1,000種類以上の通販コーヒー豆を飲む山口誠一郎です。
今回は、実際に飲んだドトールのコーヒー豆8種類をランキング形式で紹介します。
また、コーヒー豆の割引サービスなどお得な購入方法も紹介します。
※商品の値段はすべて税込です。
この記事を書いた人:山口 誠一郎
イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋にコラムを掲載。1,000種以上の通販コーヒーをレビュー。
タップできる目次
ドトールのコーヒー豆の特徴
苦すぎない(ブラックで飲むことが前提)
コーヒー豆を販売する大手チェーンはスターバックス、タリーズ、ドトールなどが挙げられます。
スタバやタリーズはラテスタイルが基本のため、ミルクとの相性を考えて深めに焙煎しています。(苦い)
一方ドトールはブラックが前提なので苦味と酸味のバランスが良く、後味がすっきりしています。
ブラックで飲みやすい「すっきり感」がドトールの豆の特徴です。
コスパが良い(100g 500円以下)
コスパの良さもドトールの豆の特徴です。
商品画像 | 商品名 | 豆の値段 | 100g単価 | 焙煎度合い |
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スタバ ハウスブレンド |
1,320円 250g |
528円 | 深煎り フルシティロースト |
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タリーズ ハウスブレンド |
1,140円 200g |
570円 | 深煎り フルシティロースト |
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ドトール マイルドブレンド |
960円 200g |
480円 | 中煎り ハイロースト |
上記のように、スタバとタリーズの豆は100g 500円を超えますがドトールの豆は480円です。
100gあたりの値段はスタバの豆より48円安く、タリーズの豆より90円安いです。
商品の入れ替えが少ない
スタバやタリーズは期間限定で特別なコーヒー豆が登場しますが、ドトールの豆はほとんどが定番商品です。
ドトールはお正月や春の時期などに限定商品が発売されるのみ。
店名 | 豆の種類 | 焙煎度の種類 |
スタバ | 約20種類 季節限定の豆が毎月登場 |
中深煎り〜深煎り 全体的に苦い |
タリーズ | 約14種類 限定の豆がたまに登場 |
中深煎り〜深煎り 全体的に苦い |
ドトール | 約15種類 限定商品ほぼなし |
中煎り〜中深煎り 苦味と酸味のバランスが良い |
豆の種類はスタバが一番多く、毎月必ず季節限定のシングルオリジンが登場します。
タリーズは自社で行うカッピングコンテストの優勝豆などをたまに販売します。
ドトールはお正月や春を除いて、季節限定の豆はほぼ登場しません。
ラインナップする豆のほとんどが定番商品なので、「あの豆が好きだったけど終売した」ということがありません。
気に入った豆をいつでも買える安心感はドトールの魅力です。
なお、表のようにドトールの豆のほとんどは酸味があります。
酸味がほぼない豆は「炭火珈琲」「カフェヨーロピアン」です。
ドトールのおすすめコーヒー豆ランキング8選
今回飲んだコーヒー豆は次の8種類です。
- マイルドブレンド コーヒー
- プレミアムマイルドブレンド コーヒー
- ロイヤルクリスタルブレンド コーヒー
- ゴールデンモカブレンド コーヒー
- ハワイコナブレンド コーヒー
- カフェヨーロピアン コーヒー
- マンデリン
- 炭火珈琲
各コーヒー豆の味を香り、コク(ボディ)、苦味、甘味、酸味の5つに分類します。
5つのうち香り、コク、甘みの合計点数が高い順でランキングを決めました。
1位.炭火珈琲
価格 | 1,440円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 720円 |
豆の産地 | コロンビア、ブラジルなど |
焙煎度合い | 極深煎り(イタリアンロースト) |
香り+コク+甘みの合計 | 10.7点 |
第1位は甘みが特に強かった炭火珈琲。
吟味されたコロンビア、ブラジル産の豆などをブレンドし、備長炭で煎りあげています。
一口飲むと、ほどよい苦味とビターチョコレートのような甘みが感じられます。
「炭火」と聞くと苦いコーヒーを想像しそうですが、マイルドな苦味で飲みやすく、嫌味がありません。
スタバやタリーズの深煎りコーヒーと比較しても苦味がマイルドです。
後味もすっきりしていてキレが良いです。
ミルクを入れてカフェオレにする方にもおすすめのコーヒー豆です。
2位.ロイヤルクリスタルブレンド
価格 | 1,080円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 540円 |
豆の産地 | 記載なし |
焙煎度合い | 中深煎り(ハイロースト) |
香り+コク+甘みの合計 | 9.7点 |
ロイヤルクリスタルブレンドは上品な甘味とさわやかな酸味が特徴です。
黒砂糖を溶かしたカラメルのような香ばしさがあり、昔から人気のコーヒー豆です。
ドリップ時に広がる甘く香ばしい香りが印象的です。
酸味がマイルドで飲みやすく、ほどよい苦味とのバランスが秀逸です。
さっぱりしたコーヒーなので、ミルクを入れるよりもブラックで飲むのがおすすめです。
100gあたり540円というコスパの良さも魅力的です。
3位.カフェヨーロピアン
価格 | 980円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 490円 |
豆の産地 | ブラジル、コロンビア |
焙煎度合い | 中深煎り(シティロースト) |
香り+コク+甘みの合計 | 8.4点 |
ドトールの看板コーヒー豆「マイルドブレンド」をより深く焙煎したカフェヨーロピアン。
