▲このブログでは様々なコーヒー豆をレビューしています
浅煎りコーヒーは、香ばしく濃厚でどっしりとした「深煎りコーヒー」とは対象的な味わいで、フルーツのような酸味と甘み、控えめな苦味が特徴です。
また、浅煎りコーヒーの大きな特徴は、コーヒー豆が本来持つ果実味を感じられるところにあります。
本記事では、浅煎りコーヒーの特徴を詳しく解説しながら、実際に飲んで美味しかったおすすめのコーヒー豆を紹介します。
著者のプロフィール
タップできる目次
- 浅煎りコーヒーの特徴
- 浅煎りコーヒーの選び方
- 浅煎りコーヒーおすすめ14選
- 1:土居珈琲 軽い味わいの浅煎りブレンド
- 2:エチオピア シダモG1 有機JAS認証
- 3:コーヒーばかの店 アロマブレンドキリマンジャロの雫 300g
- 4:珈琲倶楽部 エメラルドマウンテン コーヒー豆200g シナモンロースト
- 5:TAILORED CAFE エチオピア セラム ナチュラル(浅煎り)
- 6:ゴールドキャッスルコーヒー エチオピア産ゲイシャ100%
- 7:東京コーヒー 中浅煎り 東ティモール シングルオリジン 豆200g
- 8:コーヒーばかの店 アロマブレンド ノルウェーウッド 300g 豆
- 9:bearscoffee エチオピアモカ イルガチェフG1 400g(豆)
- 10:プリンスコーヒー コスタリカ 200g 浅煎り(豆)
- 11:むそう オーガニック珈琲 浅煎り 200g
- 12:INIC エチオピア イルガチェフェ(インスタントコーヒー スティック)
- 13:ネスレ ネスカフェ ゴールドブレンド 香り華やぐ
- 14:スターバックス ライトノート ブレンド
- 市販の浅煎りコーヒーが少ない理由
- 浅煎りコーヒーの美味しい入れ方(淹れ方)
- FAQ(よくある質問)
- 76種類のコーヒー豆を飲み比べてみた【ランキング一覧表】
浅煎りコーヒーの特徴
コーヒーは「焙煎(ばいせん。生豆を炒ること)」によって、苦味と酸味のバランスが決まります。
浅煎りコーヒーは豆の色が明るくて苦味が少なく、フルーツのような酸味と甘みが特徴です。
軽やかな味わいなので、ミルクを加えずにブラックで飲まれることが多いです。
焙煎の種類は大きく3つに分けることができます。
- 浅煎り:フルーティーな酸味、爽やかな味わい
- 中煎り:酸味と苦味のバランスが良い
- 深煎り:苦味とコクがある。カフェオレとも相性が良い
さらに細かく分けると、ライトローストからイタリアンローストの8つに分けられますが、ライトローストとシナモンローストは生豆特有の青臭さが残るため、市場にはほとんど流通しません。
そのため、浅煎りコーヒーを選ぶときはミディアムローストかハイローストのいずれかを選ぶことになります。焙煎度を決める際に厳密なルールはないので、それぞれのお店が独自で「浅煎り」「深煎り」と決めています
なので、同じ浅煎りコーヒーでもお店によって苦味と酸味のバランスが多少違います。
選ぶポイントとしては、コーヒー豆の紹介文に「チェリー」「オレンジ」「ストロベリー」「ぶどう」「ベルガモット」「フローラル」などと果物の名前が書いてあれば、フルーティーで甘みがあるものが多いです。
「グレープフルーツ」「オレンジピール」など苦味を連想させるフルーツの名前があれば、甘みが少なく苦味が際立っている可能性があります。
最大の特徴はフルーティーな味わいが楽しめること
浅煎りコーヒー最大の特徴は、果実味のあるフレーバーが楽しめること。コーヒーは同じ豆でも焙煎度合いによって味が大きく変化します。
コーヒーチェリーの種子である「生豆」は、もともとフルーツ由来の甘酸っぱさがあります。
そのフルーティーな甘酸っぱさは、焙煎している間にどんどん少なくなっていきますが、浅煎りコーヒーは焙煎時間が短いので酸味が残ります。
