「山口的おいしいコーヒーブログ」の商品レビューポリシーをまとめました。
ブログをご覧の皆様の購入の一助となり、日本のコーヒー市場を少しでも盛り上げることができればと思い、厳しいポリシーのもとレビューを行っています。
当サイトでは、1000種類以上の通販コーヒー豆を購入し、実際に試飲した上でレビューをしています。
特定の小売店やブランドに依存するような選び方はしておらず、国内外問わずさまざまなコーヒーを実飲してレビューしています。
一般的な日本のコーヒー市場には出回っていないような企業向けの商品レビューも実施しています。
レビュー方法
▼抽出環境・条件
- 抽出方法:ペーパードリップ
- 豆の挽き具合:中挽き
- 使用ミル:フジローヤル R-220 みるっこ
- コーヒー豆の量:15g
- 抽出量:150cc
- お湯の温度:85℃
- 蒸らし時間:60秒
- 抽出時間:60秒(合計120秒)
このブログでは、コーヒーの味わい、香りの強さを次の5つに分けてスコアリングしています。
- 苦味
- 酸味
- 甘み
- コク
- 香り
上記5つのうち、品質の検証項目は次の3点です。これらの総合点で順位付けをしています。
- 甘みの強さ
- 香りの強さ
- コク(旨味)の強さ
この3つの項目と、コスパの良さを考慮しています。
例えば、次のようなレビュー結果の場合、ランキングはこのようになります。
1位:マンデリン 500円 香り4 コク4 甘み3
2位:マンデリン 800円 香り4 コク4 甘み3
「味がそんなに変わらないなら値段が安いコーヒー豆を評価する」という考え方です。
3つの検証項目
甘みの強さなどは、次のようにスコアリングしています。
1.甘みの強さ
コーヒーの味は生豆の品質(土壌、標高、精製)と、生豆を加熱する「焙煎」という工程によって決まります。
高品質なコーヒーは冷めても雑味がなく、お米のような「優しい甘味」を感じられるのが特徴です。
このブログでは、淹れたばかりの味だけでなく25℃(常温)まで冷ましたときの味を検証し、冷めた時にも甘みが感じられるコーヒーを「美味しいコーヒー」と定義しています。
来客時など、ゆっくりとコーヒーを飲むようなシーンでは、冷めたコーヒーを口にすることが多いかと思います。
そんな時でも、甘みを感じられて「おいしい」と思えるようなコーヒーを選んでいます。
2.香りが強い
コーヒーの香りが立ちやすい85度のお湯を使用してレビューしています。
同じ値段のコーヒーでも飲み比べてみると、香りが強いものと控えめなものがあります。
香りが強いものは、コーヒーを飲み込んだ後に感じられる「余韻」を感じやすい傾向にあります。
このブログでは、香りが強い(風味がある)コーヒー豆を高く評価しています。
3.コク(旨味)の強さ
香りと同じく、同じ値段のコーヒーでも、実際に飲み比べてみると「コク(旨味)」の強さに差があることも多々あります。
このブログでは、コク(旨味がある)コーヒー豆を高く評価しています。
レビューに使用する器具

フジローヤル みるっこR-220。粒度の均一さ、静音性ともに優れた名機。
▲三洋産業CAFEC スリーフォードリッパー&アバカフィルター
「三洋産業CAFEC スリーフォードリッパー」は小さな1つ穴のタイプで、お湯が一定の速度で落ちるようになっています。
メリタのアロマフィルターと同じく、誰が淹れても美味しくコーヒーが作れる構造です。
コーヒーを淹れる人の技術に味が左右されないのでレビュー向きです。
プロも愛用しますが、初心者の方にもおすすめのドリッパーです。
このフィルターは特殊な「両面クレープ加工」が施されています。
通常のペーパーは「片面クレープ」ですが、CAFECのアバカペーパーは独自の抄紙技術によって作られたフィルターです。
簡単にいうと、ペーパー自体がリブの役割を果たします。
さらに、ほぼ全てのコーヒー微粉がクレープ上に付着し、コーヒーの中に入り込まないため濁りのないクリーンなコーヒーになります。
使うコーヒーポットは琺瑯製のケトル「月兎印ホーローポット」。
金属の臭いがお湯に移らないため、豆本来の味わいだけを感じられます。
使用するコーヒーミルは、フジローヤルの小型高性能ミル「みるっこDX R-220」。
微粉が混じりにくい設計で、「突き刺さるような味」が少なくなります。
豆の挽き具合はペーパードリップに適した「中挽き」に設定しています。
今まで飲んだコーヒー豆のレビューをこちらにまとめています。