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カフェ・ド・ランブルのコーヒー豆「スマトラ」の感想を正直にレビュー

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カフェ・ド・ランブルのコーヒー豆「スマトラ」の感想を正直にレビュー

忖度のないレビューサイト「山口的おいしいコーヒーブログ」です。

今回は、銀座の老舗コーヒー専門店「カフェ・ド・ランブル」のスマトラをレビューします。

カフェドランブルでは、生豆を数十年寝かせた「オールドコーヒー」をはじめ、ネルドリップコーヒーを味わえるのが特徴です。

※記事中の値段は全て税込です。

著者のプロフィール

コーヒーマニア 山口誠一郎

山口 誠一郎
バリスタ / 焙煎士

1,000種以上の通販コーヒーを飲むマニア。

TV出演、文藝春秋(文春オンライン)コラムを掲載。

※当ページの情報は執筆時点の情報です。商品に関する最新の情報は各メーカー、販売店にお問い合わせください。※当サイトのコンテンツではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

【カフェ・ド・ランブル】スマトラの基本情報

コーヒー豆の特徴

カフェ・ド・ランブルのコーヒー豆「スマトラ」の感想を正直にレビュー

スマトラとは、インドネシアのスマトラ島で栽培されるアラビカ種のコーヒーの総称です。

この地域ではカティモールやティモール・ハイブリッドなど、いろんな品種のコーヒーが栽培されていますが、どの品種も深いコクと重量感のある苦み、豊かな甘みが特徴です。

また、今回レビューする豆は「オールドコーヒー」ではありません。

カフェ・ド・ランブルでは、来店する顧客にエイジングコーヒーを提供したいという理由から、オールドコーヒーの豆販売は行っていません。

よって、こちらのスマトラはエイジング期間10年未満のコーヒーということになります。

オールドコーヒーとは

カフェ・ド・ランブルでは、生豆の状態で10年以上保管(寝かせた)したコーヒーを「オールドコーヒー」と定義しています。

値段、豆の量、焙煎度合い

カフェ・ド・ランブルのコーヒー豆「スマトラ」の感想を正直にレビュー

価格 1,100円/100g
豆の産地 インドネシア
品種 アラビカ種
精製 記載なし
焙煎度合い 深煎り(フルシティロースト)
通販ページ 公式サイト

カフェドランブルのスマトラは100gから購入できます。

100g 1,100円なのでカルディの3倍近い値段です。

また、高品質な豆を取り揃える「堀口珈琲」よりも150円ほど高いです。

100g 1100円はかなり強気な価格設定といえるでしょう。

有名店のコーヒー豆の値段と比較
店名/商品名 値段/100g 鮮度
カフェドランブル
スマトラ
1,100円
堀口珈琲
マンデリン オナンガンジャン
カルドン・エステート
945円 ◎(注文後焙煎)
カルディ
マンデリン
429円
スターバックス
スマトラ
616円

※鮮度が良いほど香りが強く、風味が豊かに感じられます。

コーヒーの味を決める精製方法なども記載されていませんが、インドネシアでは「スマトラ式」と呼ばれる、この地域独自の方法で精製します。

コーヒーの精製について、詳しくはこちらをご覧ください。

あわせて読みたい
コーヒーの精製方法とは?ナチュラル、ハニーなど発酵で変わる味の特徴を解説

スマトラの焙煎度合いは、苦味とコクが際立ち、酸味が少ないフルシティローストです。

カフェドランブルでは豆の状態でのみ購入可能。

粉の状態では購入できません。

レビュー

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抽出環境・条件

豆の量:15g
豆の挽き具合:中挽き
お湯の量:150cc
お湯の温度:85℃
蒸らし時間:30秒

スマトラのパッケージを開封すると、粒が均一に揃っており、焼きムラや欠点豆も見られません。

ペーパードリップすると、粉が小さく膨らみます。

焙煎してから時間は少し経過しているものの、鮮度が低下していないことを示しています。

実際に飲むと、強くシャープな苦味が舌に染み込み、次にじんわりと甘みが口に広がります。

少し間を置いて、もう一口飲むと、今度は苦味と甘みが絶妙にバランスを取り合っているせいか、苦味が感じられません。

さらにもう一口飲むと、今度は黒蜜のような甘みが口に広がります。

カフェ・ド・ランブルのオーナーである関口一郎氏が以前「本当に美味しいコーヒーは砂糖を入れなくても十分に甘い」と語っていました。

実際、このスマトラは黒蜜のような濃厚な甘みが際立っていて、深煎りにも関わらず「苦い」と感じません。

一方、コクやボディ感は控えめなので、カフェオレよりもブラックで飲むのに適しています。

フレンチプレスで抽出して飲むと、豆本来のナッツのような香味が強く感じられます。

ネルドリップすると、ナッツのような香ばしさと黒蜜のようなしっとりとした甘みが際立ちます。

総評

カフェ・ド・ランブルのスマトラを3つの抽出方法で飲みましたが、いずれの飲み方でも黒蜜のような甘みが感じられました。

深煎りのスマトラというと、スタバのようなスモーキーな風味をイメージする人もいるかと思います。

しかし、今回のスマトラはスモーキーさがなく、万人受けする深煎りコーヒーのお手本のような逸品でした。

カルディの3倍近い値段のコーヒー豆ですが、個人的には満足度の高い一品でした。

ただし、値段に見合った価値を感じるかどうかは人によって意見が分かれそうです。

美味しいですが、ゲイシャのような華やかさがあるわけでもなければ、アナエロビックコーヒーのような煌びやかなフレーバーがあるわけでもない。

ゲイシャなら100g 3000円でも普通に買う人が多いと思いますが、マンデリン(スマトラ)を1100円で買う人が普通にいるかと問われれば疑問です。

味が似ているコーヒー豆は?

今回のスマトラに味が似ている美味しいコーヒー豆を紹介します。

まずは、北海道の「ゴーシュ」という自家焙煎店のシナール マンデリンです。

豊かな甘みがあり、苦味が少なくて本当に美味しいです。

値段もランブルのスマトラより若干安いです。(100g 910円)

あわせて読みたい
ゴーシュのコーヒー豆マンデリンシナール|黒蜜のような濃厚な甘みが印象的です

複数の豆がセットになっている商品でもよければ、こちらもおすすめです。(100g356円)

珈琲きゃろっと コーヒー豆3種 初回限定セット 2,138円(600g)送料無料
珈琲きゃろっと グアテマラ・グアヤボ農園(中深煎り)
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ローストマスターズ・チャンピオンシップ1位の「珈琲きゃろっと」が手がける初回限定セットです。(400g2138円)

同じく北海道の自家焙煎店の豆ですが、Yahoo!ニュースなどでも特集される店です。

このセットには、国際品評会(COE)1位の「コスタリカ」や「マンデリン」「グァテマラ」などが入っています。

次の方法で豆400g→600gに増量すれば、100gあたり356円(1杯あたり約36円)になります。

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マンデリンを単品で購入すると200gで約2000円ですが、お試しセットを購入すれば豆が3倍に増量し、値段はほぼ同じなので非常にお得です。

実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。

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