今回は「 スターバックス」のコーヒー豆「クリスマス ブロンド ロースト」を飲んだ正直な感想を述べます。
スタバのコーヒー豆は、ラテと相性が良くて苦味が強い「深煎り」が多いですが、こちらは酸味がメインのコーヒー豆です。
浅煎りコーヒーが好きな方や、爽やかなコーヒーが飲みたい方におすすめです。
スタバの特徴を簡単に紹介したところで、次はコーヒー豆の情報をチェックしていきます。
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目次
スターバックス/クリスマス ブロンド ロースト
スターバックスのコーヒー豆「クリスマス ブロンド ロースト」は、公式ホームページで次のように紹介されています。
穏やかなローストで仕上げた、明るい味わいのクリスマス ブレンド
オレンジやイチジクを思わせる甘みや酸味を持つエチオピア産コーヒーと、ソフトなスパイスを感じるアジア/太平洋産コーヒーをブレンドした、明るい味わいのコーヒーです。
穏やかなローストで、フルーティーさやソフトなスパイス感といったそれぞれのコーヒーの特徴を引き出し、融合させ、ホリデーシーズンを盛り上げる一杯に仕上げました。
引用: スターバックス クリスマス ブロンド ロースト (公式通販ページ)
値段は250g 1,641円(送料¥220)
クリスマス ブロンド ローストの値段は250g 1,641円(税込)です。
※配送料 ¥220(¥5,000以上の購入で送料無料)
100gあたりに換算すると656円。格安コーヒーチェーンと自家焙煎店・スペシャルティコーヒー専門店の中間くらいの価格帯です。
※スペシャルティコーヒーとは、原料の品質から製法、香り、味、風味などの基準の中で高い評価を受けたものを指します。流通しているコーヒー豆の5%程度しか存在しないとされています。
▼有名店のコーヒー豆 比較表
商品名 | 値段/100g | 鮮度 | 欠点豆の数 |
スターバックス クリスマス ブロンド ロースト |
656円 | ○ | 10.2% |
土居珈琲 マンデリンG1 |
810円 | ◎ | 1%以下 |
珈琲きゃろっと マンデリン |
356円 | ◎ | 1%以下 |
ジュピターコーヒー マンデリン |
373円 | ○ | 3.9% |
カルディ マンデリン |
429円 | ▲ | 6.2% |
※鮮度が良いほど香り高く、風味がある。欠点豆が多いと焦げた味などの悪影響を及ぼす。
欠点豆の混入率は10.2%(やや多い)
「クリスマス ブロンド ロースト」をパッケージから開封すると、下記のような欠点豆が25.2g混入していました。
- 虫食い豆(カビ豆)
- 焦げた豆
- 割れた豆・欠けた豆(欠豆)
- 中身のない貝殻豆
- 未成熟豆(未熟豆)
- 枯れた豆
※1〜3は取り除いたほうが美味しく飲めます。
欠点豆が占める割合は全体の10.2%なので、ハウスブレンドなどの安価な豆と比べると半分程度です。(ハウスブレンドは20%)
しかし、虫食い豆(カビ豆)には、オクラトキシンA(非遺伝毒性発がん物質・かび毒)が含まれるので、取り除くことをおすすめします。
※健康被害云々よりも、風味が著しく損なわれて、カビ臭がするので、なるべく取り除いた方が美味しく飲めます。
とりあえず、上のように穴があいた豆は取り除いたほうがいいです。
焙煎するとわかりにくくなりますが、これらは内部にカビが生えていることがあります。

虫食い豆は、中にカビが生えているのが特徴
焙煎により毒性が最大で90%ほど減少するため、健康に悪影響を及ぼす可能性は低いとされていますが、口に入れないに越したことはありません。
※詳細はコーヒー生豆に存在するカビについて(外部リンク)をどうぞ。
カビ豆の特徴は、焼き色が薄い、中がうっすら黒いことが挙げられます。実際、2つに割って匂いを嗅ぐと、カビの臭いがします。
これらはカップの風味が著しく損なわれるので、必ず取り除きます。
どういう豆を取り除けば良いのか?詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
【関連記事】コーヒーの欠点豆とは?種類と見分け方、どんな味か実際に飲んでみた
焙煎度合いは中煎り
「クリスマス ブロンド ロースト」は苦味と酸味のバランスが良い、ハイロースト(中煎り)。
日本でも古くから親しまれている焙煎度合いで、市販のコーヒーにもっとも多い焙煎度合いです。
▼コーヒー豆の詳細情報
- ブレンド配合:エチオピア、インドネシア、その他
- 農園の高度:記載なし
- コーヒー豆の品種:アラビカ種
- 精製方法: 水洗式、半水洗式、乾燥式
- 豆の等級・グレード:記載なし
口コミ・評判
今年最後のスタバのコーヒー豆!程よい酸味で爽やかでのみやすい!
