コーヒー豆のレビュー

ミカフェートのコーヒー豆は評判どおり美味しいか検証してみた

2017年9月22日

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ミカフェートのコーヒー豆は評判どおり美味しいか検証してみた

2017年9月22日

月間200万人が利用するコーヒー豆のレビューサイト「山口的おいしいコーヒーブログ」です。

今回は、ミカフェートの定番人気コーヒー豆「グァテマラ サンミゲル」を購入して飲んだので、正直な感想をお伝えします。

著者のプロフィール

コーヒーマニア 山口誠一郎

山口 誠一郎
バリスタ / 焙煎士

1,000種以上の通販コーヒーを飲む。TV出演、文藝春秋(文春オンライン)などにコラムを掲載。全国の様々なコーヒーを味わう。

ミカフェートとは

ミカフェートのコーヒー豆は評判どおり美味しいか検証してみた

ミカフェートとは、世界各国3,000近くのコーヒー農園を知る「José. 川島良彰」氏が2008年に設立したコーヒー専門の会社。

通常、コーヒー豆を販売するお店は商社を通して生豆を買い付けるが、ミカフェートでは商社を通さずに直接、生産者や仲買人から輸入するダイレクトトレーディングを行っている。

さらに、輸入したコーヒー豆は通常であれば麻袋に入って常温のコンテナで1ヵ月以上かけて海上輸送されるが、ミカフェートではコーヒーの生豆を特殊なプラスチックの袋に入れて空輸、もしくは庫内の温度管理ができる「リーファーコンテナ」で輸入している。

「輸送中にコーヒーの品質を落とさずに消費者のもとへ届ける」という強いこだわりを感じる、コーヒーのプレミアムブランドだ。

ミカフェートのコーヒー豆は評判どおり美味しいか検証してみた

東京の銀座や六本木、吉祥寺、岩手の盛岡などに店舗を展開しており、イトーヨーカドーなど一部のスーパーでもミカフェートのコーヒー豆を取り扱っている。

また、大阪・箕面市の「PICNIC STUDIO」では、ミカフェートのプレミアムコーヒーを取り扱っている。

店舗、公式オンラインストアでは、ブレンドをはじめエルサルバドル、パナマ、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、タンザニア、ペルー、ブラジル、ジャマイカ、ルワンダ、タイなど世界各国の焙煎豆や生豆を販売している。

ミカフェートのコーヒー豆は評判どおり美味しいか検証してみた

このお店では、焙煎豆の鮮度をキープするため、焙煎直後のコーヒー豆を「耐圧PET」と呼ばれる特殊なペットボトルや、一部の高級コーヒー豆はワインボトルに入れて保存されているのが特徴。

豆は160g単位で販売され、値段は1850円から。スーパーで取り扱っているコーヒー豆も耐圧PETに入っていて、180g990円から販売されている。

ミカフェートでは、販売するコーヒー豆を次の3つにのカテゴリ分けしている。

  1. COFFEE HUNTERS(コーヒーハンター)
    市場に出回っていない珍しい品種や独自の栽培、精選方法で品質を高めている農園のコーヒー
  2. Premier Cru Café(プレミアクリュカフェ)
    優良農園の中でも、特に優れた品質のコーヒー
  3. CAFÉ REVOLUCIÓN(カフェレボルシオン)
    コモディティコーヒー(一般的に安価で流通しているコーヒー)ながらも素晴らしい品質を誇るコーヒー

 

今回レビューする「グアテマラ サンミゲル」というコーヒー豆はCOFFEE HUNTERSに位置する商品で、ミカフェートの定番商品だ。

Premier Cru Caféのレビューは次の記事をご覧ください。

ミカフェート表参道で32,400円のコーヒーを飲んでみた

続きを見る

 

ミカフェートで評判のコーヒー豆「グァテマラ サンミゲル」とは

ミカフェートのコーヒー豆は評判どおり美味しいか検証してみた

コーヒー豆の基本情報

  • 価格:1,850円/160g
  • 生豆生産国:グアテマラ
  • 生豆産地:アンティグア農園サン ミゲル農園
  • 農園主:エストゥワルド・ファジャ・カスティージョ
  • 標高:1,500~1,700m
  • 栽培品種:アラビカ種(ブルボン亜種)
  • 原料豆輸送:リーファーコンテナ

引用:ミカフェート公式

 

ミカフェートで一番人気のコーヒー豆「グァテマラ サンミゲル」は、国内でも名門農園として知られる「サン・セバスティアン農園」のオーナーが経営するサン・ミゲル農園で生産されたもの。

名前のとおり、サン・ミゲル農園で栽培されたコーヒー豆だけが使われていて、このようなコーヒーを「シングルオリジン」と呼ぶ。

ミカフェートの店舗に行った際におすすめのコーヒー豆はどれかを聞いたところ、深煎りコーヒー好きならこのグァテマラが、もっともお客さんからの評判がいいとのことだったので、さっそく買って自宅で飲んでみた。

グァテマラコーヒーの特徴については「グアテマラコーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆も紹介」をご覧ください。

 

ミカフェートのコーヒー豆は評判どおり美味しいか検証してみた

▲「グァテマラ サンミゲル」 160g 1850円(税込)

