コーヒー豆のレビュー

土居珈琲のブラジルダテーラ農園を飲んだ感想を正直に述べる

2019年4月5日

200g 32,400円のコーヒーを飲んだり、焙煎(ばいせん。生豆を焼くこと)も行うコーヒーブロガー山口が、土居珈琲の人気コーヒー豆「ブラジルダテーラ農園」を飲んだ感想を正直に述べます。

同じコーヒー豆でも用いる抽出器具によって出来上がりの味が異なるため

  • ペーパードリップ
  • コーヒープレス
  • ネルドリップ

上記3つの抽出方法で飲んだ感想を書いていきます。

ブラジルダテーラ農園

ブラジルのミナスジェライス州にあるダテーラ農園は、世界一のコーヒー生産量を誇るブラジルの中でも、とくに良質なコーヒーを生産する事で世界的に広く知られています。

農園内に収穫したコーヒーチェリーを加工する加工場や保管庫などを保有し、ダテーラ農園だけで栽培から収穫、加工、そして輸出まですべて一貫して行います。

また、コーヒーの売上の5%を寄付に充てるなど、社会福祉面への関心が非常に高く、農園内にはワーカーのための住居や学校、セミナー施設や自然保護区などが整備され、接続可能な農業への意識が高いことでも知られています。

ISO14001、レインフォレストアライアンス(RA認証)、EUREPGAPの認証を取得しています。

※レインフォレストアライアンスとは、森林や水などの自然資源とそこに生きる動物を守りながら、人々の暮らしや経済・労働環境を支える仕組みです。

そんなブラジルダテーラ農園のコーヒー豆は土居珈琲に限らず、さまざまなカフェなどのお店で飲むことができます。

ただし、焙煎するお店によって味が大きく異なるため、一概に「ブラジルダテーラ農園の味は苦い、甘い」などと言うことはできません。

土居珈琲では、ブラジルダテーラ農園の味について公式サイトで次のように説明しています。

コーヒー独特の上質でビターな甘みと、香ばしいコクの調和が楽しめる銘柄。余韻が長く、品格すら感じる。

出典:土居珈琲

実際に土居珈琲のダテーラ農園を飲んだ人の口コミを見ると大変評判が良く、まさに「非の打ちどころがないコーヒー豆」という想像を抱かせます。

値段

1,600円(税抜)

※100gあたり800円

容量

200g

豆の種類

ブラジルダテーラ農園で生産された豆のみ
(シングルオリジン)

焙煎度合い

フルシティロースト
※深煎り

豆の状態

土居珈琲のブラジルダテーラ農園は割れたり欠けたりの不良豆がなく、コーヒー豆の状態が非常に良い。

焼きムラもほとんど見られず、粒もキレイに均一に揃っている。

味わいを5段階で評価


ブラジルダテーラ農園を3つのコーヒー器具で飲み比べ

▲左から

  • コーヒープレス
  • HARIO(ハリオ)ウッドネック ネルドリッパー(マルタ製4枚接ぎネルフィルター)
  • HARIO(ハリオ)V60ドリッパー

はじめにペーパードリップの定番である「ハリオV60ドリッパー」で抽出して飲んで、味の変化がしっかり感じられる2つの器具で飲んでいく。

【抽出環境】

  • 1杯あたりに使う豆:16g
  • お湯の量:160cc
  • お湯の温度:85℃
  • 蒸らし時間:30秒
  • 使うコーヒーポット:カリタ製ホーローポット

