ペルー産コーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆も紹介

2021年5月4日

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ペルー産コーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆も紹介

2021年5月4日

ペルー産コーヒーは、マイルドで後味の良さが特徴です。

また、ペルーには「カフェ・ウチュニャリ」という精製方法や「濃いめのコーヒーを自分好みに薄める」という飲み方など独自のコーヒー文化があります。

本記事ではそんなペルー産コーヒーの魅力に迫るとともに、おすすめコーヒー豆も紹介していきます。

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コーヒーの産地ペルーとは

南米の太平洋側に位置するペルーは、コーヒーの産地として有名なブラジル、コロンビアと接していて、日本の約3.4倍の面積を有しています。

国の中央にアンデス山脈があり、空中都市遺跡マチュピチュが有名です。

まずは、ペルーという国の特徴やコーヒーの栽培環境を解説します。

ペルーの産地について

ペルー産コーヒーの特徴

ペルーという産地は、アマゾン川による豊富な水量とアンデス山脈の寒暖差の激しい気候を特徴とし、コーヒーの栽培に非常に適しています。

「コーヒー豆生産量ランキング2019」では、世界7位という生産量を誇っています。

ペルーにおけるコーヒー栽培の歴史

ペルー産コーヒーの特徴

ペルーにおけるコーヒー栽培の歴史は、1700年代にさかのぼります。

ペルーには国の中央にアンデス山脈があり、そこにいくつもの文明が発展してきました。
「ナスカの地上絵」で知られるナスカ文明もこの地に栄えたものです。

13世紀になるとインカ帝国かれ、南アメリカ最大の都市として発展をとげました。

16世紀に入り、ペルーはスペインの植民地になります。
この時代に、スペイン人によりコーヒーノキの栽培が始まりました。

ペルーは1821年に独立しましたが、コーヒー栽培は受け継がれ、現在ではペルーの主要な収入源となっています。

2018年8月にはペルー輸出観光振興会が、ペルーのコーヒーの商標として「Cafés del Perú(カフェス・デル・ペルー)」を発表しました。
ペルーで生産されるすべてのコーヒーにこの商標の使用を推奨し、コーヒーの国としてのペルーのイメージを海外で普及、国内では国産コーヒーの消費を促進していくことが目的となっています。

ペルー産コーヒー豆の栽培環境

ペルー産コーヒー豆の特徴

ペルー産コーヒー豆の栽培環境は、標高の高いアンデス山脈と豊富な水量を誇るアマゾン川によって成り立っています。また、1日の寒暖差が大きいこともコーヒー栽培に適した環境と言えるでしょう。

ペルー国内の全25県中15県で生産されており、コーヒー農家はおよそ22万世帯です。その農家の85%が、3ヘクタール以下の小規模農業です。

ペルー産コーヒー豆の生産状況

ペルー産コーヒー豆の特徴

ペルー産コーヒー豆の生産状況は、2019年の年間生産量は363,291トンで世界7位です。

ペルー国内では、ペルー北部のアマゾナス、カハマルカ、サン・マルティンの3県が国内生産シェアの6割強を占めています。

生産者は小規模農業が多いため、インフラ整備や適切な経営ができておらず、生産効率はまだまだ低い状態です。

ペルー産コーヒー豆の等級・グレード

ペルー産コーヒー豆の特徴

ペルー産コーヒー豆の等級・グレードについて解説します。

ペルーでは欠点豆の数値によって等級分けされます。欠点数が300gあたり15個以内はグレード1、16~23個以内はグレード2、24~30個以内はグレード3、31~35個以内はグレード4、36~40個以内はグレード5と格付けされます。

ペルー産コーヒーの特徴

ペルー産コーヒー豆の特徴

ではここから、ペルー産コーヒーの精製方法、味わい・香りの特徴を解説します。

コーヒー産地ごとの味や香りの特徴が分かると、自分好みのコーヒー豆を選びやすくなるので、チェックしてみてください。

ペルー産コーヒーの精製方法

ペルー産コーヒーの精製方法は、非水洗式(ナチュラルプロセス)と水洗式(ウォッシュドプロセス)があります。

非水洗式(ナチュラルプロセス)とはコーヒーの実をそのまま乾燥させて脱穀する方法で、水洗式(ウォッシュドプロセス)とは乾燥前に水洗いして果実の部分を取る方法です。

また、ペルーにはちょっと変わった精製方法のコーヒーもあります。

インドネシアのコピ・ルアクと同じ方法で、ペルーではハナグマ(ウチュニャリ)がコーヒーの果肉を食べ、消化されずに排泄されたタネの部分からカフェ・ウチュニャリというコーヒーを作ります。

