本記事では、イタリアの元バリスタが家庭用エスプレッソマシンのおすすめ機種をランキング形式で紹介します。
「自宅で本格的なエスプレッソを味わいたいが、種類がたくさんあってどれを選べば良いのかがわからない」
「購入に失敗したくないから、おすすめのマシンを知りたい」
この記事では、このような悩みに答えていきます。
本記事の監修者:山口 誠一郎
コーヒーの専門家としてTV出演。文藝春秋(文春オンライン)コラム掲載。1,000種以上のおすすめコーヒー豆をレビュー。イタリア「Caffè Arena Roma」元バリスタ。
タップできる目次
- エスプレッソマシンとは?
- 家庭用エスプレッソマシンの種類【4種を解説】
- 家庭用エスプレッソマシンの選び方【考慮すべき6つのポイント】
- 家庭用エスプレッソマシンのおすすめ人気ランキング12選
- 1.デロンギ マグニフィカS ECAM22112B
- 2.デロンギ マグニフィカS ECAM23120BN
- 3.デロンギ スティローザ エスプレッソ・カプチーノメーカー EC235J
- 4.デロンギ エレッタ ECAM45760B
- 5.デロンギ デディカ アルテEC885J-BG
- 6.デロンギ アイコナコレクション エスプレッソ・カプチーノメーカー ECO310BK
- 7.ソリス バリスタ グラングストーSK1014
- 8.GAGGIAベサーナ HD8651
- 9.大作商事 小型エスプレッソマシン Handpresso
- 10.WACACO ナノプレッソ W-101
- 11.ネスカフェ ドルチェグスト ジェニオ2 MD9771-WR
- 12.ネスプレッソ エッセンサ ミニ
- 家庭用エスプレッソマシンのよくある質問
- エスプレッソマシンの関連記事
- 76種類のコーヒー豆を飲み比べてみた【ランキング一覧表】
エスプレッソマシンとは?
エスプレッソマシンとは、細かく挽いた粉に圧力をかけて短時間でコーヒーを抽出するマシンのことです。
豆を挽くところから抽出まで一貫して行えるタイプを全自動式といい、タンピングやホルダーの装着、スチームなどは人が行い、抽出は機械が行うものを半自動式と言います。
エスプレッソの特徴として下記の3つが挙げられます。
- 味わいが濃厚かつ雑味がない
- 加圧によりコーヒーオイルが乳化して口当たりがクリーミーになる
- カプチーノなど、ミルクとあわせたドリンクが楽しめる
エスプレッソは基本的に、25〜30秒で抽出を終えます。
ドリップコーヒーでは2〜3分かけて抽出するため、豆によっては雑味が出ることもありますが、エスプレッソは雑味が出る前に抽出を終えるため、濃厚ながらもすっきりと飲みやすいのが特徴です。
また、豆本来のフレーバーが凝縮されるため、今まで使っていたコーヒー豆の新しい美味しさを発見できる点も大きな魅力です。
家庭用エスプレッソマシンの種類【4種を解説】
家庭用エスプレッソマシンは、大きくわけて4種類あります。
- 全自動タイプ(ミル付き)
- セミオートタイプ(ミルなし)
- 手動タイプ(ミルなし)
- カプセルタイプ(ミル不要)
抽出までの工程をすべて自動で行える初心者向けのタイプから、手動でオリジナリティあるエスプレッソを作れる上級者向けのタイプまでさまざまです。
ここからは、選び方の参考にそれぞれの特徴を紹介します。
全自動タイプ
全自動タイプは、コーヒー豆の計量からグラインド、抽出やミルクフォームまで、すべての工程を全自動で行うマシンです。
特徴は以下の4点です。
- タンピングなどの技術が不要で、誰でも手軽にエスプレッソが楽しめる
- 味わいの濃さが簡単に調節できる
- スチーマーが付いているので簡単にラテが作れる
- クリーニングを自動で行ってくれる
エスプレッソをよく飲む人で、使いやすいモデルを探している人に一番おすすめです。
セミオートタイプ
セミオートタイプは、コーヒー粉をフィルターに敷き詰める「ドーシング」と「タンピング」を手動で行うタイプのマシンです。
特徴は下記の3点です。
