32,400円のブルーマウンテンNo.1を飲んだり、焙煎(ばいせん。生豆を焼くこと)も行うコーヒーブロガー山口が、愛知県知多郡の自家焙煎店「サードウェーブコーヒー」の、
「シングルオリジン100g 3種セット 」
を通販で買ったので正直な感想をレビューしていく。
サードウェーブコーヒーは、軽井沢の名店「丸山珈琲」などと同じグループ(珈琲の味方塾)に属しており、「スペシャルティコーヒーに携わる為に、何をするべきか」を常に模索し続けているお店だ。
結論から言うと、今回飲んだコーヒーは、手頃な値段で飲める美味しいコーヒー豆だった。通販で買えるので、ぜひ飲んで欲しい。
では、なぜそう感じたのか?実際にコーヒーを飲んだ感想を交えながら解説していく。
サードウェーブコーヒーの焙煎のこだわり
サードウェーブコーヒーでは、スペシャルティコーヒーの風味特性を最大限活かすために「低温焙煎メソド」を実践している。
焙煎機は、フジローヤル製 赤外線つきの直火焙煎機を使用している。
スペシャルティコーヒーの焙煎に、直火焙煎機は向いてないとも言われているが、コーヒー豆本来の良さを引き出すために、サードウェーブコーヒーの焙煎人「山本敦則」さんは熱心に検証を繰り返されている。
僕とサードウェーブコーヒーの出会いは、ネットでスターバックスについて調べていたのがきっかけだ。
山本さんは90年代に、シアトルのスターバックスのコーヒーを飲み、そのレベルの高さに圧倒されたという。
きっかけがスターバックスとはいえ、サードウェーブコーヒーと出会えたのも何かの縁だと感じたので、「シングルオリジン100g 3種セット」を通販購入してみた。
シングルオリジン100g×3種セット
サードウェーブコーヒーの「シングルオリジン100g×3種セット」は、ヤフーショッピングで1,620円(送料無料)で買える。
100gあたりに換算すると540円なので、値段的にはスターバックスのケニアと同じくらいである。
商品について、サードウェーブコーヒーは下記のように紹介している。
エグ味のないクリーンな味と、鼻に抜けていくフレバーの余韻を実感ください。■お一人様1セット限定とさせていただきます。
出典:サードウェーブコーヒー
10銘柄から好きなコーヒー豆3つ選べる
サードウェーブコーヒーの「シングルオリジン100g×3種セット」は、10銘柄から自分好みのコーヒー豆を3つを選べる。
僕はグァテマラ、ブラジルショコラ、スマトラトバコ リントン(マンデリン)を選んだ。
▲グァテマラ エル インフェルト農園 100g
▲ブラジル サントアントニオ ショコラ 100g
▲インドネシア スマトラトバコ リントン(マンデリン)100g
上記3銘柄は、どれも豆の状態が良く、鮮度も良かった。
コーヒー豆3銘柄のレビュー
ここからコーヒー豆3銘柄のレビューをしていく。
同じコーヒー豆でも、使うコーヒー器具によって味が変わるため、ペーパードリップ、コーヒープレス、ネルドリップの3つの抽出方法で飲んでレビューした。
結論から言うと、全銘柄コーヒープレス(フレンチプレス)で飲むのが一番おいしく感じた。
コーヒープレスは、サードウェーブコーヒーでも推奨している抽出方法だが、コーヒー豆それぞれの個性的な風味が楽しめる飲み方だ。
では、それぞれにどんな個性的な風味があるのか、感想を述べていく。
グァテマラ エル インフェルト農園
「グァテマラ エル インフェルト」は、いずれの淹れ方でもグレープフルーツのような甘酸っぱさが感じられるコーヒー。
ワインで言うところの「ライトボディ」な飲み口なので、ミルクを入れて飲むとコーヒーの味が負けてしまう。
なので、このグァテマラはブラックで飲むのがおすすめだ。
ブラジル サントアントニオ ショコラ
「ブラジル サントアントニオ ショコラ」は、いずれの淹れ方でもカカオのようなビターな旨味・風味が感じられるコーヒー。
ブラジルショコラと言う名前どおりの味わい。
「名前に惹かれて買ったのにイメージと全然違う味だった」と、裏切られる心配がないことを約束する。
どんな抽出方法でも美味しく飲めるコーヒーだが、コーヒープレスで飲むと、チェリーとカカオが絡み合ったような贅沢な味わいが感じられる。
インドネシア スマトラトバコ リントン(マンデリン)
「インドネシア スマトラトバコ リントン(マンデリン)」は、チェリーのような風味が感じられるコーヒー。
紅茶のようなフルーティーな香りや味が感じられ、フルーツを思わせる甘酸っぱい余韻が印象的だった。
おすすめのコーヒープレス
僕が現在使っているコーヒープレスは、「HARIOカフェプレス スリム」というコーヒー器具。
これを選んだ理由は、一杯用でなるべく小さいコーヒープレス(フレンチプレス)が欲しかったから。
「大は小を兼ねる」という言葉があるが、コーヒーにおいては環境に適したサイズを選んだ方が確実にコーヒーは美味しくなるし、抽出も楽になる。
以前はBodum(ボダム)のフレンチプレスを使っていたが、いま使っているHARIOカフェプレス スリムの方が「しっかりプレスできている感触」があり、エスプレッソのような濃厚な旨味を抽出できる。
HARIOカフェプレス スリムは、値段も手頃だし初めてのコーヒープレス購入におすすめ。これ一つで、いつものコーヒーがさらに美味しくなるはずだ。
まとめ
コーヒー器具の話になってしまったが、最後にサードウェーブコーヒーのシングルオリジン3種セットの感想をまとめる。
結論、手頃な値段で美味しいコーヒー豆を探しているならおすすめのコーヒーセットだ。
値段は1,620円(送料無料。コーヒー豆300g)。100gあたりに換算すると540円なので、スターバックスのケニアと同じくらい。
豆の状態も粒が綺麗に均一に揃っており、鮮度もよく、豆の個性を引き出す焙煎がなされていると感じた。
シングルオリジン3種セットは、10種類のコーヒー豆から好きな銘柄を選べる。
僕が飲んだ3銘柄の中では、ブラジルショコラのカカオ感が印象的だったが、グァテマラのグレープフルーツのような風味、スマトラの紅茶のようなフルーティーさも魅力的だった。
これらのコーヒー豆は通販で買えるので、ぜひ一度飲んで欲しい。