忖度のないレビューサイト「山口的おいしいコーヒーブログ」です。
今回は、炭火焙煎を行う高島屋珈琲の特徴と「マンデリン」を購入した正直な感想をレビューします。
※記事中の値段は全て税込です。
著者のプロフィール
タップできる目次
高島屋珈琲とは
全国でも数少ない「炭火焙煎」を行う
北海道函館市にある高島屋珈琲は、紀州備長炭を使った「炭火焙煎」を行います。
炭火仕様にカスタムしたフジローヤル製とディードリッヒIR-12などを豆によって使い分けます。
遠赤外線で炒り上げられた豆は、深いコクとキレの良い苦味が楽しめるようになります。
函館市内でも同店の豆を使っている飲食店は多いです。道内だけでなく日本全国に豆を卸しています。
業者が認める味でもあり、一部のコーヒーマニアも「かなり美味しい」と絶賛する隠れた名店です。
深煎りを常時30種類以上も取り扱う
高島屋珈琲では、深煎り(フルシティロースト)を中心に常時30種類以上の豆を取り扱います。
そのうちストレートが20種類ほどと非常に豊富なラインナップで、これだけの豆を扱っている店は全国でも珍しいでしょう。
しかも、どの銘柄も100gあたり500円〜600円とリーズナブルなのも魅力的。
お値打ち価格ですが、全国の飲食店や味にうるさいコーヒーマニアが買いだめするほどの美味しさです。
豆はネット通販、店頭で購入できる
北斗市 or 函館市の店舗か公式オンラインストアでコーヒーを購入できます。
豆のまま or 粉のいずれかを選べます。挽き具合の指定はできません。
お店では基本ペーパードリップで提供するので、粉もペーパー用の中細挽きと思われます。
送料は510円〜。5,000円以上を購入すると送料無料になります。
支払い方法はクレジットカード、コンビニ決済、Amazon Payなどに対応しています。
マンデリン・リントンニフタG1のレビュー
価格 | 550円/100g |
豆の産地 | インドネシア |
焙煎度合い | 深煎り |
マンデリンの中でも最高グレードのG1は粒が大きく、煎りムラもありません。
ドリップすると、アーモンドのような香ばしさが広がります。
実際に飲むと、深いコクとまろやかな甘み、キレの良い苦味が口に広がります。
コーヒーを飲み込むと、心地よいスモーキーな香りが鼻から抜けていきます。
どっしりとした苦味がありながらも、甘みも強いので全体的にマイルドな印象。
酸味はほとんどないので、どなたにも飲みやすいマンデリンです。
ネルドリップすると、シナモンやハーブを思わせるマンデリン特有のスパイス感が際立ちます。
エアロプレスで抽出すると、スパイス感に加えてチェリーのような酸味も際立ちます。
豊かな味わいながらもスッキリとした味が楽しめます。
総評
クセのない味で飲み手を選ばない一杯です。
これで100g550円はかなりお買い得でしょう。
スッキリとした苦味でスイーツのお供にもぴったり。
ミルクとの相性も良いので、カフェオレ用の豆が欲しい人にもおすすめです。
「マニアが買いだめする」というのも納得の美味しさで、コスパに優れた名品です。
お店で飲んだコーヒーのレビュー
今回は北斗市にある本店を紹介します。
お店は通りからは少しわかりにくい場所にありますが、店舗の入り口に「珈琲豆」と書かれたのぼりがあります。
のぼりのある細い路地は車で入れます。
店舗前に2〜3台が駐車できます。もし満車でも店員さんが別の駐車スペースを案内してくれます。
▲店内入り口
▲ゆったりとくつろげるソファー席
▲おしゃれなカウンター席
洋館を思わせるおしゃれな店内では、コーヒーやスイーツを楽しめます。
土日はデートに使うお客さんも多いそうで、ソファー席やテーブル席、広々としたカウンター席があります。
メニューに載っていない豆もオーダーできます。
ブラジルやキリマンジャロをはじめ、ウガンダやドミニカなど珍しいコーヒー豆も飲めます。
コーヒーは500円で2杯分とたっぷり楽しめます。
誰かとゆっくり話したい時などもリーズナブルに利用できるのが嬉しい。
エチオピア カッファG1(モカ)
ミルクは北海道産の生乳100%を使用。もちろん500円の中に含まれています。
コーヒーフレッシュは使いません。
お砂糖もコーヒー専用のシュガーを使うなど随所にオーナーのこだわりを感じます。
今回はエチオピアのカッファG1(モカ)を注文。
キリッとした苦味の中にワインのような風味と甘み、深いコクを感じます。
とても濃厚でまろやかな味わいで、フルボディのワインのような舌触りです。
飲み進めていくと、ダークチョコレートのようなコクのある味が表情を見せます。
ブラジル トミオ・フクダDOT(ドライオンツリー)
次にブラジルのトミオ・フクダDOT(ドライオンツリー)を注文。
この豆を手がける「バウ農園」にはタリーズ専用の区画があり、優れた風味の「ブルボン種」を栽培することで知られています。(ファセンダ バウという名の定番商品です)
ドライオンツリーとは、コーヒーチェリーを樹上で完熟させる製法のことで、濃厚な甘みとコクが生まれます。
実際に飲むと、深いコクとやさしい苦味、そして甘みの絶妙なバランスを感じます。
他店のバウ農園に比べると重厚な苦味ながらもキレがよく、何度の口をつけたくなる旨みがある。
どっしりとした味ですが、後味はさっぱりしていて非常に飲みやすいです。
ブルンジブルンディ
東アフリカのブルンジ共和国は、コーヒーの名産地ルワンダやタンザニアと国境を接します。
実際に飲むと、キャラメルのような甘く香ばしい味が口に広がります。
やわらかい苦味と豊かな甘みが織りなす「ふくよかな味わい」が印象的。
酸味は少なく、どなたにも飲みやすい味です。
コーヒーが冷めてくると、クルミのような味が表情を見せて、より奥行きのある味わいになります。
パプアニューギニア トロピカルマウンテン
パプアニューギニアは、1930年代にブルーマウンテンの苗木を持ち込まれたことがきっかけで、コーヒー栽培がスタートしました。
実際に飲むと、ブルーマウンテンのような透明感のある美味しさがあり、豊潤な甘みと優しい味わいが感じられます。
マイルドな味わいなのでカフェオレよりもブラックで飲むのに向いてます。
雑味のないクリアなコーヒーが好きな人におすすめです。
店舗情報・アクセス
・アクセス:北海道北斗市本郷2-28-16
(新函館北斗駅から車で6分)
・営業時間:12:00~17:00(日曜営業)
・定休日:なし
・駐車場:店舗前に3台ほど可
76種類のコーヒー豆を飲み比べてみた【ランキング一覧表】
人気のコーヒー豆76種類を飲み比べ、ランキング一覧表にまとめました。
全部紹介すると長くなるので、1位〜20位までのコーヒー豆の味わい・特徴をわかりやすく解説しています。
▼送料無料、初回500円など、お得なコーヒー豆を掲載しています