- ドーシングやタンピング、温度や気圧調節も自分で設定できるため自分で淹れる楽しみがある
- コーヒー豆に合わせて条件設定を変えられるので、豆に合わせた抽出ができる
- 構成パーツが少ないので、故障しにくい
オートマチックに比べて工程が多く、エスプレッソの味だけでなく淹れる過程も楽しめるのが特徴です。
その日の気分で温度や蒸気をコントロールできるので、自分好みのエスプレッソを淹れたい方におすすめです。
手動タイプ
手動タイプはコーヒー豆を計量し、セットするところから抽出までの工程を手動で行うマシンです。
特徴は下記の3点です。
- すべての工程を自分の手で行うため、幅広い味わいの選択ができる
- 抽出も手動で行うので、自分で淹れた感覚を味わえる
- 構成パーツが少ないため、手入れが簡単。
セミオートタイプと似ている部分もありますが、より味にこだわりたい人におすすめです。
カプセルタイプ(ポッドタイプ)
カプセルタイプとは、コーヒー粉が1杯分ずつ小分けに密閉された専用のカプセルから自動でエスプレッソを抽出するタイプです。
特徴は下記の3点です。
- 技術が必要なく、誰でも美味しいエスプレッソが楽しめる
- 特殊加工されたカップにコーヒー粉が入っているため、鮮度が落ちにくい。(味や香りが長持ちする)
- マシンが汚れにくいため、手入れが簡単
- 手軽な反面、1杯あたりのコストは他機種に比べて割高
カプセル式は、コーヒー1杯分の粉が入った専用の「カフェポッド」または「カプセル」をセットして抽出するエスプレッソマシンです。
粉を計量する必要がなく、ワンタッチで簡単に抽出できるため、すぐにエスプレッソを飲みたいときに便利です。
ポッドやカプセルは密封されているので、香り、風味が落ちないのもポイント。マシンのデザインもおしゃれでコンパクトな機種が多いです。
家庭用エスプレッソマシンの選び方【考慮すべき6つのポイント】
家庭用エスプレッソマシンを購入する際は、以下の6つのポイントを考慮しましょう。
- 抽出圧
- タンクの容量
- 調整機能があるか
- ミルクフォーマーがあるか
- サイズ、デザイン
- 手入れのしやすさ
1.抽出圧
抽出圧は、9気圧あるマシンを選びましょう。マシンの抽出圧が低いとキメ細かく厚い層のクレマを作れません。
クレマはエスプレッソの上層にできるキメ細かい黄金の泡で、コーヒーの風味をカップの中に閉じ込める役割があります。
厚いクレマを作るためには、9気圧の抽出圧があるマシンを選べば、味はもちろん見た目にもこだわったコーヒーが淹れられます。
2.タンクの容量
タンクの容量は、1度に淹れたいコーヒーの量を考えて選びましょう。
エスプレッソ1杯は約30ccです。1人でエスプレッソを楽しむ場合は、大容量で高価なマシンは必要ありません。
3.調整機能があるか
調整機能は、エスプレッソを淹れる際に自分が何を求めるかで選びましょう。
豆の挽き方や、温度、濃度、蒸らし時間などを調整できる機能がついているマシンなら、より自分好みのエスプレッソを淹れられます。
手軽さを求めるなら調整機能が細かくないものを選びましょう。
4.ミルクフォーマーがあるか
カフェラテやカプチーノなど豊富な味が楽しみたい人はミルクフォーマーの機能があるものを選びましょう。
家庭でラテアートに挑戦したい人には必須の機能です。
ミルクを混ぜられるマシンを選ぶ際には、購入前に性能のチェックが大切です。
マシンによっては、可動域の狭さやパワー不足によりミルクをうまく混ぜられないといった可能性もあります。
特に、たくさんのミルクを泡立てたい人はよく確認をしておきましょう。
5.サイズ、デザイン
サイズやデザインは自分好みのものを選んで大丈夫です。
高機能なエスプレッソマシンになるほど本体のサイズが大きくなり、重量も重くなります。
設置する家庭に十分な場所が確保できるのか、よく確認をしておきましょう。
特に、ミルクフォーマー付きのタイプではミルクタンクが付属するので、さらに大型になる場合もあります。
