今回は、ノルウェーのオスロにある「Tim Wendelboe(ティム・ウェンデルボー)」というお店のコーヒー豆を3種類お取り寄せして飲んだので、各コーヒー豆をランキング形式で紹介します。
※Tim Wendelboeの通販コーヒー豆3点セットを半額以下の3500円で譲ります。各200gちょっと、袋のままで700g以上あります。4月下旬に届いた豆です。欲しい方は連絡ください。
たくさんのお問い合わせありがとうございました。お譲りが決定しました。
著者のプロフィール
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Tim Wendelboeとは
Tim Wendelboeとは、2004年に開催されたワールドバリスタ・チャンピオンシップの優勝者です。
お店はノルウェーの首都オスロにあり、彼のコーヒーを飲むために海外からノルウェーまで旅行する人もいます。それくらい世界的に影響力のあるトップバリスタです。
彼はコーヒー豆を栽培する「土壌」に強いこだわりがあります。美味しいコーヒー豆を育てるにはまず土壌から、と考えた彼はコロンビアの農園を購入します。自社農園でコーヒー栽培に適した土壌を育て、唯一無二のコーヒー豆を栽培することに力を入れています。
とはいえ、まだ納得のいくコーヒー豆は作れていないので、現在は自分で世界中から買い付けた生豆を焙煎して販売しています。
浅煎りコーヒー豆が主力商品。スペシャルティコーヒーが好きな方に人気です。
Tim Wendelboeの通販コーヒー豆おすすめランキング3選
実際に飲んだコーヒー豆は次の3種類です。
- Fahem(エチオピア)
- Caballero(ホンジュラス)
- Karogoto(ケニア)
1位.Caballero(ホンジュラス)
「 Caballero」の基本情報は次のとおり。
値段 | 2,143円/250g |
コーヒー豆の産地 | ホンジュラス(El Puente農園) |
コーヒー豆の品種 | アラビカ種(カトゥアイ種) |
農園の標高 | 1,500m〜1,680m |
精製方法 | 水洗式(ウォッシュド) |
豆の等級・グレード | 記載なし |
コーヒー豆を5段階評価 | |
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香り:4 |
コク:4 | |
苦味:2 | |
甘味:4 | |
酸味:4 |
Caballeroをペーパードリップして飲んでみると、チェリーのような甘みとチョコレートのような甘い香りが絶妙に絡み合っています。
フルーツ感のある酸味が効いた味なので、爽やかかと思いきや、どっちりとしたコクと甘みがある。酸っぱさがなくて飲みやすいです。万人受けするおいしさ。
苦味はほとんどなく、酸味と甘み、コクが強い。しかし後味は爽やかで、舌にへばりつくようなしつこさが無い。
カップに顔を近づけるとチョコレートやココアのような香りと、シナモンのような香りが感じられます。
冷めても美味しさは変わらず、あっという間に飲み干してしまう。しっかりとフレーバーが感じられるが、後味がすっきりしているのでカップに何度も口をつけてしまいます。
浅煎りコーヒーとは思えない重量感のある味わいが印象的でした。チェリーのような甘酸っぱさとチョコレートのような甘い香りとコクが飲んだ瞬間、口いっぱいに広がります。お世辞抜きで本当においしかったです。
値段は100gあたり857円、送料は約1600円。値段以上のクオリティです。Tim Wendelboeで豆を買うなら、まずはCaballeroがおすすめ。
2位.Karogoto(ケニア)
「Karogoto」の基本情報は次のとおり。
値段 | 2,263円/250g |
コーヒー豆の産地 | ケニア(ニエリ地区カロゴト) |
コーヒー豆の品種 | アラビカ種(SL28, SL34, ルイル11 & バティアン) |
農園の標高 | 1,500m~2,000m |
精製方法 | 水洗式(ウォッシュド) |
豆の等級・グレード | 記載なし |
コーヒー豆を5段階評価 | |
![]() |
香り:3 |
コク:4 | |
苦味:1 | |
甘味:4 | |
酸味:5 |
