▲このブログでは様々なコーヒー豆をレビューしています。
フレンチプレスの特徴は、 抽出に技術が必要なく、お湯を注ぐだけで誰でも手軽においしいコーヒーが楽しめることです。お湯とフレンチプレスさえあれば、外出先やキャンプなどのアウトドアシーンでもお気に入りのコーヒーが楽しめることも魅力です。
本記事では、1000種類以上の通販コーヒーを飲む筆者が、フレンチプレス(コーヒープレス)用のおすすめコーヒー豆9銘柄をランキング形式で紹介します。
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タップできる目次
76種類のコーヒー豆を
飲み比べてみた
人気のコーヒー豆を飲み比べ、どれが一番おいしいかをランキング一覧表にまとめました。
送料無料、初回500円など、お得に買えるコーヒー豆も紹介しています。
フレンチプレス用コーヒー豆の選び方
フレンチプレス用のコーヒー豆は浅煎りから深煎りまで比較的自由に決めることができます。選ぶポイントとしては「豆の挽き方」と「豆の鮮度」が重要です。
順番に解説します。
豆の挽き方は「粗挽き」が基本
フレンチプレスには中挽き〜粗挽きの豆が適しています。使用する器具のメッシュフィルターの性能によって中挽きか粗挽きか変わりますが、基本は粗挽きになります。
メッシュフィルターが粗めのBODUM(ボダム)やHARIO(ハリオ)のフレンチプレスなら粗挽きが適しており、メッシュフィルターが細かい(微粉が少ない)ESPRO(エスプロ)などの器具なら中挽きでも構いません。
コーヒーは豆の挽き具合によってコク、苦味の強さが変わります。粗挽きだとコクや苦味が少なく、さっぱりした飲み心地になります。一方で中挽きにするとコクや苦味が増して、どっしりした味わいになります。
ただし、粗めのメッシュフィルターを採用している器具で中挽きの豆を使うと、出来上がったコーヒーに微粉が混じって口当たりが悪くなります。(ザラついた口当たりになる)
そのため、豆の挽き方で迷ったら、まずは基本となる粗挽きを選ぶことをおすすめします。
フレンチプレスの場合、豆の鮮度は味に大きく影響する
フレンチプレスでコーヒーを飲む際は「豆の鮮度」にもこだわりたいところ。
フレンチプレスで抽出すると、豆の表面に付着している「コーヒーオイル」と呼ばれる油脂分を味わうことができます。
(ペーパードリップの場合、紙フィルターにオイルが付着するため抽出液にコーヒーオイルがほとんど混じらない)
ですが、高温多湿を避けた適切な環境で保存されていない豆や、古くなったコーヒー豆を使うと、コーヒーオイルが酸化していることもあります。
豆が酸化すると後味が悪くなることがあります。また、豆本来のフルーティーさとは異なる「酸味」が出てくることもあり、豆の鮮度はコーヒーのおいしさに影響します。
そのため、フレンチプレス用のコーヒー豆は、できれば注文後に焙煎してくれるお店で購入したいところ。新鮮な豆を使うことで豆本来のフルーティーな味わいや、果実味のある酸味を楽しむことができます。
一度に使うコーヒー豆の量
フレンチプレスのサイズは家庭用の場合だと350ml、もしくは500mlの2種類が一般的です。
味わいの好みもありますが、350mlの器具で抽出するなら24g〜35gの豆を使い、500mlなら30g〜41gの豆を使うことを目安にして、自分がおいしいと感じる豆の量を探すのがおすすめです。
参考までに、日本ではカップ1杯180mlのコーヒーを抽出するのに豆12g〜18gを使うのが一般的です。
フレンチプレス用のコーヒー豆おすすめランキング9選
フレンチプレス用のコーヒー豆おすすめランキング9選を紹介します。
Amazonなどのコーヒー豆は商品によって鮮度が異なる可能性があるため「鮮度」の項目を設けていません。
1位.PostCoffee/ポストコーヒー【初回限定500円】
定期購入価格 | ¥1,598/月額 |
定期サイクル | 月1回・月2回から選べる |
定期便の縛り | なし |
解約方法 | 解約ページから可能 |
コーヒー豆の量 | 135g |
100g単価 | ¥1184 |
1杯単価 | ¥118 |
コーヒー豆の種類 | 30万通りの中から3種類を選出 |
焙煎度合い | 浅煎り・中煎り・深煎りお好みで |
送料 | 無料 |
ポストコーヒー(PostCoffee)は、世界各地の高品質なスペシャルティコーヒーを毎月、自宅のポストに届けるコーヒー豆のサブスクです。
