このブログでは、1,000種類の通販コーヒーを自腹で購入して、レビューしています。
今回は、東京や京都に店舗を構える「ブルーボトルコーヒー」のおすすめコーヒー豆を10商品、紹介します。
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ブルーボトルコーヒーとは
世界中で人気のブルーボトルコーヒー(Blue Bottle Coffee)。
2015年に日本に上陸し、第1号店の「清澄白河店」がオープンして以来、大人気となっています。
こちらのお店は、焙煎後48時間以内のコーヒーだけを販売するというこだわりが特徴。
また、スターバックスやタリーズコーヒーは機械で抽出するのに対して、Blue Bottle Coffeeでは一杯ずつ丁寧にハンドドリップしたコーヒーを提供します。
ブルーボトルコーヒーの歴史は2002年にカリフォルニア州でスタートします。
創業者のジェームス・フリーマン氏が自らコーヒー焙煎をし、焙煎したてのフレッシュなコーヒー豆を最もおいしいピーク時に提供するという歴史的な誓約を立てました。
自宅の裏のガレージで焙煎し、販売を始めてから15年、今では世界で人気のコーヒーチェーンになっています。
現在、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、東京、大阪、京都、神戸に店舗を展開しています。
ブルーボトルコーヒーのお店
注文を受けてから一杯ずつ丁寧にハンドドリップで抽出するブルーボトルコーヒー。
チェーン店でありながら個人店のような温かみがあり、淹れたてのコーヒーの香りが店内を包みます。
白を基調としたシンプルで落ち着きのある店内。
1号店の清澄白河店は、焙煎所とカフェの両方を兼ねていて、他のコーヒー店にはない雰囲気が楽しめます。
入り口はガラス張りで開放感があり、シンプルな中にスタイリッシュさを感じます。
店の奥には大型の焙煎器が置かれ、カウンターには様々なコーヒー器具やマシンが並びます。
ブルーボトルコーヒーのおすすめコーヒー豆ランキング10選
【1位】ベラ ドノヴァン
価格 | ¥1,620 |
内容量 | 200g |
100g単価 | ¥810 |
1杯単価 | ¥81 |
豆の産地 | エチオピア、グアテマラ、他 |
焙煎度合い | 中煎り |
フレーバー | ラズベリー/チョコレート/モラセス |
創業当初からブルーボトルコーヒーで最も人気のベラ・ドノヴァン。
キャラメルのような香りに加え、ベリー系の果実やオレンジを思わせる、甘くさわやかでフルーティーな香りが特徴です。
少し浅めの焙煎度合いで、爽やかな酸味が感じられます。
ブルーボトルコーヒーの特徴的な味を知るのに、ぴったりのコーヒー豆です。
迷ったら、まずはこのベラ・ドノヴァンをおすすめします。
普段エチオピア モカや、イルガチェフェなどを好んで飲む方にもおすすめです。
酸味が苦手な方は、次に紹介する「ジャイアント ステップス」が良いでしょう。
【2位】ジャイアント・ステップス
価格 | ¥1,620 |
内容量 | 200g |
100g単価 | ¥810 |
1杯単価 | ¥81 |
豆の産地 | ウガンダ、グアテマラ |
焙煎度合い | 中深煎り |
フレーバー | ココア/トーストされたマシュマロ/グラハム |
ブルーボトルコーヒーの中で最も力強い味のコーヒーです。
このお店の中では深めの焙煎で、苦味と酸味のバランスがよく飲みやすいです。
それでいて、ブルーボトルコーヒーの豆らしい華やかでフルーティーな香りが鼻から抜けていきます。
しっかりとしたコクもあり、ミルクとの相性も良く、チョコレートなどのスイーツとの相性も良いです。
【3位】スリー・アフリカズ
価格 | ¥1,620 |
内容量 | 200g |
100g単価 | ¥810 |
1杯単価 | ¥81 |
豆の産地 | エチオピア、グアテマラ、他 |
焙煎度合い | 中煎り |
フレーバー | ゴールデンレーズン/ワイニーブルーベリー/レモンゼスト |
スリーアフリカズは、名前の通り3種類のアフリカ産コーヒー豆のブレンドです。
このコーヒー豆はチョコレートのようなアロマが特徴です。
ほどよいボディとクリーンな後味が特徴で、多くの人にとって飲みやすい味わいに仕上がっています。
ベリーのような甘みと爽やかなシトラス、チョコレートのような風味が複雑に重なり、すっきりとした後味のブレンドコーヒーです。
【4位】ヘイズバレー・エスプレッソ
価格 | ¥1,620 |
内容量 | 200g |
100g単価 | ¥810 |
1杯単価 | ¥81 |
豆の産地 | グアテマラ、コロンビア |
焙煎度合い | 深煎り |
フレーバー | ベーキングチョコレート/オレンジゼスト/ブラウンシュガー |
ブルーボトルコーヒーの商品の中で、最も深煎りのコーヒー豆です。
ショットで飲むと、ずっしりした重さ、濃厚な赤茶色のクレマだけでなく、シルキーさを感じられます。
