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コーヒーの豆知識

コーヒーダイエットは効果あり!実際に痩せる飲み方やタイミングを紹介

今回は、実際にコーヒーダイエットを5ヶ月間実践して14キロ痩せた僕が、コーヒーダイエットの効果を高めるコツや飲み方、タイミングは実際に飲んだダイエット用のコーヒーを紹介します。

ブログ管理人:山口 誠一郎

コーヒーの専門家としてTV出演文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。

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コーヒーダイエットとは?

コーヒーダイエットは効果あり!実際に痩せる飲み方やタイミングを紹介

コーヒーダイエットとは、カフェインによる脂肪燃焼効果やクロロゲン酸類の脂質の分解・吸収酵素阻害効果、血糖値上昇抑制作用などを利用してダイエットに取り入れる方法のことです。

簡単にいうと、コーヒーを飲むことで脂肪が燃えやすくなる、基礎代謝が上がる、脂肪の吸収を抑制するなどダイエットをする上で嬉しい効果が得られます。

コーヒーのダイエット効果

カフェイン摂取によって脂肪燃焼効果を促進

カフェインを摂取すると交感神経が優位になり痩せやすくなる

カフェインを摂取すると体重や体脂肪の量を調節する「交感神経」が優位になります。

脂肪はいつでも燃焼していますが、特に脂肪が燃えやすいのは交感神経が活発に働いている時です。

交感神経が優位に働くと、心拍数の増加と筋肉からの血管を拡張させる物質などの影響で筋肉への血流が促進され、体内のエネルギーを消費する基礎代謝も上がります。

カフェインはこの交感神経を優位にする働きがあり、脂肪燃焼効果を促進させることができるのです。

カフェインを摂取することで、カフェインの中枢神経を覚醒・興奮させる作用が交感神経系を優位にし、アドレナリンやノルアドレナリンを分泌させます。

出典:tokikoクリニック

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膵リパーゼの働きを抑制(脂質の吸収量が減少)

コーヒーには脂肪吸収を抑制するクロロゲン酸も含まれる

コーヒーに含まれるポリフェノール「クロロゲン酸類」は、脂質の分解・吸収の役割を担っている消化酵素「膵リパーゼ」の働きを抑制する作用があるとUCCの学術発表で報告されています。

普通は、食事から取り入れた脂肪はリパーゼの働きによって「脂肪酸」と「グリセリン」に分解され「中性脂肪」となって脂肪細胞に取り込まれます。*1

つまり、膵リパーゼを抑制することで脂質の吸収量が減少し、メタボリックシンドロームのリスクを下げる可能性が示唆されています。*2

カフェインには血行を促進して代謝を上げる効果がある

カフェインには血行促進効果があり、血流が良くなることで体温が上昇し、結果的に基礎代謝が高まると言われています。

2013年に開催された米国心臓学会(AHA)主催の「サイエンスセッション 2013」では「コーヒーを飲むと指先の血流が30%増加し血流が良くなった」と発表されています。*3

そもそも基礎代謝とは

「代謝」とは、外から取り入れたエネルギーや栄養が体内で利用され、消費されることです。そして、基礎代謝とは生命を維持するために消費している最低限必要のエネルギーのことです。

つまり、何もせずじっとしていても体温調整や脳や内臓、神経の活動など生きるために必要なエネルギーを常に消費しています。このエネルギー量を「基礎代謝」といいます。

なぜ基礎代謝が上がると太らないのか

基礎代謝を上げればエネルギーを消費しやすい体を作ることができ、体温が1度上昇すると基礎代謝が13〜15%も変動すると言われています。*4

一方、基礎代謝が低いと太りやすい、疲れやすい、冷え性、風邪、気分が落ち込みやすい、などの症状を引き起こすことがあります。

老廃物を排出してむくみを解消

老廃物を排出してむくみを解消

また、カフェインには利尿作用があり、体に溜まってしまっている不必要な老廃物や水分を排出することができるので「むくみ解消」に役立ちます。むくみを解消するだけでも2-3kg痩せたように見える効果が期待できます

むくみとは

そもそもむくみとは、体の中に不必要な老廃物や水分が溜まってしまうことで発生します。

むくみの原因の多くは血液の循環が悪くなった時です。体をあまり動かさないでいると血液の循環が悪くなり、不要な老廃物や水分が溜まって体がむくみます。

むくみ解消はダイエット効果が期待できる

体がむくむと、むくんだ部分が太く見えてしまい、人によっては体重が2-3kgも増加すると医師の荒牧竜太郎氏も述べています。さらにこのむくみを放っておくと、むくんだ部分の脂肪と老廃物が結合し「セルライト」というものができます。セルライトは一度できてしまうとなかなか取れません。*5

そうなる前に、むくみを解消する一つの手段として「コーヒーを飲むこと」は効果的で、結果としてダイエットにも結びつきます。

コーヒーダイエットは便秘解消に効果あり

コーヒーを飲むと小腸、大腸の筋肉に刺激を与えるという研究結果が2019年にテキサス大学より発表され、コーヒーを飲むと便秘解消に効果があるということが分かっています。*6

なお、この現象に「カフェインは全く関連性がない」ことも分かっており、カフェインレスの「デカフェコーヒー」を飲んだ場合でも、大腸の筋肉に刺激を与える現象が起こっています。(実際に便秘改善には本当に効果がありました。)

コーヒーダイエットの飲み方

コーヒーダイエット中はなるべくブラックで飲む

コーヒーダイエットは効果あり!実際に痩せる飲み方やタイミングを紹介

コーヒーダイエット中はなるべくブラックコーヒーを飲むのがおすすめです。理由は単純で摂取カロリーを抑えることができるからです。

コーヒーには無糖・微糖・加糖・カフェオレ・エスプレッソなど様々な飲み方がありますが、減量効果を期待するならブラックコーヒー、どうしてもミルクを加えて飲みたい方は「無脂肪乳」を加えたカフェオレを飲みましょう。

