忖度なしのレビューサイト「山口的おいしいコーヒーブログ」です。
今回は札幌の自家焙煎店「森彦」のコーヒー豆「No.2マイルドブレンド」の正直な感想をレビューします。
※記事中の値段は全て税込です。
本記事の監修者:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のおすすめコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
No.2マイルドブレンドの基本情報
コーヒー豆の特徴
札幌市内の自社工場(プランテーション)で直火焙煎されるNo.2マイルドブレンド。
高級銘柄のタンザニア(キリマンジャロ)と華やかな風味のエチオピア・モカをブレンドし、ナッツのような香ばしさとカラメルの甘苦さを表現しています。
値段、豆の量、焙煎度合い
価格 | 1,458円/200g |
100gあたり | 729円 |
送料 | 500円〜(5,000円以上の購入で半額、10,000円以上の購入で無料) |
豆の産地 | タンザニア、エチオピア |
品種 | アラビカ種 |
精製 | 記載なし |
焙煎度合い | 中煎り |
「No.2マイルドブレンド」は店舗、オンラインストアで購入できます。
今回レビューする豆は、焙煎してから2週間ほど経過したコーヒーです。
森彦ではコーヒーを次の状態で購入できます。
- 豆のまま
- 粉:ペーパー・ネルドリップ用
- 粉: エスプレッソ用
- 粉:コーヒープレス用
豆、粉いずれも値段は変わりません。
レビュー
抽出環境・条件
豆の量:16g
豆の挽き具合:中挽き
お湯の量:160cc
お湯の温度:85℃
蒸らし時間:30秒
香ばしく焙煎された豆は粒がキレイに均一にそろっており、煎りムラも見られません。
豆を一粒食べてみると、オレンジのような甘くさわやかな風味が感じられます。
ペーパードリップすると、ローストナッツとオレンジの香りが広がります。
コーヒー粉は大きく膨らんで鮮度の良さを示します。
実際に飲むと、芯のある苦味、オレンジのような甘味と優しい酸味がバランスよく感じられます。
フレンチプレスで抽出すると、オレンジのような風味が際立ち、爽やかな印象になります。
苦味は控えめになり、舌の上ですっと消えます。
濃厚なオレンジティーを飲んでいるような感覚です。
カリタ3つ穴ドリッパーで抽出すると、すっきりした甘みと旨みが楽しめます。
ネルドリップすると、深いコクと重量感のある苦味、オレンジのような甘みがあります。
森彦本店で飲むコーヒーが好きならネル一択でしょう。
総評
タンザニアとモカの配合率が素晴らしく、味に奥行きを感じます。
苦味もありながら、モカの華やかさも強く感じられる贅沢な一品。
苦味と酸味のバランスが良く、万人受けする味わいです。
コクも深くて飲み応えあり。1杯で満足できるコーヒーが好きな人におすすめです。
味が似ているコーヒー豆は?
同じ価格帯だと、サザスペシャルブレンド(100g 626円)、TOKYO COFFEEのオーガニックブレンド(100g 645円)が挙げられます。
コスパと爽やかさを重視するならサザ、コスパと味の優しさを重視するならオーガニックブレンド。
味の奥行き、コクの深さなどワンランク上の味を楽しむなら森彦がおすすめです。
サブスクになりますが、Post Coffeeのポストコーヒーブレンド(初回370円)は、コスパとクオリティの高さを兼ね備えています。
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