ペルー産コーヒーの味わい・香りの特徴

ペルー産コーヒーの味わいは、マイルドで後味に甘味が広がることが特徴です。南米特有のナッツ感、軽めのコクとほど良い酸味、まろやかな苦味があります。

香りは、柑橘系のような爽やかさが特徴です。

ペルー産コーヒーの品種・種類

ペルー産コーヒー豆の特徴

ここから、ペルー産コーヒーの品種・種類について解説します。

ペルーで栽培される品種は100%アラビカ種で、割合はティピカ70%、カトゥーラ20%です。

ティピカ種

最も古い栽培品種で、他の品種の大本とも言える品種です。滑らかで爽やかな酸味があります。

また、ほかの品種に比べて生産量が少ないという特徴もあります。

カテゥーラ種

ブルボン種の突然変異種で、中米で多く栽培されています。樹高が低いため収穫に適しています。

標高の高い産地のものほど実が詰まって風味のよいコーヒーが味わえるのが特徴です。

ペルー産コーヒーの美味しい飲み方

ペルー産コーヒー豆の特徴品種や種類について理解を深めたところで、次はペルー産コーヒーの美味しい飲み方を紹介します。

ペルー産コーヒーは豆の焙煎度合いや、コーヒー豆の挽き具合、淹れ方によって様々な味わいが楽しめます。

おすすめの焙煎度合い

ペルー産コーヒーのおすすめの焙煎度合いは、まろやかさと程よい苦みを感じられる中煎り〜深煎りです。

ペルーのコーヒーは浅く煎って仕上げると程良い酸味と爽やかな柑橘類の風味が楽しめます。また、深煎りに仕上げると濃厚な風味と苦味が楽しめます。

おすすめの挽き具合

ペルー産コーヒーのおすすめの挽き具合は、中挽きか中粗挽きです。

コーヒー豆を細かく挽くと雑味が出やすいため、ペーパードリップやネルドリップなら中挽きか中粗挽きがおすすめです。こうすることで雑味のないクリアなコーヒー豆本来の味わいが感じられます。

おすすめの淹れ方

ペルー産コーヒーのおすすめの淹れ方は、ドリップで濃いめに抽出すること。

ペルーのお店では濃厚なコーヒーが提供され、お湯の入ったコーヒーカップに濃厚なコーヒーを自分好みの濃さに調整しながら加えていきます。

ペルー独自の飲み方に挑戦してみるのも良いでしょう。

ペルーのおすすめコーヒー豆3選

ここから、ルワンダ産のおすすめコーヒー豆3選を紹介します。

今回は、Amazonなどの通販や市販で気軽に買えるルワンダ産コーヒーをセレクトしました。

TOKYO COFFEE ペルー産コーヒー

TOKYO COFFEE ペルー産コーヒー

銀河コーヒーの「ペルー」はとても飲みやすく、クセのない味わいが特徴。焙煎度合いはフルシティーロースト。中深煎りならではの甘み、苦味、旨味のバランスが取れています。無農薬のコーヒー豆100%使用で、挽いた状態での購入もできるおすすめコーヒーです。

銀河コーヒー マチュピチュ天空(ペルー)

銀河コーヒー マチュピチュ天空(ペルー)

フルシティローストで焙煎を仕上げたペルーコーヒーで、コーヒーのらしい香ばしさと深い味わいが特徴。こちらもクセがなく飲みやすい味わいです。無農薬、天然堆肥で有機栽培したおすすめのペルーコーヒーです。

ペルー世界規格Qグレード珈琲豆

ペルー世界規格Qグレード珈琲豆

ちょっと酸味があるペルー産コーヒーを飲みたい人におすすめの一品。フルーティで甘いフレーバー、深みのあるコクと爽やかな酸味が特徴的です。世界規格Qグレードスペシャルティコーヒーに認定された高品質のおすすめコーヒー豆です。

ペルー産コーヒーの特徴まとめ

今回は、ペルー産コーヒーの特徴について解説してきました。

マイルドで後味の良さが特徴のペルー産コーヒーをぜひ味わってみてください。

ペルーコーヒー以外にも、様々なおすすめのコーヒー豆を下記で紹介しています。あわせてチェックしてみて下さい。

76種類のコーヒー豆を
飲み比べてみた

今まで飲んできた通販コーヒー豆の一部

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送料無料、初回500円など、お得に買えるコーヒー豆も紹介しています。

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