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今回は大阪のロースター、土居珈琲「ブルーマウンテンNo1」の正直な感想をレビューします。
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【土居珈琲】ブルーマウンテンNo1の基本情報
コーヒー豆の特徴
土居珈琲で取り扱うブルーマウンテンは、昔ながらの伝統的な農法によって作られたコーヒー豆。
ジャマイカ産のブルーマウンテンのなかでも最高等級の「No.1グレード」の商品です。
標高1,000m付近のブルーマウンテン山脈では、午後になると「ブルーマウンテン・ミスト」と呼ばれる霧が発生し、5分~10分で発生・消滅を繰り返します。
この霧が強い日差しを和らげ、コーヒーチェリーの乾燥を防ぎ、果肉にみずみずしさをもたらします。
この自然現象が、ブルーマウンテンの風味の素晴らしさの要因であると言われています。
そして、コーヒーの甘みを最大限引き出すため、収穫した実をじっくり太陽にさらして乾燥させます。
最後に、コーヒーの味を芳醇にさせるために温度管理された環境のもと8~10週間、じっくりエイジング(熟成)を行います。
そんな土居珈琲のブルーマウンテンNo1は、苦味と酸味のバランスを保ちながら、ジャマイカ産コーヒーならではの良質の酸味を楽しめるように仕上げています。
焙煎度合いは中煎り(好みの焙煎度合いに指定できる)
ブルーマウンテンNo.1の焙煎度合いは「中煎り」です。
焙煎度合いとは、苦味と酸味のバランスを決める工程のこと。
ジャマイカのコーヒー豆は、良質な酸味を持つものが多いため、浅煎り〜中煎りにすることが多いです。
酸味重視の人はミディアムロースト、甘さ重視の人はお店おすすめの「ハイロースト」で注文すると良いです。
焙煎度合いを指定できる
ダテーラ農園は、次の4つから焙煎度合いを選べます。
- ミディアムロースト(浅煎り)
- ハイロースト(中煎り)
- シティロースト(中煎り)
酸味が苦手な人はシティローストにしても良いですが、正直ブルーマウンテンの醍醐味とも言える「果実味」は失われます。
土居珈琲の豆は浅煎りでも酸っぱくないので、 酸味が苦手な人もせめて中煎りで飲むことをおすすめします。
深煎り派の人は別の豆を購入することをおすすめします。
また、カフェオレ派の人も別の豆を購入することをおすすめします。
値段、豆の量、産地など
価格 | 12420円/200g 6831円/100g 単品定期便:11799円/200g |
豆の産地 | ジャマイカ |
品種 | アラビカ種 |
精製 | ウォッシュド(水洗式) |
焙煎度合い | 浅煎り〜中煎りから選べる |
通販 | 公式サイト |
ブルーマウンテンNo.1は100gのお試しサイズから購入できます。
また、毎月自動的に届けてくれる「単品定期便」だと、さらにちょっと安くなります。
定期便の場合でも「○○回以上購入しないとダメ」という縛りはないので、200gで買うなら定期便で購入しましょう。
(解約は公式サイトのマイページからできます)
ブルーマウンテンNo.1は店頭、オンラインで購入できます。
店頭購入の方法
店頭で購入する場合、堺市西区浜寺元町4-495-1の「オフィス棟」で受け取ることができます。
注文受付は電話のみ:072-262-6100
通販の場合
通販の場合は公式オンラインストア(送料550円)もしくはAmazon(送料550円)でも購入できます。
ただしAmazonで買うと何故か1000円ほど高いです。公式で買いましょう。
コーヒー豆の鮮度ですが、店舗・オンラインどちらで購入しても変わりません。
土居珈琲では注文を受けてから生豆を焙煎するため、非常に新鮮なコーヒー豆を受け取れます。
ブルーマウンテンNo.1は、次の状態で購入できます。
- 豆の状態
- ペーパーフィルター用の細挽き
- コーヒーメーカー用の中挽き
- カフェプレス用の粗挽き
- エスプレッソ用の極細挽き
豆、粉いずれも値段は同じです。
レビュー
抽出環境・条件
豆の量:15g
豆の挽き具合:中挽き
お湯の量:150cc
お湯の温度:85℃
蒸らし時間:60秒
パッケージを開封すると、割れたり欠けたりの欠点豆や煎りムラもほとんど見られません。
豆の粒がキレイに均一に揃っています。
ペーパードリップすると、お湯に触れた粉はドーム状に膨らんで鮮度が良いことを示します。
実際に飲むと、ヘーゼルナッツのような香ばしさとキャラメルのような甘い香り、フレッシュな酸味が感じられます。
グレープフルーツのような果実味があり、爽やかな印象ですが酸っぱくないです。
コーヒーが冷めてくると、酸味よりも甘みが強く感じられます。
苦味と酸味のキレが良く、透明感のある甘みを心ゆくまで堪能できます。
フレンチプレスで抽出して飲むと、グレープフルーツのような苦味と酸味が際立ちます。
ネルドリップすると、グレープフルーツのような苦みと甘い酸味、ヘーゼルナッツのような香ばしさがバランス良く味わえます。
総評
土居珈琲の高級銘柄「ブルーマウンテンNo.1」を3つの抽出方法で飲んでみました。
いずれの飲み方でも、グレープフルーツのようなフレッシュでジューシーな酸味が感じられます。
また、すっきりとした透明感ある味の中に深いコクと甘味があり、下の上でスーッと消えていく爽やかな酸味に上品さを感じます。
ただし、100g6831円という値段を考えると、もっと安いキリマンジャロでも良いのかなと思います。
キリマンの愛称で知られるタンザニアの豆も、ブルマンに近い透明感のある味わいが楽しめます。
他の商品もレビューしています。
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【実飲レビュー】土居珈琲おすすめコーヒー豆ランキング19選
味が似ているコーヒー豆は?
もっと安くて味が似ているコーヒー豆を2つ紹介します。
一つは、埼玉のロースター「カカシコーヒー」のタンザニア キリマンジャロ(990円/150g)。
ショコラのような優しい苦味と、はちみつのような甘みが特徴です。
ブルーマウンテンに似た透明感とキレの良い味わいは、どなたにも飲みやすいかと思います。
Amazonで買える豆の中では品質が非常に高く、コスパが良いです。
もう一つは、 ポストコーヒーのキリマンジャロ(100g370円)」です。
この商品は、非常に優れた香味をもつブルボン系品種「N39」を使っていて、ブルーマウンテンのような透明感のある旨みが特徴です。
期間限定クーポンを使うと、初回500円で注文できます。
初回500円クーポン
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実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。
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ポストコーヒーの正直なレビュー。口コミや評判どおり美味しい?
土居珈琲を初めて試す人におすすめのセット
価格 | 2,376円 |
内容量 | 100g×2種類 |
豆の産地 | グァテマラ・エルサルバドル |
焙煎度合い | 深煎り(フルシティロースト) |
土居珈琲で一番人気の「グァテマラ」と「エルサルバドル」のセットは、初回購入の人に一番選ばれている商品です。
グァテマラは国際品評会で3度にわたり1位を獲得した豆で、チョコレートのような甘味が感じられ、苦味と酸味のバランスの良さが特徴です。
エルサルバドルは、 世界で最も有名な品評会「カップオブエクセレンス/COE」3位受賞の農園が手がける豆です。
オレンジのような風味が特徴。酸味が少ないフルーティーな豆を試したい人におすすめです。
それぞれで味が異なるので、気分によって飲み分けられます。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。
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土居珈琲の初めてのセットを本音レビュー
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