大阪の自家焙煎コーヒー専門店「土居珈琲」が3ヶ月もの時間、熟成させて作りあげた「ゴールデンマンデリン」は、しっかりした苦味がありながらもスッキリして飲みやすいと、ネット上の口コミでも評判のコーヒー豆だ。
僕はマンデリンには目がなく、初めて訪れる珈琲店では必ずと言っていいほどマンデリンを飲む。
そんなマンデリン好きの僕としては、土居珈琲のゴールデンマンデリンをぜひとも飲んでみたいと思い、さっそく通販サイトで注文するがコーヒー豆(粉)200gで2,200円。
普段飲むコーヒー豆としてはちょっと高級で「飲んでみたいけど高い」と感じてしまった。
おそらく僕だけでなく、他にも同じように購入を躊躇する方もいるかと思う。
そこで、土居珈琲のゴールデンマンデリンが本当に口コミどおり美味しいのか?
値段に見合った味なのかを正直に述べていくので、購入の際の参考にして欲しい。
土居珈琲のゴールデンマンデリン
土居珈琲の「ゴールデンマンデリン」は公式サイトで次のように説明されている。
3ヶ月以上の時間をかけて豆を熟成させた「ゴールデンマンデリン」らしい重厚かつ、ふくよかな味わい。
出典:土居珈琲
値段
2,376円(税抜)
※100gあたり1,188円
容量
200g
※コーヒー豆、コーヒー粉どちらでも購入可能。粉の場合は挽き具合も選べる。
豆の種類
インドネシア
焙煎度合い
フルシティロースト
※コーヒー豆、コーヒー粉どちらでも購入可能。粉の場合は挽き具合も選べる。
豆の状態
粒はきれいに揃っていて深煎り特有の芳ばしさと、マンデリン本来の酸味感のある香りが感じられる。
焙煎ムラもほとんど見られず豆の状態は良好と言える。
ゴールデンマンデリンを3つの器具で飲み比べ
▲左からキントーブリュワー、ハリオV60ドリッパー、カリタ3つ穴ドリッパー
コーヒーは抽出器具を変えるだけで味が大きく変化する。
今回は、抽出速度が異なる3つのドリッパーを選んで飲んでみる。
【抽出環境】
- 1杯あたりに使う豆:16g
- 豆の挽き具合:中挽き
- お湯の量:160cc
- お湯の温度:85℃
- 蒸らし時間:30秒
ハリオV60ドリッパー
やや細挽きにした土居珈琲のゴールデンマンデリンに、そっとお湯を注いでゆく。
すると、ナッツのような芳ばしい香りが広がる。
さっそく一口飲むと、まるでバターを入れたかのような濃厚で深いコクと、まろやかな口当たりが印象的。
土居珈琲の通販サイトに記されている「重厚でふくよかな風味」という表現はあながち間違っていないように感じる。
ほどよい苦味と豊かな甘み、ほのかな酸味のバランス具合が良くて飲みやすい。
土居珈琲のゴールデンマンデリンは、バターを入れたかのような濃厚なコクに、丸くやさしい苦味と甘み、酸味の一体感が楽しめるコーヒー。
次はカリタドリッパーで淹れてみよう。
カリタ3つ穴ドリッパー
土居珈琲のゴールデンマンデリンをカリタ3つ穴ドリッパーで淹れて飲むと、後味のキレが良くなって飲みやすくなった。
ハリオV60で淹れたときはバターを入れたかのような濃厚なコクがあったが、今回は重たすぎず、ちょうど良い塩梅。
酸味も少し強調されて口当たりが爽やかになった。
最後に、もっとも抽出速度が早いキントーの磁器ドリッパーで淹れてみる。
KINTO磁器ドリッパー
土居珈琲のゴールデンマンデリンをKINTO磁器ドリッパーで淹れて飲むと、スッキリとクリアな苦味とほどよいコクで飲みやすい。
また、かすかに感じられる酸味が心地よく、爽やかな余韻を楽しませてくれる。
もともと濃厚な味わいのゴールデンマンデリンを軽めに飲みたいなら、豆の量を減らすかキントードリッパーのように穴の大きい器具を使うと良い。
まとめ
さて、今回は土居珈琲のゴールデンマンデリンを3つの抽出方法で飲んでみた。
味わいの濃厚さにの違いはあるものの、いずれの飲み方でもバターを溶かしたような濃厚で深いコクが印象的であった。
【おすすめできる?】
マンデリン好きにはおすすめしたい。
そうでない場合は、バランスが良くて飲みやすい「グァテマラ カペティロ農園」をおすすめしたい。
土居珈琲の豆を初めて試すなら
土居珈琲の銘柄を初めて飲むなら、「グァテマラ カペティロ農園」と、世界一のコーヒーを決める品評会「COE(カップオブエクセレンス)」で入賞した「エルサルバドル・ラ・レフォルマ農園」がセットになった「人気銘柄セット」がおすすめ。
こちらは、2種類の豆が100gずつ入っていて、鮮度が良いうちに飲みきれる量でセットになっている。
(通常は1種類200gでの販売)
グァテマラ カペティロ農園は、カラメルのような甘みと香ばしさ、ビターな旨味が感じられる非常に美味しいコーヒー。
エルサルバドルは、オレンジとビターチョコレートのような風味が上品に重なったコーヒーで高級感のある味わいが特徴。
土居珈琲のスタンダートな味を知るのに、ぴったりのセットとなっている。
自分用としてはもちろん、専用のギフトボックスに入って届くので、コーヒーギフトとしてもおすすめだ。
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総額100万円以上を使っている自腹レビューです。100g 700円前後のコーヒー豆を中心に紹介しています。
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サブスクは「縛り」があったりして、正直ぼったくりみたいな豆もありますが、ちゃんとお店を選べばかなりお得です。
まともな豆で初回限定50%OFF(縛りナシ)という良心的なお試しセットもあるので、詳しくレビューしています。
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