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コーヒーの豆知識

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いをわかりやすく解説

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デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いをわかりやすく解説

コーヒーやお茶のパッケージなどで見かけるようになった「デカフェ」「カフェインレス」「ノンカフェイン」ですが、どれもカフェインの入っていない飲み物を指しているような印象を持つ人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、ノンカフェインだけは他の2つと違うコーヒーになります。本記事では、デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いを解説します。

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いを解説

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いをわかりやすく解説

結論から言うと、デカフェとカフェインレスコーヒーは同じものです。コーヒー豆からカフェインを90%以上除去したコーヒーのことです。コーヒーらしい香ばしい香りやコクが味わえるのが特徴です。

ノンカフェインコーヒーは穀物などを原材料としたコーヒーっぽい飲み物のことです。コーヒーを使っていないので、カフェインは一切含まれていません。味はコーヒーを薄めた麦茶のようなものもあれば、チコリなどを使った甘い香りがするものもあります。

2つの大きな違いは、デカフェとカフェインレスコーヒーは多少カフェインを含んでいる点です。そのため、カフェインを全く摂取したくない人は、ノンカフェイン一択となります。

代表的なノンカフェインコーヒーは穀物コーヒー、玄米コーヒーです。実際に飲んだ感想はこちらをご覧ください。

関連→穀物コーヒーおすすめランキング9選!実際に飲んで美味しかったのはこれ

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そもそもカフェインとは?カフェインの効果など

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いをわかりやすく解説

まず、そもそもカフェインとは何なのか?カフェインの効果などを解説します。

カフェインは「アルカロイド」と呼ばれる植物成分の一種で、覚醒作用や解熱鎮静作用があります。コーヒーや紅茶、緑茶、チョコレートなど身近な食品に含まれています。

カフェイン効果の持続時間は摂取して30分後から7時間程度続くといわれていますが、体質や体格によって時間は変わってきます。

しかし、カフェインは取りすぎると副作用があり、めまい、動悸、興奮、震え、下痢、吐き気、胃痛などの健康被害をもたらすケースがあるので注意が必要です。

おもなカフェインの効果は以下のとおりです。

  • 覚醒作用
  • 鎮痛作用
  • 利尿作用
  • 血管拡張作用
  • 交感神経刺激(基礎代謝促進)

覚醒作用

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いをわかりやすく解説

引用:内閣府 食品安全委員会

カフェインの効果の1つとして覚醒作用があります。ここでは、覚醒作用の仕組みを簡単に解説します。

脳が活動して疲れると「アデノシン」という、眠気を催したり、体をリラックスさせたりする化学物質が蓄積します。

もっと具体的に言うと、アデノシンが体内で作用を発揮するために、「アデノシン受容体」という場所におさまる(結合する)ことで眠りたいという欲求が高まります。

しかし、カフェインは「アデノシン」という物質と化学構造が似ているため、カフェインが先回りしてアデノシン受容体におさまる特徴があります。

アデノシンがおさまるはずの場所にカフェインがいるため、アデノシンは作用を発揮できず「眠りたい」という欲求が起こらない状態になり、結果的に覚醒作用につながるというわけです。

先ほどお伝えしたように、日本で販売されているカフェインレスコーヒーは、必ず90%以上カフェインが取り除かれています。 商品によっては99%以上カフェインが除去されているコーヒーもあるため、覚醒作用の影響が通常のコーヒーより少なくなります。

鎮痛作用

カフェインには血管を収縮させる作用があり、血管の拡張によって起こる頭痛を和らげる効果があります。カフェインが風邪薬や頭痛薬などにも含まれているのも、鎮痛作用があるためです。

しかし、ストレスや寒さなどで血流が停滞して起こる頭痛に関しては、カフェインによって悪化させてしまうことがあります。また、過度のカフェイン摂取によって頭痛を引き起こすこともあります。

後ほど詳しく解説しますが、成人が1日に飲んで良いコーヒーの量はマグカップ3杯程度(1日のカフェイン量400mgまで)となっています。

カフェインレスコーヒーに含まれるカフェイン量は1杯9mg程度のため、最大40杯程度という計算になります。

利尿作用

カフェインには利尿作用があるため、コーヒーを飲むとトイレが近くなります。これは、腎臓の機能が関係しています。

尿は腎臓で作られますが、カフェインを摂取すると、本来腎臓が行う体内への水分の「再吸収」が抑制されます。

本来なら体内に戻るはずの水分が再吸収されずに排泄されるため、尿の量が増え、結果的に排尿回数が増えるのです。

カフェインレスコーヒーなら、トイレが近くなる心配がないため、トイレに行けないような状況でも安心して飲むことができます。

血管拡張作用

カフェインは脳の血管に関しては収縮させるほうに働きますが、手や足などの末梢血管には拡張させるほうに働きます。

心臓の機能を活発にさせるといった作用もあるため、血行がよくなります。

交感神経刺激(基礎代謝促進)

カフェインを摂取すると基礎代謝が上がり、脂肪燃焼の元となる遊離脂肪酸が増えて脂肪燃焼効果が高まるという研究結果が出ています。

さらに、運動前にカフェインを摂取することでダイエットにも効果が期待できますが、たくさんカフェインを摂れば痩せるということではありません。

実際にコーヒーダイエットに取り組んだところ14kgの減量したので、詳しくはこちらをご覧ください。

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【参考】胃酸分泌作用については様々な報告がされている

カフェインには胃液の分泌を活発にする効果があり、食後にコーヒーを飲むと、消化を助ける作用があると言われています。

また、胃酸過多など胃の調子が良くない場合は、胃液によって胃壁が荒れる原因となるため、特に空腹時のブラックコーヒーは控えた方が良いとされています。

カフェインの胃酸分泌作用については様々な議論が行われていますが、イタリアやオーストラリアの研究では、コーヒー摂取は胃酸分泌に影響しないと結論付けています

詳しくは、朝コーヒーを飲むデメリットとメリット【論文を正しく解釈】をご覧ください。

カフェインについて理解を深めたところで、次はデカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いを詳しく深掘りしていきます。

