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ウガンダコーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆も紹介

2021年5月12日

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ウガンダコーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆も紹介

2021年5月12日

酸味が特徴的なアフリカ産コーヒーの中において、ウガンダコーヒーは控えめな酸味でマイルドな風味が楽しめるコーヒーです。

ウガンダコーヒーの多くはロブスタ種ながら品質の良さに定評があり、エスプレッソに最適だとヨーロッパでは人気があります。

この記事ではウガンダコーヒーの産地や歴史、特徴に加えて、おすすめコーヒー豆も紹介します。

おすすめコーヒー豆ランキング15選

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※ランキングは随時更新しています。

コーヒーの産地ウガンダとは

コーヒーの産地ウガンダとは

アフリカ大陸の東アフリカ高原に位置するウガンダ共和国は、ナイル川の源流となるビクトリア湖に面しています。

国土は赤道直下に位置し、日本の本州とほぼ同じ大きさです。

標高が平均して1200mと高く、夏は比較的過ごしやすいものの、東アフリカで一番降雨量が多いという特徴があり、イギリスから「アフリカの真珠」と称えられるほど自然に恵まれています。

ウガンダのジャングルの中には、野生のロブスタ種が自生しており、ロブスタ種発祥の地と考えられています。

実際にウガンダのコーヒー豆の輸出量は、約8割以上がロブスタ種であり、ケニアやタンザニア、ルワンダなどアフリカでもコーヒーの名産地として知られる国々に囲まれていますが、ウガンダの高品質なロブスタ種も世界的に需要が高まっています。

ウガンダの産地について

ウガンダの産地について

ウガンダという産地は、国土の大半が標高1000m以上であることから、1年を通して平均気温が13~29℃の熱帯サバンナ気候です。

年間の平均降雨量は1200ミリで、東西に火山性の土壌もあり、ロブスタ種だけでなく高品質なアラビカコーヒーの栽培にも適しています。

東アフリカで最古の火山であるエルゴン山、「月の山」として知られるルウェンゾリ山地、そしてガジュマルをシェードツリーとする北西部のウエストナイルと、3つの地域でアラビカ種の栽培が盛んに行われています。

ウガンダにおけるコーヒー栽培の歴史

ウガンダにおけるコーヒー栽培の歴史
ウガンダにおけるコーヒー栽培は、100年以上の長い歴史があります。

ウガンダには元々野生のロブスタ種が自生していましたが、このコーヒーを発見したのはイギリスの探検家スピークで、ナイル川の源流を探していた際に発見したと言われています。

そして、アラビカ種が1900年にマラウイとエチオピアから導入された頃には、ロブスタ種のコーヒーはすでに小規模農家によって栽培されていました。

1920年代ごろは、ウガンダコーヒーは輸出品目のわずか1%程度のものでしたが、徐々に生産量は増え、1940年代に協同組合が組織されるとコーヒーの栽培が普及し、それまで輸出品として主力だった綿花の栽培を超えるようになりました。

やがて、コーヒーの品質への意識が高まり、コーヒー産業機構やコーヒーマーケティング機構の設立、そしてロブスタ種の栽培推進を目的とする機関が農業省に設立されました。

その結果、ウガンダ産コーヒーは1970年代には世界の生産量の4%を占めるほどになりましたが、1987年に国際コーヒー協定が締結されると、取引価格が半分以下となる大暴落が起こり、生産量は大幅に減少せざるを得なくなりました。

一時は生産量が回復してきたものの、1962年に独立をすると、今度は軍事クーデターなどが度重なり、政情不安からウガンダの経済の衰退とともに、コーヒー生産も後退していきました。

しかし現在は、政府機関であるUCDA(Uganda Coffee Development Authority:コーヒー開発局)によって、販売や品質、価格管理などが行われ、エチオピアに次ぐ2番目に多い輸出量となっています。

ウガンダ産コーヒー豆の栽培環境

ウガンダ産コーヒー豆の栽培環境

ウガンダ産コーヒー豆の栽培環境は、赤道直下にあるものの標高の高い土地であることから、年間を通して20度前後の気温と、昼夜の温度差、そして熱帯サバンナ気候ならではの降雨量の多さに加え、火山灰の混ざったミネラル豊富な土壌が、アラビカ種の栽培に適しています。

