたコーヒーの特徴や、ネルフィルターの手入れ方法、おすすめ器具などについて書いていきます。

【結論からいうと】

ネルドリップしたコーヒーは多くの場合でペーパードリップよりも旨味や深みが増して美味しくなります。

そして、ネルドリップ入門におすすめの器具はハリオ製のこちら。

こちらの器具はコーヒーサーバー、ネルフィルター、ろか器(金具)、ネルドリップスタンドがセットになっているオールインワンタイプ。

値段も手頃なので、ネルドリップ入門に1番おすすめの商品です。

ここから、ネルドリップで淹れたコーヒーの味について、ネルフィルターの手入れ方法などを述べます。

 

ネルドリップとは?

ネルドリップとは、一般的に使われるペーパーフィルターでなく、布のネルフィルターでドリップする抽出方法を指す。

この布フィルターの素材を「フランネル」といい、柔らかく厚手のもので、ネルシャツのネルはフランネルを略したもの。

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

▲ネルシャツの素材がコーヒーの抽出に使われる。

一度抽出するたびに捨てるペーパーフィルターと違い、ネルフィルターは使用後に洗って50回〜60回ほど繰り返し使える。

ネルドリップの特徴

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ネルドリップの特徴だが、いきなりデメリットからお伝えさせていただく

まず、ネルフィルターは使うたびに手洗いして、煮沸洗浄する必要がある。

こうしないとすぐにネルフィルターが目詰まりを起こして、お湯がコーヒーサーバーやカップに落ちていかなくなる。

また、ネルフィルターを使う回数が増えるほどコーヒーの粗脂肪などの成分がフィルターに付着し、お湯が落ちにくくなる。

ネルドリップはペーパーフィルターに比べて手間がかかるため、コーヒーの美味しさにこだわる本格派の器具といえる。

しかし、ネルドリップの大きなメリットは、多くの場合でペーパードリップよりもコーヒーの味に深みが出て美味しくなる。

また、ペーパードリップよりもまろやかな口当たりになる傾向にある。

そして、ネルフィルターはペーパーフィルターよりも目が粗いため、コーヒー豆本来の旨味や甘みを含む「コーヒーオイル」を通しやすいのも特徴。

※ペーパードリップではコーヒーオイルを通さないと言われるが、実際はペーパーフィルターも本来オイルを通す性質を持っている。

※しかし、ペーパーフィルターは水に濡れるとオイルに反発する性質へと変化するため、「ペーパードリップではコーヒーオイルを味わえない」と言われる。

ネルドリップは、ハンドドリップにおける究極の抽出方法とも言われているが、個人的にもネルドリップに勝る味わいの抽出方法はないと感じている。

手入れなどの手間に見合った「至高のコーヒー」が楽しめるのがネルドリップである。

おすすめのネルドリップ器具

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

冒頭でも紹介したとおり、ハリオ製ドリップポット ウッドネックというオールインワンタイプの器具がおすすめ。

こちらの商品は、抽出したコーヒーを受けとめる「サーバー」と「ネルフィルター」、持ち手がウッド調になった「ろか器」と、ネルドリップスタンドがセットになっている。

そのため、届いたその日からネルドリップコーヒーが飲める。

しかも、これだけ揃って値段が安いのも魅力的。

初めてのネルドリップ器具で何を買うか迷ったら、ハリオのドリップポット ウッドネックを購入すれば間違いない。

おすすめのネルドリップスタンド

もし、ヤグラタイプのネルドリップスタンドを使いたいなら、こちらがおすすめ。

コンパクトで収納場所にも困らず、一人で使うのに最適なネルドリップスタンドだ。

 

なお、カリタから発売しているネルドリップスタンド「ステンレスヤグラ」や、他社製「EBM18-8 コーヒースタンド」だと高さ40センチにも及び、実際かなり大きくて収納場所に困るので、上記商品がおすすめ。

ネルフィルターを使う前の準備

ネルフィルターを使う前の準備だが、まずはネルフィルターを軽く水洗いして、沸騰したお湯に投入。

その後、お湯が黄色くなるまで15〜20分ほど煮沸すれば良い。

この作業の目的は、ネルフィルターに付着している黄色い糊(のり)を取り除くことだ。

ネルフィルターに付着している糊は特有の臭いがあるので、この作業は美味しいコーヒーを飲むうえで欠かせない。

なお、僕はコーヒーとネルフィルターの馴染みを良くするために、使用済みのコーヒー粉も一緒に入れて煮沸している。

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

煮沸が終わって糊を取り除いたら、ろか器にネルフィルターをセットしてみよう。

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法
▲ろか器の先端部分を、ネルフィルターの穴に通す。

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法
▲穴へ通すことができたら、ろか器の根元まで持っていく。