ミルクを加えると、お砂糖入りのココアのような甘みが感じられ、わずか90mlのマキアートにも360mlのラテの中にもその存在を強く感じられます。
ドリップで淹れれば、まろやかなダークチョコレートのような甘みを感じられます。
ミルクとの相性も良いので、カフェオレにもおすすめのコーヒー豆です。
【5位】ブルーボトルコーヒー ボールド ブレンド
価格 | ¥1,458 |
内容量 | 200g |
100g単価 | ¥729 |
1杯単価 | ¥73 |
豆の産地 | グァテマラ 80% / パプアニューギニア 20% |
焙煎度合い | 深煎り |
フレーバー | チョコレート、ヘーゼルナッツ、マシュマロ |
ボールドブレンドは、グァテマラのコーヒー豆をベースとした、飲みやすいブレンドです。
深めの焙煎によって、ココアやキャラメルのようなフレーバーが感じられます。
また、このコーヒー豆はオーガニック認証を受けたものを使用しています。
【6位】ブルーボトルコーヒー ブライト ブレンド
価格 | ¥1,458 |
内容量 | 200g |
100g単価 | ¥729 |
1杯単価 | ¥73 |
豆の産地 | ウガンダ 70% / エチオピア 30% |
焙煎度合い | 浅煎り |
フレーバー | ブルーベリー、ゴールデンレーズン、レモンゼスト |
ブライト ブレンドは、東アフリカのコーヒー豆をベースにした、フルーティーで爽やかな酸味のあるブレンドです。
浅煎りで、フルーティーさと華やかさが特徴です。
ほどよく苦味もあり、バランスのとれたコーヒーなので浅煎りの入門としてもおすすめの一品です。
こちらのコーヒー豆も、オーガニック認証を受けています。
【7位】エチオピア アガロ カタ ムドゥガ
価格 | ¥1,944 |
内容量 | 200g |
100g単価 | ¥972 |
1杯単価 | ¥97 |
豆の産地 | エチオピア |
焙煎度合い | 浅煎り |
フレーバー | オレンジブロッサム、紅茶、レモンゼスト |
複雑かつ繊細な味のエチオピア産コーヒー豆だけを使用した浅煎りコーヒー豆。
オレンジのような果実の香りをしっかり感じられ、フルーティーさの後に感じられる紅茶のような後味が特徴。
華やかさの中に、ほのかな甘みも感じられるコーヒー豆です。
【8位】コスタリカ・チリポ・リベンス ブラックハニー
価格 | ¥1,944 |
内容量 | 200g |
100g単価 | ¥972 |
1杯単価 | ¥97 |
豆の産地 | コスタリカ |
焙煎度合い | 中煎り |
フレーバー | ブラックベリージャム /メープル / ヌガー |
「ブラックハニー」は、ハニープロセスコーヒー(パルプドナチュラル)と呼ばれる精製方法の一つです。
このコーヒー豆は濃厚な甘味が特徴ですが、実は「ハニープロセスコーヒー」とは、味わいではなく乾燥したパーチメントの見た目から名付けられます。
ハニープロセスは、ウォッシュド(水洗式)と同じようにデパルパー(果肉除去機械)にコーヒーを通しますが、ミューシレージ(粘液)を洗い流さず、そのまま乾燥させる方法です。
この、ミューシレージの残存率に応じて名前が異なります。
残存率50%はイエローハニー、残存率100%はレッドハニー、残存率100%かつ糖度が高いものを「ブラックハニー」と呼びます。
このコーヒーは苦味がほとんどなく、花や甘い果実のようなフレーバーが感じられます。
コーヒーの甘みを楽しみたい方におすすめです。
【9位】リコレクション ブレンド
価格 | ¥1,836 |
内容量 | 200g |
100g単価 | ¥918 |
1杯単価 | ¥92 |
豆の産地 | エチオピア(70%)、コロンビア(30%) |
焙煎度合い | 中浅煎り |
フレーバー | ハチミツ /キャラメル |
エチオピアとコロンビア産、2種類のウォッシュドコーヒーを組み合わせた香り豊かなブレンドです。
やや深めに焙煎したエチオピアのコーヒー豆からは、ハチミツやキャラメルのような重厚なボディを感じ、浅煎りのコロンビアからはハーブ、りんごのような香りが感じられます。
ブルーボトルコーヒーらしい、華やかさの中にコクと甘みを感じられるコーヒー豆です。
【10位】グァテマラ・アティトラン・ラ ボス
価格 | ¥1,944 |
内容量 | 200g |
100g単価 | ¥972 |
1杯単価 | ¥97 |
豆の産地 | グアテマラ |
焙煎度合い | 中煎り |
フレーバー | ブラウンシュガー/ナツメググリーンアップル |
先ほど紹介した「ヘイズバレー」の濃厚なチョコレートの風味は、この農園のコーヒーから生み出されています。
このグァテマラは、ひとくち飲むと甘みとほどよい酸味のバランスの良さを感じます。
繊細なシトラスの風味の上品な口当たりが印象的です。
また、チョコレートのようなマイルドな甘みもあります。
甘く爽やかなコーヒーが好みの方におすすめです。
FAQ(よくある質問)
Q:ブルーボトルコーヒーって本当にコーヒー本来の味なのですか?
