通販コーヒー豆のレビューサイト「山口的おいしいコーヒーブログ」です。
今回は、イノダコーヒで販売されているコーヒー豆を全6種類飲んだので、正直な感想を述べます。
同じコーヒー豆でも抽出器具によって味が変わるため、このブログでは様々なコーヒー器具を使ってレビューしています。
- ペーパードリップ(三洋産業cafecスリーフォー + アバカフィルター)
- フレンチプレス(HARIOカフェプレス)
- ネルドリップ(山形コフィアの特製ネル)
タップできる目次
イノダコーヒとは
イノダコーヒは京都市に本店・本社を置くコーヒーのチェーン店。
「イノダコーヒー」は誤りで、京都ではかつて他店も含め「コーヒ」と書いていた習慣が残っているため、現在でもこのような表記となっています。
イノダコーヒの特徴といえば、創業当時から変わらないネルドリップ式で淹れるコーヒー。
また、創業当時よりコーヒーにはミルク、砂糖を入れて提供するのもイノダコーヒの大きな特徴といえます。
洋風のサロンを思わせるインテリアもイノダコーヒならでは。
各店舗によって外観や内装が異なるため、お好みの店舗を見つけることもイノダコーヒの楽しみ方のひとつ。
冒頭の写真のように、イノダコーヒ本店は町家の雰囲気に溶け込んだ佇まいで、一歩店内に入るとまるでタイムスリップしたようなレトロな空間を味わうことができます。
イノダコーヒの美味しいおすすめコーヒー豆ランキング6選【全種類の感想も】
イノダコーヒで販売されている全6種類のコーヒー豆をランキング形式で紹介していきます。
【抽出環境】
- 1杯あたりに使う豆:15g
- お湯の量:150cc
- お湯の温度:85℃
- 蒸らし時間:60秒
- 使うコーヒーポット:月兎印ホーローポット
- 備考:微粉は取り除く
第1位:イノダコーヒ プレミアム
値段・容量
200g 1,620円(税込)
※100gあたり810円
コーヒー豆の状態
コーヒー豆をパッケージから開封すると、粒はきれいに揃っていて割れたり欠けたりしている豆は見られません。
実際に飲んだ感想
イノダコーヒのプレミアムをペーパードリップして飲むと、スッキリした苦味と酸味のバランスが良く、多くの人に受け入れられそうなブレンドコーヒーという印象。
バランスの良い味わいのコーヒーが好きな方に好まれそうな一品です。
特別感のあるおいしさを楽しむと言うよりも、毎日安心して飲めるコーヒーを楽しみたい方におすすめです。
実食レポ:コーヒー豆の通販レビュー|イノダコーヒ プレミアム
100g800円という値段を考えるとスペシャルティーコーヒも充分購入できる価格帯なので、味や品質にこだわる方はそちらを検討するのもアリです。
第2位:アラビアの真珠
値段・容量
200g 1,250円(税込)
※100gあたり625円
コーヒー豆の状態
コーヒー豆をパッケージから開封すると、割れたり欠けたりしている豆が多く見られます。
スターバックスやタリーズなどのコーヒーチェーンと同じような豆の状態です。
実際に飲んだ感想
イノダコーヒのアラビアの真珠をペーパードリップして飲むと、ビターチョコレートを溶かしたようなコクのある味わいが感じられます。
苦味と酸味のバランスが良く、味わい的には飲みやすいコーヒー豆ですが、口に含んだ後に舌にまとわりつく「エグ味」が個人的には気になります。
あらかじめ微粉を取り除いてもエグ味があるため、そのまま抽出した場合2杯目以降を飲むのはキツイかもしれません。
個人的にはドトールのコーヒー豆のほうがすっきりしていて飲みやすいように感じました。
ちなみに店舗で提供されるドリップコーヒーはこのアラビアの真珠です。
ミルクと砂糖を入れた状態で提供せざるを得ないと言うのは1口飲めばわかる方にはわかるかと思います。
実食レポ:コーヒー豆通販レビュー|イノダコーヒ アラビアの真珠
第3位:ジャーマンブレンド
値段・容量
200g 1,620円(税込)
