200g 32,400円のコーヒーを飲んだり、焙煎(ばいせん。生豆を焼くこと)も行うコーヒーブロガー山口が、スタバで販売されているコーヒー豆「フレンチロースト」はおすすめできる銘柄なのか?
飲んだ感想を正直に述べます。
同じコーヒー豆でも使う抽出器具によって仕上がりの味が異なるため今回は、
- ペーパードリップ
- フレンチプレス
- ネルドリップ
上記3つの抽出方法で飲みました。
フレンチロースト
スタバのコーヒー豆「フレンチロースト」は公式サイトで次のように説明されている。
高温でのローストに耐えられる質の高い豆を選りすぐり、ぎりぎりまでローストしたスターバックスで最も深煎りの、強烈なスモーキーさが特徴のブレンド コーヒーです。
出典:スターバックスコーヒー
値段(税込)
1,231円
※100gあたり492円
容量
250g
生産地
- ブラジル
- コロンビア
- 他
焙煎度合い
フレンチロースト
豆の状態
スタバの「フレンチロースト」の豆の状態だが、割れたり欠けたりの豆は多少あるものの許容範囲といえる。
定番コーヒー豆のハウスブレンドに比べれば、ハンドピックの手間がかからない。
コーヒー豆の焙煎だが、スターバックスでは熱風式を採用しているため焼きムラはほぼ見られない。
※熱風式焙煎は、焼きムラが生じにくいメリットがあるが、コーヒーのコク、味の奥行き、甘みは直火焙煎に比べて引き出せないのがデメリット。
風味を5段階でみる
フレンチローストを3つのコーヒー器具で飲み比べ
▲左から
- bodum(ボダム)フレンチプレス
- HARIO(ハリオ)ウッドネック ネルドリッパー(マルタ製4枚接ぎネルフィルター)
- HARIO(ハリオ)V60ドリッパー
はじめにペーパードリップの定番である「Hario V60ドリッパー」で抽出して飲んでみて、その後コーヒー豆に合った抽出器具を厳選した。
- 豆の挽き具合:粗挽き(カリタ製ニューカットミル:ダイヤル6にセット)
- 豆の量:16g
- お湯の量:160cc
- お湯の温度:85℃
- 蒸らし時間:30秒
- その他コーヒー器具:カリタ製ペリカンポット 1.0L
HARIO(ハリオ)V60ドリッパーで抽出
粗挽きにしたスタバのコーヒー豆「フレンチロースト」をハリオV60ドリッパーにセットし、お湯を静かに落としていく。
するとスタバのコーヒー豆特有の燻煙臭(ケムリ臭さ)が感じられる。
湯に触れたコーヒー粉はドーム状に広がることはなく、鮮度が落ちていることを示している。
ひとくち飲んでみると、苦味が際立った味わい。
コク、甘みや旨みは残念ながら感じられない。
強い苦味が特徴なので、カフェラテやカフェオレなどの作る際に飲むと良さそう。
さて、次はフレンチプレスの抽出して飲んでみよう。
フレンチプレスはスタバでも採用している抽出方法である。
※コーヒープレスという名前で販売されています。
フレンチプレス
スタバのコーヒー豆「フレンチロースト」をフレンチプレスで抽出して飲むと、苦味が控えめになり非常にあっさりした口当たりになった。
豆本来の風味などが抽出しやすいフレンチプレスだが、そういったものも特に感じられない。
最後に、究極の抽出方法といわれるネルドリップで飲んでみる。
ネルドリップ
スタバのコーヒー豆「フレンチロースト」をネルドリップして飲むと、苦味の角が取れてまろやかな味わいになる。
3つの抽出方法の中では一番飲みやすい味であった。
まとめ
スタバのコーヒー豆「フレンチロースト」を3つの抽出器具を用いて飲んでみた。
いずれの抽出方法でも旨味やコク、味の奥行きは感じられなかった。
もし、福袋などに入っていたりコーヒーギフトとして貰ったのなら、ミルクやクリームを入れて飲むのが良さそうだ。