32,400円のコーヒーを飲んだり、焙煎(ばいせん。生豆を焼くこと)も行うコーヒーブロガー山口が、愛知県知多郡の自家焙煎店「サードウェーブコーヒー」の「グァテマラ エル インフェルト」はおすすめできるコーヒー豆なのか?
通販で購入して飲んだ感想を正直に述べる。
同じコーヒー豆でも、使うコーヒー器具によって味が変わるため、ペーパードリップ、コーヒープレス、ネルドリップの3つの抽出方法で飲んでレビューする。
グァテマラ エル インフェルト
グァテマラ エル インフェルトは、サードウェーブコーヒーで次のように紹介されている。
華やかさというよりしっとりと落ち着いた印象のフレバーに、オイリーなマウスフィールが特徴です。今回はよりチョコの風味が増しています。気品を漂わせたグアテマラをご賞味ください。
出典:サードウェーブコーヒー
値段
1,296円(税込)
※100gあたり518円
容量
250g
コーヒー豆の種類
グァテマラ エル インフェルト農園で生産されたコーヒー豆
※一つの農園で生産されたコーヒー豆は「シングルオリジン or シングルエステート」と呼ばれる。
焙煎度合い
ハイロースト
(中煎り)
豆の状態
グァテマラ エル インフェルトは、焼きムラがほとんどなく、粒もきれいに均一に揃っている。
丁寧にハンドピックされているため欠点豆は一切ない。コーヒー豆の状態は良好といえる。
味・香りを5段階でみる
グァテマラ エル インフェルトを3つのコーヒー器具で飲み比べ
▲左から
- ハリオV60ドリッパー
- ハリオ ウッドネック ネルドリッパー
(フィルターはマルタ製の4枚接ぎ。一人用を使用) - ハリオ カフェプレス スリム
はじめにペーパードリップの定番である「ハリオV60ドリッパー」で抽出して飲んで、味の変化がしっかり感じられる2つの器具で飲んでいく。
【抽出環境】
- 1杯あたりに使う豆:17〜20g
- お湯の量:150cc
- お湯の温度:85℃
- 蒸らし時間:30秒
- 使うコーヒーポット:カリタ製ホーローポット
ハリオV60ドリッパー
中挽きにしたの豆「グァテマラ エル インフェルト」を、ハリオV60ドリッパーにセットして、お湯を静かに注いでいく。
湯に触れたコーヒー粉は、あまり膨らまないが、焙煎度合が浅いと膨らみにくい場合があるため、必ずしも鮮度が落ちているとは言えない。
さっそく一口飲んでみると、ベルガモットのような風味が鼻から抜けていき、レモンのような爽やかな酸味が感じられる。
苦味は控えめで、甘みもコクもライトな印象。口に若干残る渋みは紅茶を思わせる口当たりだ。
繊細な味わいのコーヒーなので、ミルクを入れて飲むよりもブラックで飲みたい一杯。
次はコーヒープレスで淹れてみよう。
コーヒープレス
粗挽きにした「グァテマラ エル インフェルト」をコーヒープレスで抽出して飲むと、グレープフルーツのような、ほろ苦さと甘酸っぱさが感じられる。
ペーパードリップよりも明らかに甘みが増して、コーヒーオイルのまろやかな旨みが強く感じられる。
それでいて後味はすっきりしていてキレが良い。
最後にネルドリップして飲んでみよう。
ネルドリップ
粗挽きにした「グァテマラ エル インフェルト」をネルドリップして飲むと、まろやかな甘みと、ほのかな酸味が感じられるようになった。
コーヒープレスでの抽出よりもマイルドな口当たりで渋みもなく飲みやすい。
ホッと落ち着くような味わいを楽しみたい場合、ネルドリップして飲むのがおすすめ。
まとめ
さて、今回は愛知県知多郡にあるサードウェーブコーヒーの豆「グァテマラ エル インフェルト」を3つの抽出方法で飲んでみた。
いずれの淹れ方でも、グレープフルーツのような甘酸っぱさが感じられるコーヒーであった。
繊細な味わいなので、ミルクを入れて飲むよりもブラックで飲むのがおすすめ。
【おすすめできるコーヒー豆か?】
おすすめできる。理由はシンプルで、安くて美味しいからだ。
このコーヒー豆は通販サイトにて500g 1,944円で購入できる。
100gあたりに換算すると389円と、カルディ並みのお手頃価格なのだ。
値段は安いが、カルディ以上の満足度が得られる。
また、5,400円以上買うと送料無料になるのも嬉しい。
ただ、一度に500g買って、万が一想像していた味と違ったら豆が無駄になってしまう。
なので、まずはお試しセットを購入するのが良い。
このセットでは3種類の豆を自分で選べる(各100g)。値段は1620円(送料無料)。
僕は、グァテマラ、ブラジルショコラ、スマトラを選んだが、どれも美味しいコーヒーなので、まずはこの3つを試すと良いだろう。