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ルワンダ産コーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆も紹介

2021年5月6日

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ルワンダ産コーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆も紹介

2021年5月6日

2000年代から注目を浴び始めたルワンダ産コーヒー。

爽やかな酸味と甘みのバランスがとれ、質の高いスペシャルティコーヒーが多いことが特徴です。

本記事では、ルワンダ産コーヒーの味や香りの特徴に加えて、ルワンダのおすすめコーヒーも紹介します。


この記事を書いた専門家 こやまなお

この記事を書いた専門家
こやまなお

TULLY'S COFFEE(タリーズコーヒー)で8年間ストアマネージャーを務める。タリーズで毎年開催されるバリスタコンテスト入賞経験を持つプロフェッショナル。コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。



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コーヒーの産地ルワンダとは

ルワンダ産コーヒー豆の産地

ルワンダ共和国は東アフリカに位置します。タンザニア、コンゴ、ブルンジ、ウガンダと接する内陸国です。

ほぼ赤道直下なのでコーヒーの栽培に向いているコーヒーベルト内に位置しています。

国土は四国の1.5倍程度の面積があり、約1200万人の人々が生活を営んでいます。

その中でも約50万世帯ほどがコーヒー栽培に従事しています。

アフリカで最も人口密度が高く、「千の丘の国」と呼ばれるほど丘陵地が多い国です。

その丘陵地帯の気候が美味しいコーヒーを育てる環境に最適とされています。

ルワンダの産地について

ルワンダ産コーヒーの特徴ルワンダという産地は、標高が1,500~2,000mと高く、ミネラルが豊富で水捌けの良い火山性地質の土壌を有しています。

年中25℃前後の過ごしやすい気候ですが、標高が高いので1日の寒暖差が大きいことも特徴です。

また、雨季があるので降水量にも恵まれており、品質の高いコーヒーの栽培に最適な環境が揃っています。

ルワンダにおけるコーヒー栽培の歴史

ルワンダ産コーヒーの特徴ルワンダにおけるコーヒー栽培の歴史は、ドイツ植民地時代から始まります。

ドイツ人によって、植民地の外貨獲得目的でコーヒーノキの栽培に適したルワンダに持ち込まれたのが始まりです。

1930年頃にルワンダでは国の政策としてコーヒーの栽培の義務化を行い、コーヒー栽培事業を大きく発展させます。

2000年代に入ると量よりも品質を重視したスペシャルティコーヒー栽培に力を入れ始め、現在ではルワンダの主な輸出品の一つになりました。2020年時点では輸出総額の25%程度にまで成長しています。

2008年にはアフリカで初めて「Cup of Excellence(カップオブエクセレンス) 」の開催国となり、産出国としての歴史はまだまだ浅いものの国や小規模農家の努力もありルワンダは世界に認められたコーヒー産出国となりました。

ルワンダ産コーヒー豆の栽培環境

ルワンダ産コーヒーの特徴ルワンダ産コーヒー豆の栽培環境は、多くは小規模生産者によって国内全てでコーヒーノキが育てられています。

土壌もアラビカ種の生産に向いているミネラルを多く含む火山性土壌を有しています。

2000年代に入ってスペシャルティコーヒー生産が始まると、政府の支援もあり加工方法も非水洗式(ナチュラル)から水洗式(ウォッシュド)へと徐々に移行されます。

2000年頃は2ヶ所しかなかったウォッシングステーションも2012年には215ヶ所と急増しました。現在ではルワンダで生産されるコーヒー豆すべてをまかなえる、300ヶ所を超えるウォッシングステーションが設置されています。

ルワンダ産コーヒー豆の生産状況

ルワンダ産コーヒーの特徴ルワンダ産コーヒー豆の生産状況は、2019年世界のコーヒー豆生産量ランキングでは第26位です。

約3万トン生産されました。

生産量や輸出量ではエチオピア、ウガンダ、ケニアやタンザニアなどのコーヒー栽培を行っている近隣諸国には劣りますが、取引単価に関してはをケニアに次ぐ第2位に位置したこともあり、その品質の高さが窺えます。

