アイスコーヒーに使うコーヒー豆の焙煎度合いは一般的に「深煎りが適している」と言われていますが、これには3つの理由があります。
また、アイスコーヒーもホットと同じく、豆の産地や作り方(入れ方)によってバラエティ豊かな味わいが楽しめます。
本記事では、アイスコーヒーに使う豆の特徴や選び方、おすすめのコーヒー豆・粉を紹介します。また、カフェやコンビニで飲む一杯とひと味違うアイスコーヒーの作り方も解説します。
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タップできる目次
- アイスコーヒー豆の特徴
- アイスコーヒー豆の選び方
- アイスコーヒー豆おすすめランキング13選
- 1. 前田珈琲 スペシャルブレンド 「龍之助」
- 2.奥州珈琲 アイスコーヒーお試しセット
- 3.加藤珈琲店 「スペシャルアイスブレンド」
- 4.スターバックス 「アイスコーヒーブレンド」
- 5.ドリップコーヒーファクトリー 「アイスコーヒーブレンド」
- 6.BEAR’S COFFEE 「コーヒー豆アイス」
- 7.カルディ 焙煎珈琲アイスブレンド
- 8.キーコーヒー プレミアムステージ スペシャルブレンド(LP)
- 9.信州珈琲 「カフェインレスコーヒー アイスコーヒー用」
- 10.UCC 「おいしい カフェインレスコーヒー」
- 11.東京コーヒー 「オーガニックコールドブリュー」
- 12.BEANS TALK 「フレンチロースト」
- 13.TAIVAS スペシャルティコーヒー「ペルー」
- アイスコーヒー豆おすすめランキング13選 比較表一覧
- アイスコーヒーを作るなら軟水・硬水どっちが美味しいのか?検証してみた
- アイスコーヒーの美味しい作り方
- 76種類のコーヒー豆を飲み比べてみた【ランキング一覧表】
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アイスコーヒー豆の特徴
アイスコーヒーの味を決める主な要素は次の6つです。
- 豆の種類(品質)
- 焙煎度合い
- 豆の量
- 豆の挽き具合
- 豆の鮮度
- 水の種類(軟水・硬水)
上記6つの中で、苦味と酸味のバランスを大きく左右するのが、「2.焙煎度合い」「6.水の種類(軟水・硬水)」です。
水の種類ですが、日本では軟水を使うことがほとんどですが、ひとまず水の種類ごとの特徴を簡単にお伝えします。(検証結果は記事の後半で詳しく述べます。)
軟水で入れたアイスコーヒーは酸味があり、喉越しが軽くなります。硬水で入れたアイスコーヒーは酸味が少なく、苦味が際立ち、重量感のある喉越しになります。
次に「2.焙煎度合い」についてですが、「浅煎り」と呼ばれる豆の色が明るいコーヒーは酸味が強く、「深煎り」と呼ばれる豆の色が黒に近い茶色のコーヒーは苦味が強くなります。
市販、専門店を問わず、日本で販売されるアイス用の豆は、苦味が強い深煎りのコーヒー豆を使うのが一般的です。
なぜ深煎りのコーヒー豆を使うのか?