この店のコーヒー豆は焙煎から10日以内のものが届くので、フレンチプレスで抽出した際もフルーティーな味わいや香りが存分に楽しめます。
また「無料のコーヒー診断」によって、約30万通りの中から自分の好みにマッチした3種類のコーヒーを自動的に選んでくれるので、好みがわからない人でも、自分の口にマッチしたコーヒーが届きます。
▲1分でできる無料のコーヒー診断
コーヒー診断は、好きなフルーツやデザートなどを4択で選ぶだけで完了します。実際に僕もこの診断で選出されたコーヒーを飲んでいますが、好みと違ったということがなく、かなり精度が高いです。
サブスクの内容はコーヒーが3種類(合計135g)とペーパーフィルター、ドリッパーのセット。
自社で焙煎したコーヒーや、「LIGHT UP COFFEE」など有名店のコーヒーが月額料金1598円(税込、送料無料)で飲めるのがポイントです。
▼次のようなお店のコーヒー豆が届きます。
▲人気ロースターのスペシャルティコーヒーが一度に試せる
中煎りのコーヒー豆をフレンチプレスで抽出して飲むと、オレンジのような甘くフルーティーな味わいと、ピーチのような甘い余韻が感じられます。
どのお店のコーヒー豆も、市販のコーヒーなどでは味わえない果実味のあるフレーバーが楽しめるので、人気店のスペシャルティコーヒーを色々と試したい人におすすめです。
正直、1回試して口に合わなかったら即解約しようと思ってましたが、お得感が強いので現在もサブスクを継続しています。
コーヒー豆を挽くミルやグラインダーを持っていない人は、注文画面から「 フレンチプレス用(粗挽き)」を選ぶことができます。
▲フレンチプレスに適した挽き目にしてくれるので、ミルを持っていなくても大丈夫
クーポンを使えば初回500円で試せる
期間限定で配布されているクーポンを使うと、500円で定期便の注文ができます。
今なら約1,000円割引になるので、お早めにどうぞ。
ポストコーヒーのクーポンコード
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サブスク注文、無料のコーヒー診断は、ポストコーヒーの公式サイトで行えます。
実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。
2位.土居珈琲 エルサルバドル ラ・レフォルマ農園(初めてのセット)
価格 | ¥2,376 |
内容量 | 100g×2種類 |
100g単価 | ¥1,188 |
1杯単価 | ¥118 |
鮮度 | ★★★★★(最高評価:注文後焙煎) |
豆の産地 | エルサルバドル・グァテマラ |
精製方法 | 水洗式(ウォッシュド) |
豆の品種 | アラビカ種(ブルボン種) |
焙煎度合い | 深煎り |
風味特性(フレーバー) | ビターチョコレート・オレンジ |
次におすすめしたいコーヒー豆が、大阪の自家焙煎店「土居珈琲」の「エルサルバドル ラ・レフォルマ農園」。このお店は豆を注文後に焙煎するので、いつでも新鮮なコーヒーを楽しめるのが特徴です。
このコーヒー豆は、世界一のコーヒーを決める国際品評会「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」で3位入賞という輝かしい実績を持っています。
カップに顔を近づけると、チョコレートのような甘く香ばしい香りが感じられ、実際に飲んでみるとオレンジのようなフレーバーが味わえます。
苦味とコクが特徴の深煎りに焙煎されていますが、フレンチプレスで抽出することで柑橘系のような酸味があり、爽やかな後味が楽しめます。
「ちょっと酸味があるコーヒーが好み」という人におすすめです。
土居珈琲の豆を初めて試す方は「初めてのセット」という2種類のコーヒー豆セットがおすすめです。
エルサルバドルと、 コーヒーの品評会で3度にわたり1位を受賞したグァテマラのコーヒー豆がセットになっています。
グァテマラは、エルサルバドルより酸味が少なく、ビターチョコレートのようなコクのある味わいが特徴的です。
味わいが異なる2種類のコーヒー豆がセットになっているので、その日の気分によって味を変えられます。
あらかじめ挽いた状態で購入するなら「カフェプレス用」を選ぶと、フレンチプレスに適した粗挽きのコーヒー豆を届けてくれます。

初めてのセット
土居珈琲