設置場所に余裕がない人は、ミルクのタンクが付属していないものやシンプルで小さめなものを選びましょう。
6.手入れのしやすさ
構造が複雑なものは手入れに手間がかかります。手間がかかると掃除をおろそかにしがちになってしまうので、故障の原因にもなります。
全自動タイプでは、「自動洗浄機能」がついているものがあります。
自動洗浄機能は本体内部を自動で洗浄する機能や、コーヒーのカスを圧縮して固形で排出する機能があり、日々のお手入れが非常に楽になるのでおすすめです。
家庭用エスプレッソマシンのおすすめ人気ランキング12選
商品画像 | 商品名 | 最安値 | タイプ | タンク容量 | 調節機能 | セットできる コーヒー |
ポンプ気圧 | ミルク スチーマー |
自動洗浄 |
対応メニュー | ミルの刃 |
![]() |
デロンギ マグニフィカS ECAM22112B |
65,800円 Amazon |
全自動 | 1.8L | ○ | 豆、粉 | 9気圧 (内部15気圧) |
○ | ○ | コーヒー、カプチーノ、 エスプレッソ |
コーン式 |
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デロンギ マグニフィカS ECAM23120BN |
80,500円 Amazon |
全自動 | 1.8L | ○ | 豆、粉 | 9気圧 (内部15気圧) |
○ | ○ | コーヒー、カプチーノ、 エスプレッソ他 |
コーン式 |
![]() |
デロンギ スティローザ EC235J-BK(おすすめ!) |
18,000円 Amazon |
セミオート | 1L | ○ | 粉、ポッド | 9気圧 | ○ | × | カプチーノ、 カフェラテ他 |
ー |
![]() |
デロンギ エレッタ ECAM45760B |
184,124円 Amazon |
全自動 | 2L | ○ | 豆 | 9気圧 (内部15気圧) |
○ | ○ | コーヒー、カフェラテ エスプレッソ、フラットホワイト他 |
コーン式 |
![]() |
デロンギ デディカ アルテEC885J-BG (おすすめ!) |
39,855円 Amazon |
セミオート | 1L | ○ | 豆、粉 | 9気圧 (内部15気圧) |
○ | × | エスプレッソ、 カプチーノ他 |
ー |
![]() |
デロンギ アイコナ コレクションECO310BK |
23,867円 Amazon |
セミオート | 1.4L | × | カフェポッド、粉 | 9気圧 | ○ | × | エスプレッソ、 カフェラテ他 |
ー |
![]() |
ソリス バリスタ グラングストーSK1014 (おすすめ!) |
57,982円 Amazon |
セミオート | 1.7L | ○ | 粉 | 15気圧 | ○ | × | カプチーノ、カフェラテ他 |
ー |
![]() |
GAGGIAベサーナ HD8651 |
57,480円 Amazon |
全自動 | 1L | ○ | 豆 | 15気圧 | ○ | ○ | コーヒー、カプチーノ、 エスプレッソ他 |
フラット式 |
![]() |
大作商事 Handpresso |
20,000円 Amazon |
手動 | 50ml | × | 粉、ポッド | ー | × | × | エスプレッソ | ー |
![]() |
WACACO ナノプレッソW-101 |
11,008円 Amazon |
手動 | 80ml | × | 粉 | 18気圧 | × | × | エスプレッソ | ー |
![]() |
ネスカフェ ドルチェグスト ジェニオ2 MD9771-WR |
13,400円 Amazon |
全自動 | 1L | × | カプセル | 15気圧 | × | × | エスプレッソ、 カプチーノ他 |
ー |
![]() |
ネスプレッソ エッセンサ ミニ |
16,500円 Amazon |
全自動 | 600ml | × | カプセル | 19気圧 | × | × | エスプレッソ、 カフェラテ他 |
