忖度のないレビューを消費者目線で行う「山口的おいしいコーヒーブログ」です。
今回は、猿田彦珈琲の豆「旅の扉ブレンド」「猿田彦フレンチ」の正直な感想をレビューします。
※記事中の値段は全て税込です。
タップできる目次
猿田彦珈琲とは
有名なスペシャルティコーヒー専門店
猿田彦珈琲とは、東京の恵比寿を中心に新宿や表参道に店舗をかまえるスペシャルティコーヒー専門のカフェ。
元役者でオーナーの大塚朝之氏は元々、炭火珈琲を手がける名店「南蛮屋」で働いていました。
ここでコーヒーの魅力を知ったオーナーはその後、紙カップでスペシャルティコーヒーを提供するノルウェーの人気カフェ「Java(ヤヴァ)」と同じスタイルの店を出すことを決意。
紆余曲折ありながらも2011年6月に恵比寿本店をオープンします。
2022年現在、日本全国に17店舗あります。
なぜこんなに有名なのか?
2014年に大手飲料メーカー「ジョージア」の商品を監修したことがきっかけで全国的に知られるようになりました。
TVなどメディア露出が多く、コーヒー店の中でもトップクラスの知名度です。
COEにも参加
猿田彦珈琲はACEの会員で、丸山珈琲(軽井沢)と共同でカップオブエクセレンス入賞コーヒーの落札に継続的に関わっています。
他にもサザコーヒー、COFFEE COUNTY、27 Coffee Roastersなどと共同落札しています。
なお、2019年に国際審査のオブザーバーとして参加したグァテマラCOEにて初の単独落札をします。
(グァテマラのゲイシャ種を落札しました。)
浅煎りから深煎りまで幅広いラインナップ
猿田彦珈琲で取り扱う豆はブレンド、ストレート合わせて約12種類。
COE(カップオブエクセレンス)入賞豆など、世界的に評価される希少銘柄も取り揃えています。
焙煎度合いは浅煎りから深煎りまで幅広いラインナップです。
また、コーヒー生豆にウイスキーの香りをつけた「バレルエイジドコーヒー」も購入できます。
焙煎機はLoring社のSmart Roasterを使用
焙煎機は、アメリカのLoring社のSmart Roaster(スマートロースター)という熱風式を使用。
スペシャルティコーヒーの焙煎に適しているマシンの一つです。
※丸山コーヒーなどでも使用しています。
コーヒー豆のレビュー
旅の扉ブレンド
価格 | 760円 |
内容量 | 100g |
豆の産地 | コスタリカ、ブラジル、ケニア |
焙煎度合い | 中煎り(シティロースト) |
パッケージを開封すると、オレンジやレモンのような香りが広がります。
さっそく飲んでみると、柑橘系の果実を思わせるさわやかな酸味が口に広がります。
レモンティーのような味ですがマイルドな酸味で飲みやすいです。
苦味は控えめ。ほんのり甘みがあります。
冷めてくるとベリー系の味わいが感じられます。
感動するような美味しさはなく、平均的な中煎りコーヒーです。
Amazonで買える品でも同等のクオリティの豆は買えます。
猿田彦フレンチ
価格 | 950円 |
内容量 | 100g |
豆の産地 | ケニア、コロンビア、他 |
焙煎度合い | 深煎り(フレンチロースト) |
「猿田彦フレンチ」は一番人気の豆です。
深煎りながらも柔らかいクリアな苦味を目指して作られています。
ドリップすると、黒蜜のようなほんのりとした甘い香りが広がります。
一口飲んでみると予想よりもすっきりしていて飲みやすいです。
マイルドな苦味で柔らかい口当たりと濃厚な甘味が印象的です。
マンデリンやトラジャのようなボディ感が強いコーヒーが好きな人におすすめです。
総評
旅の扉ブレンドは美味しいですが特別感はありません。
有名店ならではの美味しさを期待せずに飲むなら購入もアリでしょう。
似たような味なら、サザコーヒーのスペシャルブレンドがコスパが良し。
猿田彦フレンチは思いのほか苦味がマイルドで優しい味わいです。
オーナーが元南蛮屋で働いていた人なので、味の方向性も似ています。
「うまか珈琲」という南蛮屋の主力商品なら100g648円で買えます。
コスパ重視ならこちらで良いでしょう。
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