また、一般的に低地で栽培されるロブスタ種が、ウガンダの場合は高地で栽培されていることもあり、酸味が少ないという特徴があります。

ウガンダには主要な5つの生産地がありますが、そのうちいくつかは周辺国との国境に接地しています。

ウガンダ産コーヒー豆の生産状況

ウガンダの国旗

ウガンダ産コーヒー豆の生産状況は、2019年で254,088トンの生産量で、世界第9位です。

ウガンダ産コーヒーは350万世帯以上の、基本的に2ヘクタール未満の小規模農家によって、手作業による有機栽培が行われています。

ウガンダ産コーヒー豆の等級・グレード

ウガンダ産コーヒー豆の特徴・グレード

ウガンダ産コーヒー豆の等級・グレードについて解説します。

ウガンダ産コーヒーは、スクリーンサイズと呼ばれる豆の大きさと欠点豆の割合で決定されます。

「A」はスクリーンサイズが15/16で、「AA」はスクリーンサイズが17/18です。

また、高級アラビカコーヒーの産地であるエルゴン山ブギス地区など有名産地のコーヒー豆は、地域名も等級の条件の一つとなります。

例えば、ブギス産でスクリーンサイズ19以上が90%以上、残り10%がスクリーンサイズ16以上、かつ欠点豆が10%未満は「Bugisu AA」です。

また、ブギス産でスクリーンサイズ16以上が90%以上、残り10%がスクリーンサイズ15以上、かつ欠点豆10%未満は「Bugisu A」です。

ブギス産以外の豆の場合は、精製方法がウォッシュドならWugar(ウガール)、ナチュラルドライであればDrugar(ドゥルガール)と格付けされます。

なお、これ以外の低等級の豆のほとんどは、ブレンドとして配合されて流通されています。

そして、ウガンダ産コーヒーで最高ランクであるQグレードの格付け評価されるのが、ブギス地区でとれる「ブルーナイル」で、苦みや酸味が少なく、クセのない味わいで、ブルーマウンテンにも引けを取らないと高い評価を受けています。

ウガンダ産コーヒーの特徴

ウガンダ産コーヒーの特徴

ここから、ウガンダ産コーヒーの精製方法、味わい・香りの特徴を解説します。

コーヒー産地ごとの味や香りの特徴が分かると、自分好みのコーヒー豆を選びやすくなるので、チェックしてみてください。

ウガンダ産コーヒーの精製方法

ウガンダ産コーヒーの精製方法は、ウォッシュドとナチュラルドライの両方で行われています。

そもそもウガンダの小規模農家は、コーヒー生産のために必要なインフラがなく、基本的にはただ地面にコーヒーチェリーを並べて天日で乾かすという、ナチュラル製法が主流でした。