グァテマラ サンミゲルは粒がきれいにそろっており、欠点豆や焙煎ムラなどがほとんど見られない。

また、ミカフェートのコーヒー豆は鮮度を保つためペットボトルに入っており、中には脱酸素剤も入っている。

ミカフェートのコーヒー豆は評判どおり美味しいか検証してみた

ボトルを開けると、コーヒー豆から発生する炭酸ガスが一気に放出されるため「ブシュッ!」と炭酸ジュースのキャップを開けたときのような音がする。

キャップをあけて香りを嗅いでみると、シナモンのような香りが広がる。

 

ミカフェートのコーヒー豆「グァテマラ サンミゲル」を4つの方法で飲む

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▲左:HARIO製ウッドネック ネルドリッパー。奥:エアロプレス。手前:Kalitaドリッパー。右:HARIO V60。

今回は上記4つのコーヒー器具でグァテマラ サンミゲルを抽出していく。

コーヒーはドリッパーを変えるだけでも苦味や酸味の強さなど、コーヒーの味を決める重要な部分が大きく変わるので、あなたの参考になれば幸いに思う。

なお、豆の挽き具合やお湯の温度はつぎのとおり。

【抽出環境】

  • 1杯あたりに使う豆:16g
  • 豆の挽き具合:中挽き
  • お湯の量:160cc
  • お湯の温度:85℃
  • 蒸らし時間:30秒

ペーパードリップで飲んだ感想

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グァテマラ サンミゲルの風味を5段階でみる

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ミカフェートのグァテマラをペーパードリップすると、アーモンドのような芳ばしさと、シナモンを思わせる香りが広がる。

抽出したコーヒーをカップに注いで、一口飲む前に鼻を近づけて、あらためて香ってみると、チョコレートのような甘くマイルドな香りも感じられる。

いよいよ飲んでみると、思ったよりさっぱりしていて酸味がやや前面に出ている印象。

ほどよい苦味と酸味のバランスが良く、後味がすっきりとキレがいい。甘さはわずかに感じられる程度。

コクは浅めで、軽い飲み心地なのでグイグイと飲んでしまう。

美味しいが、甘みがもう少しあればマイルドで優しい味わいになりそうだ。好みはちょっと分かれる味わいかもしれない。

値段は100g換算で1156円と、なかなか高価なコーヒー豆だが、値段に見合ったおいしいコーヒーかと言われれば、現時点ではそう感じられない。

別の抽出で違った味を楽しんでみたいので、次はエアロプレスで抽出してみよう。

エアロプレスで飲んだ感想

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エアロプレスで抽出すると豆本来のアーモンドを思わせる味が際立つ。さきほど強く感じられた酸味も健在だ。

エアロプレスで抽出すれば味の深みや奥行きといった、おもしろさを感じられることを期待していたのだが、その期待も今回はハズれてしまった。

たしかに豆本来の味を楽しめるようになったが、やはり酸味が目立ち、苦味やコクは浅くて薄い。

コーヒーを飲んだときに鼻から抜けるような香りというのも感じられない。

このグァテマラ豆の個性はどこにあるのか、もう少し探ってみたいので、今度はネルドリップしてみることにする。

ネルドリップで飲んだ感想

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ミカフェートで評判のグァテマラ豆をネルドリップすると濃厚でまろやかな味わいになり、これまでで一番おいしいコーヒーに仕上がった。

また、苦味が少し前に出てきたおかげで酸味が薄まったように感じられる。舌触りもまろやかで濃厚になったため、満足感を得られる一杯になった。

ただ、ネルドリップでようやくおいしく飲めるようになったというだけで、100gあたり1156円という値段に見合った味わいかといわれれば、やはりそう思えない。

最後は、バランスのいい味に整えながら豆本来の味も抽出してくれるという、まさに良いとこ取りのKalitaドリッパーで抽出してみる。

Kalitaドリッパーで飲んだ感想

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Kalitaドリッパーで抽出すると、アーモンドのような豆本来の味わいがほどよく感じられ、苦味や酸味のバランスが均一に整って飲みやすい一杯になる。

このバランスの良い味わいは、多くの人に好まれそうだ。

しかし、やはりKalitaで抽出しても特筆すべき風味は感じられず。

「ミカフェートのグァテマラ サンミゲルって豆、ちょっと高いけど買ってみようかな?どうしようかな?」

そんな迷いを抱きながら、ここを訪れてくれたあなたには申し訳ないが、残念ながら背中を押してあげることができない。

このコーヒー豆が100g600円くらいの値段であれば、もう少しおすすめできたかも知れないが、100g単価1156円は高いと言わざるを得ない。

まとめ

  • ミカフェートで評判の豆「グァテマラ サンミゲル」は 160g 1850円。
  • 豆はペットボトルに入っていて、脱酸素剤入り。
  • 香りはアーモンドやシナモン、よーく匂うとチョコレートのような甘さを感じられる。
  • キレのよい苦味とシャープな酸味が特徴。豆本来の味はアーモンドっぽい。
  • 100g換算で1156円の価値を僕には感じられなかったが、ネルドリップ抽出が濃厚で酸味が少なく、芯のある苦味を感じられてもっともおいしい。

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総額100万円以上を使っている自腹レビューです。100g 700円前後のコーヒー豆を中心に紹介しています。

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