さらに浅煎りコーヒーは温かい時に風味を感じやすく、冷めるにつれて甘みが増すので、温度の移り変わりによる味の変化も楽しめます。
カフェイン、ポリフェノールが豊富
コーヒーに含まれるカフェインは焙煎が長いほど失われます。
つまり、眠気を覚ましたり集中力を高めたりする効果のあるカフェインは、焙煎時間が長い深煎りコーヒーよりも浅煎りコーヒーに多く含まれています。
また、コーヒーに多く含まれる「抗酸化物質」、ポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」は熱に弱いため、こちらも浅煎りコーヒーにより多く含まれます。
高温に弱いアルカノイドの一種である「トリゴネリン」という物質も浅煎りコーヒーでは摂取できます。トリゴネリンは脳の老化防止やアルツハイマーの予防に効果があるという研究結果が報告されています。
補足
浅煎りコーヒーは深煎りよりカフェインが多いのは事実ですが、これは計量スプーンで同じ体積に揃えた場合の話です。
スケールを使って重量で揃えた場合、浅煎りも深煎りもカフェインの量は変わりません。
なぜなら深煎りは浅煎りより水分が少ないので、浅煎りよりも豆が軽いです。つまり重量で揃えると深煎りの方が多くの豆を使うため、カフェイン量は浅煎りも深煎りも変わらなくなります。
もし、ダイエット目的や健康効果を目的に浅煎りコーヒーを選ぶつもりなら、それはあまり意味がないかもしれないので、自分の好みにあったコーヒーを飲むことをおすすめします。
浅煎りコーヒーの選び方
コーヒー豆本来の香りと味を楽しむ浅煎りコーヒーにおいて、豆選びはとても重要です。
コーヒー豆は大きく分けて「アラビカ種」と「ロブスタ種」に分かれます。
浅煎りコーヒーで飲むのはほとんどが「アラビカ種」ですが、アラビカ種の中でもたくさんの品種があり、産地や品種で香りや味が違います。
産地・種類による味の違いをチェック
コーヒー豆は産地(種類)によって味が異なります。これは精製と呼ばれる工程や、コーヒーを栽培する土壌が違うためです。
ワインもその土地によって味が全然違いますが、コーヒーでも同じことが言えます。
代表的なコーヒー産地による味の違い
- エチオピア・イエメン:(モカ・イルガチェフェ)
柑橘系の果実のような酸味と甘味。深い味わい。アラビカ種の原産地。 - タンザニア:(キリマンジャロ)
アフリカらしい強い酸味と深みのある味わい。甘い香り。 - コロンビア:(エメラルドマウンテン)
バランスの良い柔らかな味わいと上品な香り。酸味はやや控えめ。 - コスタリカ:
豊かな酸味と深い甘みで明るくすっきりとした味わい。 - グアテマラ:
オレンジを思わせる酸味と花のような香り。奥行きのある味わい。 - ジャマイカ:(ブルーマウンテン)
素晴らしい調和のとれた味わいで「黄金のバランス」と呼ばれます。柔らかい酸味。高い香り。 - ハワイ コナ:
爽やかではっきりとした酸味と程よい深み。南国のフルーツのような芳醇さ。 - ケニア:
オレンジやストロベリーのようなジューシーなフレーバー。
他にもコーヒーの産地はいろいろありますが、エチオピア(モカ、イルガチェフェ)、タンザニア(キリマンジャロ)は手に入りやすく、値段もそこまで高くない上、味も安定して美味しいコーヒー豆が多いです。
モカ・イルガチェフェは特有のワインのようなフレーバーがあります。「モカフレーバー」と呼ばれるくらい有名な風味なので、一度は飲んでおきたい種類です。
なお、値段が100g数千円のブルーマウンテンやハワイコナも美味しいですが、100g700円のモカと比べて美味しさに大きな差があるかと言われれば、差はそこまで感じないと思います。
というよりも、そもそも両者は土壌も栽培条件も違うので、おいしさの種類が違うといった方が正しいです。
浅煎りコーヒーは豆の品質が重要【美味しさが全然違う】
苦味やコクが少ない浅煎りコーヒーは、素材そのものの味が強く感じられ、豆の品質による違いが明確なことも大きな特徴です。