しかし、これでは地面との接地面が大きすぎてコーヒーチェリーがしっかり乾燥できず腐ってしまうことから、品質の悪いコーヒー豆しかできませんでした。

そこで、アフリカンベッドと呼ばれる台を設置し、接地面を少なくすることで腐敗リスクを減らし、ナチュラル製法の品質を上げることができています。

さらに、海外の大手コーヒー事業会社などがウガンダのコーヒー農家と協力して、品質向上に努めています。

ウガンダ産コーヒーの味わい・香りの特徴

ウガンダ産コーヒーの味わいの特徴は、アラビカ種ではアフリカ産特有の酸味が少ない、口当たりの柔らかいコーヒーです。

ロブスタ種は高地で栽培されていることから酸味が多少強く、渋みや苦みがしっかりした風味となっています。

香りの特徴は、アラビカ種ではフルーティな香りが、ロブスタ種では香ばしい香りがします。

ウガンダ産コーヒーの品種・種類

ウガンダ産コーヒーの品種・種類

ここから、ウガンダ産コーヒーの品種・種類について解説します。

ウガンダでは主にロブスタ種が栽培され多く輸出されていますが、アラビカ種も栽培され、その品質の良さに注目が集まっています。

アラビカ種

ウガンダで栽培されているアラビカ種はティピカやSL 14、SL 28、ケントで、大粒でやや細長い形をしています。

柔らかい酸味とそこそこボディもあるコーヒーが楽しめます。

多くはロブスタ種が栽培されていますが、ウガンダのブギシュや西ナイル川周辺を中心に、高品質なアラビカ種が無農薬・無化学肥料で栽培されています。

ロブスタ種

一般的にロブスタ種は低地で栽培されますが、ウガンダのロブスタ種は標高1000m~1500mと高地で生産されています。

そのため、他国のロブスタ種よりも豆が固くて酸味が強く、軽いボディと甘みがあることから、エスプレッソに最適なコーヒー豆として人気があります。

主な生産地はビクトリア湖周辺とマサカ、メンゴ地域です。

ウガンダ産コーヒーの美味しい飲み方

ウガンダ産コーヒーの美味しい飲み方

品種や種類について理解を深めたところで、次はウガンダ産コーヒーの美味しい飲み方を紹介します。

ウガンダ産コーヒーは豆の焙煎度合いや、コーヒー豆の挽き具合、淹れ方によって様々な味わいが楽しめます。

おすすめの焙煎度合い

ウガンダ産コーヒーのおすすめの焙煎度合いは、アラビカ種とロブスタ種で異なります。

アラビカ種では、ミディアムローストにするとフルーティーな甘さに上品な苦み、濃厚なコク、そしてすっきりとした酸味が特徴的です。

これがハイローストからシティローストにすると、フルーティーな甘みは控えめになり、酸味も抑えられ、バランスの良い口当たりです。

シティローストは深い苦みをより感じられるようになるため、エスプレッソに向いています。

ロブスタ種は、浅煎りでは麦茶のような香ばしさとフルーティな香り、チョコのような甘さがあります。

中深煎りでは苦みのあるチョコのような甘さが増し、しっかりとした苦みのあるボディを楽しむことができます。

そして、深煎りではロブスタ種特有の苦みと香りがあります。

おすすめの挽き具合

ウガンダ産コーヒーのおすすめの挽き具合は、ペーパードリップ・ネルドリップ共に中挽きがおすすめです。

ウガンダ産コーヒーの特徴であるフルーティーな甘みや、ナッツやグレープのような香りが引き立ちます。

おすすめの淹れ方

ウガンダ産コーヒーのおすすめの淹れ方は、ネルドリップを使用することです。

ウガンダコーヒーの持つ、もったりとしたコクや舌に残る甘さを、ネルドリップであればしっかり楽しむことができます。

また、エスプレッソマシンを使用して、ミルクをたっぷり注いで飲むのもおすすめです。

ウガンダのおすすめコーヒー豆3選

ここから、エルサルバドルのおすすめコーヒー豆ランキング3選を焙煎度別に紹介します。

焙煎度が浅ければフルーティーな酸味が他の楽しめ、焙煎度が深いとコクがあるコーヒーが味わえます。

グリーンアイズ ウガンダ 珈琲豆200g 豆

グリーンアイズ ウガンダ 珈琲豆

ウガンダ産らしく酸味の少なく、クセのないさっぱりとした後味が楽しめるコーヒーです。

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ウガンダ コーヒー 焙煎人 珈琲豆 也の アフリカムーン コーヒー豆 100グラム

ウガンダ コーヒー 焙煎人 珈琲豆 也の アフリカムーン コーヒー豆

ウガンダ産アフリカムーンは、「月の山」と呼ばれる産地で生産されたアラビカ種のスペシャルティコーヒー豆です。

果実を思わせる濃厚な甘みと柑橘系の香りに、穏やかなコクを楽しむことができるコーヒーです。

AGF 森彦の時間 アフリカン・ムーンブレンド レギュラー(粉)

AGF 森彦の時間 アフリカン・ムーンブレンド レギュラー

「月の山」と呼ばれるルウェンゾリ山脈で、特別に栽培・収穫された完熟豆を使用したスペシャルティコーヒー。

フルーティーな甘さと、舌を滑るような後味が楽しめます。

ウガンダ産コーヒーの特徴まとめ

今回は、ウガンダ産コーヒーの特徴について解説してきました。

ウガンダ産コーヒーはロブスタ種だけでなく、高品質なアラビカ種のコーヒー豆を産出する国として、世界中から注目を受けています。

ブレンドからスペシャリティコーヒーまで、幅広いウガンダのコーヒーを楽しんでください。

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