コーヒーの豆知識

イタリアンローストとはもっとも苦い焙煎度|アイスコーヒーやエスプレッソにおすすめ

2021年1月14日

フレンチローストとは、8段階あるロースト(焙煎度合い)の中でもっとも深い焙煎度を指します。

焙煎度合いが深くなるほど苦味が強くなるため、イタリアンローストはもっとも苦い焙煎度といえます。

イタリアンローストは8段階中もっとも深い焙煎度合い

コーヒー豆 焙煎

ローストの深さ(焙煎度合い)は、

  1. ライトロースト
  2. シナモンロースト
  3. ミディアムロースト
  4. ハイロースト
  5. シティロースト
  6. フルシティロースト
  7. フレンチロースト
  8. イタリアンロースト

この8段階に分類され、ローストの深さによって酸味や苦味、風味、香りがそれぞれ異なります。

ライトローストなどの浅い焙煎度合いほど酸味が強く、イタリアンローストなど深い焙煎度合いほど苦味が強くなります。

イタリアンローストのコーヒーの味は、酸味が全くと言って良いほど感じられず、非常にインパクトの強い苦味が特徴です。

一般的にここまで極深煎りにすると焦げの匂いが前面に出るため、8つの焙煎度合いの中でもっともロースト技術が試されるコーヒーと言えます。

イタリアンローストの豆はアイスコーヒーやエスプレッソにおすすめ

イタリアンローストまで焙煎を進めたコーヒー豆はアイスコーヒーで使用されることが多いです。

▲今はなきPIER H TABLEの水出しアイスコーヒーコーヒー焙煎室Handpickの深煎り豆を使用し12時間かけて抽出。ダークチョコレートのような味わいが印象的。

アイスコーヒーでイタリアンローストを使う理由は、氷が溶けてコーヒーの味が薄まっても苦味を感じられるためです。

また、エスプレッソを抽出する際にもイタリアンローストのコーヒー豆が使用されます。

なお、コーヒーとミルクをあわせた「カフェオレ」を楽しむ際には、コーヒーとミルクの比率を3:7もしくは4:6など、ややコーヒーを少なめにすると、ほどよい苦味が楽しめる大人向けのカフェオレに仕上がります。

また、濃厚なエスプレッソとミルクを合わせれば、まろやかなカフェラテが楽しめます。

なお、コーヒー豆をネット通販で購入する際、土居珈琲など豆の販売店によっては、焙煎度合いの指定が可能です。

▲世界の品評会で3度にわたり1位を獲得した土居珈琲のグァテマラ カペティロ農園はハイローストからイタリアンローストまで5段階の焙煎度合いを指定できる。

土居珈琲のように焙煎度合いを指定できるお店は少ないですが、もし指定可能ならイタリアンロースト、フルシティロースト、シティローストの順番で試してみて、自分の好みを知るのも良いでしょう。

おいしいコーヒー豆が購入できるお店を日本中から10店厳選したので、本当においしいコーヒーが飲みたい方はチェックしてみてください。

コーヒーブロガー厳選の本当に美味しいおすすめコーヒー豆10選

イタリアンローストにおすすめのコーヒー豆はブラジル・コロンビアなど

▲イタリアンローストのドトールの炭火珈琲。ブラックで飲んでも苦味のキレが良く、舌の上でスッと消え、次第に甘みが広がる。

コロンビアやブラジルなどのコーヒー豆を直火でイタリアンローストにすると、ブラックで飲んでも美味しく感じるほどマイルドな苦味が楽しめます。

ドトールで販売されている炭火珈琲は、備長炭でじっくり煎りあげたコーヒー豆で、炭火の遠赤外線効果により極深煎でありながら、マイルドな苦味と香ばしさ、深みのある味わいが楽しめます。

イタリアンローストのコーヒー豆がどんな味なのかを試すなら、ドトールの炭火珈琲は値段的にも手頃(200g ¥1,310 カップ20杯分)なのでおすすめです。

レビュー記事:ドトールのコーヒー豆「炭火珈琲」はおすすめ飲んだ感想を正直に述べる

ただし2021年1月現在、ドトール公式サイトではネット通販によるコーヒー豆販売を行っていないため、お近くにドトールがない方には土居珈琲をおすすめします。

土居珈琲のコーヒー豆はスターバックスやタリーズコーヒーと変わらない価格帯でありながら、非常に豊潤なおいしさが楽しめます。僕自身も5年以上リピートしているコーヒー豆の専門店です。

イタリアンローストはインパクトの強い苦味が楽しめる

苦いコーヒーが好きな方やアイスコーヒーを飲む機会が多い方に、イタリアンローストはおすすめの焙煎度合いです。

酸味が全くと言って良いほど感じられないので、シャキッと目を覚ましたい朝や、おうちで食後にすっきりとしたアイスコーヒーを飲む際にイタリアンローストの豆を選んでみて下さい。

なお、コーヒー豆のローストや焙煎度合いだけでなく、焙煎方式によってもコーヒーの味は大きく変わります。

おもにどんな焙煎方式があり、焙煎方式によって味がどう違うのかを下記の記事にまとめています。

コーヒー豆のローストや焙煎度合い・焙煎方式ごとの味の違いを解説


  • この記事を書いた人

フラペチーノ山口(山口 誠一郎)

日本安全食料料理協会(​JSFCA)認定コーヒーソムリエ / 焙煎士。1,000種以上の通販コーヒーを飲む。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。TV出演。

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