品質が高い浅煎りコーヒーを適した抽出方法で入れれば、紅茶やワインのような香り、フルーティーさが感じられます。
逆に、100gあたり500円以下の豆を浅煎りにすると甘みが少なく、酸味と渋味が際立つため、結果的に「酸っぱい」「飲みにくい」「後味が悪い」と感じるコーヒーになりやすいです。
高品質な浅煎りコーヒーの見分け方
「迷ったらとりあえずスペシャルティコーヒーを買えば失敗は少ない」という言い方は少し乱暴ですが、スペシャルティコーヒーはある程度おいしさが担保されていると考えて良いかと思います。
スペシャルティコーヒーとは、普通のコーヒーよりも特別な美味しさやフレーバーが感じられるもの、と考えて良いです。
厳密には、アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)のカッピング評価(味覚の評価)で80点以上のものを「スペシャルティコーヒー」と呼びます。
豆の香りや飲んだときの香り、雑味の少なさや甘み、酸味などで点数がつけられます。
浅煎りコーヒーおすすめ14選
ここから、実際に飲んで美味しかった浅煎りコーヒーおすすめ14選を紹介します。
1:土居珈琲 軽い味わいの浅煎りブレンド
価格 | 2,236円 |
1杯単価(10g) | 112円 |
内容量 | 200g |
豆の産地 | ブラジル、コロンビア、グァテマラ |
豆の状態 | 豆、粉どちらでも購入可能 |
焙煎度合い | 浅煎り(ミディアムロースト) |
透き通るような雑味のない味わいと優しい苦味が特徴
大阪の老舗ロースター「土居珈琲」が手掛ける浅煎りコーヒー「軽い味わいの浅煎りブレンド」は、チョコレートやカカオマスを思わせるビターな香りと、はちみつのような甘い香りが印象的です。
「浅煎り」と表記されていますが、一般的な浅煎りコーヒーのように酸味が強くないため、浅煎りコーヒーの入門としてもおすすめです。
2:エチオピア シダモG1 有機JAS認証
価格 | 1,290円 |
1杯単価(10g) | 65円 |
内容量 | 200g |
豆の産地 | エチオピア |
豆の状態 | 豆、粉どちらでも購入可能 |
焙煎度合い | 中浅煎り(ミディアムロースト) |
ストロベリーのような華やかな香り
カカシコーヒーの「エチオピア シダモG1」は、ストロベリーのような甘酸っぱい香りと爽やかで引き締まった酸味を楽しめます。エチオピアの「シダモ」は「コーヒーの女王」と呼ばれ、とてもフルーティーで芳醇な風味が特徴です。
欠点豆(不良豆)が混入していないため、雑味のないクリアな香りと味わいが楽しめます。
3:コーヒーばかの店 アロマブレンドキリマンジャロの雫 300g
価格 | 2,827円 |
1杯単価(10g) | 94円 |
内容量 | 300g |
豆の産地 | キリマンジャロ |
豆の状態 | 豆、粉どちらでも購入可能 |
焙煎度合い | 浅煎り(シナモンロースト) |
上品でフルーティーな酸味、黒糖のような甘み
アフリカ産コーヒーの人気銘柄「キリマンジャロ」は、上品な香りとフルーティな酸味が感じられます。飲み進めていくと黒糖のような甘みが感じられ、時間の経過とともに淹れたてとは異なるおいしさが楽しめます。
4:珈琲倶楽部 エメラルドマウンテン コーヒー豆200g シナモンロースト
価格 | 1,660円 |
1杯単価(10g) | 83円 |
内容量 | 200g |
豆の産地 | コロンビア |
豆の状態 | 豆、粉どちらでも購入可能 |
焙煎度合い | 浅煎り(ミディアムロースト) |
フルーティーな酸味と甘味、チョコレートのような苦味
コロンビアで生産されるコーヒー豆の中でも、特に良質な酸味を持つことで知られる「エメラルドマウンテン」。果実味のある甘酸っぱさとチョコレートのような苦味のバランスがよく、品のある味わいが楽しめます。
