200gで32,400円という値段の超高級コーヒーを飲んだり、美味しいコーヒーを飲むために焙煎(ばいせん。生豆を焼くこと)も行うコーヒーブロガー山口が、カルディコーヒーファームで販売されている一番人気のコーヒー豆「マイルドカルディ」を飲んだ感想を正直に述べる。
はじめに伝えておくと、このコーヒーは非常にお手頃価格なので、とにかくお得にコーヒーを飲みたい場合は選んで良いかも知れない。
また、ブラックで飲まずにミルクやクリームを入れて飲むなら、選んで良いかも知れない。
しかし、少しでも「美味しいコーヒー」を飲みたいと思うなら他のコーヒーを選んで欲しい。
マイルドカルディ
マイルドカルディとは、カルディの店頭にて無料で配っている、あのミルクと砂糖が入ったコーヒー。カルディで一番人気のブレンドコーヒーである。
「マイルドカルディ」は、カルディコーヒーファームで次のように説明されている。
人気No.1!持続する甘い余韻
ブラジル本来のやさしい甘さを引き出した当店おすすめのブレンド。柔らかな口あたりと持続する甘さをぜひお試しください。
出典:カルディコーヒーファーム
値段(税込)
496円
※100gあたりの価格は248円
容量
200g
コーヒー豆の種類
- ブラジル
- コロンビア
- 他
焙煎度合い
ミディアムロースト~ハイロースト
(浅煎り~中煎り)
豆の状態
焙煎ムラが目立つが、割れたり欠けたりの不良豆はあまり見られない。
評価
マイルドカルディを4つの方法で飲み比べ
今回は、まずペーパードリップの定番であるハリオV60ドリッパーで抽出して飲んでみて、次にネルドリップして飲んでみたが、このままブラックで飲み続けても面白くないので、アーモンドミルクを加えたりして飲んでみた。
【抽出環境】
- 1杯あたりに使う豆:
- 16g
- お湯の量:
- 160cc
- お湯の温度:
- 85℃
- 蒸らし時間:
- 30秒
- 使うコーヒーポット:
- タカヒロ製コーヒードリップポット雫 0.9L
ハリオV60ドリッパー
中挽きにしたマイルドカルディにお湯を静かに落としていく。
すると、お湯に触れたコーヒー粉はベチャっと広がることもなく、ドーム状に膨らむこともなく、動かない。
僕がこれまで飲んできたコーヒーはお湯に触れると、何かしらの動きがあったが、マイルドカルディは微動だにしない。
失礼な表現かも知れないが、まるで息絶えたコーヒーという印象で、命が宿っていないように感じた。
抽出が終わり、一口飲んでみると、かなり酸味が強い。
苦味もコクも、甘みも旨味もあるのかも知れないが、強すぎる酸味にかき消されてしまっている。
カルディの店頭ではミルクと砂糖を入れて無料で配っているが、あれには大いに納得した。
ミルクでコクを加え、砂糖で酸味を抑えることで非常に飲みやすく工夫しているのだ。
次はネルドリップして飲んでみよう。
ネルドリップ
マイルドカルディをネルドリップして飲むが、やはり酸味が非常に強い。
ネルドリップをすると多くの場合で酸味を抑えられるが、今回はコーヒー器具で酸味を抑えるのは難しそうだ。
次はアーモンドミルクを加えて飲んでみよう。
アーモンドミルクを加えると
マイルドカルディに無糖のアーモンドミルクを加えて飲むと、香ばしい風味とコクが加わった。
しかし、これでもまだ酸味は強いので、バニラエッセンスと砂糖を加えてみる。
▲スタバなどで買えるバニラシロップでもいいが、自宅に眠っているバニラエッセンスに砂糖を加えても代用できる。
香ばしくも酸っぱいマイルドカルディに、バニラエッセンスと砂糖を加えると酸味をぐっと抑えることができ、アーモンドとバニラの風味が香るカフェオレが楽しめるようになった。
まとめ
さて、今回はカルディで一番人気のコーヒー豆「マイルドカルディ」を様々な方法で飲んでみた。
ブラックで飲むと非常に酸味が強く、個人的には非常に飲みにくかったので、ミルクや砂糖を加えて飲むのがおすすめ。
【おすすめできる?】
冒頭でもお伝えしたように、
- とにかくお得に毎日飲みたい
- コーヒーにミルクや砂糖を入れて飲む派
なら、おすすめできる。
カルディのコーヒーは他のコーヒーチェーンと比較しても格安なので、ベストチョイスと言えそうだ。
自分へのご褒美や、コーヒーギフトを選びたいなら、以下にランキングでまとめたので参考にして欲しい。
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