ー |
1.デロンギ マグニフィカS ECAM22112B
65,800円
はじめてのエスプレッソマシンに最適な簡単操作
カプセル式のコーヒーメーカーから乗り換える人や、初めてエスプレッソマシンを購入する人にとって、一番の候補になるのがデロンギのマグニフィカS(ECAM22112)でしょう。
カプセル式のエスプレッソメーカーを使っていた人にとっては、コクや深みが全然違うので満足すると思います。
抽出口の左側には、牛乳を泡立てラテを作ることができる「ミルクフロッサー」も付いています。
牛乳が入った容器に棒を入れて起動するとフォームミルクが作れるので、エスプレッソの上に乗せれば自宅でカフェラテが作れます。
コーヒーの苦さとミルクの甘さが引き立って美味しいので、外でカフェラテを飲む機会も減ると思います。
また、パンチの効いた濃いアメリカーノのようなコーヒーを作れる「カフェジャポーネ」という機能も搭載しています。ボタン1つで飲み分けることもできるので、たまにドリップコーヒー(みたいにさっぱりしたコーヒー)を飲みたい人にも便利だと思います。
マシン上部で未使用カップの保温もでき、コーヒーの抽出量や濃さもつまみを回すだけで簡単に調節ができます。
全自動で豆から挽けるマシンの中では比較的リーズナブルにも関わらず、自動で内部洗浄する機能も付いていて手入れも楽です。(日常のメンテナンスは、豆カスの廃棄とトレーの清掃くらい)
定期メンテナンスとして必要なのは、水管洗浄(カルキ抜き)とマシン内部に入り込んだ粉の清掃で、3か月ごとに行えばOKです。
▼デロンギ マグニフィカS ECAM22112Bがおすすめな人
- なるべく安い全自動エスプレッソマシンが欲しい
- メンテナンスが楽な機種がいい
- 保証がついていて、耐久性のある機種がいい
2.デロンギ マグニフィカS ECAM23120BN
80,500円
ECAM22112Bの上位機種
先ほど紹介したECAM22112Bと似ていますが、違いは以下3点です。
- 抽出ボタンの数(本品の方が1つ多い。ボタン1つでカフェルンゴも作れる)
- 抽出量調節の自由度(カフェジャポーネの抽出量を120~250mlで調節できる)
- スチームノズルフロス調整機能の有無(ミルク泡立て具合を、カプチーノ用の泡立てたミルクと、カフェラテ用の蒸気で温めたミルクの作り分けが可能)
一番大きな違いは、エスプレッソだけでなく、カフェ・ルンゴ(エスプレッソを3倍量のお湯(120ml)で抽出した飲み物)用のボタンがあり、ボタンひとつで作り分けることができることです。
▼デロンギECAM23120BNがおすすめな人
- 気分に応じて、エスプレッソとルンゴを飲み分けたい
- カフェジャポーネの抽出量も調整したい
- ミルクメニューを作るときに、ミルク泡立てとミルク温めを簡単に切り替えたい
3.デロンギ スティローザ エスプレッソ・カプチーノメーカー EC235J
18,000円
コスパ最強の家庭用セミオートマシン
コスパ重視の人に一番おすすめなのが、デロンギのスティローザです。
この機種はセミオートなので、タンパーで粉を押し、スチーマーでミルクを泡立てる必要がありますが、それが面倒でなければ2万円以下という手頃な価格で購入できるので、かなりおすすめです。(家庭用最強とも言われています。)
値段がリーズナブルな分、パワーの面では上位機種に劣りますが、仕上がりのエスプレッソの味はかなり美味しいです。
以下の動画で、実際の抽出からラテアートまで見ることができます。
動画にある通り、しっかりしたステンレス製のミルクスチーマーもついているので、ラテアートも問題なくできます。
シンプルで使いやすく、コンパクトで置き場所にも困らないので、コスパ最強の家庭用のセミオートマシンだと思います。
4.デロンギ エレッタ ECAM45760B
184,124円
デロンギ全自動エスプレッソマシンのトップの実力
デロンギの大容量、ハイスペックで最高峰のエスプレッソマシンです。抽出濃度・抽出量・温度設定をボタンで簡単に操作ができます。
