今回は、東京・銀座の老舗「カフェーパウリスタ」の「森のコーヒー」はおすすめできるコーヒー豆なのか?
飲んだ感想を正直に述べます。
同じコーヒー豆でも、使う器具によって味が変わるため、ペーパードリップ、コーヒープレス、ネルドリップの3つの抽出方法で飲んでレビューします。
タップできる目次
銀座パウリスタとは
銀座カフェーパウリスタは明治44年に誕生した歴史ある喫茶店。
芥川龍之介が常連だったことでも知られています。
他にも与謝野晶子、高村光太郎、森鴎外、アインシュタイン等が訪れており、さらには、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻が三日三晩訪れたりと、そうそうたる顔ぶれが通い詰めていました。
銀座パウリスタを代表する豆「森のコーヒー」は農薬、除草剤、化学肥料を一切使っていないため、クリアな旨味があり、身体に優しく、環境にも優しいコーヒーだと注目され続けてきました。
銀座パウリスタの豆「森のコーヒー」
森のコーヒーは、銀座パウリスタで次のように紹介されています。
味、香り、ともに優れたバランスをもつたぐいまれなコーヒーです。
発売以来、多くの方に愛され続ける理由のひとつに、「農薬不使用」があげられます。
出典:銀座カフェーパウリスタ
値段
1,188円(税込)
※100gあたり 594円
容量
200g
コーヒー豆の種類
- ブラジル
- エチオピア
焙煎度合い
ハイロースト~シティロースト
(中煎り)
豆の状態
森のコーヒーは粒が小さいものの、きれいに均一に揃っています。
きめ細かく丁寧にハンドピックされているため欠点豆が一切ない。
コーヒー豆の状態は良好です。
実際に飲んだ感想
中挽きにした銀座パウリスタの豆「森のコーヒー」を、ハリオV60ドリッパーにセットして、お湯を静かに注いでいきます。
湯に触れたコーヒー粉は、ふわっと膨らみ、鮮度が良いことを示しています。
実際に飲むと、オレンジのような甘みと、フレッシュな酸味が口に広がります。
ほどよい苦味とコクがありつつ、長く続く甘い余韻に上品さを感じます。
雑味がなく透明感のある味わいで、何杯でも飲めそうなコーヒーです。
すっきりとした味わいなので、ケーキやスコーンなど幅広いスイーツと相性が良いです。
次はコーヒープレスで淹れてみます。
粗挽きにした「森のコーヒー」をコーヒープレスで抽出して飲むと、オレンジのような甘酸っぱさと、ほのかにナッツのような風味が香る一杯に仕上がります。
ペーパードリップでの抽出時よりキレも良く、スッキリとした口当たりで「食後のコーヒー」に選びたいです。
紅茶を飲んでいるような感覚で楽しめるため、普段コーヒーを飲まない人にも受け入れられそうです。
最後にネルドリップして飲んでみます。
ネルドリップ
中挽きにした「森のコーヒー」をネルドリップして飲むと、甘くまろやかなショコラオレンジュを思わせる味に仕上がります。
味全体がぎゅっと濃縮された印象で、コーヒー本来のビターな旨味が際立ちます。
そこに、オレンジのような甘酸っぱいフレーバーも加わり、味に立体感や上品さが生まれた印象です。
まとめ
さて、今回は銀座カフェーパウリスタの豆「森のコーヒー」を3つの抽出方法で飲みました。
いずれの飲み方でも、オレンジのような甘くフレッシュな酸味が感じられるコーヒーでした。
すっきりとキレの良い苦味と、ほどよい酸味があり、飲み手を選ばないバランスの良い味わいが楽しめます。
そして、長く続く甘い余韻も印象に残りました。
森のコーヒーは、飲み手を優雅な気持ちにさせてくれる上品さがあるので、ケーキやスコーンなどのスイーツと一緒に味わって欲しい、そんな銘柄です。
おすすめできるコーヒー豆か?
おすすめできます。
森のコーヒーは100gあたり594円。スターバックス並みの値段でありながら、それ以上の満足感が得られます。
ポピュラーな抽出方法であるペーパードリップで美味しく飲めます。
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