本記事では、キリマンジャロのおすすめ8商品と特徴をわかりやすく紹介します。
キリマンジャロは、もともと強い酸味を含むコーヒーのため、商品によっては酸味が強くて飲みにくいものもあります。
結論から言うと、コスパが良くておすすめなのが「アバンス徳用キリマンブレンド」です。
酸味が少ない「深煎り」で飲みやすく、Amazonレビューでは2000以上の評価があり、約70%の人が高評価をしている人気商品です。
値段も手頃で500gの大容量サイズなので、毎日飲むのにぴったりの一品です。
まずは、キリマンジャロの基本情報を簡単に紹介します。
この記事を書いた人:山口 誠一郎
イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋にコラムを掲載。1,000種以上の通販コーヒーをレビュー。
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キリマンジャロの基本情報
キリマンジャロの基本情報を簡単にまとめました。
地域 | タンザニア(中央アフリカ) |
味わい・香り | オレンジなどの柑橘系 |
酸味 | ★★★★★(最高レベル) |
キリマンジャロとは、中央アフリカにある「タンザニア」のキリマンジャロ山域で栽培されたコーヒー豆のことです。
昼夜の寒暖差が大きい標高1400m〜2000mの高地で栽培され、柑橘系のジューシーな酸味を含みます。
元々のフルーティーさを活かすため、苦味をあまり出さないようにサッと加熱(浅煎り、中煎りと呼ばれます)して販売されることが多いコーヒーです。
ここから、キリマンジャロの特徴をもっと詳しく紹介します。
キリマンジャロの2つの特徴
キリマンジャロならではの特徴は次の2つが挙げられます。
2つの特徴
- 柑橘系フルーツのような酸味がある
- 水洗式加工によるクリアな味わいが特徴
1つずつ順番に解説します。
1.柑橘系フルーツのような酸味がある
キリマンジャロの特徴は、苦味が少なくてオレンジなど柑橘系フルーツの酸味があることです。
同じアフリカのコーヒー「エチオピアモカ」も柑橘系の酸味を含むため、この2つは味が似ていると言われます。
実際に飲み比べると、キリマンジャロの方が味にキレがあり、酸味が強いコーヒーが多いです。
また、キリマンジャロはモカより甘みが少ないことが多く、全体的にキリッとした味のコーヒーが多いです。
2.水洗式加工によるクリアな味わいが特徴
キリマンジャロは、「ウォッシュド」と呼ばれる水洗式加工によって作られます。
この工程を「精製(せいせい)」といい、雑味のないクリアなコーヒーになりやすいのが特徴です。
キリマンジャロのほかに、グァテマラやブルーマウンテンも同じ方法で加工されます。
もっと詳しく知りたい方は、コーヒーの精製方法とは?ナチュラル、ハニーなど発酵で変わる味の特徴を解説をご覧ください。
キリマンジャロを選ぶときは焙煎度合いを見る
冒頭でもお伝えしたように、キリマンジャロは元々しっかりした酸味があるコーヒーです。
そのため「浅煎り」「中煎り」と記載されたコーヒーを購入すると、思ったより酸味が強く「酸っぱくて飲めない」と感じる可能性もあります。
キリマンジャロを購入するときは、焙煎度合いをチェックすることをおすすめします。
酸味が苦手な人は「深煎り(フルシティロースト、フレンチローストなど)」を選びましょう。
「酸味がちょっと欲しい」「フルーティーさが欲しい」という人でも、「中煎り(ハイロースト、シティロースト)」を選ぶのが無難です。
キリマンジャロおすすめ8選
実際に20種類以上のキリマンジャロを飲みましたが、これらを全部紹介すると長くなるので、8つだけ紹介します。
冒頭でもお伝えしたように、コスパが良いのは「アバンス徳用キリマンブレンド」です。
酸味が少なくて飲みやすく、500gの大容量でコスパも良いので、毎日飲むコーヒーとして非常におすすめです。
▼味、酸味などを一覧表にまとめました
画像 | 商品名 |
味・香りのグラフ (タップで拡大) |
購入先 | 値段 内容量 100g単価 |
焙煎度合い |
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アバンス 徳用キリマンブレンド |
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Amazon | 1,480円 500g 296円 |
深煎り |
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東京コーヒー キリマンジャロ |
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Amazon | 2,300円 200g 1150円 |
深煎り |
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成城石井 キリマンジャロ エーデルワイス |