ラテクレマシステムでカプチーノやカフェラテの他、フラットホワイト、エスプレッソマキアートなどのミルクメニューを作ることも可能。カフェに行かなくてもおしゃれなメニューが楽しめます。
5.デロンギ デディカ アルテEC885J-BG
45,775円
非常のクオリティの高いカフェラテが作れる
デロンギのデディカ アルテは、基本に忠実なエスプレッソ(9気圧、温度は90度、20秒間で30ccを抽出)を家庭で再現するために、業務用のマシンと同様のポンプ式を採用した機種です。
従来のデディカよりも圧力が改善されていて、パワフルな味のエスプレッソが抽出できるのが特徴です。
また。スチームノズルも前モデルより長くなっていて、さらにスチームのパワーも強化されているので、家でクオリティの高いカプチーノ、カフェラテが作れます。
ずばり、ラテアートの練習用マシンが欲しい人には一番おすすめの機種です。(スティローザよりもおすすめ)
第1のおすすめポイントとして、電源スイッチを入れてから抽出できるように温まるまで約40秒と、立ち上がりが早い。
第2に、スチームに切り替えてからの待ち時間も約15秒とスピーディー。(スチーム時間は平均40秒ぐらいで温まります)
前の機種になりますが、デディカとスティローザで、ラテアートを比較しているレビュー動画があります(デディカの圧勝でしたが)
デザインに関しても横幅15cmとスリムで、シルバーの本体がスタイリッシュです。
操作するボタンは3つだけなので、初心者の方でも扱いが簡単です。
6.デロンギ アイコナコレクション エスプレッソ・カプチーノメーカー ECO310BK
23,867円
美味しさへのこだわりが詰まったエスプレッソマシン
レトロで耐久性の高いメタルボディデザインが目を惹く小型エスプレッソマシンです。
カップを事前に温めておく事ができるカップウォーマートレイ付。温かいカップにエスプレッソを抽出することで、より綺麗なクレマを楽しめます。
7.ソリス バリスタ グラングストーSK1014
57,982円
機能、デザインともに10万円レベルのエスプレッソマシン
ソリスの「バリスタ グラングストーSK1014」は、6万円前後のリーズナブルさにも関わらず、58mmという業務仕様のポルタフィルター(バスケット)を装備し、PIDコントローラー機能(水温自動調整)も搭載しています。
使えるポルタフィルターのサイズは機種によって異なりますが、エスプレッソにこだわるなら58mmのポルタフィルターが使えるマシン一択です。
なぜなら、業務用サイズのバスケットを使える事で選択肢が大幅に増え、家庭用より品質が高いものを使えるからです。(バスケットは目立たないパーツなので軽視されがちですが、味を大きく左右するため超重要です。)
もう一つの「PIDコントローラー」ですが、これはエスプレッソ抽出時の湯温を安定させる装置です。
安価な機種にはPIDがないため、電源を入れたあと適温になるまで急激に温度が上がりますが、適温で正確に止めることができません。(温まりすぎる)
そこでヒーターを切って温度を下げるのですが、今度は冷めすぎてしまうので、再びヒーターを入れ、その繰り返しとなります。
この不安定な温度管理では、味にどうしてもブレが出てしまうため、品質がバラバラのエスプレッソになります。(水温は美味しいエスプレッソを抽出するうえで極めて重要)
つまり、SK1014は家庭用でありながら本格的なエスプレッソを抽出できるマシンと言え、この値段で買えるマシンの中では最強と言えるでしょう。
正直スチームは弱いのでラテアートの練習などには向きませんが、本物志向のエスプレッソを淹れたい人には一番おすすめです。
詳しい紹介は次の動画が参考になります。
8.GAGGIAベサーナ HD8651
57,480円
エスプレッソ発祥の地で誕生したエスプレッソマシン
豆を挽く・エスプレッソを抽出する・カスを捨てるまでの工程を全自動で行ってくれます。見た目もスタイリッシュで置き場を選ばないのも魅力的です。