実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。
3位.銀河コーヒー アゾテア アンティグア
価格 | 1280円 |
内容量 | 150g |
100g単価 | 853円 |
1杯単価(10g) | 85円 |
豆の産地 | グァテマラ |
焙煎度合い | 中煎り |
精製方法 | 水洗式(ウォッシュド) |
豆の品種 | ブルボン |
Amazonで購入できる豆の中では非常に質が高いコーヒーです。グアテマラのアンティグア地区は美味しいコーヒー豆を生産することで知られていますが、この銘柄はカッピング評価は84.75点とトップクラスのポイントを獲得しています。
フレンチプレスで抽出すると、豊かな甘みとフルーティな酸味が味わえます。様々なフルーツを想起させる酸味と、上品で滑らかな口当たり、さらにスパイシーさを加えたフレーバーも感じられ、 バラエティに富んでいるのが印象的です。
76種類のコーヒー豆を
飲み比べてみた
人気のコーヒー豆を飲み比べ、どれが一番おいしいかをランキング一覧表にまとめました。
送料無料、初回500円など、お得に買えるコーヒー豆も紹介しています。
4位.サザコーヒー サザモカ
価格 | 1196円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 598円 |
1杯単価(10g) | 60円 |
豆の産地 | エチオピア |
焙煎度合い | 深煎り |
精製方法 | ナチュラル |
豆の品種 | エチオピア産在来種の混合 |
モール型のコーヒーの中ではかなり品質が高いサザコーヒーのモカ。フレンチプレスで抽出すると、モカ特有のワインのようなフレーバーとフルーティな酸味、華やかな香りが堪能できます。深煎りですが苦みは少ないのですっきりと飲めます。
値段的にも比較的お求めやすいので、 コスパの良いフレンチプレス用コーヒー豆を買いたい人におすすめです。
サザコーヒーのレビューはこちらをご覧ください。
5位.銀河コーヒー イルガチェフ ナチュラル
価格 | 1080円 |
内容量 | 150g |
100g単価 | 720円 |
1杯単価(10g) | 72円 |
豆の産地 | エチオピア |
焙煎度合い | 中煎り |
精製方法 | ナチュラル |
豆の品種 | エチオピア産在来種 |
先ほど紹介した銀河コーヒーのイルガチェフ(エチオピア)。このコーヒー豆は水洗処理をしていないため、果実味のあるフレーバーがより強く感じられます。そのため フレンチプレスで抽出すると、濃厚な甘みと柑橘系の爽やかな酸味が存分に味わえます。
豆の量を少なくすると、ダージリンやピーチティーを思わせる透明感のあるおいしさが楽しめます。
実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。
6位.かかし珈琲 コロンビア ヴォルカニック
価格 | 1390円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 695円 |
1杯単価(10g) | 70円 |
豆の産地 | コロンビア |
焙煎度合い | 中煎り |
精製方法 | スマトラ式 |
豆の品種 | カトゥーラ種 |
注文後焙煎のコーヒー豆を手がける埼玉県のかかし珈琲。 フレンチプレスで抽出すると、苦味と酸味のバランスがよく、誰もが飲みやすいと感じるであろう味が感じられます。
飲み進めてコーヒーが冷めてくると、ダークチェリーのような甘くほろ苦い味わいが感じられます。
7位.銀河コーヒー トラジャセレベス
価格 | 1280円 |
内容量 | 150g |
100g単価 | 853円 |
1杯単価(10g) | 85円 |
豆の産地 | インドネシア |
焙煎度合い | 中煎り |
精製方法 | スマトラ式 |
豆の品種 | アラビカ種 |
インドネシア産のコーヒーとしてスマトラ島のマンデリンと並び知名度の高い、スラウエシ島タナ トラジャ県のコーヒーです。
オランダ王室御用達の幻の高級コーヒーとも言われています。フレンチプレスで抽出すると、おだやかな酸味でほんのり甘く、バランスのとれた豊かな風味が味わえます。
8位.東京コーヒー オーガニックブレンド
価格 | 1349円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 675円 |
1杯単価(10g) | 68円 |