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Amazon | 853円 200g 427円 |
中煎り |
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ニシナ屋珈琲 キリマンジャロAA |
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楽天 | 4320円 2kg 216円 |
中煎り |
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土居珈琲 タンザニア モンデュール農園 |
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公式サイト | 1248円 100g |
中煎り~ 深煎りの間で 指定できる |
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しげとし珈琲 タンザニア イドゥンダ |
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楽天 | 1,350円 200g 675円 |
中煎り |
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加藤珈琲店 キリマンジャロ |
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楽天 | 5398円 2kg 270円 |
深煎り |
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AGFちょっと贅沢な 珈琲店キリマンジャロ ブレンド |
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Amazon | 1,272円 1kg 127円(最安) |
中煎り |
1.アバンス徳用キリマンブレンド
価格 | 1,480円/500g |
100gあたり | 296円 |
焙煎度合い | 深煎り |
今回紹介するキリマンジャロの中でも、一番コスパが良くておすすめなのが「アバンス徳用キリマンブレンド」です。
正直、フルーティーさは控えめ、というかほとんどありませんが、後味が爽やかで嫌味がありません。
酸味が少なく、ほどよいコクと苦味、甘みのバランスが良いので、どなたにも飲みやすそうな味だと感じました。
100gあたりに換算すると296円なので、コスパと味のバランスを重視する人におすすめです。
Amazonレビューで2000以上の評価があり、約70%の人が高評価をしているのも納得できる商品です。
まずはこちらを試してみて、もっとコクが深いものが好みなら、次に紹介する「東京コーヒーのキリマンジャロ」などを試すのが良いかと思います。
2.東京コーヒー キリマンジャロ ピーベリー
価格 | 2,300円/200g |
100gあたり | 1150円 |
焙煎度合い | 深煎り |
東京コーヒーのキリマンジャロは、アバンスのキリマンブレンドよりも本格的な味を求める人におすすめです。
Amazonで買えるキリマンジャロの中では、非常にコクと旨み、甘みがあって美味しいです。
こちらのお店では、工房直送のコーヒー豆を買うことができ、焙煎から36時間以内の新鮮なコーヒー豆を届けてもらうことも可能です。
アバンスのキリマンブレンドと比較して、香りが強く、香ばしさと柑橘系フルーツのような華やかさを感じます。
100gあたり1000円ちょっとなので値段は安くないですが、そのぶん味わいが濃厚で「旨み」を強く感じます。
以下のリンク先では、豆の状態で購入できます。
ミルをお持ちでない方は、粉の状態でも購入できます。
3.成城石井 キリマンジャロ エーデルワイス 200g
価格 | 853円/200g |
100gあたり | 427円 |
焙煎度合い | 中煎り |
成城石井のキリマンジャロは、酸味がある爽やかなコーヒーが好きな人におすすめです。
パッケージには浅煎りと記載されていますが、実際に飲むとバランスが良くて飲みやすく、ほどよく苦味もあって美味しいです。
100gあたりに換算すると427円ですが、この値段にしては味も濃くて、ちゃんとコーヒーを飲んでいる感じがします。
コーヒー豆も粒が綺麗に揃っていて、豆の状態でもオレンジのような香りがほんのり感じられます。
鮮度は東京コーヒーなどと比べると、さすがに劣りますが、この値段を考えれば許容範囲だと思います。
モーニングコーヒーや気分転換など、リフレッシュしたいときにおすすめのキリマンジャロです。
4.ニシナ屋珈琲 キリマンジャロAA
価格 | 4320円/2kg |
100gあたり | 216円 |
焙煎度合い | 中煎り |