非常に高性能なフラット式グラインダーを搭載しています。名前のとおり豆が平べったくなるように「カットする」ので、デロンギに搭載されているコーン式グラインダーで挽いた粉より、バスケットの中に粉をたくさん盛れるのが特徴です。
(それだけ味も濃厚になり、質感も増し、さらに粉から成分も抽出しやすくなるので美味しくなります。)
消音性にも優れているので、アパートやマンションでも使いやすいのが強みです。
9.大作商事 小型エスプレッソマシン Handpresso
20,000円
iFデザイン賞も受賞した小型エスプレッソマシン
電気もいらず片手でエスプレッソを抽出できる手動タイプのエスプレッソマシン。コーヒーの粉はもちろん、カフェポッドでの抽出も可能です。
本体はとてもコンパクトなのでキッチンの収納でも場所を取りません。またアウトドアや旅行の際や、オフィスなど出先にも持ち歩いてエスプレッソを楽しめます。
10.WACACO ナノプレッソ W-101
11,008円
旅行やアウトドアなどへの持ち運びが便利なエスプレッソマシン
336gと軽量でコンパクトな携帯用エスプレッソマシンです。専用ケースも付いているので、かばん等に入れて持ち運びやすいのが魅力的。
別途でアクセサリを購入すると、カプセルを使ったエスプレッソの抽出が可能になります。必要に応じてカスタマイズするのもおすすめです。
1人暮らしで1人分を手間なくエスプレッソを入れたい方、頻繁にはエスプレッソを飲まないという方には良いかもしれません。
11.ネスカフェ ドルチェグスト ジェニオ2 MD9771-WR
13,400円
いつでも誰でも新鮮で美味しいコーヒーを淹れられる
家電量販店でも見かけることの多いカプセルタイプのエスプレッソマシン。
エスプレッソの他カプチーノ・ティーラテ・宇治抹茶ラテなど家族で楽しめる15種類のメニューを堪能できます。
カプセル仕様なのでいつでも新鮮で、簡単1分でおいしいコーヒーメニューを味わえる点が魅力的です。
本体の価格も購入しやすい値段で高性能。ドルチェグスト専用のカプセルの種類はスターバックスブランドのものも発売されるなど今後も楽しみなラインナップです。
12.ネスプレッソ エッセンサ ミニ
16,500円
コンパクトでリーズナブルなエスプレッソマシン
カプセルをセットしてボタンを押すだけでエスプレッソが抽出できる簡単操作。エスプレッソは約40mlと約110mlのルンゴの2種類のカップサイズを選択して淹れることができます。
最大19気圧の圧力で抽出が可能です。そのため香り高く滑らかなクレマ、深いコクのある本格的なエスプレッソを楽しめます。
家庭用エスプレッソマシンのよくある質問
Q.エスプレッソマシンに使う豆は普通のコーヒー豆でも大丈夫ですか?
A.エスプレッソにはイタリアンローストと言われる「深炒り豆」を使用するのが一般的ですが、実際は浅煎りや中煎りのシングルオリジンでも美味しいエスプレッソが抽出できます。(酸味はありますが)
どこでも買えるコーヒー豆で、かつクレマが出やすいものだとKIMBOのイタリアがおすすめです。
Q.家庭用エスプレッソマシンだとお店のようなクレマができませんか?
A.家庭用マシンでも抽出圧が9気圧ほどあればお店のような厚いクレマを作ることができます。
豆によってもクレマが出やすい、出にくいがあります。先ほども紹介しましたが、どこでも買えるコーヒー豆で、かつクレマが出やすいものだとKIMBOのイタリアがおすすめです。
Q.エスプレッソマシンの音が大きい理由を教えてください。
A.エスプレッソマシンはコーヒー豆に高い圧力を欠けて抽出する方法なので、ある程度の音は発生します。
音がしないマシンは圧力が低く、美味しいエスプレッソは淹れられません。
どうしても、音が気になる場合には防振ゴムや防音シート、設置場所を変えるといった対策を取ることで音を小さくすることが可能です。
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