冒頭でもお伝えしたように、アイス用のコーヒー豆は一般的に「深煎りが適している」と言われていますが、これには3つの理由があります。
1.日本では古くから深煎りコーヒーが親しまれてきた背景がある
日本で喫茶店が流行り始めた頃は、酸味が強い「浅煎り」が主流でした。
しかし、当時は現在のようにフルーティーで美味しい浅煎りコーヒーが流通することは少なく、「浅煎りコーヒー=酸っぱくて飲みにくい」と敬遠されていました。
そこで各喫茶店では、焙煎業者から仕入れた浅煎りのコーヒー豆を再度煎り直し、「深煎り」にすることを試みます。
すると酸味が少なくなって飲みやすくなったことから、次第に「自家焙煎」という考え方が日本で広まり、「深煎り」という楽しみ方が普及します。
また、日本にはコーヒーそのものの味わいを重要視するヨーロッパなどと異なり、「喫茶店でスイーツと一緒にコーヒーを飲む」という楽しみ方があります。
苦味のある深煎りアイスコーヒーは、チョコレートやチーズケーキなどの濃厚でコクのあるスイーツと相性が良く、お互いのおいしさを引き立てたり、後味も「浅煎りより深煎りの方がすっきりしている」と感じやすい傾向にあります。
上記のような理由が複雑に絡み合って、日本ではアイス・ホットに限らずコーヒーは深煎りが主流なのだと考えられています。
2.安価なコーヒー豆は深煎りの方が飲みやすい
市販のアイスコーヒー豆の焙煎度合いを見ると、ほとんどが中煎り、深煎りの豆をブレンドしたもので、浅煎り豆だけを使った商品はほとんど販売されていません。
市販のコーヒーには「ロブスタ種」という豆がブレンドされています。高品質な「アラビカ種」よりも味が劣る反面、病気に強く生産性が高い(安価)ため、アイスの缶コーヒーや深煎りのレギュラーコーヒー(市販品)などに使われます。
ロブスタ種は元々、フルーティーな酸味がほとんど感じられず、香ばしさや苦味が特長なので、深煎りにローストしてアイスコーヒー用の豆にブレンドすることで味全体に力強いアクセントを加えることができます。
安価なロブスタ種でも深煎りにしてブレンドすれば、氷が溶けてもコーヒーらしい香ばしさや苦味が感じられ、飲みごたえのある味わいを楽しめます。
3.酸味が少ない方が後味がすっきりして、キレが良い
ハンドドリップしたコーヒーを焙煎度別に飲み比べて、味を比較・検証しました。
それぞれを20℃まで冷まして飲んだところ、イタリアンからシティロースト(極深煎り〜中煎り)までのコーヒーはキリッとした苦味があり、酸味が少なく、後味がさっぱりして爽やかな印象でした。(アイスコーヒー向き)
一方ハイロースト〜シナモンローストのコーヒーは苦味よりも酸味が強く、甘酸っぱい余韻が長く続く印象でした。(人によっては飲みにくいと感じそうな味わい)
冷めても多くの人に「美味しい」と言われそうなコーヒーは極深煎り〜中煎りだったため、日本で流通するアイスコーヒー用の豆も中煎り以上の焙煎度合いが一般的であると考えられます。
冷たいコーヒーは酸味を感じやすい?
食べ物や飲み物の味は、温度により感じ方が異なり、「温かいコーヒーは苦味を感じやすく、冷たいコーヒーは酸味を感じやすい」と言われています。
しかし、実は「酸味は温度による変化があまりない」と述べている文献もあるため、「アイスコーヒーの豆が深煎りな理由は、人間の味覚は冷たいものに対して酸味を強く感じやすいため、それを考慮して深煎りにする」と言い切れない部分があります。出典:食べ物と温度の関係
アイスコーヒー豆とホットコーヒー豆に違いはない
アイスコーヒー用の豆とホットコーヒー用の豆には違いはありません。
強いていうなら、これまでお伝えしてきた「焙煎度」の違いはありますが、 アイスコーヒー用として販売されているコーヒー豆もホットで飲むことができます。
実際に、カルディで販売されているアイスコーヒー用の豆は、ホット用の「イタリアンロースト」と同じ商品です。
▲カルディのイタリアンローストは夏になると「アイスブレンド」として販売される
アイスコーヒー豆の選び方
ここから、自分に合ったアイスコーヒー豆を選ぶコツをお伝えします。選ぶ際には、次の2つをチェックします。
- 焙煎度合い・挽き方・豆の量
- コーヒー豆の産地
アイスコーヒーに合う焙煎度合い・挽き方・量
3つの焙煎度合いから選ぶ
ここまでお伝えしてきたように、アイスコーヒーにはフルシティロースト以上の「深煎り」を使うのが一般的ですが、近年では浅煎りのコーヒー豆を使うこともあります。
浅煎りの豆で淹れたアイスコーヒーは、フルーティな味になりやすい傾向にあります。
ただし、ドリップしたコーヒーを急冷させる方法だと酸味の角が立ちすぎて飲みにくい場合があるので、マイルドな味になりやすい水出しで抽出するのがおすすめです。