「酸味より苦味が多いコーヒーが好き」という方におすすめです。
この豆はサッと短時間で抽出すれば、クリアな苦味と軽やかな酸味も感じられます。
150mlを2分以上かけて抽出すると、強い苦味とコクが味わえます。
「スタバやタリーズのコーヒーは嫌いじゃないけど、もうちょっと飲みやすい豆がいい」という方におすすめです。
100gあたり500円を切るコスパの良さもポイントです。
4位.プレミアムマイルドブレンド
価格 | 980円(発売当時の価格) |
内容量 | 200g |
100g単価 | 490円 |
豆の産地 | ブラジル、コロンビア |
焙煎度合い | 中深煎り(ハイロースト) |
香り+コク+甘みの合計 | 8.3点 |
「ティピカ」という風味豊かな品種の豆を約20%使用したプレミアムなマイルドブレンド。
ドトールの数少ない期間限定コーヒー豆です。
ドリップするとローストナッツのような芳ばしい香りが広がります。
ほどよい苦味と酸味でコクはやや深め。まろやかな舌触りが特徴的です。
個人的には、通年販売しているロイヤルクリスタルブレンドの方が美味しいと感じました。
5位.ハワイコナブレンド
価格 | 2,900円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 1450円 |
豆の産地 | ブラジル、アメリカ(ハワイ) |
焙煎度合い | 深煎り(フレンチロースト) |
香り+コク+甘みの合計 | 7.6点 |
ハワイにあるドトール直営のコーヒー農園「マウカメドウズ」で栽培された豆とブラジルをブレンドしたハワイコナブレンド。
あっさりした口当たりでキレの良い苦味が際立っています。
酸味はほとんど感じません。
ドトールの豆の中でも圧倒的に高価な豆ですが、値段に見合った価値のある味かと言われれば微妙です。
6位.マイルドブレンド
価格 | 960円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 480円 |
豆の産地 | ブラジル、コロンビアほか |
焙煎度合い | 中深煎り(ハイロースト) |
香り+コク+甘みの合計 | 7.0点 |
長年多くのファンに愛されてきたドトールの看板コーヒー豆「マイルドブレンド」。
店舗で提供しているブレンドコーヒーには、このマイルドブレンドを使っています。
透明感のある苦味と爽やかな酸味のバランスがよく非常に飲みやすいです。
後味もクリアですっきりとしていて、嫌味が一切ありません。
7位.ゴールデンモカブレンド
価格 | 990円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 495円 |
豆の産地 | エチオピア、コロンビアほか |
焙煎度合い | 中煎り(ミディアムロースト) |
香り+コク+甘みの合計 | 6.9点 |
ワインのようなフレーバーが特徴の「モカ」とコロンビアなどの豆をブレンドしたもの。
全体的にあっさりしていますが、酸味と苦味のバランス具合は絶妙です。
ただし肝心のモカフレーバーはかなり控えめです。
酸味もありますが、ほどほどに苦味もあります。
モカといえば、他の追随を許さない華やかな香りが特徴ですが、その香りが薄かったのは大きなマイナスでした。
8位.マンデリン
価格 | 1,080円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 540円 |
豆の産地 | インドネシア |
焙煎度合い | 中煎り(ミディアムロースト) |
香り+コク+甘みの合計 | 3.7点 |
コクと苦味があるイメージのマンデリンですが、ドトールでは中煎りにローストしています。
「パンチのある甘みと苦味、クリーミーで濃厚な風味が特徴」と紹介されています。
実際は酸味がかなり強く、コクや甘みは控えめな印象でした。
ランキング一覧まとめ
1位:炭火珈琲(10.7点)
2位:ロイヤルクリスタルブレンド (9.7点)
3位:カフェヨーロピアン (8.4点)
4位:プレミアムマイルドブレンド (8.3点)
5位:ハワイコナブレンド (7.6点)
6位:マイルドブレンド (7.0点)
7位:ゴールデンモカブレンド (6.9点)
8位:マンデリン(3.7点)
甘いコーヒーが好きな人は炭火珈琲。
バランスの良い味が好きならロイヤルクリスタルブレンドがおすすめです。
コーヒー豆を割引価格で買える「感謝デー」は月末の金曜&土曜に開催
ドトールでは毎月、月末の金曜日と土曜日が「感謝デー」となっています。
この日はコーヒー豆やドリップバッグ、リキッドコーヒー、コーヒー器具などが10%割引で買えます。
店舗によっては月末の土日開催だったり、月の中盤に感謝デーが設けられる場合もあります。
詳しくはお近くのドトールでご確認ください。
さらに、ドトールではコーヒー豆をまとめ買いすると購入数に応じて4%~6%割引になります。
家族で毎日たくさんのコーヒーを飲む家庭や、オフィスで飲む場合などに嬉しいサービスです。
ドトールのコーヒー豆は店頭・オンラインストアで購入できる
ドトールのコーヒー豆は店頭・オンラインストアで購入できます。
店頭にしかない商品もあるので、豊富な種類から選びたい人はお店に行くのがおすすめです。
なお、ドトールでは店で豆を挽いてくれます。自宅にミルがなくても安心です。
店舗で豆を買うときに「粉にお挽きしますか?」と尋ねてくれます。
お願いすると、手持ちのコーヒー器具にあわせてコーヒー粉の粒度を調節してくれます。
「いつもカリタのドリッパーを使っている」などと伝えると、器具に適した粗さに挽いてくれます。
76種類のコーヒー豆を飲み比べてみた【ランキング一覧表】
人気のコーヒー豆76種類を飲み比べ、ランキング一覧表にまとめました。
全部紹介すると長くなるので、1位〜20位までのコーヒー豆の味わい・特徴をわかりやすく解説しています。
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