(僕が飲んだエクサライフコーヒーWはちょっと甘みがあるので砂糖を入れなくても飲みやすかったです)

コーヒーダイエットはインスタントコーヒーでも問題ない(カフェインの量に大差なし)

コーヒーダイエットは効果あり!実際に痩せる飲み方やタイミングを紹介

結論からいうと、コーヒーダイエットはインスタントコーヒーでも問題ありません。なぜなら、インスタントコーヒーとドリップコーヒーのカフェインの量に大きな差が無いためです。

コーヒー1杯150mlに含まれるカフェイン量はインスタントコーヒーで約80mg、ドリップコーヒーで約90mgと内閣府より報告されています。*7

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コーヒーをいつ飲むと痩せる?

結論から言うと朝、食後、運動前にコーヒーを飲むと高いダイエット効果が期待できます

朝のコーヒーに脂肪燃焼効果あり

朝にコーヒーを飲むと新陳代謝が活発になり、運動時の脂肪燃焼を促進させる可能性があるという研究結果が発表されました。*8

この研究では25〜39歳の男性15人が参加し、あるチームはプラセボ(偽薬)を摂取、もう1つのチームはカフェインを摂取してエクササイズしました。その結果、カフェインを摂取したチームはプラセボを摂取したチームより11%〜13%多くの脂肪を燃焼していました。

さらに、約240mgのカフェイン(マグカップ2杯分)を摂取すると、特に午前中の代謝が向上することも分かりました。

コーヒーを飲むタイミングは食後がおすすめ

食後にコーヒーを飲むと血糖値上昇抑制作用が働くとUCCが発表しています。*9

運動前に飲むのもおすすめ

ある研究では運動30分前にコーヒーを飲むと脂肪燃焼の効率が劇的にアップするという結果が出ています。*10

この実験は15人の男性を対象に、「朝8時に偽薬を飲ませる」「夕方17時に偽薬を飲ませる」「朝8時にカフェイン錠剤を飲ませる」「夕方17時にカフェイン錠剤を飲ませる」の4つをランダムに行いました。薬を飲んだ後はサイクリングテストをして、体の脂肪燃焼能力を測定しました。その結果、運動の30分前にカフェインを摂取すると脂肪燃焼速度が11%〜29%アップすることがわかりました。

コーヒーダイエット注意すべき3つのポイント

1.空腹時にはコーヒーを飲まない

コーヒーには、胃酸の分泌を促進させるクロロゲン酸や胃粘膜を刺激するタンニン酸など、胃粘膜を刺激する成分も含まれています。*11

胃の調子が悪い時、空腹時に何杯も飲むと胃痛や胸焼けの原因になることもあるため、可能な限り空腹時に飲むのは避けるのが望ましいです。

2.夕食をコーヒーに置き換えるなら早めの時間に飲む

コーヒーに含まれるカフェインには脳を覚醒させたり、興奮状態にする交感神経を刺激する効果があるため、遅い時間にコーヒーを飲むと、寝つきが悪くなる可能性もあります。具体的には寝る4時間前までに飲むのが理想的です。

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3.コーヒーを1日に何杯飲んでも良い?

1日に4~5杯までが適切な量であると「欧州連合(EU)の欧州食品安全機関(EFSA)」で述べられています。それ以上摂取すると不眠症などの症状が出る可能性があります。*12

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コーヒーダイエットは効果あり!効率よく飲んで効果的に痩せよう

コーヒーダイエットで痩せる前

▲コーヒーダイエットのビフォーアフター写真

僕の場合、食事制限をしなかったにもかかわらず14kgの減量に成功し、現在も体重をキープできているのは、コーヒーダイエットによる脂肪燃焼効果や、基礎代謝のアップなどの効果によるものだと感じています。

最後にコーヒーダイエットの効果をまとめます。

  • 脂肪燃焼効果が向上
  • 基礎代謝が上がる(痩せやすい体になる)
  • 脂肪吸収を抑制
  • 便秘解消
  • 食後の血糖値上昇を抑制
  • 脂肪の排出を増加(これはトクホコーヒーだけのメリットです)

今回飲んだトクホのコーヒーは脂肪の排出を増やしてくれる効果があるため、普通のコーヒーよりもダイエット効果が早く出るのが大きなメリットです。

エクサライフコーヒーWについては公式サイトをご覧ください。

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参考文献

*1食用素材からの膵リパーゼ阻害物質の探索|北海道大学 大学院農学院 修士論文発表会,

*2脱カフェインコーヒー生豆抽出物の脂肪分解酵素活性阻害について報告|UCC

*3コーヒーを飲むと血流が増加|糖尿病ネットワーク

*4ブラックコーヒーダイエットの凄い効果!|Tailoredcafe

*5なぜ?「体重が一日で2キロ増えた」むくみが原因?戻すには?食べてないのに増える理由も|EPARK

*6Effect of coffee on distal colon function.

*7食品中のカフェイン|内閣府 食品安全委員会 ファクトシート

*8International Society of Sports Nutrition誌

*9脱カフェインコーヒー生豆抽出物の糖質分解酵素阻害活性とクロロゲン酸類の寄与について報告|UCC

*10Caffeine increases maximal fat oxidation during a graded exercise test: is there a diurnal variation?

*11コーヒー摂取が胃運動及び自立神経活動に与える効果の検討|北海道大学 大学院農学院 修士論文発表会,

*12「コーヒーは健康に良い」は本当か 何杯までなら飲んで良いのか?|保健指導リソースガイド

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