浅煎りでアイスコーヒーを作る場合、紅茶のような味わいのエチオピアや、柑橘系のような酸味が特徴のケニア、ルワンダなどアフリカの豆が人気です。
また、中煎りのコーヒー豆を使うことで、甘さと酸味のバランスが楽しめるアイスコーヒーになります。人気の産地はブラジルやコロンビア、グアテマラなどの中南米です。
深煎りの豆を使う場合は、中南米の豆に加えてインドネシアのマンデリンやトラジャなどの銘柄も相性が良いです。
挽き方は「中細挽き」か「中挽き」がおすすめ

コーヒー豆の挽き方5段階
コーヒーの味は焙煎度のほかに、豆の挽き方(粉砕した豆の粒の細かさ)も決め手になります。豆の挽き方には5段階あり、その粒度によって味や風味は変わるのが特徴です。
アイスコーヒー用の粉を店で選ぶときや、自分で器具を使って豆を挽くときは「中細挽き」か「中挽き」が一般的です。
ドリップしたコーヒーを急冷してアイスコーヒーにするなら中細挽き、水出しアイスコーヒーなら中挽きにすることで雑味がなくクリアな味わいになります。
豆の量はいつもの2倍がおすすめ
ドリップしたコーヒーを急冷してアイスコーヒーを作る場合、豆の量をいつもの2倍にすると美味しく淹れることができます。
例えば、 150mlのホットコーヒーを入れる際に12gの豆を使っている場合、豆を24グラム使って150mlのコーヒーを抽出します。
ホットコーヒーを淹れる時と同じ豆の量だと、氷が溶けた時に味が薄くなるので、まずは2倍の豆量を目安に好みの量に調節すると良いでしょう。
アイスコーヒーにすると美味しい豆の産地・種類
コーヒー豆には1種類で販売されている「ストレート(シングルオリジン)」と、数種類のコーヒーが合わさった「ブレンド」があります。
アイスコーヒーと相性が良いストレートといえば、ブラジルやコロンビア、グァテマラ産など中南米のコーヒー豆がメジャーです。
コーヒーならではの苦味にマイルドなコクや甘味も豊富で、全体的にバランスの良い風味を持っており、これらの豆はアイスコーヒーに向いています。
また、「ブレンド」はお店によってテイストが異なりますが、複数の産地のコーヒー豆が合わさることで味に厚みが生まれて、冷たい状態でも「ふくよかな味わい」を楽しめる傾向にあります。
ブレンドされたアイスコーヒー用の豆は、冷たい状態でも美味しく飲めるように研究されたものが主なので、初心者の方はブレンドから試すと良いでしょう。
セブンカフェのアイスコーヒーは中南米のコーヒー豆を使用
2013年の登場以来、挽きたて煎れたての本格的な味わいをお手頃価格で楽しめるセブンカフェのアイスコーヒー。
アイスコーヒーが好きな人の中には、自宅でセブンカフェのアイスコーヒーの味を自宅で再現したい人もいるかと思います。
セブンイレブンに確認したところ、残念ながらセブンカフェで使用しているアイスコーヒー用の豆は販売されておらず、今後も販売する予定は未定とのことなので、似たような豆を探すしかありません。
2020年から毎年、アイスコーヒー豆のリニューアルを行っているため、ブレンドの比率や焙煎度合いなどは発売当初と異なりますが、現在はグアテマラ、タンザニア、コロンビア、ブラジル産の4種類のコーヒー豆を使用しています。
豆の並び順から察するに、おそらくグァテマラの比率が最も高く、次にタンザニアの豆を多く配合していると思われます。(詳しいブレンドの比率は非公開)
それぞれの豆を個別に極深煎り、深煎り、中深煎り、中煎りに分ける「クワトロ焙煎(4段階焙煎)」を採用。
甘く芳醇な香りをアイスコーヒーでも感じられるよう、2022年7月4日にグアテマラ豆の比率をアップするリニューアルを行っています。出典:セブンイレブンジャパン公式サイト
味わいや風味に優れている「アラビカ種」というハイグレードの豆を使用し、これらの豆は「ウォッシュド(水洗式)」と呼ばれる精製処理が施され、クリアな味わいが楽しめるようになっています。
さらに軟水で抽出することで、軽い喉越しとアラビカ種の特徴的な「酸味」をほどよく感じられ、夏にぴったりの味わいが楽しめるようになっています。出典:セブンカフェ プレスリリース
アフリカのタンザニア(日本ではキリマンジャロという名称で販売されている)の豆が含まれているものの、他の3種類は中南米のコーヒー豆を使用しています。
セブンカフェのアイスコーヒーが好みなら、中南米の豆をブレンドした商品を選ぶと良いでしょう。
アイスコーヒー豆おすすめランキング13選
アイスコーヒー用のコーヒー豆には豆の状態で売っているもの、すでに挽かれて粉になっているもの、水出し用バッグ、アイスコーヒー用ドリップバッグなど、さまざまなタイプがあります。