珈琲メモ
【スターバックスコーヒー】
品名:ドリップコーヒー
豆品名:クリスマスブレンド ブロンドロースト
満足度:3/5
キュッと締まった酸味と甘味が重なり、フルーティな味わい。鼻を抜ける香りが甘酸っぱくて心地良い。後味でちょこっとスパイシー。明るめだが程良いコクでバランスが良い。
クリスマス ブロンド ローストの感想・レビュー
ここから、クリスマス ブロンド ローストを飲んだ感想・レビューを行います。
今回は、ペーパードリップで抽出して飲みます。使用するコーヒー器具は次の通りです。
三洋産業cafecの陶器製「スリーフォードリッパー」と、同じく三洋産業cafecの「スリーフォーフィルター」を使います。
フィルターに特殊な加工がされていて、簡単にいうとペーパー自体がリブの役割を果たします。
コーヒーの旨味を余すことなく抽出できるフィルターです。
使用するコーヒーミルは、フジローヤルの小型高性能ミル「みるっこDX R-220」。
微粉が混じりにくいように作られているので、突き刺さるような苦味が少なくなります。
豆の挽き具合はペーパードリップに適した中挽きに設定します。
使うコーヒーポットは琺瑯製のケトル「月兎印ホーローポット」。
ホーロー製だと、金属の臭いがお湯に移らないです。
湯温は85℃に設定してコーヒー粉に注いでいきます。
▼抽出環境
- 使うコーヒー豆:15g
- お湯の量:150cc
- お湯の温度:85℃
- コーヒー粉の蒸らし時間:1分
- コーヒーの抽出時間:1分
▼コーヒー豆を5段階評価
香り:2
コク:2
苦味:3
甘味:1
酸味:3
スターバックスのクリスマス ブロンド ローストをペーパードリップして飲んでみると、ツンと刺さるようなシャープな苦味が感じられますが、チェリーのようなフルーティーな風味もあります。
コクが控えめで、非常にすっきりした味わい。どちらかというと酸味がメインの味わいですが、酸っぱいと感じることはありません。
スタバのコーヒー豆の中であっさりしていた飲みやすく、同店特有のスモーキーな風味も抑えられています。
口の中がキシキシするような「渋み」が気になる方は、抽出には時間をかけないほうが良いです。
150ml淹れるなら、蒸らしのあと75mlを30秒で淹れて、残り75mlはお湯を加えます。
スタバのアメリカーノ風にして飲むと、渋みが抑えられて、キシキシする感覚が抑えられます。
総評すると、欠点豆は多いもののスタバのコーヒー豆の中では比較的飲みやすく、すっきりとした味わいでした。
スタバらしいスモーキーさも抑えられています。
あっさりした味なので、カフェオレよりもブラックで飲むのに適しています。
ミルクを加えるなら深煎りの「クリスマスブレンド エスプレッソロースト」がおすすめです。
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