広島のニシナ屋珈琲のキリマンジャロは、 フルーティーな酸味を楽しみたい人におすすめです。
このコーヒー豆は100gから購入できますが、送料がかかる上、100gあたりの値段も割高になるので、まとめ買いがおすすめです。
2kgなので、かなりの大容量ですが、毎日2杯飲む方なら3ヶ月で飲みきれます。(1日24gを使う計算)
実際に飲むと、シトラス系の甘酸っぱさがありまずが、口の中でスッと消えていくような、すっきりとした後味が印象的です。
ガッツリと酸味があるので、いつも浅煎りコーヒーや中煎りコーヒーを飲んでいる人に向いています。
5.土居珈琲タンザニア モンデュール農園
価格 | 1248円/100g |
焙煎度合い | 中煎り~深煎りで指定できる |
土居珈琲のキリマンジャロは、香りとコク、甘みが一番強いです。
今回紹介するコーヒー豆の中では一番おいしいですが、値段が高いのでプレゼントなどに良いかもしれません。
このお店では焙煎度合いを指定できるので、酸味の強さを自分でコントロールできるのが面白いところです。
僕は「中煎り(シティロースト)」を飲みましたが、オレンジのようなジューシーな味と、濃厚な甘みがはっきりと感じられます。
一般的な中煎りよりも酸味が少ないので、どなたも飲みやすそうな印象を受けました。
このお店では、焙煎直後の新鮮なコーヒー豆した取り扱わないので、香りが非常に強いです。
タンザニア モンデュール農園
土居珈琲
6.しげとし珈琲 タンザニア イドゥンダ
価格 | 1,350円/200g |
100g単価 | 675円 |
焙煎度合い | 中煎り |
しげとし珈琲のキリマンジャロは、優しい味のコーヒーが好きな人におすすめです。
全体的にマイルドな味で酸味が抑えられていて、飲みやすいです。
こちらのお店も注文後に焙煎してくれるので、コーヒーの香ばしい香りが強く感じられます。
フルーツのような香りはほとんどしません。
クセがないので、新鮮で飲みやすいキリマンジャロをリーズナブルに楽しみたい人におすすめです。
7.加藤珈琲店キリマンジャロ
価格 | 5398円/2kg |
100g単価 | 270円 |
焙煎度合い | 深煎り |
加藤珈琲店のキリマンジャロは、お得にまとめ買いしたい人におすすめです。
このお店のキリマンジャロは酸味が少ないので、万人に受けるコーヒーという印象です。
フルーツのような香りはありませんが、逆にいうと変なクセがないので、どなたにも飲みやすいかと思います。
100gでも購入できますが、送料がかかって割高なので2kgで購入した方がお得です。
8.AGFちょっと贅沢な珈琲店キリマンジャロブレンド
価格 | 1,272円/1kg |
100g単価 | 127円 |
焙煎度合い | 中煎り |
AGFのキリマンジャロブレンドは、市販の商品で探している人におすすめです。
市販のキリマンジャロだと、キーコーヒーの「キリマンジャロブレンド」や、UCCゴールドスペシャルの「キリマンジァロブレンド」が比較対象になるかと思います。
実際に飲み比べましたが、この3つの中ではAGFが一番雑味が少ないと感じました。
特に、コーヒーが冷めてから出てくる「渋み」がAGFは一番少ないので、ゆっくりと飲んでもコーヒーを不味いと感じない点が好印象でした。
こちらは、コーヒー粉の状態のみで、豆のままでは購入できません。
キリマンジャロの美味しい飲み方
キリマンジャロは中煎り〜深煎りにしているお店が多いので、今回は中煎り〜深煎りの抽出方法を紹介します。
抽出方法はペーパードリップです。
まず、味の決め手となるのは抽出時間とお湯の温度の2つです。
抽出時間は2分を目安に
150mlを抽出する場合は、2分を目安にすることをおすすめします。(そのうち蒸1分は蒸らしです)
2分以上かけて入れると渋みが強くなりやすいので、できれば2分ジャストで抽出を終えたいところです。
もし時間をオーバーして、コーヒーの味が渋くなったら加水して味を整えると良いです。
これだけで後味がスッキリして、キリマンジャロらしい酸味とフルーティーさを楽しめます。
お湯の温度は90℃以上がおすすめ
コーヒーを入れる際、お湯の温度が90度以下だと酸味が強くなりやすいです。
これは、コーヒーの苦味成分が低温だと溶けにくいため、相対的に酸味を強く感じやすくなるためです。
酸味をなるべく少なくするなら、90℃以上のお湯で淹れると苦味と酸味のバランスが整って飲みやすくなります。
結論として一番おすすめはアバンス徳用キリマンブレンド
今回は、おすすめのキリマンジャロを8つに絞って紹介しました。
結論として一番おすすめなのは「アバンス徳用キリマンブレンド」で、酸味が少なく、万人受けする飲みやすさがあります。
キリマンジャロは、カルディやジュピターなどでも買えますが酸味が強いので、みんなが美味しいと感じるコーヒーではありません。
どちらも実際に飲んだので、詳しいレビューは次の記事をご覧ください。
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