※100gあたり810円
コーヒー豆の状態
コーヒー豆をパッケージから開封すると、割れたり欠けたりしている豆や、焦げている豆、中身がない豆など不良豆が多数混入しています。
大手のコーヒーチェーンにありがちなコーヒー豆の状態といえます。
写真のように焦げたコーヒー豆は、カフェオレにするならそのままでも問題なし。
しかし、ブラックで飲むなら取り除いたほうが味が幾分マシになります。
実際に飲んだ感想
イノダコーヒのジャーマンブレンドをペーパードリップして飲むと、後に残らないスッキリした苦味とほどよい酸味が感じられます。
イノダコーヒの銘柄の中でも特に飲みやすい、さっぱりしたコーヒー豆という印象。
今回は手作業で焦げた豆を取り除いたため突き刺さるような苦味がなく、すっきりとした味わいが感じられます。
コクが浅くさっぱりした味わいのコーヒーなので、カフェオレにする場合コーヒー豆の量を20gに増やしてあげると良いです。
実食レポ:コーヒー豆の通販レビュー|イノダコーヒのジャーマンブレンド
第4位:キリマンジャロブレンド
値段・容量
200g 1,620円(税込)
※100gあたり810円
コーヒー豆の状態
コーヒー豆をパッケージから開封すると、割れたりかけたりしている豆や、中身がない豆も混入しています。
実際に飲んだ感想
イノダコーヒのキリマンジャロブレンドをペーパードリップして飲むと、ほろ苦い味わいと程よい酸味が感じられます。
後味に苦味が残るものの、スッキリした口当たりで飲みやすい。
甘味はほとんど感じられません。
ブラックで飲むよりも、ミルクを入れてカフェオレにして飲むことを想定しているのでしょうか。
焦げた味が気になります。
コーヒーの熱が冷めてくるとピリッと口内を刺激する「焦げた苦み」と酸味が入り混じった、何とも言えない味が個人的には気になりました。
実食レポ:コーヒー豆の通販レビュー|イノダコーヒ キリマンジャロブレンド
第5位:コロンビアエメラルド
値段・容量
200g 1,250円(税込)
※100gあたり625円
コーヒー豆の状態
コーヒー豆をパッケージから開封すると、割れたり欠けたりしている豆や、中身がない豆などが混入しています。
お世辞にもコーヒー豆の状態が良いとは言えません。
コーヒーのチェーン店で豆を購入するとよく目にする光景です
実際に飲んだ感想
イノダコーヒのコロンビアエメラルドをペーパードリップして飲むと、すっきりとした苦味とほどよい酸味が感じられます。
コクは控えめで、さっぱりとした味わいのコーヒーという印象。
甘みがほとんどなく、アメリカンコーヒーのような口当たりが好きな人に喜ばれそう。
コクや苦味は控えめの軽やかなコーヒーなので、ミルクを入れて飲むよりもブラックで飲むのに適しています。
ミルクを入れてカフェオレにする場合はコーヒー豆を20g使ったほうが、ミルクに負けないコーヒーが完成します。
時折、土のような味が感じられます。コーヒー豆に付着している土埃だと思われます。
コーヒーが冷めてくると、この泥味はより際立ちます。
実食レポ:コーヒー豆の通販レビュー|イノダコーヒのコロンビアエメラルド
第6位:エクストラ
値段・容量
200g 1,860円(税込)
※100gあたり930円
コーヒー豆の状態
コーヒー豆をパッケージから開封すると、割れたりかけたりしている豆や、中身がない豆などが多少混入しています。
実際に飲んだ感想
イノダコーヒのエクストラをペーパードリップして飲むと、すっきりとした苦味と喉の奥にまとわりつくような酸味が感じられます。
また、土のような味わいが感じられ、かなり独特の味わい。
野性的な風味のコーヒーが好きな人には良いかも知れませんが、個人的にこれはコーヒーと呼べる代物ではないように感じます。
実食レポ:コーヒー豆の通販レビュー|イノダコーヒのエクストラ
その他にも実際に飲んで美味しかったコーヒー豆をランキング形式で紹介しています。