ルワンダの主要輸出品はコーヒーとなっており、有機肥料などを使用しない「自然栽培」が主流です。

ほとんどが小規模農家なのでコーヒー豆の収穫は機械を使わず、完熟したコーヒーチェリーだけを手積みで丁寧に収穫しています。

ルワンダ産コーヒー豆の等級・グレード

ルワンダ産コーヒーの特徴ルワンダ産コーヒー豆の等級・グレードについて解説します。

ルワンダ産コーヒー豆はカッピングテストと欠点豆の数により、5つのグレードに等級付けされます。

グレードが高いものから順に、Super Specialty, Specialty, G1, G2, G3 となっています。

ルワンダ産コーヒーの特徴

ルワンダ産コーヒーの特徴ではここから、ルワンダ産コーヒーの精製方法、味わい・香りの特徴を解説します。

コーヒー産地ごとの味や香りの特徴が分かると、自分好みのコーヒー豆を選びやすくなるので、チェックしてみてください。

ルワンダ産コーヒーの精製方法

ルワンダ産コーヒーの精製方法は、以前はナチュラルでしたが、現在はフルウオッシュドが主流になっています。

ルワンダのフルウォッシュドはナチュラルやセミウォッシュドと比べ、高値で取引されています。

品質の高いフルウォッシュドの増産を図るという政府の狙いもあり、ウォッシングステーションの増設が国をあげて行われています。

 

収穫時期になると真っ赤に実ったコーヒーチェリーは、小規模生産者によって完熟しているものだけを手積みで収穫します。

収穫したコーヒーチェリーは12時間から24時間以内に果肉の除去を行わなければ風味が劣化してしまいます。そのため、収穫後はすぐに近くのウォッシングステーションに持ち込まれ精製されます。。