一つの豆でドリップと水出しを両方楽しむなら「豆のまま」で購入し、好みの挽き具合で調整します。豆を挽く道具を持っていない場合は粉の状態の商品か、水出し用バッグなどを選びましょう。
1. 前田珈琲 スペシャルブレンド 「龍之助」
価格 | 1,200円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 600円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 120円 |
豆の産地 | ブラジル・コロンビア・グァテマラの3種ブレンド |
焙煎度合い | 中煎り |
豆の品種 | アラビカ種 |
京都を代表するコーヒー豆の専門店「前田珈琲」が手がける龍之介は、国内だけでなく世界各国にもファンが多い看板商品です。
味はしっかりとしたストロング感とスッキリとした後味が特徴です。
苦味の中に甘みを含んだ酸味がほどよく感じられ、フルーツのような味わいをほのかに感じます。
コーヒー豆はブラジル、グァテマラ、コロンビア、3種のコーヒー豆がブレンドされ、何百もの農園の豆から選び抜かれています。
中でもグァテマラの豆は名門農園として知られる「エル・インヘルト農園」で特別に栽培されたもの。ほどよく酸味もあるので、爽やかなアイスコーヒーが好みの人におすすめです。
2.奥州珈琲 アイスコーヒーお試しセット
価格 | 800円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 400円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 80円 |
豆の産地 | 記載なし |
焙煎度合い | 極深煎り |
豆の品種 | 記載なし |
昭和35年創業の老舗、奥州珈琲が手がけているアイスコーヒー専用の豆です。
このお店では自家焙煎した高品質なスペシャルティコーヒーをお手頃価格で買えるのがポイント。そこまで知名度は高くないですが、 楽天市場では500件を超える高評価レビューを獲得しているお店です。
酸味がほとんどなく、キリッとした苦味とコクが感じられます。苦味は突き刺さるような感じではなく、マイルドなので誰にでも飲みやすい味に仕上がっています。
手頃な価格の割にパッケージングはしっかりしており、完全密封の状態で届きます。そのため開けた時も香りが良く、豆も新鮮です。
3.加藤珈琲店 「スペシャルアイスブレンド」
価格 | 2,698円 |
内容量 | 1,000g(500g×2袋) |
100g単価 | 270円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 54円 |
豆の産地 | ブラジル・コロンビアの2種ブレンド |
焙煎度合い | 深煎り |
豆の品種 | アラビカ種 |
愛知県名古屋市に拠点を持つ「honu加藤珈琲店」は、世界各国の産地から50種類ものコーヒー豆を取り寄せ自家焙煎しています。
商品のラインナップも豊富にあり、アイスコーヒー部門だけでもアイスコーヒー豆が3種、水出しコーヒー粉が2種、リキッドが4種、揃っています。
中でもスペシャルアイスブレンドは、南米コロンビアとブラジルの豆を使用していて、ほどよい香りとコクが楽しめます。
値段が安いためか、粉の状態で注文すると挽き方にムラが生じる場合があります。自宅にグラインダーがあるなら豆で購入して自宅で挽く方のがおすすめです。
4.スターバックス 「アイスコーヒーブレンド」
価格 | 1,724円 |
内容量 | 280g(140g×2袋) |
100g単価 | 600円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 120円 |
豆の産地 | ラテンアメリカ |
焙煎度合い | 中煎り |
豆の品種 | アラビカ種 |
ストレートでもミルク入りでも、また温冷問わずどんな場面でも美味しく飲めるように作られた、スターバックスの「アイスコーヒーブレンド」。
ほのかな酸味の中に、お店で飲むような強い味わいがあります。水筒に入れても美味しさが十分長持ちし、氷で薄まってもコクが感じられるのがポイント。
値段はやや高めですが、スタバと同じ味を家でリーズナブルに飲めるのでお得感があります。
5.ドリップコーヒーファクトリー 「アイスコーヒーブレンド」
価格 | 1,836円 (送料+1000円) |
内容量 | 1,000g(500g×2袋) |
100g単価 | 184円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 37円 |
豆の産地 | ブラジル・ホンジュラス |
焙煎度合い |
記載なし
|
豆の品種 | アラビカ種 |
