コーヒーブロガー山口です。
(@yamaguchicoffee)
200g 32,400円のコーヒーを飲んだり、焙煎(ばいせん。生豆を焼くこと)も行う僕がスターバックスのコーヒー豆「コモドドラゴン」はおすすめか?
飲んだ感想を正直に述べます。
同じコーヒー豆でも抽出に使う器具によって味が変わるため、ペーパードリップやコーヒーメーカーなど4つの抽出方法で飲んでいきます。
スタバのコーヒー豆「コモドドラゴン」
スタバのコーヒー豆「コモドドラゴン」は、公式ホームページで次のように紹介されています。
フレッシュなハーブ、スパイシーな余韻、大地を思わせる風味が複雑に重なり合う味わい。ワイルドでスケールの大きな力強いコーヒーです。
出典:スターバックスコーヒー
値段
1,240円(税抜)
※100gあたりの価格は496円
容量
250g
コーヒー豆の生産地
インドネシア、パプアニューギニア
焙煎度合い
スターバックスダークロースト ※深煎り。フルシティロースト〜イタリアンローストまでを指す。
コモドドラゴンの味わいを5段階でみる
コモドドラゴンを4つのコーヒー器具で飲み比べ
▲右から
・HARIO(ハリオ)V60ドリッパー
・HARIO(ハリオ)ウッドネック ネルドリッパー(Kono製ネルフィルター)
・Kalita(カリタ)3つ穴ドリッパー
写真中央
・丸太衣料(マルタ)4枚接ぎネルフィルター
今回は、まずペーパードリップの定番であるハリオV60で抽出して飲んでみて、さらに美味しく飲むために、ほかの3つのコーヒー器具を厳選した。
豆の挽き具合:やや細挽き(カリタ・ニューカットミル:ダイヤル2にセット)
豆と湯の量:16g 160cc
お湯の温度:85℃
その他コーヒー器具:タカヒロ製コーヒードリップポット雫 0.9L
ブルーボトルコーヒーで使われているのも、こちらのタカヒロ製のコーヒードリップポットです。
先がとても細くなっていて、ハンドドリップ初心者でも簡単に美味しいコーヒーが抽出できます。
HARIO(ハリオ)V60ドリッパーで抽出
カリタニューカットミルでやや細めに挽いたスタバのコーヒー豆「コモドドラゴン」を、ハリオv60ドリッパーにセットし、タカヒロ製のドリップポット雫で静かにお湯を落としていきます。
コーヒー粉はほとんど膨らまず、鮮度が良いとは言えませんがローストナッツのような芳ばしい香りが広がります。
さっそく一口飲んでみると、スタバの特徴的な強い苦味と濃い味わいが口に広がります。
スタバのコーヒー豆はミルクやシロップを加えて飲むことを前提としているため、もしコモドドラゴンが福袋などに入っていたら、カフェオレにして飲むことをおすすめします。
僕はアーモンド風味のミルクを加えて飲むのが好きで、さらにバニラシロップを加えるとスタバで販売されていた「ナッティアーモンドミルクラテ」のような味が楽しめます。
▲アーモンドミルクや牛乳は好みのものを選んで、風味付けにバニラエッセンスを数滴垂らすのもおすすめ。
次はカリタ3つ穴ドリッパーで抽出してみます。
カリタ3つ穴ドリッパーで淹れるとすっきりとした味になり、かつ旨味も抽出してくれる優秀なおすすめドリッパーです。
Kalita(カリタ)3つ穴ドリッパーで抽出
スタバのコーヒー豆「コモドドラゴン」をカリタ3つ穴ドリッパーで抽出して飲むと、明らかにハリオV60ドリッパーで抽出して淹れた時よりもすっきりと飲みやすい口当たりになりました。
また、わずかにスパイシーさが感じられるようになりました。
コーヒー豆の個性が少し感じられて嬉しいですが、欲を言うともう少し旨味や甘みが欲しかったというのが正直なところです。
次はネルドリップで淹れて飲んでみます。
HARIO(ハリオ)ウッドネック ネルドリッパーで抽出(マルタネルフィルター使用)
スタバのコーヒー豆「コモドドラゴン」をマルタ製ネルフィルターで抽出して飲んでみると、これまでで一番まろやかな味わいになり、苦味の角も取れて飲みやすくなりました。
味のバランスもこれまででもっとも整っていて、個人的には好印象です。
決してあっさりすっきり、という口当たりではないのですが、味全体がマイルドになり、明らかに店舗で飲む「本日のコーヒー」とは違った味わいが感じられます。
マルタ製ネルフィルターは数百円で購入できるので、一つ持っておくことをおすすめします。
あらゆる場面でペーパードリップより美味しいと感じることが多いです。
▲マルタ製ネルフィルターは一人用サイズを使っています。。
最後にもう一つ、Kono製ネルフィルターを使って淹れてみます。
ネルドリップ(Konoネルフィルター使用)
スタバのコーヒー豆「コモドドラゴン」をKono(コーノ)製ネルフィルターで抽出すると、ハリオV60ドリッパーでの抽出時に似たような味になりました。
強い苦味と、ほんのり酸味が感じられますが、これといって特徴的な味わいは感じられませんでした。
まとめ
今回は4つのコーヒー器具を使ってスタバのコーヒー豆「コモドドラゴン」を飲んでみました。
マルタ製ネルフィルターで抽出したコーヒーが個人的にはもっとも飲みやすいと感じました。
普通にペーパードリップして飲むと、スタバの特有の味の強さが際立っていて、人によっては飲みにくいと感じるかと思います。