5:TAILORED CAFE エチオピア セラム ナチュラル(浅煎り)
価格 | 1,039円 |
1杯単価(10g) | 104円 |
内容量 | 100g |
豆の産地 | エチオピア |
豆の状態 | 豆、粉どちらでも購入可能 |
焙煎度合い | 浅煎り |
蜂蜜を溶かしたような豊かな甘みと、ほどよいコク、オレンジのような風味が特徴
コーヒーのサブスクで有名な「TAILORED CAFE」のエチオピアは、浅煎りコーヒーのお手本のような、非常にハイクオリティの一品です。
エチオピア特有の「華やかなフレーバー」が主張しすぎることなく、コーヒーの香ばしさと華やかさのバランスがよく、どなたでも飲みやすい味わいが感じられます。
浅煎りコーヒーにありがちな「酸っぱさ」を感じず、甘みが豊かなのが高評価でした。
ワンランク上の上質な浅煎りスペシャルティーコーヒーを飲みたい方に、このエチオピアはおすすめです。

TAILORED CAFE エチオピア セラム ナチュラル(浅煎り)
6:ゴールドキャッスルコーヒー エチオピア産ゲイシャ100%
価格 | 1,880円 |
1杯単価(10g) | 94円 |
内容量 | 200g |
豆の産地 | エチオピア |
豆の状態 | 豆、粉どちらでも購入可能 |
焙煎度合い | 中浅煎り |
ゲイシャ特有の香りと味わいをストレートで楽しめる贅沢なコーヒー
大阪のスペシャルティコーヒー専門店「ゴールドキャッスルコーヒー」が手掛けるゲイシャ。この品種は世界で最も注目されているコーヒーの品種のひとつと言っても過言ではありません。
実際に飲むと、トロピカルフルーツのような甘味や、ジャスミンのようなフローラルな香りが感じられます。
コーヒーとは思えないほどのフルーティーなフレーバーを楽しみたい人におすすめの豆です。
7:東京コーヒー 中浅煎り 東ティモール シングルオリジン 豆200g
価格 | 725円 |
1杯単価(10g) | 36円 |
内容量 | 200g |
豆の産地 | 東ティモール |
豆の状態 | 豆、粉どちらでも購入可能 |
焙煎度合い | 中浅煎り |
爽やかなりんごのような酸味が特徴
オーガニックコーヒー豆を専門に手がける東京コーヒーの「東ティモール」。この産地のコーヒーは全体的に味の主張が強くなく、優しい味わいが特徴ですが、飲み進めていくとほのかに感じられる「りんごのように爽やかな酸味と甘み」が印象的です。
冷めると甘みが増します。 さっぱりした味わいの中の、ほのかな果実味を楽しみたい人におすすめのコーヒー豆です。
8:コーヒーばかの店 アロマブレンド ノルウェーウッド 300g 豆
価格 | 2,827円 |
1杯単価(10g) | 94円 |
内容量 | 300g |
豆の産地 | ブラジル |
豆の状態 | 豆、粉どちらでも購入可能 |
焙煎度合い | 浅煎り |
ノルウェーの森林を散歩するイメージでブレンドされたコーヒー
舞台はノルウェーの首都オスロの郊外。森を抜けたところにある、湖の畔のゲストハウスで朝、出されるおいしいコーヒー。
そんな物語をイメージしてブレンドされた爽やかな味わいの浅煎りコーヒーです。さっぱりとしたコーヒーが好きな人におすすめです。
9:bearscoffee エチオピアモカ イルガチェフG1 400g(豆)
価格 | 1,760円 |
1杯単価(10g) | 44円 |
内容量 | 400g |
豆の産地 | エチオピア |
豆の状態 | 豆のまま |
焙煎度合い | 浅煎り |
バランスの取れた酸味、花のような甘い香り
焙煎してから2週間以内のコーヒー豆を取り扱う大阪のロースター「bearscoffee」のエチオピア。
アフリカのコーヒーらしいフルーティーでバランスの取れた酸味と甘みが楽しめます。後味が軽やかで心地よい口当たりの浅煎りコーヒーを求める人におすすめです。
