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ブラジルコーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆も紹介

2021年5月28日

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ブラジルコーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆も紹介

2021年5月28日

ブラジル産コーヒーといえば世界第1位の生産量を誇ります。世界に流通するコーヒー豆のおよそ30%はプラジル産です。

まさに「コーヒーの国」ですね。

ブラジル産コーヒー豆は程よい苦味と爽やかな酸味、深いコクがあり、非常にバランスのとれた味わいです。

中でもスペシャルティコーヒーは、ナッツやチョコレートの様な甘く芳醇な香りが楽しめます。

「ナチュラル」と呼ばれる精製方法が主流で、その名の通り「クセがなく飲みやすい」特徴をもっています。

コーヒー好きも、コーヒー初心者にも受け入れられる味。まさにコーヒーのスタンダードと言えます。

本記事ではブラジルコーヒーの魅力に迫るとともに、おすすめのブラジルコーヒー豆も紹介します。


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コーヒーの産地ブラジルとは

ブラジル産コーヒー豆の特徴

南アメリカに位置するブラジルは、アマゾン盆地がある北部から、ブドウ畑と壮大なイグアスの滝がある南部までの広大な国土を持っています。

コーヒー豆においても、その広大な土地を生かした大規模な栽培を行なっており、世界最大のコーヒー生産国ともいわれています。

まずは、ブラジルという国の特徴やコーヒーの栽培環境を解説します。

ブラジルの産地について

ブラジルという産地は、国土の多くが「コーヒーベルト」に属しています。

コーヒーベルトとは赤道を挟んで南北緯約25度の一帯を指し、最もコーヒー豆栽培に適している土地の名称です。

ブラジルの気候は3つに分類され、北部が熱帯気候、中部が亜熱帯気候、南部は温帯気候に属しています。

全ての気候でコーヒーが豊かに育つため、農園の数や規模も多く、その数は他国を上回っています。

特にブラジルの主なコーヒー産地は国の南部に集中していて、中でもミナスジェライス州の生産量はブラジルの半分を占めるほどのコーヒー生産量です。

また、手摘みを主とするコーヒーの収穫において、ここでは機械を使った収穫方法を主流としているのが特徴的です。

ブラジルにおけるコーヒー栽培の歴史

ブラジルにおけるコーヒー栽培の歴史は、ブラジルには、コーヒーの樹は自生しておらず約290年前、1727年から栽培が始まりました。

1761年から本格的なコーヒー栽培も実現し生産量は増え続け、1850年にはついに生産量の世界一となりブラジルの経済発展の要となりました。

当時コーヒーを生産するには働き手も多く1800年後半まで栽培する為に150万人もの奴隷を労働力として使っていたそうです。

1888年に奴隷制度廃止後、コーヒー農家は他国からの移民によって労働力を賄いコーヒー栽培していました。

そして長い年月の中で、ブラジル産のコーヒーの歴史とともに世界一の生産量となりました。

このように、ブラジルにおけるコーヒー栽培の歴史を見ると、献身的なコーヒー産業に対する姿勢がうかがえます。

ブラジル産コーヒー豆の栽培環境

ブラジル産コーヒー豆の栽培環境は「コーヒーベルト」に属しており、コーヒー豆の栽培に最適な環境です。

また、土地も広大であるため、コーヒー農園の数も規模も他国より大きいのが特長といえます。

北部、中部、南部とそれぞれ気候の異なった環境で栽培が行われており、数種類の風味が異なったコーヒー豆を楽しむことができます。

大規模農園では機械での収穫で、小規模農園では手摘みにより収穫しています。

複数の収穫方法を共用させることにより長い歴史の中でブラジルのコーヒー豆栽培は拡大していきました。

ブラジル産コーヒー豆の生産状況

ブラジル産コーヒー豆の生産量は、世界第1位を誇ります。

ブラジルで生産されるコーヒー豆は、比較的高品質とされるアラビカ種が7割、残りの約3割はコニロンと呼ばれるロブスタ種となっています。

ブラジル産コーヒー豆の等級・グレード

ブラジル産コーヒー豆の等級・グレードについて解説します。

コーヒーの等級(グレート)とは、各国でさまざまなルールが採用され、ランク付されています。

プラジルでは、以下の3つの基準によって決められています。