フルウォッシュドによる精製後は人の手によって丁寧に選別され、風通しの良いドライデッキで天日乾燥が行われます。

ルワンダ産コーヒーの味わい・香りの特徴

ルワンダ産コーヒーの味わいの特徴は、アフリカ産のコーヒーの特徴でもある華やかなアロマと透明感のある後味です。ほどよい甘みのあるコクも楽しめます。

フルウォッシュドで精製することで欠点豆や異物の混入が少ないため雑味が少なく、クリアな後味に仕上がります。

香りの特徴は、柑橘類のフルーツやシトラスを思わせる華やかさのあるアロマです。コクと甘み、爽やかな酸味のバランスが取れていて飲みやすいものが多いです。

ルワンダ産コーヒーの品種・種類

ルワンダ産コーヒーの特徴

ここから、ルワンダ産コーヒーの品種・種類について解説します。

ブルボン種

ルワンダで生産されているコーヒーはほとんどがアラビカ種の中でも2大優良品種と呼ばれるうちの一つ、ブルボン種です。

ブルボン種は丸みのある小粒のコーヒー豆で、爽やかな酸味とコクのある甘みが特徴です。

ブルボン種は原種に近い品種なので、他の品種に比べると病気にかかりやすく手間がかかります。

ルワンダ産コーヒーの美味しい飲み方

ルワンダ産コーヒーの特徴品種や種類について理解を深めたところで、次はルワンダ産コーヒーの美味しい飲み方を紹介します。

ルワンダ産コーヒーは豆の焙煎度合いや、コーヒー豆の挽き具合、淹れ方によって様々な味わいが楽しめます。

おすすめの焙煎度合い

ルワンダ産コーヒーのおすすめの焙煎度合いは、「ハイロースト(中煎り)からシティロースト(中深煎り)」です。

ルワンダ産のコーヒーの特徴、透明感のある爽やかな酸味はとても繊細で、ローストを深くしすぎてしまうとせっかくの特徴が失われてしまいます。

あまり深煎りにしないことで、ルワンダ産コーヒー豆本来の「透明感のある爽やかな後味と甘みのあるコク」を際立たせることができます。

おすすめの挽き具合

ルワンダ産コーヒーのおすすめの挽き具合は「中細挽きから中挽き」です。

中挽きにすることでルワンダコーヒーの華やかなアロマと雑味のないすっきりした透明感のある後味が楽しめます。

暑い季節など、アイスコーヒーにする場合は豆の味わいをしっかり抽出できる「中細挽き」がおすすめです。

鼻から抜ける華やかなアロマ、ほのかな甘みのあるコクを感じながらもキリッとした爽やかな後味を感じることができます。

おすすめの淹れ方

ルワンダ産コーヒーのおすすめの淹れ方は、「ペーパードリップ」です。

クセのない、透明感のあるすっきりとしたバランスのとれた味わいでルワンダらしいコーヒーを楽しむことができます。

よりダイレクトにルワンダ産コーヒー豆の味わいを感じたいのであればペーパーを使わない「メタルドリッパー」での抽出もおすすめです。メタルドリッパーを使う際には豆の引き方は中粗挽き程度が微粉が入りにくくなりおすすめです。

メタルフィルターを使うと豆に含まれるコーヒーオイルまで抽出できるので、ダイレクトに華やかな香りやコク、甘みのある後味を楽しむことができます。

ルワンダのおすすめコーヒー豆3選

ここから、ルワンダ産のおすすめコーヒー豆3選を紹介します。

今回は、Amazonなどの通販や市販で気軽に買えるルワンダ産コーヒーをセレクトしました。

珈琲豆&癒し処ちろりや ルワンダ シンビ・コーヒーウォッシングステーション シティロースト

ルワンダ シンビ

ルワンダ シンビは、甘みを感じる柔らかなコクと爽やかな酸味がすっきりと味わえるバランスの良いシティロースト仕上げです。

明るいベリーやライムのような柑橘系の香りが特徴。豆本来の味わいを楽しむためにブラックで飲むのがおすすめのコーヒーです。

シンビ コーヒーウォッシングステーションは2013年に設立され、設立初年度の2013年にはCup of Excellence(カップオブエクセレンス)で9位、2015年にも6位入賞した実績があります。

bears coffee ルワンダ ブルボン フェアートレードコーヒー

ルワンダ ブルボン フェアートレードコーヒー

2004年にEAFCA(East African Fine Coffee Association)によって、「最も優れている東アフリカのアラビカ豆」と評価されたルワンダコーヒー。

フェアトレード(FLO)認証コーヒー豆です。

オリーブガーデン ギシャンブ 浅煎り Tobira Cafe ルワンダ産 スペシャルティコーヒー

ギシャンブ 浅煎り Tobira Cafe ルワンダ産 スペシャルティコーヒー

ルワンダのギシャンブ産ブルボン珈琲豆です。Cup of Excellence(カップオブエクセレンス)と呼ばれるコーヒー豆の品質を決める世界大会で2位に入賞した農園が手がけるスペシャルティコーヒー。

口に入れた瞬間、爽やかなライムのような風味が広がり、苦味が少ない後味のルワンダコーヒーです。

コーヒーは苦くてあんまり好きじゃない、という方にも飲みやすいすっきり飲めるおすすめコーヒーです。

ルワンダ産コーヒーの特徴まとめ

今回は、ルワンダ産コーヒーの特徴について解説してきました。

2000年代から注目を浴び始めたルワンダ産コーヒー。
華やかなアロマと透明感のある後味、甘みのバランスがとれたルワンダスペシャルティコーヒーをぜひ味わってみてください。

ルワンダコーヒー以外にも、様々なおすすめのコーヒー豆を下記で紹介しています。あわせてチェックしてみて下さい。


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  • この記事を書いた人

フラペチーノ山口(山口 誠一郎)

日本安全食料料理協会(​JSFCA)認定コーヒーソムリエ / 焙煎士。1,000種以上の通販コーヒーを飲む。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。TV出演。

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