10:プリンスコーヒー コスタリカ 200g 浅煎り(豆)
価格 | 1,200円 |
1杯単価(10g) | 60円 |
内容量 | 200g |
豆の産地 | コスタリカ |
豆の状態 | 豆、粉どちらでも購入可能 |
焙煎度合い | 浅煎り |
豊かな酸味とバランスの取れたコクと苦味
埼玉県の自家焙煎店「プリンスコーヒー」が手掛けるコスタリカ。この産地のコーヒー豆は、約半分がスペシャルティコーヒーとして取引されるほど、どれも高品質なことは有名です。
コスタリカでは主に「ハニープロセス」という方法でコーヒー豆が作られますが、実際に飲むと濃厚で豊かな甘みとチェリーを思わせるフルーティーな酸味が楽しめます。
11:むそう オーガニック珈琲 浅煎り 200g
価格 | 864円 |
1杯単価(10g) | 43円 |
内容量 | 200g |
豆の産地 | ペルー、グァテマラ、ブラジル |
豆の状態 | 粉末 |
焙煎度合い | 浅煎り |
琥珀色の香り立つオーガニックコーヒー
ペルー、グァテマラ、ブラジルのコーヒー豆をブレンドした軽やかでフレッシュな味わいの浅煎りコーヒー。特別なフレーバーがあるコーヒー豆ではありませんが、毎日飲んでも飽きない飲みやすさが特徴です。
苦味と酸味のバランスの取れた浅煎りコーヒー豆を試したい人におすすめです。
12:INIC エチオピア イルガチェフェ(インスタントコーヒー スティック)
価格 | 2,224円 |
1杯単価(1本) | 185円 |
内容量 | 12本 |
豆の産地 | エチオピア |
豆の状態 | インスタントコーヒー |
焙煎度合い | 浅煎り |
アールグレイを思わせる上品なフレーバーをパウダーで表現
INICの浅煎りインスタントコーヒーはあっという間にお湯に溶けてしまう「プレミアム微粒子パウダー」で、驚きのきめ細かさが特徴。
一口飲むと、瑞々しい飲み口と爽快な酸味が感じられます。紅茶のようなフレーバーのコーヒーをインスタントで手軽に飲みたい人におすすめです。
13:ネスレ ネスカフェ ゴールドブレンド 香り華やぐ
価格 | 796円 |
1杯単価(10g) | 66円 |
内容量 | 120g |
豆の産地 | 記載なし |
豆の状態 | インスタントコーヒー |
焙煎度合い | 浅煎り |
ほのかな甘みを感じさせつつ、爽やかでフルーティーな味わい
浅煎りコーヒーは市販で買えるものが少ないですが、こちらはコンビニやスーパーで気軽に買えるネスカフェ ゴールドブレンドの浅煎り。
酸味がそこまで強くなく、すっきりとした味わいで日本人好みのバランスの良さが特徴です。多くの人が飲みやすいインスタントの浅煎りコーヒーです。
14:スターバックス ライトノート ブレンド
価格 | 1,320円 |
1杯単価(10g) | 53円 |
内容量 | 250g |
豆の産地 | ラテンアメリカ |
豆の状態 | 豆、粉どちらでも購入可能 |
焙煎度合い | 浅煎り |
ココアやナッツのような風味が感じられるコーヒー
スタバで最も浅煎りのコーヒーが、この「ライトノート ブレンド」です。一般的な浅煎りコーヒーのように酸味が強くなく、 多くの人にとって飲みやすい苦味と酸味のバランスになっています。 酸味が少ない浅煎りコーヒーを飲みたい人におすすめです。
市販の浅煎りコーヒーが少ない理由
市販の浅煎りコーヒーをほとんど見かけないと思いますが、これは豆の品質やコストが主な原因です。
市販のコーヒーはコストを抑えるために、アラビカ種に味が劣る「ロブスタ種」をブレンドするのが一般的ですが、ロブスタ種を浅煎りにしても麦茶のような味になり、酸味はほとんどなく、フルーティーさはありません。
浅煎りコーヒーの美味しい入れ方(淹れ方)
浅煎りコーヒーは、深煎りコーヒーよりも短時間で抽出すると、すっきりした口当たりで飲みやすくなります。