1.欠点数:300g内に含まれる欠点豆の量。

2.スクリーン:豆の大きさ

3.カップ:味わい

さらにこれらは、それぞれ段階ごとに名称が付けられています。

1.欠点数:No.8 >No.7>No.6>No.5>No.4>No.3>No.2 最も少ない

2.スクリーン:13 < 14 < 15 < 16 < 17 < 18 < 19 < 20   最も大きい

3.カップ:Rz(リオ) < R(リオイ) <  H(ハード)  <  St(ソフティッシュ)  < SS(ストリクトリーソフト)  刺激臭がなく滑らかである

値が右にいくほど、高品質で等級が高いものとされます。

ブラジル産コーヒー豆は、商品説明に「ブラジルサントスNo.2・スクリーン18・ソフト」のような等級の表記がなされています。

これはつまり「ブラジルのサントス産・欠点豆が最も少ない・豆のサイズが大きめ・刺激のない滑らかな味わい」という意味になります。

ブラジル産コーヒーの特徴

ブラジルコーヒーの特徴

ではここから、ブラジル産コーヒーの精製方法、味わい・香りの特徴を解説します。

コーヒー産地ごとの味や香りの特徴が分かると、自分好みのコーヒー豆を選びやすくなるので、チェックしてみてください。

ブラジル産コーヒーの精製方法

通常他国のコーヒー豆精製方法は、収穫後に水洗いや乾燥させることにより果実を取り除く方法が主流です。

しかし、ブラジル産コーヒーでは「ナチュラル」という、伝統的な天日干しをする製法にて精製しています。

この製法を用いることで、より香りが深まるとともにコーヒーの果肉に含まれる糖分も増し、マイルドで飲みやすくなります。

ブラジル産コーヒーの味わい・香りの特徴

ブラジル産コーヒーの味わいの特徴は、程よい苦味と爽やかな酸味、そして深いコクもあり、『クセがなく飲みやすい』ことが特徴です。

中南米のコーヒーは酸味と苦味のバランスの取れているものが多いですが、その中でもブラジル産のコーヒーは最もバランスが取れています。

香りの特徴は、ナッツやチョコレートの様な芳醇で甘い香りを楽しめます。

ブラジル産コーヒーの品種・種類

ブラジルコーヒーの特徴

ここから、ブラジル産コーヒーの品種・種類について解説します。

ブルボン種

ブルボンとはコーヒーの品種の一種です。

コーヒーは大きく分けて「アラビカ」と「カネフォラ(ロブスタ)」の2つに分類されています。

そのアラビカ種のなかに含まれるのがブルボン種です。

風味と味わいが高く評価されており、味に関しては濃厚なコクや芳醇な風味、甘味が特徴です。

また、完熟すると様々な色の実をつけるのも特徴でイエローブルボンは特にブラジルで見られています。

ブルボンは他の品種に比べると、病虫害への耐性は低く収穫もしにくい品種ですが、ブラジルの様々な土地で栽培されてきた人気の品種です。

ムンドノーボ種

1943年にムンドノーボ種は、ブラジルのサンパウロ州にあるムンドノーボ地区で自然交配された品種として発見されました。

味に関してはコクがあり、苦みと酸味と甘みのバランスがとれています

またこの品種は環境の変化や病害虫に強いため、収穫をしやすく現在のブラジル産コーヒー豆の多くはムンドノーボ種の量産型派生品種が多いことも特徴です。

カトゥアイ種

カトゥアイとは「アラビカ」種に分けられます。

軽い味わいでバランスが良く、ほのかな甘みがあり、コーヒー初心者でも飲みやすい品種と言えます。

現在のブラジル産コーヒー豆の多くはムンドノーボ種が多いのですが、後にそのムンドノーボ種と矮小種をかけあわせてカトゥアイ種が生まれました。

カトゥーラ種

カトゥーラ種は、ブルボン種の突然変異種で、現在コロンビアで人気があります。

この品種の味わいは、高品質で良質な酸味があり、渋味が強いのが特徴です。

また、生産量も多く、ブルボン種よりも病気への耐性が強い品種です。

ブラジル産コーヒーの美味しい飲み方

ブラジルコーヒーの特徴

品種や種類について理解を深めたところで、次はブラジル産コーヒーの美味しい飲み方を紹介します。

ブラジル産コーヒーは豆の焙煎度合いや、コーヒー豆の挽き具合、淹れ方によって様々な味わいが楽しめます。

おすすめの焙煎度合い

ブラジル産コーヒーのおすすめの焙煎度合いは、ブラジルコーヒー豆は、飲みやすく汎用性が高い品種です。

ですので好みによってコーヒー豆の焙煎度合いを調整します。

  • ミディアムロースト:苦味を軽くして酸味を付加する。
  • ハイロースト〜シティロースト:酸味と苦味のバランス型
  • フルシティロースト以上:はっきりとした苦味を出したい。