ハリオV60ドリッパー

中挽きにした土居珈琲のブラジルダテーラ農園をハリオV60ドリッパーにセットしてお湯を静かに注いでいく。

湯に触れたコーヒー粉は大きくドーム状に膨らみ鮮度が良いことを示している。

▲ドーム状に膨らむコーヒー粉

この美味しそうな光景を見ると、蒸らし時間のたった30秒でさえも、もどかしく感じる。

次第にカラメルのような甘い香りが広がると、僕の鼻腔と脳は刺激され「早く飲みたい」という衝動に駆られる。

そんな思いを抑えながら、ゆっくり、じっくりと丁寧に、お湯を雫のごとく落としてゆく。

さっそく一口飲んでみると、カラメルのような甘みの中に香ばしさがあり、ビターな旨味が感じられる。

キレの良い苦味と、ほどよい酸味のバランスが上品に整っていて飲みやすい。

ボディ感も重たすぎず、軽すぎずの丁度良い塩梅で、どんなシーンでも飲めるであろう味わい。

また、カップを口に近づける度に鼻から抜けていくナッツのような風味も印象的。

そして、飲んだ後に残る上品な余韻に「品格」を感じる、そんな一杯であった。

次はフレンチプレスで淹れてみよう。

フレンチプレス

粗挽きにした土居珈琲のブラジルダテーラ農園をフレンチプレスで抽出して飲むと、苦味が控えめになってナッツのような風味が際立つ一杯に仕上がった。

やや前に出てきた酸味が口当たりを爽やかにしていて飲みやすい。

そして、口に含んだコーヒーが喉を通る瞬間に香る、芳しい風味がとても印象的。

これは、紅茶を飲んでいるような感覚に近いかも知れない。

ペーパードリップとは異なる口当たりながらも、リッチな風味が楽しめる一杯だった。

最後に、究極の抽出方法と言われるネルドリップで淹れてみよう。

ネルドリップ

中挽きにした土居珈琲のブラジルダテーラ農園をネルドリップして飲むと、こっくりとした深い味わいが印象的。

苦味はペーパードリップ時と変わらず、キレの良さも健在だ。

酸味は一段階控えめに感じられる。

しかし、苦くなったわけでもなく、苦味と酸味の一体感がペーパードリップ時よりも強いのである。

この一体感が、さらなる深い味わいを生み出しており、甘みや旨みも一層強く感じられる。

味わい深いコーヒーが好きな僕にとっては至高の一杯である。

まとめ

さて、今回は土居珈琲の人気銘柄「ブラジルダテーラ農園」を3つの抽出方法で飲んでみた。

いずれの飲み方でもクセがなく飲みやすく、味のバランスが上品に整った銘柄だった。

もっともポピュラーな抽出方法であるペーパードリップでは、カラメルのような甘みと香ばしさ、ビターな旨味が感じられるので多くのコーヒーファンに愛されそうだと感じた。

【おすすめできる?】

ぜひ一度飲んで欲しい、美味しいおすすめのコーヒー豆。

誰が飲んでも美味しいと感じるであろう、バランスが上品に整った味わいのため、コーヒーギフトとしてもおすすめの一品だ。

土居珈琲のコーヒー豆を初めて試すのにおすすめのセット

土居珈琲 人気銘柄セット

土居珈琲のコーヒー豆を初めて飲むなら、人気No.1のグァテマラ カペティロ農園と、世界一のコーヒーを決める品評会「COE(カップ・オブ・エクセレンス)」で入賞したエルサルバドル・ラ・レフォルマ農園がセットになった「人気銘柄セット(¥2,288)」から、まずは試すことをおすすめする。

こちらは、2種類の豆が100gずつ入っており、高級コーヒー豆の味を一度に両方試せるのが魅力だ。

グァテマラ カペティロ農園は、カラメルのような甘みと香ばしさ、ビターな旨味が感じられる美味しいコーヒーだ。

エルサルバドルは、オレンジのような爽やかさがありながら、口溶けのよいビターチョコレートのような味わいが上品に重なった、まるでスイーツのようなコーヒーだ。

どちらも非常に高級感のある味わいが感じられ、僕も定期便で毎月届けてもらうほどおすすめ度が高いコーヒー豆だ。

また、専用のギフトボックスに入っており、ショップバックも付属するのでコーヒーギフトとしてもおすすめだ。

人気銘柄セットは2つの高級コーヒー豆を一度に試せる方法なので、まずはこちらを飲んでみることをおすすめする。

土居珈琲の人気銘柄セットを公式サイトでみる


  • この記事を書いた人

フラペチーノ山口(山口 誠一郎)

日本安全食料料理協会(​JSFCA)認定コーヒーソムリエ / 焙煎士。1,000種以上の通販コーヒーを飲む。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。TV出演。

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