僕がいつも実践している美味しい入れ方(淹れ方)を紹介します。
豆の量は計量スプーンで計る
大抵のドリッパーには計量スプーンが付属しているので、これを使います。
コーヒー1杯(150ml)入れるなら、計量スプーンすり切り1杯分の豆を使います。
先ほどもお伝えしたように、浅煎りと深煎りでは一粒あたりの水分量が違うため、スケールで豆の量を計測すると粒の数が違ってきます。
つまり、同じ15gでも浅煎りは豆の量が深煎りより少ないので、味の濃度も違います。
浅煎りも深煎りも同じ濃度で飲むなら計量スプーンを使うと、同じ体積に揃えることができるので「味が薄い」「味が濃い」ということが起こりにくいです。
なお、このレシピは濃いめなので、さっぱり飲みたい場合は加水してください。
好みの濃度になるまでお湯を加えることで、すっきりと飲みやすい浅煎りコーヒーが楽しめます。
豆の挽き目は中細挽きがおすすめ
浅煎りコーヒーをペーパードリップで抽出するなら中細挽き、フレンチプレスなら粗挽きにします。
挽き目が粗すぎると味が薄いコーヒーになり、成分を十分に抽出できません。逆に細かすぎると渋みが出やすくなります。
まずは中細挽きで飲んでみて、お好みで調節してください、
お湯の温度は90度以上がおすすめ
お湯の温度が高いと苦味成分が溶けやすく、温度が低いと苦味成分が溶けにくいため、相対的に酸味が強くなります。
浅煎りコーヒーに飲みやすさを重視するなら、お湯の温度は90度以上に設定するとバランスの良い味になります。※僕は92℃前後で淹れています。
抽出時間を計る(まずは150ml 2分をベースに抽出するのがおすすめ)
ダイソーで買える100円のタイマーでも良いですし、スマホのストップウォッチでもOKです。
これらは粉を蒸らす時と抽出に使います。蒸らし時間は30秒で良いです。蒸らさないで抽出すると粉が浮きやすく、結果的に成分をうまく抽出できず物足りない味の浅煎りコーヒーになりやすいです。
お湯を太く注いで抽出する
▲お湯の太さはこれくらいでOK。
浅煎りコーヒーは水分を多く含んでいるため、深煎りのコーヒー豆よりもお湯が浸透しにくく、抽出に時間がかかります。
そのため深煎りコーヒーと同じペースでドリップすると、深煎りよりも抽出時間が長くなり、結果的に渋みがあるコーヒーになりやすいです。
渋みの強いコーヒーを飲むと口の中がキシキシして後味があまり良くない(と僕は感じる)ですが、抽出の時間を早めることで渋みが少なく、すっきりとした酸味、クリアな後味が楽しめます。
浅煎りも深煎りと同じ時間で抽出を終えるのが理想です。そのためには、深煎りよりも太くお湯を注ぎます。
ドリッパーの中はダムのような状態になりますが、これくらいの見た目でOKです。浅煎りコーヒー300mlを3分で抽出できます。(深煎り抽出時と同じ時間)
蒸らしても粉は浮いてきますが、気にしないでOKです。
フレンチプレスで抽出するのもおすすめ
細かいことを気にせず浅煎りコーヒーを楽しむなら、フレンチプレスで4分抽出して入れる方法もおすすめです。
フレンチプレスなら、ペーパードリップでは味わうことができないコーヒーの油脂分も抽出できるため、ペーパードリップよりもコクのある味わいになりやすいです。
FAQ(よくある質問)
Q:美味しく飲める期間はどれくらいですか?
A:コーヒーは焙煎して3日後から2週間が最も「香り」「風味」が強く感じられる傾向にあります。品質上は2ヶ月ほど経過しても全く問題ありません。
Q:ほかにおすすめのコーヒー豆はありますか?
A:「【2023年版】本当に美味しいコーヒー豆おすすめランキング20選」で紹介しています。
76種類のコーヒー豆を飲み比べてみた【ランキング一覧表】
人気のコーヒー豆76種類を飲み比べ、ランキング一覧表にまとめました。
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