コーヒー鑑定士の資格を持つスタッフが、自ら産地を訪れて厳選したスペシャルティコーヒーを販売しています。
コーヒー豆の焙煎には、世界的に有名なロースターや丸山珈琲などでも使用している「LORING SMART ROASTER」という焙煎機が使われています。
送料が1,000円かかるのはネックですが、雑味がなくクリアな味が楽しめます。ドリップ、水出しどちらで抽出してもキレの良い味わいが感じられます。
6.BEAR’S COFFEE 「コーヒー豆アイス」
価格 | 1,650円 |
内容量 | 400g |
100g単価 | 413円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 83円 |
豆の産地 | コロンビア |
焙煎度合い | 深煎り |
豆の品種 | アラビカ種 |
「ワンランク上の深煎りアイスコーヒー」をテーマに、コロンビア産のハイグレード豆をブレンドしています。
焙煎にもこだわり、炭化による余分な苦味をできる限り抑え、釜の余熱でゆっくりと時間をかけて煎っています。そのため、マイルドな苦味が味わえます。
7.カルディ 焙煎珈琲アイスブレンド
価格 | 680円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 340円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 68円 |
豆の産地 | ブラジル・コロンビア他 |
焙煎度合い | 深煎り |
豆の品種 | アラビカ種 |
毎年夏にカルディで人気ナンバーワンの座を占める商品です。ブラジル本来の濃厚な苦味にチョコレートやブラウンシュガーのような後味も楽しめます。
水出しにするとクリアで透明感があり、キャラメルのような豆の香りが引き立ちます。実はこのコーヒー豆、冬には「イタリアンロースト」として販売されている商品なので、一年中飲めるのもポイントです。
8.キーコーヒー プレミアムステージ スペシャルブレンド(LP)
価格 | 542円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 271円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 54円 |
豆の産地 | ブラジル・コロンビア他 |
焙煎度合い | 中深煎り |
豆の品種 | アラビカ種 |
百貨店からスーパーマーケットまで比較的どこでも購入できて、コスパも抜群と評判の「キーコーヒー」のスペシャルブレンド。
国際味覚審査機構の開催する品評会で、11年連続受賞しているというキーコーヒーの中でも最も売り上げの高い商品です。
専門店のコーヒーと比べると、すっきりし過ぎた味で余韻が少ない印象ですが、ゴクゴク飲めます。
深みやコクというよりも、ほのかに酸味がありすっきりしたコーヒーが好きな人におすすめです。
9.信州珈琲 「カフェインレスコーヒー アイスコーヒー用」
価格 | 4,390円 |
内容量 | 1,000g(500g×2袋) |
100g単価 | 439円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 88円 |
豆の産地 | コロンビア |
焙煎度合い | 記載なし |
豆の品種 | アラビカ種 |
森林豊かな長野県にある信州珈琲は、小さな工房ながらリピーターも多いコーヒー店です。
このアイスコーヒーブレンドは「水抽式」という体に安全な方法で、カフェイン97%をカットして作られています。
香料や保存料も不使用なので、妊娠中や授乳中の人、刺激物に弱い人も安心して飲むことができます。
水出しにしても香りがしっかり感じられ、カフェイン入りのコーヒーと変わらない美味しさがあります。
10.UCC 「おいしい カフェインレスコーヒー」
形状 | 粉(コーヒーバッグ) |
価格 | 1,713円 |
内容量 | 530g(132g×4袋) |
100g単価 | 323円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 64円 |
豆の産地 | ブラジル |
焙煎度合い | 記載なし |
豆の品種 | アラビカ種 |
UCC上島珈琲の夏限定商品の水出し用コーヒーバッグです。
水出しに最適な量、挽き具合の粉がバッグに入っているのでそのまま就寝前にボトルに入れれば、朝には出来上がっているという手軽さが魅力です。
カフェインレスなのでコーヒーならではの苦味はあまり感じられませんが、麦茶のようにいくらでも飲めるので暑い日の水分補給にぴったりです。
