タリーズコーヒー

タリーズコーヒーで人気の豆「フレンチロースト」をおすすめしない理由

2018年5月10日

200gで32,400円の超高級コーヒーを飲んだり、自分で焙煎(ばいせん。生豆を焼くこと)も行うコーヒーブロガー山口が、タリーズコーヒーで販売されている定番の人気コーヒー豆「フレンチロースト」を飲んでみた。

これまでもタリーズで定番人気の豆を飲んできたが、結論からいうとタリーズでコーヒー豆を買うことはおすすめしない。

鮮度に問題があり、雑味やクドさが目立ち、旨みもない。

タリーズコーヒーは競合のスターバックスコーヒーのように、海外で焙煎した豆を日本国内へ船便で1ヶ月もかけて運んだりせず、日本国内で焙煎している。

つまり、焙煎したての鮮度の良い豆を店頭に並べようと思えば可能ははずだ。

にもかかわらず、もっとも回転率が良いと考えられる人気豆の鮮度が、船便で運ばれてくるスターバックスの豆と同等なのである。

品質の良くない豆から美味しいコーヒーを抽出することは、伸びたラーメンを戻すのと同じくらい難しく、どんなに優れたコーヒー器具を以ってしても至福の一杯を淹れることは難しいだろう。

さらに今回飲んだ「フレンチロースト」は、豆が欠けたり割れたりしていて見た目の美しさもなく悵然とした。

タリーズコーヒーの豆「フレンチロースト」

タリーズコーヒーで人気の豆「フレンチロースト」をおすすめしない理由

タリーズコーヒーで人気の豆「フレンチロースト」をおすすめしない理由 タリーズコーヒーで人気の豆「フレンチロースト」をおすすめしない理由

タリーズの中で最も深煎り焙煎されたコーヒー。

パッケージには「リッチでスモーキーな香りが口いっぱいに広がります。アイスコーヒー用として、コロンビアやグァテマラなどのすっきりとした酸味のある豆に少量加えると、風味豊かな味わいが一層引き立ちます。」と記されているが正直、香りは弱い。

アイスコーヒーに少量加えるなら、この豆よりも安いロブスタ種のコーヒー豆を加えることをおすすめする。

コーヒー豆の値段は100gで525円と平均的。

100gあたり435円のドトール「マイルドブレンド」のほうが満足度は高いだろう。

価格

1050円(税込)

容量

200g

ブレンドされているコーヒー豆の種類

グァテマラ、ケニア

焙煎度合い

深煎り(フレンチロースト)

風味を5段階でみる

タリーズコーヒーで人気の豆「フレンチロースト」をおすすめしない理由

タリーズコーヒーの豆「フレンチロースト」を3つの器具で抽出

タリーズコーヒーで人気の豆「フレンチロースト」をおすすめしない理由
▲右から

  • HARIO(ハリオ)V60ドリッパー
  • HARIO(ハリオ)ウッドネック ネルドリッパー(丸太衣料(マルタ)4枚接ぎネルフィルター)
  • Aeropress(エアロプレス)

今回は、まずペーパードリップの定番であるハリオV60で抽出して飲んでみて、さらに美味しく飲むために、ほかの2つのコーヒー器具を厳選して飲んでみた。

抽出環境

豆の挽き具合:

やや細挽き(カリタ・ニューカットミル:ダイヤル2にセット)

豆と湯の量:
16g 160cc
お湯の温度:
85℃
その他コーヒー器具:
タカヒロ製コーヒードリップポット雫 0.9L

HARIO(ハリオ)V60ドリッパーで抽出

タリーズコーヒーで人気の豆「フレンチロースト」をおすすめしない理由

カリタニューカットミルで細挽きにしたタリーズコーヒーの豆「フレンチロースト」をハリオV60ドリッパーにセットし、タカヒロ製のドリップポット雫でお湯を落としていく。

コーヒー豆からは芳ばしい香りが立つかと思いきや、意外と香りが弱い。

また例によって粉はドーム状に膨らまず、鮮度の悪さをあらわしている。

ネガティヴが印象を持ちつつも一口飲んでみると、苦味が強めで酸味はほぼ感じられない。

甘みや旨味、コクも残念ながらほとんど感じられない。そのくせ味は濃いので、これではすぐに飲み飽きてしまいそう。

こういう豆はミルクを入れてカフェオレにしたり、チョコレートを入れてカフェモカにして楽しむのも良い。

コーヒーは少し冷めてから豆の品質が明らかになる。

つまり、「ごまかし」が効かない状態になるのだが、タリーズコーヒーのフレンチローストは雑味やクドさがあり、ノドの奥にへばりつくような嫌味が残ってしまう。

この後味は、適当に焙煎したり豆の品質がよくないときに感じられる特徴だ。

タリーズは国内焙煎を行っていて豆の品質の高さを謳ってはいるが、残念な仕上がり。

焙煎機も土居珈琲と同じPROBAT(プロバット)の焙煎機を使っているのに、どうしてこうなるのか?不思議だ。

品質や味はスターバックスのコーヒー豆と大差ない。

もう少しすっきりと飲むために、次はエアロプレスで抽出してみよう。

Aeropress(エアロプレス)で抽出

タリーズコーヒーで人気の豆「フレンチロースト」をおすすめしない理由

タリーズコーヒーの豆「フレンチロースト」をエアロプレスで抽出して飲んでみると、苦味のキレが格段に良くなって飲みやすい一杯になった。後味がすっきりと仕上がったので雑味やクドさも目立たない。

ちなみに今回はインヴァート方式で抽出してみたが、エアロプレスの通常の使い方で抽出すれば味は確実に薄くなる。好みで使い分けてほしい。

関連:エアロプレスのインヴァート方式とは

最後にネルドリップ抽出を行って口当たりをまろやかに仕上げてみよう。使うネルフィルターはマルタ製。

HARIO(ハリオ)ウッドネック ネルドリッパーで抽出(マルタネルフィルター使用)

タリーズコーヒーで人気の豆「フレンチロースト」をおすすめしない理由

タリーズコーヒーの豆「フレンチロースト」をマルタ製ネルフィルターで抽出して飲んでみると、苦味が丸みを帯びたように感じられ、これはこれで飲みやすい一杯になった。

ただ後味、キレの良さはエアロプレスで抽出した一杯のほうが良く、個人的に好きな味だった。

まとめ

タリーズコーヒーのフレンチローストをもっとも美味しく飲む方法は、エアロプレスで抽出すること。

味は濃いままで苦味のキレが良くなるので重たいコーヒーが好きな人向けの仕上がりになる。

よりライトボディのコーヒーを飲みたければ、もっと浅煎りのコーヒー豆を選ぶことをおすすめする。

といっても、タリーズの豆は正直鮮度がよろしくない。味も今ひとつ。

100g525円という値段は決して安くなく、この価格帯はドトールの豆をはじめ美味しいコーヒーが多く存在する激戦区だ。

感動するような美味しいコーヒーは意外にもあと200円ほど出せば手に入るものだ。そして10倍は満足感が違うはずだ。

優れた焙煎技術でローストされ、豆の品質が本当に高いコーヒーは、ドリップした時にお部屋に広がる香りの良さも全然違い、口に含んだ時の幸福感は言葉にできないほどだ。

僕が今まで飲んできて、自信を持っておすすめできるコーヒー豆は別記事にランキング形式でまとめたので、おいしいコーヒー豆選びの参考にしてもらえるとうれしい。

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