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パナマコーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆を紹介

2021年5月26日

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パナマコーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆を紹介

2021年5月26日

今回はパナマで栽培されているコーヒーの歴史や品種について紹介します。

パナマのコーヒー、と聞いてもあまりピンとこない人もいるでしょう。しかし、パナマ産のコーヒーは近年人気が高まっています。

本記事では、パナマ産コーヒーの人気の理由に迫るとともに、おすすめコーヒー豆を紹介していきます。


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コーヒーの産地パナマとは

コーヒーの産地パナマとは

パナマの産地について

パナマという産地は、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の境に位置するパナマ共和国のことを指します。国土の約8割を山や丘陵が占めていて、標高が高い地域です。

北西にコスタリカ、南東にコロンビアが接していています。首都はパナマ市です。そして近年注目されているコーヒーの産地の一つです。

パナマには「パナマ運河」があり、この運河を通過する船舶は多額の通行料を支払っています。この通行料はパナマにとって非常に大きな収入源となっています。

そのため、パナマは隣国のコスタリカと並び中米では裕福な国とされています。

パナマにおけるコーヒー栽培の歴史

パナマにおけるコーヒー栽培の歴史は、19世紀頃の移民が発祥だと言われています。

以前のパナマのコーヒー生産量はコスタリカの10分の1程度であり、それほど栽培が盛んではありませんでした。

しかし、2004年に開催された「ベスト・オブ・パナマ」で、エスメラルダ農園が「ゲイシャ」という品種を当時としては破格の値段で出品しました。これがパナマコーヒー(ゲイシャ種)が世に広まった理由です。

その後、2019年の「ベスト・オブ・パナマ」ではエリダ農園がゲイシャ種を再び破格の値段で出品して、さらに人気が高まりました。

パナマ産コーヒー豆の栽培環境

パナマ産コーヒー豆の産地は、コスタリカとの国境に近い南東部のバル火山付近に点在しています。

他のコーヒー産地と比べて、火山炭性土壌・冷涼な気候・豊富な水など、コーヒー栽培に適した環境が整っているため、高品質なコーヒーが生産されています。

また、パナマはコーヒーを栽培する労働環境が整っていて、元々の地価が高いこともあり、コーヒー豆が高価になる傾向があります。

パナマ産コーヒー豆の生産状況

パナマ産コーヒー豆の生産状況は、2013年の統計データによると生産量は10,100トンです。これは、世界のコーヒー豆生産量の0.1%になります。

パナマに居住する先住民族は、コーヒー豆の生産によって生計を立てています。パナマ政府がコーヒー豆を害虫から守るために政策を講じるほど、パナマにおけるコーヒー豆の生産は重要な産業となっています。

もともとは生産量が少なく、知名度も低かったパナマ産コーヒーですが、前述の通り「ゲイシャ種」が注目されたことで認知度が高まりました。

パナマ産コーヒー豆の等級・グレード

パナマ産コーヒー豆の等級・グレードについて解説します。

パナマは生産地域によって標高が異なるため、標高によりコーヒー豆のグレードを決定します。

グレードは以下の通りです。

1、SHB(ストクリー・ハードビーン)標高1350m以上
2、HB(ハードビーン)標高1050~1350m
3、EPW(エクストラ・プライムウォッシュド)標高900~1051m

パナマ産コーヒーの特徴

パナマ産コーヒーの特徴

ではここから、パナマ産コーヒーの精製方法、味わい・香りの特徴を解説します。

コーヒー産地ごとの味や香りの特徴が分かると、自分好みのコーヒー豆を選びやすくなるので、チェックしてみてください。

パナマ産コーヒーの精製方法

パナマ産コーヒーの精製方法は、ハートマン農園というパナマの農園を例にあげると、ウォッシュド(水洗式)、パルプドナチュラル(ハニープロセス)、ナチュラル(ワイニープロセル)で生産しています。