このコーヒー豆の特徴は、豆にやさしい二酸化炭素抽出法でカフェインを取り除いていること。そのせいか、香りはとても豊かでカフェインレスとは思えないほどです。
11.東京コーヒー 「オーガニックコールドブリュー」
価格 | 1,348円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 674円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 135円 |
豆の産地 | ペルー |
焙煎度合い | 中深煎り(フルシティロースト) |
豆の品種 | アラビカ種 |
水出しコーヒー用に作られたダッチブレンド(浸透式)のコーヒー豆です。100%JAS認証の有機栽培コーヒー豆を使用していて、体にやさしいオーガニック商品です。
小ロットずつ焙煎しているので豆の鮮度が高く、アーモンドやミルクチョコレートのような甘味と香ばしさがあります。
香りや酸味は少ないコーヒー豆なので、ホットではなくアイスコーヒーとして飲むのがおすすめです。
12.BEANS TALK 「フレンチロースト」
価格 | 3,780円 |
内容量 | 2,000g(500g×4袋) |
100g単価 | 189円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 38円 |
豆の産地 | ブラジル・インドネシア |
焙煎度合い | 深煎り |
精製方法 | 記載なし |
豆の品種 | アラビカ種 |
深煎りでしっかりと焼き上げたビーンズトークの「フレンチローストブレンド」です。
深みのあるブラジルのコーヒー豆に、重量感のある味わいのインドネシア豆がブレンドされています。深みのあるコーヒーが好きな人で、かつコスパの良い豆をお探しの人におすすめです。
13.TAIVAS スペシャルティコーヒー「ペルー」
価格 | 1,650円 |
内容量 | 200g |
100g単価 | 825円 |
アイス1杯単価(20g単価) | 165円 |
豆の産地 | ペルー |
焙煎度合い | 中深煎り |
精製方法 | 記載なし |
豆の品種 | アラビカ種 |
アメリカスペシャルティコーヒー協会のカッピングテストにて87.5点という高得点を獲得したスペシャルティコーヒーです。
最高の鮮度で味わえるように、ペルーの農園から直輸入しています。ダークチョコレートのようなビターな味わいが特徴で、すっきりした後味が楽しめます。
どっしりとした味で飲む場合は豆を細挽きにすると、より厚みのある苦味とコクが生まれます。
アイスコーヒー豆おすすめランキング13選 比較表一覧
商品名 | 価格 内容量 1杯(20g)単価 |
販売サイト | 味の特徴 |
1.前田珈琲 スペシャルブレンド 「龍之助」 |
1,200円 200g 120円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
後味のスッキリ感と苦味とコクのストロング感が特徴。 |
2.奥州珈琲のアイスコーヒー 「お試しセット」 |
2,999円 500g×3袋 40円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
酸味がほとんどない。 キリッとした苦味とコクが感じられます。 |
3.加藤珈琲店 「スペシャルアイスブレンド」 |
2,698円 500g×2袋 54円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
コーヒー豆栽培のメッカ、南米コロンビアとブラジルの豆を使用。 豊かな香りとコクが楽しめます。 |
4.ネスレ日本スターバックス 「アイスコーヒーブレンド」 |
1,724円 140g×2袋 123円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
ほのかな酸味と、お店で飲むような強い味わいを楽しめます。 氷で薄まってもコクが感じられるのが魅力です。 |
5.ドリップコーヒーファクトリー 「アイスコーヒーブレンド」 |
1,836円 500g×2袋 92円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
雑味がなくクリアな味のコーヒー豆。 ドリップ、水出しどちらで抽出してもキレの良い味わい。 |
6.BEAR'S COFFEE 「コーヒー豆アイス」 |
1,650円 200g×2袋 83円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
焙煎にこだわったコーヒー豆。 まろやかな味わいが特徴。 |
7.カルディ 「焙煎珈琲 アイスブレンド」 |
