ジャコウネコの糞から採取したコーヒー豆や、40年以上寝かせたコーヒー豆など色々飲んでいるコーヒーブロガー山口です。(@yamaguchicoffee)
今回は、コーヒー豆の通販サイト「珈琲問屋」の「モカシダモG4」を飲んだ正直な感想を述べます。
同じコーヒー豆でも抽出に使う器具によって味が変わるため、ペーパードリップやネルドリップ、コーヒーメーカーなど4つの抽出方法で飲んで感想を述べます。
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珈琲問屋【モカシダモG4】
モカシダモG4は、珈琲問屋で次のように紹介されています。
標高2000m以上の高地で栽培され、甘く芳醇な香りとなめらかな酸味が特徴です。
深煎りにも向いているので、フレンチローストでもしっかりとした苦みやコクの中に、甘いモカの香りをお楽しみ頂けます。
また、アイスコーヒーやブレンドにモカをいれれば、特有の甘い香りのアクセントがつけられます。
出典:珈琲問屋
値段(税抜)
433円(焙煎後85gの値段)
※100gあたりに換算すると509円
コーヒー豆の量
生豆時100g→焙煎後85g
コーヒー豆の産地
エチオピア
焙煎度合い
ミディアムロースト
※焙煎度合いは「ライトロースト」から「イタリアンロースト」まで選択可能
※生豆のまま購入することも可能
コーヒー豆の状態
珈琲問屋の「モカシダモG4」は粒の大きさに多少バラツキがあるものの、欠点豆なども見られず状態良好。
焼きムラも多少ありますが、気になるほどでもない。
味・香りを5段階でみる
モカシダモG4を4つのコーヒー器具で飲み比べ
▲左から
【抽出環境】
- 1杯あたりに使う豆:17〜20g
- お湯の量:150cc
- お湯の温度:85℃(コーヒーメーカーは83℃に設定)
- 蒸らし時間:30秒
- 使うコーヒーポット:カリタ製ホーローポット
ハリオV60ドリッパー
中挽きにした珈琲問屋の豆「モカシダモG4」をハリオV60ドリッパーにセットし、お湯を静かに落としていきます。
湯に触れたコーヒー粉は、うっすらとベリーのような香りを放つ。
実際に飲むと、エチオピア・モカ特有のストロベリーのような風味が感じられます。
嫌味がなく、スッキリとした味わいで飲みやすい。
コーヒーの味が強くないので、ミルクを入れて飲むよりもブラックコーヒーに適しています。
やや酸味が強く、苦味は控えめ。コクや甘みも控えめ。
味わいをじっくり楽しむ、というよりは「気分転換したい時に選びたいコーヒー」という印象です。
次はコーヒープレスで淹れてみます。
コーヒープレス
粗挽きにした珈琲問屋の豆「モカシダモG4」をコーヒープレスで飲むと、グレープフルーツのような酸味と、花のような風味が感じられます。
紅茶のようにスッキリした口当たりなので、ケーキなどのスイーツと楽しむならフレンチプレスで淹れたい。
次はネルドリップして飲んでみます。
ネルドリップ
粗挽きにした珈琲問屋の「モカシダモG4」をネルドリップして飲むと、苦味とコクが増して味が強く感じられます。
ストロベリーのような風味もありつつ、コーヒーらしさも感じられる、まさに良いとこ取りの1杯。
最後にコーヒーメーカーで抽出してみます。
ツインバードの全自動コーヒーメーカーCM-D457B
ツインバードの全自動コーヒーメーカーで抽出すると、ハンドドリップ時と同様に、ストロベリーの風味香る1杯に仕上がります。
スッキリとした口当たりで苦味や酸味のキレがよく、後味もスッキリして飲みやすい。
まとめ
さて、今回は珈琲問屋の豆「モカシダモG4」を4つの抽出方法で飲んでみました。
いずれの飲み方でも、ストロベリーのような華やかな風味が感じられるコーヒーでした。
コクが控えめなので、「じっくりと味わう深みのあるコーヒー」というより「リラックスタイムに軽く飲む」という印象の銘柄です。
【おすすめできるコーヒー豆か?】
感動するような美味しさはないが、値段も手頃なので常備用のコーヒーとしては悪くない。
ただ、100gあたり509円という値段を踏まえると、競合店にも数々の美味しいコーヒーが存在するのは事実。
例えば、炭火焙煎コーヒーで有名な南蛮屋のエチオピアン モカ(税込637円)は通販で買えるおすすめコーヒー豆。
南蛮屋のコーヒーは、酸味と苦味のバランスが良く、深いコクと甘みが感じられて美味しい。
また、半熱風焙煎の名機「ディードリッヒ」や備長炭を使って炭火焙煎する「高島屋珈琲」のモカ(税込500円)も絶品。
※残念ながらネット通販でモカは売っていないが、高島屋珈琲WEB店からメールすれば売ってくれるかも知れません。
高島屋珈琲は、味はもちろん豆のクオリティも非常に高く、コーヒーの品質と値段のバランスがある意味崩壊している名店。
どちらのお店も送料無料サービス付きなので、安くて美味しいモカを一度味わってみてはいかがでしょう。