おすすめの挽き具合

ブラジル産コーヒーのおすすめの挽き具合は極細がおすすめです。

理由としてブラジルでは、エスプレッソかカプチーノで飲むのがオーソドックスです。

お砂糖に例えて「上白糖」ぐらいの細かさになればエスプレッソ向きのコーヒーを楽しめます。

おすすめの淹れ方

ブラジル産コーヒーのおすすめの淹れ方は、「泡を大きくしすぎない」ことです。

多くの方はコーヒーを淹れる時はペーパードロップを使うと思いますが、その時にお湯を入れる時に立つ泡を大きくしすぎないように注意しましょう。

なぜなら泡が大きくなると、ブラジルコーヒーの「ほろ苦い甘さ」を損なってしまう可能性があるからです。

ですので小さな円を描きながら泡を抑えるのがポイントです。

ブラジルのおすすめコーヒー豆3選

ここから、ブラジル産のおすすめコーヒー豆3選を紹介します。
ここでは苦味と酸味のバランスが良く、飲みやすいコーヒー豆(粉)を選んでいます。ブラジルの銘柄を初めて飲む方にもおすすめのコーヒーばかりです。

1:パウリスタ 森のコーヒー

銀座パウリスタ 森のコーヒー

パウリスタ
森のコーヒー(ブラジル&エチオピア)

国内外のファンに100年以上飲まれているブレンドコーヒー。

ひとくち飲んだ瞬間「オレンジのような甘み」が口に広がります。

ほどよい苦味とコクがあり、長く続く「甘い余韻」が印象的なコーヒー。

雑味がないクリアな美味しさと、ほのかなフルーティー感が特徴です。

筆者も3年間リピートしているおすすめコーヒー豆。

公式サイト

2:土居珈琲 ブラジル・ダテーラ農園

土居珈琲 ブラジル・ダテーラ農園

土居珈琲
ブラジル・ダテーラ農園

カラメルのような甘みと香味、ビターな旨味が特徴。

キレの良い苦味と、ほどよい酸味のバランスが上品に整っていて飲みやすいコーヒーです。

コーヒーを飲み込んだ後の余韻に「品格」を感じる印象的な風味が秀逸。

ワンランク上のブラジルを飲みたい方におすすめのコーヒーです。

公式サイト

3:wabisuke ブラジルブルボン クラシコピーベリー

wabisuke ブラジルブルボン クラシコピーベリー

wabisuke
ブラジルブルボン クラシコピーベリー

「自家水洗焙煎コーヒー」を手がけるスペシャルティーコーヒー専門店のブラジル銘柄。

「 絶対焙煎領域」によって引き出される「リンゴのような甘い酸」が特徴です。

フルーティーさと香ばしさのバランスが上品に整っており、この上ない「透明感のあるクリアな美味しさ」が印象的。

Wabisukeのコーヒーは淹れ立てはもちろん、時間の経過によって甘みが増すおすすめのブラジルコーヒーです。

公式サイト

ブラジル産コーヒーの特徴まとめ

今回は、ブラジル産コーヒーの特徴について解説してきました。

世界最大のコーヒー生産国であるブラジルで生産されるコーヒー豆は、「ナチュラル」という伝統的な天日干しする製法を用いて精製されており味わいも、程よい苦味と爽やかな酸味と『クセがなく飲みやすい』ということが特徴です。

ぜひ家庭でのだんらんやお仕事の合間などに、ブラジル産コーヒーでゆったりと過ごしてください。

ブラジルコーヒー以外にも、様々なおすすめコーヒー豆を下記で紹介しています。あわせてチェックしてみて下さい。


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  • この記事を書いた人

フラペチーノ山口(山口 誠一郎)

日本安全食料料理協会(​JSFCA)認定コーヒーソムリエ / 焙煎士。1,000種以上の通販コーヒーを飲む。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。TV出演。

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