680円 200g 68円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
ブラジル本来の苦味、甘味を楽しめます。 香り高く、しっかりした苦みが特徴。後味はすっきり。 |
8.キーコーヒー プレミアムステージ 「スペシャルブレンド(LP)」 |
542円 200g 54円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
コスパの良いコーヒー豆。 ほのかな酸味があるので、すっきりした味が好みの人におすすめ。 |
9.信州珈琲 「カフェインレスコーヒー アイスコーヒー用」 |
4,390円 500g×2袋 88円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
カフェインを97%カット、香料や保存料も不使用。 水出しでも香り高く味わい深いのが特徴。 |
10.UCC 「お・い・し・い カフェインレスコーヒー」 |
1,713円 132g×4袋 65円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
苦みが少なくさっぱり飲めます。 カフェインレスと思えないほど豊かな香りを楽しめます。 |
11.東京コーヒー 「オーガニックブレンド」 |
1,348円 200g 135円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
水出しコーヒー用に作られたコーヒー豆。 アーモンドやミルクチョコレートのような甘み、香ばしさが魅力。香りや酸味は控えめ。 |
12.BEANS TALK 「フレンチロースト」 |
3,780円 500g×4袋 38円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
ブラジルとインドネシアのコーヒー豆をブレンド。 軽やかな酸味と深い味が特徴。 |
13.TAIVAS スペシャルティコーヒー 「ペルー」 |
1,650円 200g 165円 |
Amazon 楽天 Yahoo |
ペルー直輸入のコーヒー豆。 芳醇な香りとビターな味わいが魅力。 |
アイスコーヒーを作るなら軟水・硬水どっちが美味しいのか?検証してみた
アイスコーヒーを入れるのに水は必要不可欠なものです。 一口と「水」といっても軟水、硬水の違いや水道水、ミネラルウォーター、井戸水などの違いがあります。
そこで今回は、水道水とミネラルウォーター(軟水)、コントレックス(硬水)で実際にアイスコーヒーを入れて味の違いを比較・検証しました。
氷の重量、抽出量、抽出時間、温度すべての条件を揃えて、純粋に水による味の違いを比較します。
水道水で入れたアイスコーヒーはほどよい苦味と酸味がある
まずは、水道水(浄水器なし)を使ってドリップしたコーヒーを100gの氷で急冷した後に飲みました。
ほどよい苦味と酸味があり、クセがなく飲みやすい「親しみのあるおいしさ」が感じられました。適度な酸味が後味を爽やかに仕上げています。
また、軽やかな喉越しでさっぱりとした口当たりが楽しめます。
軟水のミネラルウォーターで入れたアイスコーヒーは水道水と変わらない
次に、軟水のミネラルウォーターで入れたアイスコーヒーを飲んだところ、水道水を使ってドリップしたアイスコーヒーと味わいに大きな違いはありませんでした。
ほど良い苦味と微かな酸味があり、さっぱりとした味わいで飲みやすいです。 一般的な喫茶店などで楽しめるアイスコーヒーと遜色ないおいしさが感じられました。
カルシウムやマグネシウムが少ない軟水でコーヒーを入れた場合、コーヒーの成分と喧嘩することなく豆本来の香りや味わいを楽しめると言われています。出典:コーヒーに適した「水」の選び方
硬水で入れたアイスコーヒーは苦味が際立ち、酸味が少なく、重たい
最後に、硬水のミネラルウォーターで入れたアイスコーヒーを飲んだところ、これまで飲んだ軟水のアイスコーヒーよりも明らかに酸味が少なく、苦味が際立っています。
また、硬水ならではの重たい口当たりで、重量感のある喉越しです。飲み込んだアイスコーヒーがゆっくりと体内を通過していくのがわかります。
カルシウムやマグネシウムが多く含まれている硬水でアイスコーヒーを入れると、「しっかりとした苦味を楽しめる」と言われています。
硬水で抽出するとコーヒーの苦み成分が溶けやすく、軟水よりも苦いコーヒーになります。
また、コーヒーの味や香りに影響する「クロロゲン酸」も、軟水で入れたほうが多く抽出されるため、軟水で入れたコーヒーは酸味が引き立ちます。出典:【コーヒーと水の関係】水の硬度や温度はコーヒーの味にどう影響する?
