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コーヒーの豆知識

タンザニアコーヒー豆の特徴と等級から品種・美味しい入れ方まで紹介!

タンザニアコーヒー豆の概要をまとめました。

地域 東アフリカ
・キリマンジャロ、アルーシャ、キゴマ、ムベヤなど
味わい・香り オレンジ、チョコレートなど
コーヒー生産量 世界第17位(64,920トン)
※2021年のデータ
栽培品種 アラビカ種70%:ロブスタ種30%
ブルボン、ケント、ティピカ、ブルーマウンテン、ニャサランド
精製方法 ウォッシュド、ナチュラル

一般的に、タンザニア(キリマンジャロ)は酸味があると言われますが、これは全ての焙煎度合いに対して言えることではありません。

浅煎りや中煎りのタンザニアコーヒーは柑橘系のフルーティーな酸味が特徴です。

深煎りなら、すっきりとしたキレの良い苦味があり、クリアな味わいが楽しめます。

ブログ管理人:山口 誠一郎

コーヒーの専門家としてTV出演文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。

タンザニアコーヒー豆の特徴

タンザニアコーヒー豆の特徴と等級から品種・美味しい入れ方まで紹介!

タンザニアのコーヒーは、浅煎りにすると柑橘系のフルーティーな酸味が感じられ、深煎りにするとキレの良い後味が楽しめます。

同じアフリカの「エチオピア」のコーヒーと比較されることもありますが、コクと甘み、フルーティーさが控えめでクリアな味が特徴です。

タンザニアコーヒー豆の等級(グレード)

タンザニアでは、豆のサイズによって等級(グレード)が決められます。

等級(グレード) 豆のサイズ
AA(最上級) 6.75mm以上
A 6.25mm以上~6.75mm未満
B 6.15mm以上~6.25mm未満
C 5.90mm以上~6.15mm未満

タンザニアコーヒーの品種

タンザニアでは、標高300~800mの低地でロブスタ種が栽培され、それ以上の高地ではアラビカ種が栽培されます。

ブルボン 濃厚な甘み
ケント コク(ボディ)が強い
ティピカ キレが良く、爽やかな酸味
ブルーマウンテン ジャマイカのブルーマウンテンを移植栽培したもの。タンザニアの一部で栽培される。
ニャサランド 風味は良いが病気に弱い。タンザニアの一部で栽培される。
ロブスタ インスタントコーヒーなどに使われる。低地栽培が可能で、病気に強く収穫量が多い。

関連記事:アラビカ種とは?有名な16種類の品種の特徴を解説|味や香りが分かる

タンザニアコーヒーの美味しい入れ方

タンザニアコーヒー豆の特徴と等級から品種・美味しい入れ方まで紹介!

ペーパードリップでは比較的すっきりした味になり、フレンチプレスや金属フィルターで入れると、深みのある味になりやすいです。

一度ペーパードリップで飲んでみて「スッキリしすぎている」と感じたら、フレンチプレスなどコーヒーオイルを味わえる入れ方がおすすめです。

タンザニアコーヒー豆の焙煎度合い

コーヒーの焙煎度合い

タンザニアコーヒーは、中浅煎り(ミディアムロースト)から深煎り(フルシティロースト)まで幅広い焙煎度合いで販売されます。

それぞれの味については割愛しますが、深煎りでは、浅煎りで感じられるような「フルーティーさ」はほぼ残りません。

自宅で焙煎する場合

タンザニアコーヒー豆の特徴と等級から品種・美味しい入れ方まで紹介!

タンザニアコーヒーの持ち味である柑橘系のフレーバーを楽しむなら、シティローストで煎り止めるのが良いでしょう。

焙煎を終了する具体的なタイミングは、2ハゼの始まりです。

タンザニアコーヒーの産地

タンザニアコーヒー豆の特徴と等級から品種・美味しい入れ方まで紹介!

タンザニアの主要コーヒー産地は次の5つのエリアです。

キリマンジャロ 北部。標高1,500~1,700m。
アルージャ 北部。標高1,600~1,700m。
ムベヤ 南部。標高1,300~1,800m。新興産地として注目されているエリア
ルブマ 南部。標高1200~1800m。
キゴマ 北部。標高1200~1800m。

どのエリアも標高が高いため、昼夜の寒暖差によって糖度の高いコーヒーを栽培できます。

コーヒー豆の生産量

タンザニアの年間コーヒー生産量は64,920トンで、世界第19位です。※2021年のデータ

生産されるコーヒーの9割以上が輸出され、最大の相手国が日本です。

生産年度 生産量(t)
2021年 64,920
2020年 60,000
2019年 56,460
2018年 70,500
2017年 46,980
2016年 50,760

出典:国際コーヒー機関(ICO)統計資料

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▲日本でも人気のタンザニアピーベリー

日本では、キリマンジャロと同じくらい「タンザニアピーベリー」も人気です。

通常、コーヒーチェリーには2つの種(豆)が入っていますが、ピーベリーは種が1つだけ入っていて丸い形をしている豆です。

味の特徴ですが、本来なら2つに分かれるはずの栄養素が1つの豆に注がれるため、通常のコーヒー豆に比べて油分やミネラルが多いと言われています。

より濃厚な味わいを好む愛好家に購入されることが多いです。

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