デカフェとカフェインレスコーヒーは同じもの

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いをわかりやすく解説

デカフェとカフェインレスコーヒーは同じもの

デカフェとは、コーヒーやお茶などの本来カフェインを含んでいる食品からカフェインを取り除いたものを指します。

デカフェという言葉は、英語でカフェインを含まないという意味「decaffeinated(ディーキャフェネイティド。略してdecaf(ディーキャフ))です。

カフェインレスコーヒーもデカフェも同じものを指します。日本では、カフェイン除去率90%以上のものを「デカフェ」と表示する決まりがあります。

デカフェなら、カフェインのデメリットを受けずにコーヒーを楽しめるので、夜の睡眠時間の質を上げたい時や、妊婦さんのリラックスタイムなどでも安心して飲むことができます。

気になる味ですが、最近はカフェインを除去する際に、新しい技術が用いられるようになり、カフェイン入りのコーヒーと変わらない味を楽しめるコーヒーが増えています。

実際に飲み比べたレビューはこちらをご覧ください。

関連→本当に美味しいカフェインレスコーヒーおすすめランキング17選!

ノンカフェインとは?

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いをわかりやすく解説

コーヒーを原料としない穀物コーヒーなどがノンカフェインコーヒーに分類される。カフェイン含有率は0%

「デカフェ」や「カフェインレスコーヒー」に微量のカフェインが含まれているのに対して、「ノンカフェイン」は、カフェインが全く含まれていません。デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いをわかりやすく解説

具体的には、チコリなどの穀物や玄米などを焙煎して、コーヒー風味に仕上げています。ノンカフェインコーヒーは原材料にカフェインが全く含まれていないので、カフェイン含有率は0%となります。

気になる味ですが、香ばしい麦茶のような味のものや、チコリ特有の甘い香りが特徴です。正直、コーヒーとは別物の味わいで、コクや苦味は控えめです。

ノンカフェインコーヒーを実際に飲み比べた感想は、こちらをご覧ください。

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デカフェ・カフェインレスコーヒーは4つの方法で作られる

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違い|おすすめコーヒー豆も紹介

デカフェ、カフェインレスコーヒーは、4つの方法のいずれかでカフェインを取り除いて作られます。

有機溶媒抽出 1900年代始めにドイツで開発されたカフェイン抽出法。有機溶媒に豆を浸してカフェインを取り除く。人体への影響が懸念されるため日本では流通していない
ウォータープロセス 1900年代中頃に開発されたカフェイン抽出法。コーヒー豆を水に浸してカフェインを取り除く。コーヒーの風味が残りやすく、安全性が高い
二酸化炭素抽出 1970年代に開発された製法。二酸化炭素に温度と圧力を加えてカフェインを取り除く。安全性が高く、コーヒーの風味が損なわれにくい抽出法として広く普及している。
液体CO2(二酸化炭素)抽出法 最新の脱カフェイン法。コーヒーの風味を残しつつ、カフェイン残留率を0.1%に抑えられるため、国内外で最も注目されている。

スタバのデカフェは美味しいと評判ですが、あちらは「二酸化炭素抽出」で作られています。この製法はコストがかかるので、大手メーカーで採用されることが多いです。

カフェインの摂取量は1日どのくらいまで大丈夫?

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いをわかりやすく解説

内閣府食品安全委員会は、健康な成人に対して、1日のカフェイン摂取量を400mgまでにすることを推奨しています。約240mlのマグカップに入ったコーヒーなら1日3杯までは飲んでも問題ないとしています。

先ほどもお伝えした通り、カフェインレスコーヒーに含まれるカフェイン量は1杯9mg程度のため、1日40杯までなら飲んでも問題ないという計算になります。

ただし、コーヒーだけではなく、高カカオチョコレートやエナジードリンクなど様々な食品にもカフェインが含まれているので、トータルでどれだけカフェインを摂取しているのかを注意する必要があります。

例えば、ミルクチョコレートなら1枚(50g)で15mgのカフェインが含まれています。ココアや紅茶にも1杯(200cc)で60mgのカフェインが含まれています。

また、体質や体格によってもカフェインの影響が異なる場合があるため、過剰摂取が心配な方はカフェインレスコーヒーを習慣的に飲むようにするのが良いでしょう。

関連→本当に美味しいカフェインレスコーヒーおすすめランキング17選!

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いをまとめると

ノンカフェインコーヒーは原材料に穀物や玄米を使っており、コーヒーを使っていないため、カフェインは一切含まれません。

「デカフェ」や「カフェインレス」はどちらも同じもので、カフェインを90%以上除去しているコーヒーを指します。カフェインによる覚醒作用や、利尿作用による影響が少ないため、夜眠れなくなるなどの心配なく飲むことができるのがメリットです。

また、 カフェインレスコーヒーには「クロロゲン酸」などのポリフェノールが含まれているため、様々な健康効果が期待でき、シミ・シワ・たるみを防ぐ「抗酸化作用」も期待できます。

詳しくは「カフェインレスコーヒーの効果とメリットを解説【管理栄養士監修】」をご覧ください。

カフェインレスコーヒーの効果とメリットを解説【管理栄養士監修】

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