3種類のお水でアイスコーヒーを飲み比べましたが、口当たりや味わいは各人の好みにもよると思います。
しかし、 個人的に親しみがあって飲みやすいと感じたのは水道水、ミネラルウォーターで入れた軟水のアイスコーヒーでした。喉越しも軽やかで、夏にぴったりの口当たりが楽しめます。
アイスコーヒーの美味しい作り方
水による味の違いを理解したところで、次は美味しいアイスコーヒーの作り方を紹介します。
代表的な作り方は次の2通りです。
- 水出しする方法
- ドリップで急冷却する方法
アイスコーヒーを水出しする方法
10年ほど前、アメリカで一大ブームを巻き起こした「COLD BREW(コールドブリュー)」。その後日本でも「水出しコーヒー」として話題になりました。
熱湯でドリップするよりも雑味が少なく、優しい味わいに仕上がりやすいのが水出しアイスコーヒーの特徴です。
基本の抽出方法は麦茶とあまり変わりません。
水出しコーヒーの作り方(7−8人分)
用意するもの
- 深煎りコーヒー豆・粉(中挽き、または中細挽き):100g
- お茶用の紙パック
- 常温の軟水(水道水でも可):1L
- ピッチャー(またはサーバー)
手順
- お茶用の紙パックに粉を入れ、ピッチャーの底に置く
- 1.に常温の水を静かに注ぐ
- 常温のまま1時間ほど置いておく
- 冷蔵庫で7−8時間寝かせ、最後に紙パックを取り出したらできあがり
※水出しコーヒーは、1-3日以内に飲み切りましょう。
アイスコーヒーをドリップで急冷する方法
ホットで淹れたコーヒーをそのまま急冷して、美味しさを閉じ込める方法です。
抽出方法は、ホットコーヒーを入れる時と同じです。
急冷式アイスコーヒーの作り方(1人分)
用意するもの
- 深煎り、または好みの焙煎度/中細挽きのコーヒー粉:25g
- お湯:150cc
- 大きめの氷(軟水で作ったもの)
- ドリッパー
- サーバー
- グラス:2つ
手順
- ドリッパーに粉をセットして細口のポットでお湯をゆっくりと注ぐ
- 1-2滴たらしたら、中心部にのの字を描くようにゆっくりとお湯を注ぐ(3回ほどに分けて)
- 2つのグラスにたっぷりの氷を入れておく
- 4.のグラスに熱いコーヒーを一気に注いで急冷し、少しかき回したらできあがり
76種類のコーヒー豆を飲み比べてみた【ランキング一覧表】
人気のコーヒー豆76種類を飲み比べ、ランキング一覧表にまとめました。
全部紹介すると長くなるので、1位〜20位までのコーヒー豆の味わい・特徴をわかりやすく解説しています。
▼送料無料、初回500円など、お得なコーヒー豆を掲載しています