アイスコーヒーが香り良すぎて香料でも使っているのかと思いました。
A:コーヒー本来の風味です。同じコーヒーでもブラジルとエチオピアでは香りが全く異なります。
エチオピアは特有の華やかさがありますが、これと同じです。
ブルーボトルコーヒーに限らず、どんなコーヒー豆も栽培の段階から、意図してフレーバーを作っています。
焙煎度合いが浅い(酸味がある。苦味が少ない)ほうが、コーヒー豆本来のフレーバーが発揮しやすいため、近年では浅煎りコーヒーが好まれる傾向にあります。
Q:ブルーボトルコーヒーでは1杯作るのに豆30gも使うのですか?
通常は10〜20gが一般的ですが、公式サイトには30gと書いてありました。
なんだかもったいない気もしますが…それにそれだけ使っているわりには薄い気がします。
元が薄すぎるため30g推奨なのでしょうか?
A:350mlの抽出で30g使用と記載があります。つまり、およそ2杯分で30gなので、1杯分にすると15gになります。
味が薄い場合は、抽出時間が早い可能性があります。蒸らし1分、抽出1分の合計2分で淹れてみてください。
また、豆を粗挽きにすると味が薄くなります。ペーパードリップは中細挽きがおすすめです。
Q:ブルーボトルコーヒーの豆は店内で購入できますか?
A:はい、購入可能です。
コーヒー豆の旨味が引き立つ淹れ方
美味しく淹れるコツは、時間を測って淹れること。
蒸らし1分、抽出1分の合計2分を目安に淹れてみてください。
【例】マグカップ1杯分(150ml)の抽出方法
- お湯の温度を85℃前後にします。(沸騰したお湯を常温のケトルに移せば一気に85℃前後まで下がる)
- カップ、サーバーをお湯で温めておく。(ネルドリップの場合、フィルターを湯通しし、水気を切ってからシワを伸ばしておく)
- 中細挽きにした粉15gをフィルターに入れ、表面が平らになるよう揺すって整える。
- 初めに少量のお湯を全体に湿らせるように注ぎ、1分蒸らす。
- 150mlに達するまで、1分かけて抽出する
このやり方は、お湯を細く注いで、豆本来の旨味をじっくり抽出する方法です。
お湯を注ぎすぎてコーヒーの粉が浮かないようにすると、旨味を抽出できます。
▼ドリップの参考動画
動画のとおり、ペーパードリップでは腕を回す必要はありません。
腕は回さず、一定の湯量で2分かけて抽出すれば良いです。
まとめ|ブルーボトルコーヒーの味を自宅で楽しもう
さて、今回はブルーボトルコーヒーのおすすめコーヒー豆10選を一挙紹介しました。
ブルーボトルコーヒーらしい華やかな甘いフレーバーが楽しめるのは、やはり1位の「ベラ ドノヴァン」でしょう。
酸味が苦手な方には、2位の「ジャイアント・ステップス」をおすすめします。
本当に美味しいコーヒーをお探しの方へ
私はこれまで、およそ1,000種類の通販コーヒー豆を購入してきました。
その中から、とくに美味しかったおすすめコーヒー豆を15銘柄、厳選しています。
ブルーボトルコーヒーは酸味のあるコーヒーが多いですが、下記では苦味と酸味のバランスが良い豆を中心に紹介しています。
飲みやすいものだけを選んだので、コーヒーギフトをお探しの方にもおすすめです。