豆の産地 | ペルー産 |
焙煎度合い | 中深煎り |
精製方法 | 水洗式(ウォッシュド) |
豆の品種 | アラビカ種 |
TOKYOCOFFEEは無農薬のオーガニックコーヒー豆を中心に取り扱うコーヒー専門店です。
フレンチプレスで抽出すると、 マイルドな酸味とナッツのような香ばしさが味わえます。苦みと酸味のバランスのとれた味わいなので、 多くの人にとって飲みやすいコーヒーです。
実際に飲んだレビューはこちらをご覧ください。
9位.神戸ファクトリーナコーヒー ロイヤルキリマンジャロ
価格 | 1800円 |
内容量 | 300g |
100g単価 | 600円 |
1杯単価(10g) | 60円 |
豆の産地 | タンザニア |
焙煎度合い | 中煎り |
精製方法 | 水洗式(ウォッシュド) |
豆の品種 | アラビカ種 |
キリマンジャロは、タンザニア北東部にあるキリマンジャロ山麓で栽培されているコーヒー豆です。フレンチプレスで抽出して飲むと、フルーティな酸味と香ばしい香りが感じられます。
神戸ファクトリーナコーヒーのレビューはこちらをご覧ください。
ランキング一覧まとめ
最後に、フレンチプレス用のコーヒー豆おすすめランキング9選をまとめます。
商品名 | 内容量 値段 1杯単価(10g) |
購入先 | 味の特徴 |
---|---|---|---|
ポストコーヒー コーヒー豆3種類セット |
45g×3種類 1,598円(初回500円) 118円(初回37円) |
公式サイト | オレンジ、ピーチなど |
土居珈琲 初めてのセット |
100g×2種類 2,376円 118円 |
公式サイト | ビターチョコレート・オレンジ |
銀河コーヒー アゾテア アンティグア |
150g 1280円 85円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
スパイシーさを加えたフレーバー |
サザコーヒー サザモカ |
200g 1196円 60円 |
Amazon Yahoo |
フルーティな酸味 |
銀河コーヒー イルガチェフ ナチュラル |
150g 1080円 72円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
紅茶のような爽やかで甘い香り |
かかし珈琲 コロンビア ヴォルカニック |
200g 1390円 70円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
バランスのよい酸味・甘み・苦み |
銀河コーヒー トラジャセレベス |
150g 1280円 85円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
おだやかな酸味と甘み |
東京コーヒー ペルー |
200g 1349円 68円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
苦みと酸味のバランスのとれたフルシティロースト |
神戸ファクトリーナ ロイヤルキリマンジャロ |
300g 1800円 54円 |
Amazon Yahoo |
フルーティな酸味、香ばしさ |
フレンチプレスで美味しいコーヒーを淹れるコツ
フレンチプレスは簡単に美味しいコーヒーを淹れることができる抽出方法です。
お湯をコーヒーに注いで3~4分待つだけですが、より美味しく淹れるコツがあるので紹介します。
1:抽出時間は3分半~4分で
抽出時間の目安はお湯を注いでから4分がおすすめです。中挽きの場合は3分半が目安です。
2:抽出後はすぐに移す
コーヒーの抽出が完了したら、カップやサーバーに移しましょう。コーヒー粉を漬けたまま放置するとコーヒーの成分が溶け出しすぎて雑味が出ます。
すぐに飲まないコーヒーは別の容器に移し替えるのがおすすめです。
3:コーヒーは注ぎ切らない
コーヒーの微粉が入らないようにするために、カップに注ぐときはすべて注ぎきらないのがコツです。これだけで口当たりが良くなります。
76種類のコーヒー豆を飲み比べてみた【ランキング一覧表】
Amazonや楽天、有名ブランドなどのコーヒー豆76種類を実際に飲み比べました。
全部紹介すると長くなるので、上位20商品を抜粋して紹介しています。
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