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

ネルフィルターの装着が完了し、ネルドリップの準備が整った。

写真では起毛面が外側になっているが、起毛面が外側になっていても良い。

なお、外側起毛と内側起毛による違いは下記のとおり。

  • コーヒーの微粒子による微妙な味わいを楽しむなら、外側起毛がおすすめ。
  • コーヒーの微粒子を通さず、舌触りの滑らかさを楽しむなら、内側起毛がおすすめ。

ネルドリップの手順

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

ネルフィルターにコーヒー粉を投入していく。

豆の挽き具合は粗挽きがおすすめ。

理由は、細挽きだとネルフィルターがすぐ目詰まりしてコーヒー液が落ちなくなるため。

使うコーヒー豆(コーヒー粉)は、コーヒー液150mlに対して豆15g。(コーヒー10mlの抽出に対して豆1gと覚えれば良い)

豆を粗挽きにするとコーヒーの味が薄くなるため、豆を通常よりも多く使うことで薄味になることを防ぐ。

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

先端が細口になっているコーヒーポットを使って、ゆっくりと静かにお湯と落としていき、「の」の字を描くようにお湯を落としていく。

お湯を注ぐと、コーヒー粉がドーム状にふわっと膨らむ。このドームを崩さないようにドリップすると美味しく仕上がりやすい。

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

ペーパードリップと比べて舌触りがなめらかに、酸味はマイルドに、苦味は角が取れて柔らかく、味全体が上品に整うのもネルドリップの特長。

コーヒーチェーン店の豆ですら飲みやすくなる抽出方法なので、機会があれば試して欲しい。

使用後のネルフィルターの手入れ

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

使用後のネルフィルターの手入れだが、水またはお湯で軽く「もみ洗い」してから煮沸洗浄を行う。

煮沸洗浄後は水で急冷すれば衛生的だ。

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

煮沸洗浄が終わったネルフィルターは、水に浸けて冷蔵庫で保存する。

僕は、上の写真のように水入りタッパーにネルフィルターを入れている。水はできれば毎日取り替えるのが望ましい。

ネルフィルターをたまにしか使わない場合は、水気を切ってジップロックなどの袋に入れて冷凍庫で保存する。

再び使う際は、お湯をかけるなどして解凍する。

ネルフィルターの寿命は?

ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法

ネルフィルターの寿命だが、各メーカーによって推奨している目安がある。

僕が愛用している「マルタ製ネルフィルター」は、60回の使用が交換の目安となっている。

マルタ製ネルフィルターのレビュー

ハリオのネルフィルターよりもコーヒーのコクや味の深み、まろやかさがアップする。

個人的に大好きなフィルターだが、サイズが小さいためネルドリップスタンドに装着して抽出できないデメリットもある。

しかし、手で金具を持ってネルドリップするなら、マルタ製ネルフィルターも購入することを強くおすすめする。

マルタ製ネルフィルターは、ネルドリップファンに愛され続けている、こだわり抜いた一品。

コーヒーを至高の味わいに仕上げてくれるはずだ。

 

まとめ

さて、今回は「ネルドリップの特徴、おすすめの器具、ネルフィルターの手入れ方法」という内容でお届けしました。

内容をまとめると、

  • ネルドリップしたコーヒーは多くの場合でペーパードリップよりも旨味や深みが増して美味しくなる
  • ネルフィルターの手入れは「手洗い」「煮沸洗浄」「水に漬けるor冷凍庫に保管」
  • ネルドリップのおすすめ器具は「ハリオ製ドリップポット・ウッドネック」

こちらの器具はコーヒーサーバー、ネルフィルター、ろか器(金具)、ネルドリップスタンドがセットになったオールインワン器具。

値段も手頃なので、ネルドリップ入門に1番のおすすめ商品です。

また、交換用フィルターも用意されています。

なお、ヤグラタイプでおすすめの商品はこちら。

コンパクトサイズなので収納場所に困らず、扱いやすいです。

 

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次の記事では、僕が通販で購入した1,000種類以上のコーヒーの中で、特に美味しかった5銘柄を紹介しています。

結論からいうと、1位の森のコーヒーという無農薬のオーガニックコーヒーが美味しくて、しかもコスパが良いです。

実は、森のコーヒーなどに出会うまで、僕は数えきれないほどコーヒー豆選びに失敗してきました。

例えば、異なる2つの店舗で売っている100g 700円のコーヒー豆があったとします。

片方は「キレの良い苦味と深いコク」があり、もう片方は「焦げた味でブラックじゃ飲めない」「虫食い豆が混入している」ということが、コーヒー豆購入においては日常茶飯事で起こり得ます。

絶対に失敗しないコーヒー豆を選ぶのは、どんなに経験を積んでも回避できないと痛感しています。

なので、次の記事は僕の失敗を活かし、

  • あなたに失敗しないコーヒー豆選びをしてほしい
  • 本当に美味しいコーヒーショップがもっと評価されてほしい

という願いを込めて執筆しています。

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