精製とは、コーヒーチェリーから生豆を取り出す作業のことです。詳しい精製方法は以下の通りです。

ウォッシュドとは、収穫後、コーヒーチェリーを水で洗い流して粘液質を取り除きます。クリーンで均一な豆を精製することができます。

ハニープロセスとは、完熟のコーヒー果実の果肉を除去し、粘液質を残したまま乾燥させます。はちみつのような甘みとコクが特徴的な豆を精製できます。

ナチュラルとは、コーヒー果実を収穫した後、乾燥・脱穀して豆を取り出す方法です。コーヒーの独特な甘みを引き出しやすいというメリットがあります。

パナマ産コーヒーの味わい・香りの特徴

パナマ産コーヒーの味わいの特徴は、酸味がなく、柑橘系などの甘い香りとコクがあります。

香りの特徴は、柑橘系などのフロールさをもっていて、複雑で繊細な香りを楽しめます。

パナマ産コーヒーの品種・種類

パナマ産コーヒーの品種・種類

ゲイシャ種

ゲイシャ種は高級コーヒー豆として知られています。

コーヒー豆は大きく分けるとアラビカ種とロブスタ種の2種類があります。アラビカ種の突然変異によって生まれたとされるのがゲイシャ種です。

オレンジなどの柑橘系のようなフレッシュな味わいと、ワインのような繊細な香りが人気の種類です。

ティピカ種

近年では、パナマのゲイシャ種が人気ですが、伝統的なティピカ種にも魅力があります。まろやかな口当たりが秀逸なマイルドコーヒーです。

高級なゲイシャ種を栽培する農家が増えたため、伝統的なティピカ種を栽培する農家は少なくなっています。

ブルボン種

ブルボン種はコーヒーを栽培できる標高の一番高い地域で生産されます。コーヒーチェリーが激しい寒暖差の中で育つため、固く高密度なコーヒーができあがります。

こちらもゲイシャ種と同じアラビカ種に分類され、ティピカ種に並ぶ有名な品種です。ティピカ種よりも収穫量は多くなっています。

濃厚なコクと甘みが特徴の品種です。

パカマラ種

パカマラ種は、狭い土地でもコーヒーを多く生産できるようにするため、人工的に交配された品種です。アラビカ種に分類されます。コーヒー豆の粒がとても大きいのが特徴です。

軽い酸味と甘み、クリーミーな質感のバランスがとれた品種です。生産地によっては、スパイスなどの風味を感じることもできます。

パナマ産コーヒーの美味しい飲み方

パナマ産コーヒーの美味しい飲み方

品種や種類について理解を深めたところで、次はパナマ産コーヒーの美味しい飲み方を紹介します。

パナマ産コーヒーは豆の焙煎度合いや、コーヒー豆の挽き具合、淹れ方によって様々な味わいが楽しめます。

おすすめの焙煎度合い

パナマ産コーヒーのおすすめの焙煎度合いは、浅煎りです。

浅く煎ることで、コーヒー豆本来のフルーティーな甘みと酸味が際立ちます。

おすすめの挽き具合

パナマ産コーヒーのおすすめの挽き具合は、中細挽きです。

やや細めに挽くことで豆に触れるお湯の面積が増えて、ここでもフルーティーな甘みと酸味を際立たせられます。

おすすめの淹れ方

爽やかな味が楽しめるペーパードリップ方式がおすすめの淹れ方です。

150mlを2分(2分のうち蒸らしは1分)で抽出すれば、フルーティーさが際立つパナマコーヒーを楽しめます。

甘味、酸味を感じやすい85〜90℃の間で淹れるのがおすすめです。※沸騰させたお湯を常温のドリップケトルに移せば、90℃前後まで下げられます。

パナマのおすすめコーヒー豆3選

ここから、パナマ産のおすすめコーヒー豆3選を紹介します。

今回は、Amazonなどの通販や市販で気軽に買えるパナマ産コーヒーをセレクトしました。

Scrop COFFE ROASTERS :エスメラルダ農園 ゲイシャ ミディアムロースト 中煎り 100g(中挽き)

パナマのおすすめコーヒー豆3選

 

パナマといえば、やはりゲイシャ種のコーヒーです。

こちらのコーヒーは、パナマの有名農家「ラ・エスメラルダ農園」が手がける希少性の高い「プライベート・コレクション」です。

コーヒーが果物であることを思い出させてくれるおすすめコーヒーです。

北珈館:パナマ ハートマン農園

パナマのおすすめコーヒー豆3選

パナマの「ハートマン農園」が手がけるティピカ種の上質なコーヒー豆です。

熱帯の原山林の木陰という健康的な環境で、丹精を込めて育てられた最高グレードのコーヒー。苦みが少なく、甘い香りとコクが特徴的です。

サザコーヒー:パナマ・チリキナチュラル

パナマのおすすめコーヒー豆3選

フルトゥンゴ農園が手がけるカツアイ種のコーヒーです。

ドライフルーツのような香りと甘さ、濃厚なカカオ感を含むエキゾチックな味わいが特徴。パナマコーヒーの入門としてもおすすめです。

パナマ産コーヒーの特徴まとめ

今回は、パナマ産コーヒーの特徴について解説してきました。

フレッシュな香りと酸味が特徴のパナマ産コーヒーは、品質が高いことから近年人気が高まっており、コマーシャルコーヒーとは異なる魅力が感じられます。

ぜひ、ご家庭やお仕事の合間に、パナマ産コーヒーでゆったりしたひとときを過ごしてください。

パナマコーヒー以外にも、様々なおすすめコーヒー豆を下記で紹介しています。あわせてチェックしてみて下さい。


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  • この記事を書いた人

フラペチーノ山口(山口 誠一郎)

日本安全食料料理協会(​JSFCA)認定コーヒーソムリエ / 焙煎士。1,000種以上の通販コーヒーを飲む。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。TV出演。

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