Karogotoはストロベリーのような甘酸っぱさと、濃厚なコクが感じられます。浅煎りながらもコーヒーらしい香ばしさがしっかりと感じられ、味に奥行きがある。
前回飲んだ「Caballero」と同じく、1杯で満足できる重量感のある味わいで、これは旨味に満ちています。
爽やかさよりも濃厚さが前面に出ていて、舌にどっしりと残る感じがある。ガツンとくるフレーバーのコーヒーが好きな方におすすめします。
コーヒーが20℃に冷めると、フルーツ感のある酸味がより強調されます。
ケニアのコーヒーの中でもKarogotoの味は「完璧」とまで言われますが、これはおそらくケニアらしい「ジューシーさ」が余すことなく楽しめる、ということかも知れません。
Karogotoは本気でフルーティーなフレーバーが前面にガッツリと出ていて、「ほんのり感じられる」なんて生温い味ではありません。
ただ人を選ぶコーヒーだと思います。酸味が苦手な方はまず飲むのは不可能なレベルです。レモンのような酸っぱさはありませんが、万人受けするコーヒーじゃないことは確かです。フルーティーさに振り切った逸品。
3位.Fahem(エチオピア)
「Fahem」の基本情報は次のとおり。
2,263円/250g | |
コーヒー豆の産地 | エチオピア(ファヘム農園) |
コーヒー豆の品種 | アラビカ種(ティピカ種 Heirloom74110種) |
農園の標高 | 1,855m〜1,958m |
精製方法 | 水洗式(ウォッシュド) |
豆の等級・グレード | 記載なし |
コーヒー豆を5段階評価 | |
![]() |
香り:3 |
コク:2 | |
苦味:3 | |
甘味:2 | |
酸味:5 |
Fahemは正直、普通のエチオピアのウォッシュドです。(日本で100g 1,000円前後で販売されている豆と同じレベル)
モカフレーバーは控えめです。特有の華やかさが控えめな印象ですが、特徴的なのは苦味、酸味のキレが良いこと。
浅煎りコーヒーにありがちな「苦くて酸っぱい味」が一口目からガツンと来ますが、舌の上でスっと消えてなくなるのがFahemの特徴。後味がすっきりしています。
味としてはグレープフルーツのようです。甘みは少ない。
パッケージには「桃のフレーバー」と書いてあるが、桃はあまり感じられません。加水して薄めると微かに桃の味がします。
このコーヒー豆は酸っぱさが強く、グレープフルーツをかじった時のような苦味もあるので、相対的に甘みを感じにくい。
20℃に冷めても渋み、雑味がない。冷めても飲めます。
世界的に有名なバリスタがプロデュースしたコーヒー豆ですが、正直な感想としては普通のエチオピア ウォッシュドです。
Tim Wendelboeのコーヒー豆がおすすめな人・おすすめしない人
こんな方におすすめです。
- フルーティーなコーヒーが好きな方
- 世界的に有名なバリスタが焙煎したコーヒー豆を試してみたい方
おすすめしない人
- 酸味のあるコーヒーが苦手な人
- 苦いコーヒーが好きな方
- ミルクを入れて飲みたい方
FAQ(よくある質問)
Q:コーヒー豆が美味しく飲める期間はどれくらいですか?
A:コーヒー豆は焙煎して3日後から2週間が最も「香り」「風味」が強く感じられる傾向にあります。時間が経つと香り成分が揮発しますが、品質上は2ヶ月ほど経過しても全く問題ありません。
Q:ほかのコーヒー豆でおすすめはありますか?
A:「【2023年版】本当に美味しいコーヒー豆おすすめランキング20選」で紹介しています。
忖度なしで感想をまとめると
「Tim Wendelboe」というお店のコーヒー豆3種類を飲んだ正直な感想をレビューしました。
総評すると、どのコーヒー豆を飲んでもフルーティーな味わいが感じられますが、1位のCaballero(ホンジュラス)は、COE優勝農園らしい「ワンランク上のおいしさ」がありました。
酸味もありフルーティーですが、旨味が強く、味のバランスが良いです。今回飲んだ3つの中では頭1つ抜けています。
各コーヒー豆の詳しいレビューはこちらをどうぞ。
- 1位.Caballero(ホンジュラス)
- 2位.Karogoto(ケニア)
- 3位.Fahem(エチオピア)
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